Dec/18/2016
「ヒイラギ(柊,疼木)」です。白い四弁の花です。ほんのりと良い香りがします。葉は厚みがあり、トゲがあります。先端は鋭く尖っていて、触ると痛いです。クリスマス・リースなどに使われますが、この鋭い鋸歯を持つ葉が、魔除けになるということからのようです。
Dec/4/2016
「サザンカ(山茶花)」です。「ヤブツバキ(藪椿)」に大変よく似ていて、見分けるのが難しいのですが、「サザンカ」は花びらがばらばらに散り落ちますが、「ヤブツバキ」は花全体がそのままの形で落花します。それに、この季節に咲いているものの殆どは「サザンカ」で、「ヤブツバキ」は、今、可愛らしい蕾が膨らみつつある状態で、花を楽しめるのは、まだ少し先になります。
Nov/6/2016
「ハキダメギク(掃溜菊)」です。夏の終わり頃から咲き始めて、寒くなっても咲き続けます。五枚の白い花びら(舌状花、ちなみに中央の黄色い部分は筒状花です)は、アヒルの足のような形をしています。可愛らしい花ですが、それにしても「掃溜」とは、いかにも可哀相な名前ですね。ちなみに、この名は、牧野富太郎博士の命名だということです。
Oct/16/2016
「コスモス(秋桜)」です。とても可愛らしい花、それに「秋桜」という漢字名が、何とも言えず良いですね。「秋に咲くサクラ(桜)に似た花」の意味で名付けられました。多分、花の形ではなく、花の色をサクラに見立てたのでしょうね。秋、・・・ですねぇ。
Oct/4/2016
「キンモクセイ(金木犀)」が咲いています。オレンジ色の小さな四弁花が、固まって咲きます。随分離れていても、甘い濃厚な香りが届いてきます。この花が咲き始めると、夏が終わり、秋がやってきたことを感じさせてくれます。
Sep/4/2016
「マルバルコウ(丸葉縷紅,丸葉留紅)」です。アサガオのような形の真紅の花です。花径1.5cmほどの小さな花ですが、花色が鮮やかでよく目立ちます。「マルバ」の名の通り、葉はハート形です。糸のように細い葉の「ルコウソウ(縷紅草)」、モミジ葉のような葉の「モミジルコウ(紅葉縷紅, 紅葉留紅)」などがありますが、花はどれもよく似ています。
Jul/31/2016
「ハゼラン(米花蘭,爆蘭)」です。午前中は赤色や橙色の蕾状に花は閉じていますが、午後になると、5-8mmほどのピンクの五弁花が開きます。午後の三時前後に花開くことから「サンジカ(三時花)」とも呼ばれます。時間に正確で、とても可愛らしい花です。
Jul/17/2016
「オシロイバナ(白粉花)」です。花弁に見える部分は萼なのだそうです。ほのかに良い香りがします。これが「オシロイバナ」の由来だと、づっと思っていたのですが、最近そうではないことを知りました。咲き終わった花(萼)が散り落ちると、その後に
黒い種ができます。この種を割ると白い粉があり、それを「白粉(おしろい)」に見立てたものなのだそうです。
Jul/3/2016
近くの公園の「トウネズミモチ(唐鼠黐)」が、今盛りです。花は白色なのですが、離れて見ると黄色(蕊の色)に見えます。4-5mにもなる大きな木で、濃い緑の葉と相俟(あいま)って、とても良く目立ちます。花が散ると、豆のような形の緑色の実が成り、次第にくすんできて、最後には真っ黒になります。この
黒い実が、鼠の糞に似ていることからの名のようです。
Jun/19/2016
「アジサイ(紫陽花)」です。今盛りです。花は中央の小さな部分で、花のように見えるものは萼(がく)です。このように萼が花のように見えるものを装飾花と呼びます(説明が少し粗っぽいかな、という感じがしないでもありませんが)。別名を「シチヘンゲ(七変化)」、その名の通り、色も形も様々、雨の多い季節を彩ってくれる貴重な花です。
Jun/4/2016
「セイヨウキンシバイ(西洋金糸梅)」です。学名「ヒペリカム・カリシナム(
Hypericum calycinum)」とも呼ばれます。蕊(しべ)がとても華やかで、濃いめの山吹色も可愛らしいですね。この花が咲くと、間もなく梅雨入りです。間違いありません、きっと・・・、多分・・・、・・・と思います。
May/15/2016
「オヤブジラミ(雄藪蝨)」です。花は2mm程度と大変小さいのですが、花弁の先がうっすらとピンク色(紫色)で、とても可愛らしいです。ただ、実は要注意、「
ひっつき虫」と呼ばれ、先の曲がった刺状の毛が密生し、衣服に付くとなかなか取れません。
May/1/2016
お隣の玄関の「キモッコウバラ(黄木香薔薇)」が満開です。優しいクリーム色の花で、とても綺麗です。蔓性のバラで、刺(とげ)はありません。ほとんど手入れをしなくても育ってくれるそうです。が、育ち過ぎるのが難点で、剪定が欠かせないとのことです。
Apr/24/2016
「フイリツルニチニチソウ(斑入蔓日日草,斑入蔓日々草)」です。花は4-5cm程、色は青紫、花弁の形が、とても良いですね。蔓性でよく伸びます。10年以上も、手入れはしていませんが、毎年可愛らしい花を咲かせてくれます。
Apr/10/2016
「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」です。花は1cm前後で優しい青色、何とも可愛らしい花です。実が「陰嚢」に似ていることから、この名前になりました。残念な名前ですが、一度覚えれば忘れられない名かもしれません。
Mar/27/2016
「アセビ(馬酔木)」が満開です。可愛らしいスズランのような花を咲かせます。白花やピンクなどもあります。漢名の「馬酔木」は、馬などが葉や枝を食べると、酔ったようになる、ということからこの名になりました。
Mar/5/2016
「カワヅザクラ(河津桜)」が満開です。例年よりかなり早い開花でした。濃いピンクの桜で、しかも早咲き。代表的な「ソメイヨシノ(染井吉野)」よりも半月ほど早く咲き出します。綺麗ですね。春が近いことを知らせてくれる、愛(いと)おしい花です。
Feb/14/2016
「ヤブツバキ(藪椿)」です。今年は暖かいせいか、咲き出すのが早く、そろそろ見収めでしょうか。一般に「ツバキ」といえば、この「ヤブツバキ」を指しますが、分類上の「ツバキ」は、ツバキ科ツバキ属の植物の総称です。ツバキ属には、「ヤブツバキ」の他に、「サザンカ(山茶花)」や「チャノキ(茶の木)(若芽がお茶の原料になります)」などを含みます。
Feb/7/2016
週末、ワインを購入するために、勝沼へ行ってきました。「フクジュソウ(福寿草)」が咲いていました。輝くような黄金色の大変美しい花です。
Jan/10/2016
「ウメ」の紅色八重の品種です(品種名は分かりません)。近くの遊歩道の樹ですが、何時もの年なら、2月中旬ごろに満開になります。今年は暖かいせいで早いですね。ただ、他の樹は、まだこれからという様子で、早咲きの品種なのでしょうか。心が温まります。
Jan/10/2016
「シクラメン」です。冬場の花の少ない時期に、可愛らしい花を咲かせてくれます。茎の先に下向きに花を付け、花弁は上に向かって開く、・・・面白いかたちですね。写真の「シクラメン」は、花弁の縁がフリルのように波打つ品種で、「ロココ咲き」というのだそうです。