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[K'sBookshelf][Flower in Season][2023年]

Dec/31/2023


アラセイトウ(紫羅欄花)」です。「ストック(stock)」という呼び名の方が、一般的でしょうか。アブラナ科の植物ですので、本来は一重の四弁花でしょうが、最近見掛けるものの多くは八重咲き種です。八重咲き種は華やかで可愛らしいのですが、一重の四弁花も、なかなか捨てがたいですよ。花色も豊富で、これからまだ暫くは楽しめます。

Dec/17/2023


紹介する花が、めっきり減る季節になりました。ということで、今回は「センリョウ(千両)」の実です。真っ赤に赤熟しています。とても可愛らしい。今年は正月飾りに使おうかと思っています。「ジュウリョウ(十両)(別名ヤブコウジ(藪柑子))」「ヒャクリョウ(百両)(別名カラタチバナ(唐橘))」「マンリョウ(万両)」などもあります。どれも赤い実が成ります。

Nov/19/2023


イヌタデ(犬蓼)」です。別名の「アカマンマ、アカノマンマ(赤飯)」の方が、通りは良いかもしれませんね。大変花期の長い花で、夏頃から咲き始め、この季節にも、まだ咲いています。ちなみに、名前の頭に「イヌ」と付く植物は多いのですが、多くの場合、「役に立たない」という意味で名付けられます。そうかうもしれませんが、ちょっと残念ですね。

Nov/4/2023


ホトトギス(杜鵑草)」です。斑点が「ホトトギス(カッコウ目カッコウ科の鳥)」の腹部の斑紋に似ていることからの名だそうです。草丈は50cm前後と、それほど大きくはありませんが、独特の花の姿は、よく目立ちますね。「ホトトギス」は日本固有種で、葉腋(葉の付け根)に数個の花を付けます。丁度、茎に沿って連なるように咲き、そこから交互に葉が広がるような感じです。よく似た「タイワンホトトギス(台湾杜鵑草)」は、茎の先に枝を出して多くの花を付けます。茎の途中には、殆んど花を付けません。

Oct/22/2023


庭の「キンモクセイ(金木犀)」が咲いています。小さな四弁のオレンジ色の花で、一つ一つは小さいですが、枝から直接花枝を出し、密集して花を咲かせます。かなり離れていても、良い香りが届いてきます。濃厚で甘い香りです。秋ですね。他に、クリーム色の「ウスギモクセイ(薄黄木犀)」や白色の「ギンモクセイ(銀木犀)」がありますが、香りは微かです。

Oct/8/2023


コスモス(秋桜)」です。この季節は、やはりこの花ですね。とても可愛らしく、「秋桜」という漢字名も素晴らしい。「秋に咲くサクラ(桜)に似た花」の意といわれます。春を代表する「サクラ(桜)」に対して、秋を代表する花、という意味合いもあるのかもしれません。色や品種も豊富です。コスモス・キバナコスモス品種図鑑にまとめました。

Sep/24/2023


イタドリ(虎杖)」の雌花です。多くは、咲き始めから白花ですが、写真のように咲き始めは赤いものがあります。ただ、これも次第に白くなります。別種の「ベニイタドリ(紅虎杖)」があり、こちらは最後まで赤色です。この二種の区別は微妙で、別種なのか、交雑種なのか、とても悩ましい。それはさておき、この根茎は「虎杖根ショウジョウコン」と呼ばれる生薬で、若芽は食用になるとのことです。

Sep/10/2023


ヒルガオ(昼顔)」です。優しいピンクの花です。春の終わりごろから秋口まで咲いています。でも、さすがにもう見納めの時期ですね。朝方に咲いて間もなくしぼんでしまう「アサガオ(朝顔)」に対して、昼間でも咲いていることからの名です。やや小形の「コヒルガオ(小昼顔)」があります。どちらもヒルガオ科ヒルガオ属で、どちらもとても可愛らしい。

