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[K'sBookshelf][Flower in Season]

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表紙を飾った花です。
これらの花は、[花の名前小辞典][花の図鑑]でもご覧いただけます。
季節の記述は、南関東が基になっております。


Jan/4/2026


マンリョウ(万両)」の実です。真っ赤な美しい実です。
そもそも植えたわけではないのですが、庭の片隅で、毎年花を咲かせ実を付けます。
余談ですが、毎年冬至の頃に、お隣からユズ(柚)の実を頂きます。そのお返しに、このマンリョウ(万両)かセンリョウ(千両)の実ををお分けします。正月飾りに刺すと、これがとても映えると、喜んでいただいているとのことです。
更に余談ですが、マンリョウ(万両)・センリョウ(千両)に続いて、「ヒャクリョウ(百両)(別名カラタチバナ唐橘)」「ジュウリョウ(十両)(別名ヤブコウジ藪柑子)」「イチリョウ(一両)(別名アリドオシ蟻通し)」と、一通り揃っています。

Dec/21/2025


ノース・ポールギク(ノース・ポール菊)」です。「ノース・ポール」「クリサンセマム 'ノース・ポール'」などとも呼ばれます。
寒さが厳しくなる頃から、暖かくなる頃まで、純白の花を咲かせます。
花は径が3-5cm、草丈は20-30cmでしょうか、可愛らしい花ですね。

Dec/7/2025


コダチダリア(木立ダリア)」が咲いています。大変背が高く、4m程もありました。もっと高くなるものもあるそうですね。
見上げるような高さに、薄っすらと紫かがったピンク色の、20cm程もある大輪の花を咲かせます。花が少なくなる晩秋から初冬にかけて咲くところも、可愛らしく、美しい花です。
別名を「コウテイダリア(皇帝ダリア)」といい、漢名でも「帝王大麗花」(大麗花はダリアの漢名)と呼ばれます。

Nov/23/2025


ユリオプス・デージー(euryops daisy)」です。
寒さが厳しくなり始める頃から、黄色の花を咲かせます。花だけでなく、銀色の葉も美しいですね。これから春先まで咲き続けます。
花の少ない季節に、とても貴重な花です。丈は50-100cm程、花は5cmほどでしょうか。
キク科ユリオプス属に属し、草本ではなく木本です。

Oct/26/2025


キクイモ(菊芋)」が咲いていました。草丈は2.5m程で、花茎(かけい)も太く、山吹色の大柄な花です。とても綺麗。
例年なら、花期は夏から秋口頃ですが、まだまだ元気な様子でした。
地下茎が芋(いも)状に肥大化して(「塊茎こんけい」といいます)、食用になります。美味しいそうですね。
キク科ヒマワリ属に属します。似た花に、同属の「イヌキクイモ(犬菊芋)」、キク科ヒマワリモドキ属の「キクイモモドキ(菊芋擬き)」があります。

Oct/12/2025


庭の「キンモクセイ(金木犀)」です。咲き始めました。小さな四弁のオレンジ色の花で、一つ一つは小さいですが、枝から直接花枝を出し、密集して花を咲かせます。良い香りです。秋ですね。
他に、クリーム色の「ウスギモクセイ(薄黄木犀)」や白色の「ギンモクセイ(銀木犀)」がありますが、香りは微かです。

Sep/28/2025


ツユクサ(露草)」がまだ咲いています。見事なほどに青い花と、しっかりとした緑色の葉が、とても可愛らしいですね。
二弁花のように見えますが、実は三弁花です。蘂(しべ)の陰に隠れるように、白い花弁がありますが、白い萼(がく)と見分けるのが難しいかもしれません。
花が印象的ですが、蘂(しべ)も大変面白い形をしています。花の近くに黄色い花びらのように見える三本の雄蘂(おしべ)があります。その先に黄色と橙色の雄蘂が一本、更にその先に伸びる橙色の二本の雄蘂、その二本の雄蘂の間に、分かりにくいのですが、先が黒い一本の雌蘂(めしべ)が伸びています。何ともいえない、見事な造形ですね。
昼には花が閉じてしまうので、「朝露のように儚(はか)い」ということから「ツユクサ」という名が付いたともいわれます。由来はともかく、じめじめした梅雨の頃から爽やかな秋頃まで咲く、花期の長い花です。ツユクサ科ツユクサ属の一年草です。

