かいえき【改易】
所領を没収したり、職を解任すること。
かおう【花押】
花字の押字の意で、署名の下に書く判。書判(かきはん)ともいい、中世には判・判形(はんぎょう)と称した。初めは名を楷書体で自署したが、次第に草書体で書いた草名(そうみょう)となり、さらに様式化したものが花押である。【広辞苑】
がき【餓鬼】
生前犯した罪の報いによって餓鬼道に落ちた亡者。飲食しようとする食物はたちまち炎に変わるため、飲食することができなくて、常に飢えと渇きとに苦しんでいるなどとされる。【国語大辞典】
かくよく【鶴翼】
鶴が左右の翼を張ったような「V」字形の、敵兵を中にとりこめようとする陣形。両翼に鉄砲隊を配置。【広辞苑】
魚鱗
かけすずり【掛硯】
筆、硯、墨、水入れなどを入れるための箱で、持ち運びができる。小物を入れるための引出しがついたものもある。
かげゆ【勘解由】
勘解由使の略。
律令制で、官吏交替を監督する官。【国語大辞典】
かしゃ【火車】
火の燃えている車。生前、悪事を犯した罪人を乗せて地獄に運ぶという。
かじょう【過状】
詫び状。始末書。
かたぎぬ【肩衣】
袖のない胴衣(どうぎ)。
かたたがえ?・かたたがい【方違】
陰陽道(おんみょうどう)の俗信の一つ。他出する時、天一神(なかがみ、暦神の一。十二神将の主将、あるいは地星の霊という。己酉の日に天から下って東北の隅に居ること6日、転じて正東に居ること5日というように順次に南・西・北を巡り、四隅に居ることそれぞれ6日、四方に居ることそれぞれ5日、計44日で、癸巳の日に正北から天に上り、天上に居ること16日、己酉の日に再び地上に下る。この神の天に在る間を天一天上という。下って地上に居る方角を「ふたがり」といって、この方角に向かって事をすることを忌む)のいるという方角に当る場合はこれを避けて、前夜、吉方(えほう、その年の福徳をつかさどる神「歳徳神とくしんじん」のいる方角)の家に一泊して方角をかえて行くこと。【広辞苑】
かたびら【帷・帷子】
生絹や麻布で仕立てた夏向きの単衣(ひとえ)。
裏地を用いない衣服の総称。
かちざむらい【歩侍】
徒歩の侍。
かはん【加判】
文書に代表者に加えて複数人が署名すること。連判。
かぶき【歌舞伎・歌舞妓】
異様・放埒な言動やふるまいをすること。
近世初期に発生、江戸時代に興隆・発達したわが国固有の演劇。
かぶと【兜・冑・甲】
頭部を保護するための武具。
かもり【掃部】
かもん・かもり【掃部】
掃部寮の略。また、その役人。【広辞苑】
かもんりょう【掃部寮】
平安時代、宮内省に属し、宮中の諸行事の設営や清掃のことを司った役所。【広辞苑】
からめて【搦手】
城の裏門側。敵の背面。城の裏門を攻める軍勢。転じて、相手の攻めやすい側面、すなわち弱点や注意の届かない部分。【広辞苑】
かるもの【軽物】
目方が軽い物という意味で、絹布などを指す。
かんい【官位】
かんじゃ【間者】
ひそかに敵側の情勢をさぐって味方に通報する者。【広辞苑】
かんじょう【感状】
合戦での戦功を賞するために出される文書。
かんぱく【関白】
天皇を助け政務をとり行う職。
豊臣秀吉、豊臣秀次を指す場合が多い。
かんはっしゅう【関八州】
江戸時代の関東八国の総称。武蔵、相模、上野、下野、上総、下総、安房、常陸。
かんぷしゅうと【官符宗徒】
奈良興福寺の宗徒。興福寺の上級の役僧は太政官符によって任命されたことから。
かんと【官途】
官吏としての仕事や地位で、兵衛・右衛門、左衛門、大夫などの名称が与えられる。
がんもん【願文】
神仏に祈願する際に奉納する文書。願いや誓いなどを書き記した。
かんりょう【管領】
かんれい、かんりょう【管領】
将軍の補佐として幕府の政務を司ること。またその人。鎌倉幕府の執権。執事。管領になる家柄は、斯波(しば)・細川・畠山家に限られており、これを三管領と呼ぶ。
きくきり【菊桐】
菊と桐の模様(の紋)。
