[K'sBookshelf][Flower in Season]
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表紙を飾った花です。
これらの花は、[花の名前小辞典][花の図鑑]でもご覧いただけます。
季節の記述は、南関東が基になっております。
Mar/24/2024
「
セイヨウアブラナ【西洋油菜】」です。「ナノハナ【菜の花】」と呼ばれます。ただ、正確にいうなら、「ナノハナ【菜の花】」は、「
アブラナ【油菜】」や「セイヨウアブラナ【西洋油菜】」のアブラナ科アブラナ属の植物の「花」を指します。また、これら「アブラナ【油菜】」の名は、油(あぶら)が採れることによるもので、その油を「菜種油(なたねあぶら)」と呼びます。黄色い花が続きましたが、春に似合う花色ですね。
Mar/10/2024
Feb/25/2024
Feb/11/2024
「
ミチタネツケバナ【路種漬花】」です。アブラナ科特有の四弁花、真っ白で美しいです。ただ花径は2mm程で、見つけにくいかもしれませんね。草丈も花径もやや大きめの「
タネツケバナ【種漬花】」があります。開花期がほぼ同じで、見分けにくいですが、大きいか小さいか、です。いい加減かと思われるかもしれませんが、・・・。
Jan/28/2024
「
カンツバキ【寒椿】」です。「
ツバキ【椿】」の名がありますが、「
サザンカ【山茶花】」の一品種で、花びらが一枚ずつ散ります(椿は花びらがばらばらにならずに散ります)。一般的に樹高が低く、花はやや小ぶりで、道沿いのフラワーポットに植えられているのを見掛けます。優しいピンク色の花です。
Jan/14/2024
「
ソシンロウバイ【素心蝋梅】」です。蝋(ろう)のような質感の黄色の花を咲かせます。寒い季節にほっとするような色合いで、とても可愛らしいですね。「ソシン」は花びら全体が黄色で、中央が茶褐色にならないことを指す名です。これに対して、花びらの中央が濃い褐色になるものを「
ロウバイ【蝋梅】」といいます。
Dec/31/2023
「
アラセイトウ【紫羅欄花】」です。「ストック【stock】」という呼び名の方が、一般的でしょうか。アブラナ科の植物ですので、本来は一重の四弁花でしょうが、最近見掛けるものの多くは八重咲き種です。八重咲き種は華やかで可愛らしいのですが、一重の四弁花も、なかなか捨てがたいですよ。花色も豊富で、これからまだ暫くは楽しめます。
Dec/17/2023
Nov/19/2023
「
イヌタデ【犬蓼】」です。別名の「アカマンマ、アカノマンマ【赤飯】」の方が、通りは良いかもしれませんね。大変花期の長い花で、夏頃から咲き始め、この季節にも、まだ咲いています。ちなみに、名前の頭に「
イヌ」と付く植物は多いのですが、多くの場合、「役に立たない」という意味で名付けられます。そうかうもしれませんが、ちょっと残念ですね。
Nov/4/2023
「
ホトトギス【杜鵑草】」です。斑点が「ホトトギス(カッコウ目カッコウ科の鳥)」の腹部の斑紋に似ていることからの名だそうです。草丈は50cm前後と、それほど大きくはありませんが、独特の花の姿は、よく目立ちますね。「ホトトギス」は日本固有種で、
葉腋(葉の付け根)に数個の花を付けます。丁度、茎に沿って連なるように咲き、そこから交互に葉が広がるような感じです。よく似た「
タイワンホトトギス【台湾杜鵑草】」は、茎の先に枝を出して多くの花を付けます。茎の途中には、殆んど花を付けません。
Oct/22/2023
Oct/8/2023
「
コスモス【秋桜】」です。この季節は、やはりこの花ですね。とても可愛らしく、「秋桜」という漢字名も素晴らしい。「秋に咲く
サクラ(桜)に似た花」の意といわれます。春を代表する「サクラ(桜)」に対して、秋を代表する花、という意味合いもあるのかもしれません。色や品種も豊富です。
コスモス・キバナコスモス品種図鑑にまとめました。
Sep/24/2023
「
イタドリ【虎杖】」の雌花です。多くは、咲き始めから白花ですが、写真のように咲き始めは赤いものがあります。ただ、これも次第に白くなります。別種の「
ベニイタドリ【紅虎杖】」があり、こちらは最後まで赤色です。この二種の区別は微妙で、別種なのか、交雑種なのか、とても悩ましい。それはさておき、この根茎は「虎杖根ショウジョウコン」と呼ばれる生薬で、若芽は食用になるとのことです。
Sep/10/2023
「
ヒルガオ【昼顔】」です。優しいピンクの花です。春の終わりごろから秋口まで咲いています。でも、さすがにもう見納めの時期ですね。朝方に咲いて間もなくしぼんでしまう「
アサガオ【朝顔】」に対して、昼間でも咲いていることからの名です。やや小形の「
コヒルガオ【小昼顔】」があります。どちらもヒルガオ科ヒルガオ属で、どちらもとても可愛らしい。
Aug/27/2023
Aug/13/2023
Jul/30/2023
「