Sep/14/2025


タマスダレ(玉簾,珠簾)」が満開です。
端正な純白の六弁花、やや赤みを帯びた黄色の蕊(しべ)、濃い緑色の葉、どれも濁(にご)りのない色で、大変美しい花です。英名を「レイン・リリー(rain lily)」といい、その名の通り、日本では夏から秋にかけての雨の多い時期に花開きます。
ヒガンバナ科タマスダレ属(Zephyranthes)に属し、単に「ゼフィランサス」とも呼ばれます。ただ、正確を期すなら「ゼフィランサス」はタマスダレ属の植物を指す名です。

Aug/17/2025


アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)」です。
花は「ヌスビトハギ(盗人萩)」に比べ、やや大きい、紅色の「蝶形花」で、「旗弁(きべん)」は巾7-8mm、そこからやはり7-8mmの「翼弁(よくべん)」が伸び、旗弁と翼弁が繋がる部分の旗弁側に、目のような二つの斑点があります。
形といい、色といい、目といい、どれも可愛らしい花です。
マメ科アコウマイハギ属に属し、秋にはマメ科特有の実が成ります。三角形のような形をしています。

Aug/17/2025


マルバアサガオ(丸葉朝顔)」です。葉がハート形であることから「マルバ」の名が付きました。
花径は7-8cm程でしょうか、園芸種の「アサガオ(朝顔)」に比べてやや小ぶりです。
花色は、濃い青紫色から薄めの青紫色・赤紫色、紅色などがあります。
ヒルガオ科サツマイモ属に属し、蔓性で、茎は茶褐色です。

Aug/3/2025


ツタバウンラン(蔦葉海蘭)」です。花径は7-8mm程の唇形花で、やや青みを帯びた紫色、やや赤みを帯びた紫色、また白花などがあります。
ツタ(蔦)」に似た形の葉で、「ウンラン(海蘭)」に似た花姿であることからの名です。残念ながら「ウンラン(海蘭)」は未見ですが、花の形は「ヒメキンギョソウ(姫金魚草)」によく似ています。どちらもオオバコ科ウンラン属に属します。

Jul/20/2025


オニユリ(鬼百合)」です。草丈は1~2m、花はやや下を向き20cm程でしょうか、オレンジ色の六弁の花に黒い斑点が特徴です。
ひそかに、「鬼百合」という名は、オレンジ色の花弁と黒い斑点を、「赤鬼」に見立てたものではないかと思っています。が、英名は「tiger lily(虎肌柄の百合)」、…トラ(虎)というよりは、どちらかといえば同じネコ科のヒョウ(豹)の柄(がら)に似ているような気がしますが、どうでしようか。
葉腋(葉が茎に付く部分)に目を移していただくと、黒い種のようなものが見られると思いますが、これを「珠芽(しゅが、零余子むかご)」といい、これが地に落ちて繁殖します。この珠芽は食用になります。
更に、根は百合根(ゆりね、ユリ科の植物の鱗茎りんけい)と呼ばれ、百合(びゃくごう)という名の生薬になります。この「百合」の名は、【本草綱目:卷二十七:菜之二:百合】に「時珍日百合之根以衆辨合成也或云專治百合病故名…」とあり、「球根は多く(百)の鱗茎(辨)が寄せ集まって(合)できている」或いは「百合病(詳細は未詳)の治療に使われる」ことによる、とのことです。…勉強になりました。

