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参考にさせていただいた資料をご紹介いたします。
各資料の著者・出版社・関係者の方々に、厚くお礼申し上げます。
【大坂城】
岡本良一著/岩波書店/岩波新書
秀吉時代の大坂城はどのような規模で、どのように壮大なものであったのか。おそらくはきわめて簡単であろうと思われるにちがいないこの質問が、実は容易ならぬ大問題なのである。・・・
近時、城に関する出版物はかならずしも少なくない。しかしその多くは建築学的あるいは美術史的、もしくは歴史物語か観光の対象として、・・・書かれたものである。・・・しかし私は、この壮大な民族的な文化遺産が、どのような社会環境と条件のなかで、どのような人たちによって、どのようにして造られたものであるのか、大坂城というわが国第一級の城郭を通じて究明したかったのである。(同書「はしがき」より)
【カラーで読む関ケ原合戦】
【関ケ原合戦-家康の戦略と幕藩体制】
笠谷和比古著/講談社選書メチエ/講談社
関ケ原の地から目を転じたとき、・・・この地をめざして昼夜兼行の強行軍を続けている光景に出会うのである。それは家康嫡子の徳川秀忠がひきいて中山道を西上している三万余の軍勢であった。
しかも・・・この秀忠の率いていた三万余の軍勢は、徳川の主力軍であったということなのである。・・・つまり関ケ原の合戦において家康の周囲にあったのは徳川の主兵力ではなかったということであり、換言すれば、徳川主力軍の不在のままに関ケ原の合戦はたたかわれていたということになるのである。
・・・右の事実の解明と論証こそ、本書の中心的なテーマとなるところのものである。(同書「はじめに」より)
【関ケ原合戦-戦国のいちばん長い日】
【関ケ原合戦のすべて】
【関ケ原合戦の人間関係学-歴史心理学から見た家康の性格】
中西信男著/新人物往来社
歴史的人物についてはその個人と社会とのかかわりを包括的完結的にとらえることで、今日に生きている個人では、個人も社会も変動の渦中にあって、全体として把握することは不可能であるから、その点からも歴史心理学的アプローチは人格形成の過程を歴史的状況のなかで包括的に理解するのに大いに役立つと思われる。
ここでは家康という覇王の人間形成の軌跡をたどりつつ、幼児期における外傷体験を根幹として、その人生の臨界期である関ケ原合戦を中心に、諸大名や家臣たちとの人間関係の成立過程を分析してみたのである。(同書「はじめに」より)
【戦国10大合戦の謎】
小和田哲男著/NEW INTELLECT 19/PHP研究所
合戦は、それ自体、生死をかけた壮大なドラマであるが、本書は、ただ闘いの具体的な経過を記述するのではなく、「そのときトップはどう決断したか」、「そのときサブ・リーダーはどう考えたのか」をメイン・テーマに戦国合戦の謎にせまってみたい。
そして、もう一つの本書のテーマは、それぞれの合戦に関する通説となっている史実のの見直しである。(同書より)
【大日本讀史地図】
【徳川家康史談】
【徳川家康事典】
藤野保・村上直・所理喜夫・新行紀一・小和田哲男編/新人物往来社
【徳川家康のすべて】
【豊臣秀吉】
鈴木良一著/岩波新書/岩波書店
私は生きた人間のたたかいの歴史が書きたい。政治の歴史も、経済の歴史も、精神の歴史も、そういうものとして書きたい。歴史上の事実を必然という名のもとに、そうなるよりほかなかったかのように写しだすのが歴史の学問なら、私は躊躇なく歴史学をすてる。もっとも、それよりさきに、歴史がそんな学問をすてるだろうが。(同書「あとがき」より)
【豊臣秀吉のすべて】
【日本の歴史12 天下一統】
【日本の歴史13 江戸開府】
【史料大系 日本の歴史 第4巻 近世Ⅰ】
【信長と秀吉】
井上鋭夫著/日本の歴史文庫10/講談社
【甫庵太閤記】
小瀬甫庵原著、吉田豊訳/教育社新書/教育社
小瀬甫庵の「太閤記」は・・・伝記としては歴史的事実についての不正確さが目につき、文学書としてみれば著者甫庵の道徳思想があらわに出すぎて説教臭が鼻につく。このため特に歴史学者からは「史料的価値に乏しい」として軽視されつづけてきたのである。だが「太閤記」はそのような否定的評価にもびくともしないだけの、しぶとい生命力を備えている。江戸時代から現代に至るまで、広く大衆に愛されてきた読み本、講談、歌舞伎、映画、小説などさまざまな"秀吉もの"は、その源流をたどっていくと、結局は甫庵のこの著作がタネ本となっていることが、それを証明している。(同書より)
【三河物語】