いずれも皇室の紋章であるが、特に図左の十六葉菊花紋は皇室の専用の紋章。
きしゅう【紀州】
紀伊国。現在の和歌山県から三重県南部にかけての地域。
きごめ【着籠】
護身用に上着の下に鎖帷子などを着ること。(「きこめ【着込・着籠】」ともいう)
きしょうもん【起請文】
神仏に祈願する形をとって、誓いや約束を記した文書。誓詞。
きっさき【切先】
刃物の最先端部分。
きとく【奇特】
優れていて褒めるべきこと。
きゅうじょ【宮女】
きゅうせん【弓箭】
弓と矢。転じて、武器・武芸一般。弓矢を取る者。武士。弓矢を取って戦うこと。いくさ。【広辞苑】
きゅうにん【給人】
主君から知行をあてがわれている者、家臣。
きょうきょうきんげん【恐々謹言】
恐れながら謹んで申し上げるの意。書状などの末尾に記す。
きょうきょうけいはく【恐々敬白】
恐れながら敬い申し上げるの意。書状などの末尾に記す。
きょうきょうとんしゅ【恐々頓首】
恐れながら頭を地につけて敬い申し上げるの意。書状などの末尾に記す。
きょうご【向後】
きょうこう・きょうご・こうご【向後】
これ以降。
きょうこうきんげん【恐惶謹言】
畏まり謹んで申し上げるの意。書状などの末尾に記す。
きょうこうけいはく【恐惶敬白】
敬い謹んで申し上げるの意。書状などの末尾に記す。
ぎょうぶ【刑部】
刑部省の略。
律令制で、八省の一つ。訴訟の裁判や罪人の処罰などを司った役所。
きょうみょう【交名】
人名を列記したもの。
ぎょりん【魚鱗】
魚のうろこのような形に並ぶ「人」字形の陣形で、中央部を敵に最も近く進出させる。【広辞苑】
鶴翼
きりづまづくり【切妻造】
屋根の形の一つで、建物の棟(むね、屋根の面が交わる最も高いところ、大棟)と平行方向を「平(ひら)」と呼び、直角方向の三角形をした部分を「妻(つま)」と呼ぶ。
この「平」側に、二面の屋根がある形。
「妻」側に屋根がないことから、「切妻」という。
きりとり【切取】
他領・他国を平らげ領国とすること。
きんじゅう【近習】
主君の側近く仕えること。伺候すること。また、その人。近侍。近臣。
きんせい【禁制】
課税・課役などを差し止めること。禁止事項を公示すること。
きんちゅう【禁中】
天皇が住む宮城の中。皇居・御所など。宮中。皇室のこと。
禁裏・禁裡
きんり【禁裏・禁裡】
(みだりにその中に入るのを禁じられた)皇居・御所などをいう。
禁中
くぎょう【公卿】
公(太政大臣および左・右大臣)と卿(大・中納言、参議および三位以上の朝官)との併称。【広辞苑】
くげ【公家】
朝廷に仕える臣。
公卿
くさずり【草摺】
鎧の胴の下に垂れて大腿部を覆うもの。大鎧には前・後・左脇に三間、脇楯に一間、合計四間を垂れる。腹巻・胴丸は細分して、六間ないし八間とし、五段下りを普通とする。腰の下にあって、草の摺れる部分にあるための名称という。【国語大辞典】
くじ【公事】
朝廷が行なう政務や儀式・行事・訴訟。
くせごと【曲事】
道理に反すること。
くせまい【曲舞】
正式でない舞の意で、正舞に対する語。南北朝時代から室町初期にかけて流行した芸能。また、それを演ずる人。簡単な舞を伴い、鼓に合わせて歌う叙事的な歌謡。【国語大辞典】
幸若舞の別称。【国語大辞典】
くぜん、くぜんあん【口宣、口宣案】
天皇が口頭で女官に伝え、更に女官が
蔵人(くろうど)に伝え、蔵人が書いた文書。
こうせん【口宣】
ぐそく【具足】
戦闘用の武具。特に甲冑を指す場合が多い。
くない【宮内】
宮内省の略。
律令制で、太政官八省の一つ。皇室の用度、庶務、および土木工匠や、在京官人の食撰、医療や、在京官衙の木工、土工、鍛冶などを管轄する。【国語大辞典】
くにしゅう【国衆】
大名に仕える土着の武士や土豪。
国人よりも下級の者。
くにひさ【国久】
刀工。
くにゅう【口入】
