[
小説
時]
[190 終章]
190 終章
二日後、混雑した列車に乗った。雪のために二時間程も遅れて到着した列車は、慌てて駅を離れた。頻りに身体を揺すりながら、列車は急いだ。
しかし、恐らく、どんなに急いでも、最後まで、この遅れを取り戻すことはできないだろう、と考えていた。
-Jul/15/2000-
・・・完・・・