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[K'sBookshelf][Flower in Season][2017年]

Dec/31/2017


庭の「ロウバイ 'マンゲツ'(蝋梅 '満月')」が咲いています。寒さが厳しい季節に、暖かな黄色の花を咲かせます。「ロウバイ(蝋梅)」は花びらの中央部分が暗褐色、「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」は花全体が黄色です。「満月」はその中間、といった感じでしょうか。「ロウバイ」は「蝋細工のような感じのするウメのような花」の意味です。

Dec/17/2017


「ビオラ(viola)」です。寒さに強く、冬の花壇に欠かせない花の一つです。しかも、花期が長く、花色が豊富です。「サンシキスミレ(三色菫)」などを母種とする園芸種の一つで、「パンジー(pansy)」と同じ学名ですが、日本では比較的大形の園芸種を「パンジー」、小形の園芸種を「ビオラ」と呼び分けているようです。

Dec/3/2017


「ハキダメギク(掃溜菊)」です。花径が5mm程と、小さな花です。五枚の白い花びらは舌状花(ぜつじょうか)、中央の黄色い部分は管状花(かんじょうか、或いは筒状花)です。花期が長く、まだ咲いています。

Nov/19/2017


「ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)」の花です。この花は、花期が長く、夏の暑さや冬の厳しさを耐えて咲き続けます。濃いピンク色から白色の、金平糖のような形をした花が可愛らしいですね。厄介者と思う方もいらっしゃるかもしれない程、とても繁殖力が旺盛で、地面を這うように広がります。葉には暗褐色の模様が入り、秋には見事に紅葉します。派手さはありませんが、ほぼ一年中楽しめる花です。

Nov/5/2017


「ビワ(枇杷)」の花です。花は五弁の白色ですが、萼が茶色で、遠くからはクリーム色や茶色っぽく見えます。「ビワ」の名は、その実が楽器の「琵琶(びわ)」に似ていることから名づけられたということです。「琵琶」の「玨」を「木」に変えて植物の名としたようです。収穫は、春の終わり頃から初夏にかけてです。楽しみですね。

Oct/22/2017


「イヌサフラン(犬サフラン)」です。ピンクの花が可愛らしいですね。ただ、有毒植物ですので、食べるなどはしないでください。とても良く似た「サフラン(saffraan)」は、その赤い雌蕊(めしべ、しずい)を乾燥させ、スパイスとして、また黄色い着色料として利用します。「イヌサフラン」は、「サフラン」に似ているのにスパイスや着色料としては使えない、ということから「イヌ」の名が付いたのだろうと思います。

Oct/8/2017


「シュウメイギク(秋明菊,秋冥菊)」が咲き出しました。この花が咲き出すと、いよいよ寒さが次第に厳しくなっていきます。色がとても上品で、可憐な花です。この花びらのように見えるのは、萼(がく、花びらの外側にあって花びらを支える役目を担います)で、花びらは退化してしまって、ないのだそうです。また、「菊」という名前が付いていますが、キク科ではなく、キンポウゲ科です。

Sep/23/2017


「ヤブラン(藪蘭)」です。薄紫の小さな六弁花が、穂状に咲き並びます。可愛らしいですよ。緑色の葉(葉脈が平行になる並行脈)とのバランスがとても美しいです。最近は、美しい斑(ふ)の入った「フイリヤブラン(斑入藪蘭)」が多いように思います。

Sep/10/2017


「キバナコスモス(黄花秋桜)」が咲いています。「コスモス(秋桜)」に先駆けて咲き始めます。「コスモス」よりもしっかりとした色合いで、花期も長いようです。赤やオレンジや八重咲種もあり、どれも可愛らしい花です。

Aug/27/2017


「センニンソウ(仙人草)」が咲き始めました。純白の美しい花ですが、この花に見えるのは萼で、花冠(かかん、花びら全体)を支える役を担います。中央にあるのは蕊(しべ)です。それでは、花はどこ?・・・そうなんです、花はないのでそうです。萼が散り、実が熟すると、白いヒゲのようなものが目立ちます。これを仙人の髭に見立て、「仙人草」と名付けられたそうです。可愛らしい花ですが、有毒ですので、みだりに触ったりしないでくださいね。

Aug/13/2017


近くの市民農園で「オクラ(okra)」が咲いています。花径は10cm前後、草丈は1-1.5m程でしょうか。同じアオイ科の「ワタ(綿,棉,草綿)」の花に似ています。淡い黄色の花が、何んともいえず可愛らしいですね。

Jul/30/2017


「キョウチクトウ(夾竹桃)」です。木本で樹高は3m程、花の大きさは5-7cm程でしょうか、五弁花や八重咲き種、色もピンクや赤や黄色と豊富です。この花の形は、キョウチクトウ科の花によく見られ、「テイカカズラ(定家葛)」や「ツルニチニチソウ(蔓日日草,蔓日々草)」などもこの形ですね。美しい花ですが、有毒です。花ばかりではなく、葉や枝などにも毒がありますので、口には入れないようにして下さい。

Jul/16/2017


「ヤブカラシ(藪枯らし)」です。「藪をも枯らしてしまうほど繁殖力が旺盛」ということからの名です。ただ、繁殖力は確かに旺盛ですが、「藪をも枯らしてしまう」というのは、少し大げさかな、と思います。暑い季節によく見掛けます。オレンジやピンクの花が、可愛らしいですね。