土地、荘園に関する仲介や周旋、また、それを職務とする人。はじめ、地主が所領地を寄進するとき、神主(口入神主)を仲介者としたが、鎌倉時代にはその口入権を幕府がもつようになった。【国語大辞典】
くにゆき【国行】
鎌倉末期、大和当麻派の刀工来国行(らいくにゆき)作の刀。名刀といわれる。【広辞苑】
くみした【組下】
有力武将(組頭)の配下にある者。
寄騎・与力・寄子などと呼ぶこともある。
織田信長後期の軍事編成を例にとれば、畿内方面を担当した明智光秀に織田家から預けられた、細川藤孝・池田恒興・高山重友・中川瀬兵衛・筒井順慶らが「組下」となる。
くら【内蔵】
内蔵寮の略。
律令制で中務省に属し、金銀・珠玉・宝器を管理し、供進の御服、祭祀の奉幣などを司る。職員に、頭、助、允、大・少属、大・少主鎰、蔵部、価長、典履、百済手部などがあり、後に史生、寮掌、内蔵寮別当そのほかが加え置かれた。【国語大辞典】
くら【鞍】
人や荷を乗せるために馬や牛の背に置く道具。
図は鞍橋(くらぼね)
- 前輪(まえわ)(鞍の前部の輪状の部分)
- 後輪(しずわ)(鞍の後部の輪状の部分)
- 居木(いぎ、ゆぎ)(前輪と後輪を繋ぐ部分。この上に腰をおろす)
- 力革通穴(ちからがわとおしあな)(鐙を釣り下げるための革紐を通す穴)
- 洲浜(すはま)(洲浜(円を三角形に三つ組み合わせたような形)に似ているところから)
- 鞍爪(くらづめ)(前輪と後輪の先の部分。紐を通す穴が開いている)
- 爪先(つまさき)(鞍爪の先端の部分)
くらいりち【蔵入地】
領主直轄の領地。
くらづめ【鞍爪】
鞍の前輪(まえわ)と後輪(しずわ)の両端。
くるわ【曲輪・郭・廓】
城内の石垣や塀などで囲われた場所。本丸や二の丸などのように、囲いで区切られたところ。特徴によっていろいろな名が付く。
山里曲輪
くろうど【蔵人】
天皇に近侍し、伝宣・進奏・儀式その他宮中の大小の雑事をつかさどる役所の役人。【広辞苑】
げいしゅう【芸州】
安芸国。現在の広島県。
げき【外記】
律令制における役所の一つ。また、その職員。太政官少納言の下にあり、
内記が作る詔勅の草案を訂正し、奏文をつくり、また先例を考勘したり、恒例、臨時の儀式行事の奉行をした。【国語大辞典】
げじ【下知】
けしき【気色】
様子。態度。顔色。
けたゆき【桁行】
建物の棟(むね、屋根の面が交わる最も高いところ、大棟)と平行方向の幅、または、長辺方向の幅。
建物の棟と直角方向の幅、または、短辺方向の幅は、梁行(はりゆき)という。
げち・げじ【下知】
命令・指図。
けっこう【結構】
構えつくること。たくらみ。準備すること。立派なこと。
けっこう【結講】
講会(信者に仏典を講義する法会)の終ること。
けにん、いえびと【家人】
家族。家臣。奉公人。
げにん【下人】
身分の低い者。下男。
けんじょう【券状】
手形。証文。券書。【広辞苑】
げんぞく【還俗】
一度、出家(家を出て仏門に入ること)した者が、再び俗人(僧でない世俗の人)にかえること。【広辞苑】
げんば・げんばん【玄蕃】
玄蕃寮(
律令制で治部省の管轄下にあり、外国人客の送迎・接待や、仏寺・僧尼の名籍等を扱う所)に属する役人。【国語大辞典】
げんばん【玄蕃】
けんもつ【監物】
律令制で中務(なかつかさ)省に属し、大蔵・
内蔵などの出納および諸庫の監察・管理をした官職。【広辞苑】
こういん【後胤】
子孫。数代後の子。末裔。
こうおつにん【甲乙人】
誰と限らずすべての人。
名をあげるまでもない者。一般の人。
こうぎ【公儀】
政府・役所・朝廷・公家(こうか)・幕府などを指す語。また、その政治的な事柄など。
こうぎょ【薨御】
親王、女院、摂政、関白、大臣などが死去すること。【国語大辞典】
こうけ、こうげ【高家】
江戸幕府の身分兼職名の一つ。老中の支配に属し、朝廷への使節、伊勢・日光への代拝、勅使・公卿衆の接待、その他幕府の儀式、典礼をつかさどった。武田、畠山、織田、上杉、吉良など、室町以来の名家が任ぜられ、万石以下ではあったが、官位は大名に準ぜられ、四位・五位の侍従、または少将に昇進できた。【国語大辞典】