オシロイバナ【白粉花】」です。日が沈む頃から咲き始め、朝方まで咲き続けます。日中はしぼんでしまって、元気がありません。とても良い香りのする花ですが、とりわけ咲き始めの頃に香りが強いような気がします。花が散って、暫くすると、黒い種ができます。この種を潰すと中は白粉状(胚乳)で、これをおしろいの代用にした(広辞苑)ことから、「オシロイバナ」となりました。花色は白・黄・ピンク・赤・絞りなど多様ですが、この
花弁(かべん)に見えるものは
萼(がく)で、花弁(かべん)はないのだそうです。
Jul/16/2023
庭の「
マンリョウ【万両】」です。「
センリョウ【千両】」は、ほぼ咲き終わりましたが、その隣で「マンリョウ【万両】」が咲き始めました。白い五弁花で、冬になると実が赤熟します。「センリョウ【千両】」の実は真っ赤(赤朱色)ですが、「マンリョウ【万両】」の実は赤色で、やや大粒です。それが「サクランボ【桜ん坊】」のように枝垂れます。可愛らしいですよ。
Jul/2/2023
庭の「
センリョウ【千両】」です。花弁のない雌蕊(緑色)と雄蕊(黄色)のみから成る花です。可愛らしいですね。咲き終わると雄蕊(黄色)が落ちて、雌蕊(緑色)は晩秋から冬にかけて赤く熟します。この実もとても可愛らしい。隣で、今は蕾の「
マンリョウ【万両】」も、間もなく咲き出します。
Jun/18/2023
「
トマト【tomato】」です。黄色の五弁花です。綺麗な花ですね。咲き終わる頃から、小さな実が確認できます。下から上に向かって、順々に実が成り、熟していきます。手を加えれば、もっと美味しくなるとは思うのですが、放ったままでも、(5月初旬に苗を植えれば)7月から8月頃まで、毎日のように美味しいトマトが収穫できます。無精者には、うってつけですよ。
Jun/4/2023
「
ナンテン【南天】」が咲き始めました。メギ科ナンテン属で、中国原産の植物です。中国ではあまり利用されないようですが、日本では実や花が生薬として利用されます。秋になると葉は紅葉し、冬になると実が赤熟します。正月飾りなどに使われるのを見掛けますね。
May/21/2023
「
ジャガイモ【ジャガ芋】」の花です。茎の先に幾つもの五弁の
合弁花を付けます。品種によって花色に違いがあるそうで、白や薄紫、ややピンク色がかったものもあります。地下茎が肥大化したもの(「塊茎かいけい」といいます)が食用になります。今が花の盛りであれば、6月後半から7月頃が収穫期になるでしょうか。楽しみですね。
May/7/2023
「
ハルジオン【春紫苑, 春紫菀】」です。キク科ムカシヨモギ属の植物で、薄っすらとピンク色がかった可愛らしい花です。少し前から咲いていて、もうそろそろ終わりに近いかもしれません。この頃になると、大変良く似た「
ヒメジョオン【姫女苑, 姫女菀】」も咲き出します。見分けるのが難しいのですが、「ハルジオン」は葉の付け根が茎を抱くようになり、「ヒメジョオン」はほとんど抱きません。ちなみに、「ハルジオン」は「シオン紫苑」で、「ヒメジョオン」は「ジョオン女苑」です。
Apr/23/2023
「
モッコウバラ【木香薔薇】」です。バラ科バラ属で蔓性の低木で、枝に沿ってたくさんの花を付けます。見応えがあって、とても可愛らしいですね。一重咲きと八重咲きがありますが、見掛けるのは殆どが八重咲種です。薄黄色の「
キモッコウバラ【黄木香薔薇】」もあります。白花種よりも、こちらの方が見掛ける機会は多いでしょうか。
Apr/9/2023
Mar/26/2023
近くの公園の「
セイヨウタンポポ【西洋蒲公英】」です。在来種の「
カントウタンポポ【関東蒲公英】」がありますが、花だけでは見分けがつきません。
苞(ほう)が反り返るものが「セイヨウタンポポ【西洋蒲公英】」、カントウタンポポ【関東蒲公英】は反り返らない、と言われますが、交雑が進んでいて、区別はなかなか難しいといわれます。可愛らしい花ですから、単に「タンポポ【蒲公英】」として楽しむのも良いかもしれませんね。
Mar/12/2023
Feb/26/2023
Feb/12/2023
「
アラセイトウ【紫羅欄花】」です。「ストック【stock】」という呼び名の方が、よく知られています。アブラナ科の植物ですので、本来は一重の四弁花でしょうが、最近見掛けるものの多くは八重咲き種です。八重咲き種は華やかで可愛らしいのですが、一重の四弁花も、なかなか捨てがたいですよ。花色も豊富で、これからまだ暫くは楽しめます。
Jan/29/2023
「
キダチアロエ【木立アロエ】」です。一般には単に「
アロエ【Aloe】」と呼ばれますが、「アロエ」という呼称は、たくさんあるススキノキ科アロエ属の植物の総称です。肉厚の葉には有用な物質を数多く含み、内服して胃腸病や便秘などに、塗り薬として火傷や傷・虫刺されなどに効くそうで、「イシャイラズ【医者いらず】」とも呼ばれます。ただ、効用があるのは、アロエ属の中でも「キダチアロエ」や「
バルバドス・アロエ【Barbados aloe】(別名「アロエ・ベラ」)」などに限られるそうです。
Jan/15/2023