Jul/2/2017


「トマト(tomato)」です。黄色の五弁花です。咲き終わる頃から、小さな実が確認できます。これが食べごろの大きさになるまで2~3週間、熟して食べごろになるまで更に2週間ほど、少し時間が掛かります。それでも、下から上に向かって、順々に実が成り、熟していきます。手を入れれば、もっと美味しくなるとは思うのですが、全く手を入れなくても、(5月初旬に苗を植えれば)7月から8月頃まで、毎日のように美味しいトマトが収穫できます。無精者には、うってつけの野菜です。

Jun/18/2017


「クチナシ(梔子, 巵子, 山梔子)」です。少し厚みのある純白の美しい花で、葉は濃い緑、そして、濃厚な甘い香りがします。花は、次第に黄色みを帯びていきます。実は、六つの突起を持つ独特の形をしていて、初めは緑色ですが、次第に黄色みを帯び、最後にはオレンジ色になります。この実は、古くから、金団(きんとん)やたくあん漬けなどの食べ物の黄色の着色料として用いられる他、染料としても使われ、更に、乾燥させて粉末にしたものは山梔子(さんしし)と呼ばれ、炎症を抑える効果があるとされ、消炎・解熱・鎮静などの薬として利用されます。

Jun/4/2017


庭に数年前から大繁殖している「コモチマンネングサ(子持ち万年草)」です。花径は5mm程で、形の良い五弁の大変美しい花です。「マンネングサ」は幾つか種類があり、花だけで見分けるのは至難(殆ど無理)ですが、この「コモチマンネングサ」は、葉腋(ようえき、葉の付け根、葉が茎と繋がっている部分)に注目していただければ、すぐに他と区別できます「コモチマンネングサの葉腋」。この円形のものを珠芽(しゅが)といい、これが落下し、発芽して、新しい個体となります。

May/21/2017


「カタバミ(酢漿草,傍食,片喰)」です。前回と同じ黄色の花です。春には黄色の花が似合いますね。花径は1cm~1.5cm程、三つ葉は1cm~2.5cm程、草丈は5cm-20cm程と、同じ種とは思えない程の差があります。大変繁殖力が強く、なかなか駆除できない厄介者ですが、美しい五弁の、大変可愛らしい花です。

May/7/2017


「オニタビラコ(鬼田平子)」です。花径は1cm程と大変小さいのですが、美しい黄色の、とても端正な多弁花です。草丈は20-50cm程と、丈が低いものがあると思えば、とても高くなるものもあります。この季節には、あちこちで見かけますので、きっとご覧になったことがあるのではないかと思います。

Apr/22/2017


「タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)」です。前々週の「フラサバソウ(フラサバ草)」よりも更に小さい3-4mmの、あまりに小さく、しかも葉に埋もれて見えにくいかもしれませんが、クワガタソウ属独特の形の可愛らしい青い花です。「タチ」の名の通り、ほぼ直立して丈は15-25cm程になります。「フラサバソウ」は匍匐(ほふく)し、「オオイヌノフグリ」の丈は10-15cm程です。

Apr/9/2017


「フラサバソウ(フラサバ草)」です。うっかりすると見過ごしてしまいそうな、4-5mm程と大変小さい花です。ただ、大変綺麗な青い色の花を咲かせます。この時期によく見掛ける「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」に似ていますが、半分程の大きさで、葉には長い細毛が目立ちます(オオイヌノフグリは無毛です)。しゃがみこんで、ゆっくりとご覧ください。きっと、満足できるだろうと思います。

Mar/26/2017


「アセビ(馬酔木)」が満開です。可愛らしいスズランのような花を咲かせます。赤花やピンクなどもあります。漢名の「馬酔木」は、馬などが葉や枝を食べると、酔ったようにふらつく、ということからこの名になったそうです。

Mar/12/2017


先日のニュースで、新宿御苑の「オオカンザクラ(大寒桜)」が見頃だということでした。その「オオカンザクラ」です。このサクラも、「カワヅザクラ(河津桜)」よりは薄めですが、それでもしっかりとしたピンクが特徴です。しかも早咲きです。日本花の会によれば、「カンヒザクラ(寒緋桜)」と他種(オオシマザクラ(大島桜)か?)の交雑種と推定されるとのことです。「カワヅザクラ」と同様、カンヒザクラの血をより多く受け継いでいるのでしょうね。

Feb/4/2007


近くの公園の「カワヅザクラ(河津桜)」です。満開です。日本花の会によれば、「オオシマザクラ(大島桜)」と「カンヒザクラ(寒緋桜)」の交雑種と推定されるとのことです。濃く美しいピンクは、カンヒザクラの血をより多く受け継いでいるのでしょうか。本当に美しいサクラです。早咲きで、伊豆の河津では一月の下旬頃から、この辺りでも二月の上旬から咲き出します。花期も比較的長いので、まだ暫くは楽しむことができます。

Feb/4/2007


「キダチアロエ(木立アロエ)」です。一般には単に「アロエ」と呼ばれますが、「アロエ」という呼称は、たくさんあるススキノキ科アロエ属の植物の総称です。肉厚の葉には有用な物質を数多く含み、内服して胃腸病や便秘などに、塗り薬として火傷や傷・虫刺されなどに効くそうで、「イシャイラズ(医者いらず)」とも呼ばれます。ただ、効用があるのは、アロエ属の中でも「キダチアロエ」「アロエ・ベラ」などに限られるそうです。

Jan/29/2017


「パンジー(pansy)」です。厳しい季節ですが、元気に咲いています。可愛らしい花ですね。「ビオラ(viola)」と同じ学名ですが、日本では比較的大形の園芸種を「パンジー」、小形の園芸種を「ビオラ」と呼び分けているようです。

Jan/1/2017


庭の「センリョウ(千両)」です。赤い実が可愛らしく、正月飾りにも使っています。手間をかけることはありませんが、毎年立派に実を付けてくれます。



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