こうご【向後】
ごうし【郷士】
武士でありながら城下町に移らず、農村に居住して農業をいとなみ、若干の武士的特権を認められたもの。【広辞苑】
こうしゅう【甲州】
甲斐国。現在の山梨県。
ごうしゅう【江州】
近江国。現在の滋賀県。
こうじょう【口上】
口頭で伝えること。
こうじょう【高上】
位・品位が高いこと。上品なさま。高貴
こうしん【庚申】
庚申(かのえさる)の夜、睡眠中に三尸虫(さんしちゅう)が体内から逃げ出して、天帝にその人の罪を明らかにしてしまうということから、虫が逃げ出さないように徹夜する風習があった。庚申塚や庚申塔は庚申の年に築かれたものをいう。
こうせん、こうせんあん【口宣、口宣案】
こうみょう【高名】
手柄・武功をたてること。功名。
こうもん【黄門】
中納言の唐名。徳川光圀(みつくに、中納言であったことから)の異称。
ごうりき・ごうりょく・こうりょく【合力】
他人が何かするのに力を貸して、援助・協力すること。助勢すること。加勢。
ごうりょく・こうりょく【合力】
ごきしちどう【五畿七道】
律令制下の地方行政区画。山城(やましろ、京都府南部)・大和(やまと、奈良県)・摂津(せっつ、大阪府の一部と兵庫県の一部)・河内(かわち、大阪府の東部)・和泉(いずみ、大阪府南部)の五カ国と、
東海・
東山・
北陸・
山陰・
山陽・
南海・
西海の七道。
こくいん【黒印】
墨を用いて押した印。主に室町~江戸時代、領主が公文書に用いたほか、百姓・町人も広く使用した。【広辞苑】
朱印
こくし【国司】
律令制で、朝廷から諸国に赴任させた地方官。守(かみ)・介(すけ)・掾(じょう)・目(さかん)の四等官と、その下に史生(しじょう)があった。【広辞苑】
これに並んで、幕府が地方の治安維持などのために任命する者を
守護という。
こくし【国師】
朝廷から禅宗・律宗・浄土宗の高僧に贈られる称号。
こくじん【国人】
こぐち【虎口】
城などの出入口で、敵の侵入を防ぐために、曲りながら出入りするように作られる。
こくにん・こくじん【国人】
(中央から任命され派遣される守護に対して)在地の領主や武士・土豪などを指し、
国衆よりも上位の者。
ごけにん【御家人】
鎌倉・室町幕府の
将軍の
譜代の武士。
江戸時代、将軍直属の家臣で、御目見(おめみえ、将軍にお目通りができること)以下の者。【広辞苑】
ここう【股肱】
主人の手足となって働く忠実な部下。
ござん【五山】
京都五山は、京都にある臨済宗の五大寺で、数次の寺刹選定、寺格の変更を経て至徳3(1386)年、足利義満により天竜寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺の位次が決定され、南禅寺を五山の上とした。京五山。
他に、鎌倉五山(鎌倉の臨済宗の建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺)、尼寺五山(京都の景愛寺・通玄寺・檀林寺・護念寺・恵林寺、鎌倉の太平寺(高松寺)・東慶寺・国恩寺・護法寺・禅明寺)などある。【広辞苑】
ごさんにち【五三日】
数日。【広辞苑】
こじ【居士】
学問や徳を備えていながら、公の職に就かない人。
男子の死後、その法名の下に付ける称号。
こしあて【腰当】
腰に結わい臀部に垂らし、座るときの敷物がわりにする布や革製のもの。
こしびょうろう【腰兵粮・腰兵糧】
当座の分として腰につけて携行する兵糧。【広辞苑】
こしもの【腰物】
腰に佩(お)びるもの。印籠や巾着なども指すが、通常は刀剣。
こしょう【小姓】
多くは少年で、貴人の側に仕えの身の回りの世話をする者。信長の小姓、前田利家・丹羽長秀・森蘭丸、秀吉の小姓、加藤清正・福島正則なとが有名。
こしょう【扈従】
こじゅう・こしょう【扈従】