Jul/6/2025


ムクゲ(木槿,槿)」が咲き始めました。アオイ科フヨウ属の木本で、樹高は2-3m程、花は10-15cm程です。花色は白・薄紫・ピンク・赤紫など、一重や八重と、品種も大変豊富です。どれも優しい色あいで、美しいですね。
樹の下に落ちている花びらをよく見掛けますが、この花は、朝に開き夜にはしぼんで落花する一日花です。でも、花数が多いので、一つの花が咲き続けているようにも見えます。
この「ムクゲ」は韓国の国花で、韓国での名は「無窮花」「무궁화ムクゥファ(ややいい加減です)」です。音が何となく「ムクゲ」に似ているような気が…。と考えてみると、そもそも日本で「木槿」を「ムクゲ」と読むのは、韓国の呼び名の影響があるのではないかな、と思いますが、どうでしょうか?
ちなみに、中国で「ムクゲ」は日本と同じ「木槿」(日本が中国の漢字表記をそのまま使っている)ですが、現代標準音では「モゥキィン(これもややいい加減)」です。

Jun/22/2025


ルリフタモジ(瑠璃二文字)」です。英名の「ソサエティー・ガーリック(society garlic)」或いは学名の「ツルバギア・ビオラケア(Tulbaghia violacea」の名で呼ばれることの方が多いかもしれません。
ヒガンバナ科ツルバギア属の草本で、やや紫色を帯びたピンク色の六弁花です。 「ルリ(瑠璃)」の名は、花色に由来するものと思われますが、紫色を帯びた濃い青色である瑠璃色とは異なるような気が…?
「フタモジ(二文字)」は「ニラ(韮,韭)」の女房詞(にょうぼうことば)で、「ニ」と「ラ」の二文字であることからとされます。これに対して「ヒトモジ(一文字)」は、同じ女房詞で「ネギ(葱)」を指します。「ネギ」は古く「キ」と呼ばれ一文字であったことからの古称です。
因みに、「ニラ」「ネギ」は共に、六弁白花でヒガンバナ科ネギ属に属します。

Jun/8/2025


ヤマボウシ(山法師)」です。緑色の葉と白い四弁の花が印象的で、高いものは5m程にもなる高木です。
花弁に見える部分は「苞(ほう、一片一片を苞片ほうへん、全体を総苞そうほう)」で、中央に見える球状の部分が花です。花が散った後、実になり、夏の終わり頃から赤熟します。食べられるようで、しかも美味しいそうですよ。
よく似た「アメリカヤマボウシ(亜米利加山法師)」は、一般に「ハナミズキ(花水木)」と呼ばれます。こちらは「ヤマボウシ」より一カ月以上も早い4月頃が見頃です。

May/25/2025


ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)」が、近くの路傍に咲いています。
花冠は12-15mm程、可愛らしい五弁の花で、草丈は30cm程でしょうか。花は比較的小さいのですが、良く目に付きます。
キキョウソウ(桔梗草)」によく似ていますが、「キキョウソウ」はやや荒々しく、「ヒナキキョウソウ」は「ヒナ」の名が付くように、やや弱々しい感じがします。

May/4/2025


ハリエンジュ(針槐)」、刺(とげ)のある「エンジュ(槐)」に似た木、ということからの名です。
白い蝶形花(ちょうけいか)が可愛らしいですね。色は違いますが、「フジ(藤)」によく似た花姿で、咲く季節もほぼ同じです。
別名を「ニセアカシア(贋アカシア)」といい、或いは、この方が通りが良いかもしれません。かつて、「アカシア(Acacia)」と呼ばれていたそうですが、「アカシア」とは別種であることから、この別名になったとのことです。

Apr/20/2025


ヤグルマギク(矢車菊)」です。矢車(やぐるま、矢羽根を放射状に組んだもの)に似ていることからの名です。
花径は3-4cm程、草丈は30-80cm程、花色は豊富で青・紫・ピンク・白色など、一重だけでなく、八重種もあります。どれも形がよく、可愛らしい花です。