Aug/27/2023


アサガオ(朝顔)」です。前回の「マルバアサガオ(丸葉朝顔)」は葉がハート形でしたが、「アサガオ(朝顔)」は三裂します。花は五弁の「合弁花」で、花色も模様も様々です。夏を代表する花です。

Aug/13/2023


マルバアサガオ(丸葉朝顔)」です。ヒルガオ科サツマイモ属です。葉がハート形であることから「マルバ」の名が付きました。朝方に咲いて、日中はしぼんでしまう点は、「アサガオ(朝顔)」と同じですが、「アサガオ(朝顔)」よりは小ぶりで、花径は5cm程でしょうか。「ヒルガオ(昼顔)(ヒルガオ科サツマイモ属)」「ユウガオ(夕顔)(ウリ科ユウガオ属)」「ヨルガオ(夜顔)(ヒルガオ科サツマイモ属)」があります。

Jul/30/2023


オシロイバナ(白粉花)」です。日が沈む頃から咲き始め、朝方まで咲き続けます。日中はしぼんでしまって、元気がありません。とても良い香りのする花ですが、とりわけ咲き始めの頃に香りが強いような気がします。花が散って、暫くすると、黒い種ができます。この種を潰すと中は白粉状(胚乳)で、これをおしろいの代用にした(広辞苑)ことから、「オシロイバナ」となりました。花色は白・黄・ピンク・赤・絞りなど多様ですが、この花弁(かべん)に見えるものは萼(がく)で、花弁(かべん)はないのだそうです。

Jul/16/2023


庭の「マンリョウ(万両)」です。「センリョウ(千両)」は、ほぼ咲き終わりましたが、その隣で「マンリョウ(万両)」が咲き始めました。白い五弁花で、冬になると実が赤熟します。「センリョウ(千両)」の実は真っ赤(赤朱色)ですが、「マンリョウ(万両)」の実は赤色で、やや大粒です。それが「サクランボ(桜ん坊)」のように枝垂れます。可愛らしいですよ。

Jul/2/2023


庭の「センリョウ(千両)」です。花弁のない雌蕊(緑色)と雄蕊(黄色)のみから成る花です。可愛らしいですね。咲き終わると雄蕊(黄色)が落ちて、雌蕊(緑色)は晩秋から冬にかけて赤く熟します。この実もとても可愛らしい。隣で、今は蕾の「マンリョウ(万両)」も、間もなく咲き出します。

Jun/18/2023


トマト(tomato)」です。黄色の五弁花です。綺麗な花ですね。咲き終わる頃から、小さな実が確認できます。下から上に向かって、順々に実が成り、熟していきます。手を加えれば、もっと美味しくなるとは思うのですが、放ったままでも、(5月初旬に苗を植えれば)7月から8月頃まで、毎日のように美味しいトマトが収穫できます。無精者には、うってつけですよ。

Jun/4/2023


ナンテン(南天)」が咲き始めました。メギ科ナンテン属で、中国原産の植物です。中国ではあまり利用されないようですが、日本では実や花が生薬として利用されます。秋になると葉は紅葉し、冬になると実が赤熟します。正月飾りなどに使われるのを見掛けますね。

May/21/2023


ジャガイモ(ジャガ芋)」の花です。茎の先に幾つもの五弁の合弁花を付けます。品種によって花色に違いがあるそうで、白や薄紫、ややピンク色がかったものもあります。地下茎が肥大化したもの(「塊茎かいけい」といいます)が食用になります。今が花の盛りであれば、6月後半から7月頃が収穫期になるでしょうか。楽しみですね。

May/7/2023


ハルジオン(春紫苑,春紫菀)」です。キク科ムカシヨモギ属の植物で、薄っすらとピンク色がかった可愛らしい花です。少し前から咲いていて、もうそろそろ終わりに近いかもしれません。この頃になると、大変良く似た「ヒメジョオン(姫女苑,姫女菀)」も咲き出します。見分けるのが難しいのですが、「ハルジオン」は葉の付け根が茎を抱くようになり、「ヒメジョオン」はほとんど抱きません。ちなみに、「ハルジオン」は「シオン紫苑」で、「ヒメジョオン」は「ジョオン女苑」です。