主人に付き従うこと。その人。
ごずてんのう【牛頭天王】
もとインドの祇園精舎(須達しゅだつ長者が中インドのコーサラ国舎衛城の南、祇園に釈尊およびその弟子のために建てた僧坊)の守護神とも、薬師如来(衆生の病苦を救い無明の持病を癒すという如来)の垂迹(すいじゃく、仏・菩薩が衆生済度のために仮の姿をとって現れること)ともいわれる。除疫神として、京都祇園社(八坂神社)などに祀る。頭上に牛の頭を持つ忿怒相に表される。【広辞苑】
こっちょうにん【骨張人・骨頂人】
意地を張ること。強く主張すること。事件を企てた中心人物。張本人。【広辞苑】
ごづめ、うしろづめ【後詰】
城を包囲した敵や布陣した敵の後方から攻撃すること。また、その軍隊。背後を襲う伏兵。【国語大辞典】
先陣の交替・補充のため、後ろに控えている軍勢。予備軍。援軍。【国語大辞典】
こて【篭手・小手・籠手】
肘から肩までを高手(たかて)というのに対し、首から肘(ひじ)までの称。特に手首。
弓を射るとき左手の肘(ひじ)にかける革製の道具。弓籠手(ゆごて)。
甲冑に付属する小具足の一種で手全体を覆い包むもの。
左右の手の指先から肘のあたりまでを覆うもの。
ことわり【理】
道理。理由。説明。言い訳。
こにだ【小荷駄】
室町・戦国時代、兵糧・武具などを戦場に運ぶ騎馬隊。また、その荷や馬。【広辞苑】
このえふ【近衛府】
奈良・平安以降、皇居を警衛し、儀式には儀仗を率いて威儀に備え、行幸には供奉・警備した武官の府。左近衛府と右近衛府とに分れ、長官は大将、次官は中将・少将、判官は将監(しょうげん)、主典は将曹(しょうそう)という。六衛府の一。【広辞苑】
ごはん【御判】
こびと【小人】
武家の雑用を務めた小者(こもの)。
中間より下級。
江戸時代、幕府・諸藩の職名。雑役に従事した者。小者。
ごめい【五明】
扇(扇子)の異称。【広辞苑】
こもの【小者】
こよみ【暦】
十二支 | 動物 | 月 | 時刻 | 方位 |
子(ね) | 鼠(ねずみ) | 睦月(むつき)一月 | 夜12時頃 | 北 |
丑(うし) | 牛(うし) | 如月(きさらぎ)二月 | 夜2時頃 | |
寅(とら) | 虎(とら) | 弥生(やよい)三月 | 夜4時頃 | |
卯(う) | 兎(うさぎ) | 卯月(うづき)四月 | 朝6時頃 | 東 |
辰(たつ) | 竜(たつ) | 皐月(さつき)五月 | 午前8時頃 | |
巳(み) | 蛇(へび) | 水無月(みなづき)六月 | 午前10時頃 | |
午(うま) | 馬(うま) | 文月(ふみづき)七月 | 正午頃 | 南 |
未(ひつじ) | 羊(ひつじ) | 葉月(はづき)八月 | 午後2時頃 | |
申(さる) | 猿(さる) | 長月(ながつき)九月 | 午後4時頃 | |
酉(とり) | 鶏(にわとり) | 神無月(かんなづき)十月 | 夕方6時頃 | 西 |
戌(いぬ) | 犬(いぬ) | 霜月(しもつき)十一月 | 夜8時頃 | |
亥(い) | 猪(いのしし) | 師走(しわす)十二月 | 夜10時頃 | |
「丑寅」という場合、「丑」と「寅」の間を意味し、時間では夜(午前)3時頃、方位では北東を指す。
時刻は、おおよその時間で、季節によっても多少前後する。
(
注. 「十二支」に「月」を相当させるのは一般的ではないため、参考程度に止めてください。「子」を「霜月(しもつき)十一月」とする場合もあるようです。或いはこちらの方が一般的なのかもしれません)
十干
ごりん【五輪】
万物を構成するもとになる五つの要素(地・水・火・風・空)。
五輪卒都婆(ごりんそとば)・五輪塔(ごりんとう)の略。平安中期頃密教で創始された塔形で、五種類の形を石などで造り、それを積み重ねたもの。下から、四方形(地)・球形(水)・三角錐形(火)・半球形(風)・宝珠形(空)で、それぞれ五輪に相当する梵字が刻まれるのが一般的。