Apr/6/2025


ドウダンツツジ(満天星,灯台躑躅)」です。
スズラン(鈴蘭)」に似た壺形の花で、純白で黄緑色の葉が良く似合いますね。
赤と白の縞模様の「サラサドウダン(更紗満天星,更紗灯台)」や、赤い「ベニドウダン(紅満天星,紅灯台)」などがあります。どれも、とても可愛らしい花です。
「ドウダン」は「灯台(とうだい)」の訛(なまり)だそうです。

Mar/23/2025


アセビ(馬酔木)」が咲き始めました。「スズラン(鈴蘭)」のような壺形の花です。可愛らしい。
漢字名の「馬酔木」は、「馬がこの葉や枝を食べると、酔ったようにふらつく」ということからの名、だそうです。
漢名も同じ「馬酔木」ですが、漢名が先か日本の漢字名が先か、分かりませんでした。

Mar/9/2025


ホトケノザ(仏の座)」が咲き始めました。いよいよ春ですね。
春の七草の一つに「ホトケノザ」がありますが、これは「コオニタビラコ(小鬼田平子)」を指し、写真の「ホトケノザ」とは別物です。ただ、どちらも、葉が仏様の座る円座に似ていることから、この名があります。
ただ、「円座」とはいっても、様子は全く違い、「ホトケノザ」は何枚かの葉が円形に纏(まと)まり、そこに花が付きますが、「コオニタビラコ」の葉は根元から放射状に伸び広がり、全体として円状(ほぼ円状)になります。

Feb/23/2025


ムスカリ(Muscari) ユリ科ムスカリ属」が咲き始めました。
写真の花は水色で、草丈は20cm程の鉢植えです。濃青や青紫、ピンクや白など、花色も豊富です。地植えですと、咲き始めるのは、これから。梅雨の頃まで楽しめます。英名を「グレープ・ヒヤシンス(grape hyacinth)」、漢名を「葡萄風信子(葡萄风信子)」といい、ブドウ(葡萄)の房のような花姿の「ヒアシンス(風信子) キジカクシ科ヒアシンス属」、ということのようです。可愛らしい花ですね。

Feb/9/2025


ウメ(梅)」です。
まだ少し寒さは続きますが、この花が咲き出すと、春が近いことを感じさせてくれますね、寒さは今が底で、もう少しの辛抱ですよ、と…。
近くでは、八重咲種が殆どです。華やかで、見ごたえもありますから、好まれるのでしょう。ただ、個人的には、一重五弁のウメが好きです。寒さにじっと耐えて咲くその姿は、慎(つつ)ましやかで美しい。

Jan/25/2025


ロウバイ(蝋梅)」です。漢名がそのまま和名になりました。
「【本草綱目:卷三十六:木之三:蠟梅】釋名黃梅花(時珍曰此物本非梅類因其與梅同時香又相近色似蜜蠟故得此名」によれば、「ウメ(梅)」と同じ時期に咲き香りも似て、色は蜜蝋ミツロウ(ミツバチが分泌する粘性が高く濃い黄色で半透明の物質)に似ることからの名、とされます。まさにその通り、という名ですね。
この「ロウバイ」は花冠中央が茶褐色ですが、花冠全体が黄色のものは「ソシンロウバイ(素心蝋梅)と呼ばれます。分類上は、「ロウバイ」の品種の一つという位置付けになります。

Jan/12/2025


サザンカ(山茶花)」が咲いています。
ヤブツバキ(藪椿)(一般にツバキと呼ばれます)」に似ていて、花期も重なるところがあるため、区別が難しいかもしれません。
一番分かりやすいのは花の散り方で、花びらが一枚ずつ散っていれば「サザンカ」、花びらがばらばらにならずに花全体がそのままの形で散り落ちていれば「ヤブツバキ」ですね。
また、「サザンカ」は晩秋頃から、「ヤブツバキ」は1月頃から咲き始めますので、開花の時期で判断するのも一つの方法です。



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