Apr/23/2023


モッコウバラ(木香薔薇)」です。バラ科バラ属で蔓性の低木で、枝に沿ってたくさんの花を付けます。見応えがあって、とても可愛らしいですね。一重咲きと八重咲きがありますが、見掛けるのは殆どが八重咲種です。薄黄色の「キモッコウバラ(黄木香薔薇)」もあります。白花種よりも、こちらの方が見掛ける機会は多いでしょうか。

Apr/9/2023


ドウダンツツジ(満天星,灯台躑躅)」です。既に満開の時期が過ぎて、少しずつ散り始めています。「スズラン(鈴蘭)」に似た壺形の花で、純白で黄緑色の葉が良く似合いますね。「ドウダン」は「灯台(とうだい)」の訛(なまり)だそうです。赤と白の縞模様の「サラサドウダン(更紗満天星, 更紗灯台)」や、赤い「ベニドウダン(紅満天星, 紅灯台)」などがあります。

Mar/26/2023


近くの公園の「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」です。在来種の「カントウタンポポ(関東蒲公英)」がありますが、花だけでは見分けがつきません。苞(ほう)が反り返るものが「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」、カントウタンポポ(関東蒲公英)は反り返らない、と言われますが、交雑が進んでいて、区別はなかなか難しいといわれます。可愛らしい花ですから、単に「タンポポ(蒲公英)」として楽しむのも良いかもしれませんね。

Mar/12/2023


近くの公園の「フラサバソウ(フラサバ草)」です。「ツタノハイヌノフグリ(蔦葉犬の陰嚢)」の別名がある通り、「イヌノフグリ(犬の陰嚢)」や「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」と同じオオバコ科クワガタソウ属で、花形はよく似ています。ただ花は小さく、2mm程でしょうか。うっかりすると見逃してしまうかもしれない、という程小さいです。でも、とても可愛らしい。

Feb/26/2023


近くの公園の「カワヅザクラ(河津桜)」が満開です。日本花の会によれば、「カンヒザクラ(寒緋桜)」と他種(「オオシマザクラ(大島桜)」か?)の交雑種と推定されるそうです。「カンヒザクラ(寒緋桜)」は、花色が濃いピンクで、早咲きですから、その血を継いでいるのでしょうね。「いよいよ春ですよ」と言っているかのようです。本当に美しいサクラです。

Feb/12/2023


アラセイトウ(紫羅欄花)」です。「ストック(stock)」という呼び名の方が、よく知られています。アブラナ科の植物ですので、本来は一重の四弁花でしょうが、最近見掛けるものの多くは八重咲き種です。八重咲き種は華やかで可愛らしいのですが、一重の四弁花も、なかなか捨てがたいですよ。花色も豊富で、これからまだ暫くは楽しめます。

Jan/29/2023


キダチアロエ(木立アロエ)」です。一般には単に「アロエ(Aloe)」と呼ばれますが、「アロエ」という呼称は、たくさんあるススキノキ科アロエ属の植物の総称です。肉厚の葉には有用な物質を数多く含み、内服して胃腸病や便秘などに、塗り薬として火傷や傷・虫刺されなどに効くそうで、「イシャイラズ(医者いらず)」とも呼ばれます。ただ、効用があるのは、アロエ属の中でも「キダチアロエ」や「バルバドス・アロエ(Barbados aloe)(別名「アロエ・ベラ」)」などに限られるそうです。

Jan/15/2023


ロウバイ 'マンゲツ'(蝋梅 '満月')」です。13年前に植えました。黄色を好んだ妻のために、冬場に黄色い花を咲かせるものをと、選びました。毎年たくさんの花をつけてくれます。「ロウバイ(蝋梅)」は、花の中央が濃い褐色になります。この「満月」はやや明るい褐色で、褐色にならない種をを「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」といいます。



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