【日本語を読むための漢字辞典】 『中学生にもわかる漢字豆知識』 |
1.漢字の歴史
2.漢字の形のなりたち
今から1,900年前、許慎という人が書いた『説文解字』という字書に漢字のなりたちを六とおりにわけて解説してあります。
漢字の作られ方を説明した「象形・指事・会意・形声」の四つと、漢字の使い方についての「転注・仮借」の二つをあわせた六つの分類で、「六書」と呼ばれます。
3.日本人が作った漢字
漢字は、中国でのみ作られたものではなく、日本でも中国での作り方をまねて作られました。
「辻・凧・峠」などがそれで、国字あるいは和製漢字と呼ばれています。
国字には、訓のみで音がないものが多いのですが、「働」のように「ドウ」という音を持つものや、「鮟鱇」の「鱇」のように「コウ」という音しかないものもあります。
普通の漢和辞典には、100文字程度の国字しか載っていませんが、私がインターネット上で作った『和製漢字の辞典』には、2,600字以上の国字や国字説のある漢字が解説してあります。