やく(葯)

葯(やく)

やく(葯)

被子植物の花の生殖器官である雄蕊(おしべ、ゆうずい)の一部で、花粉が入っている部分を、葯(やく)といいます。
雄蕊の、葯を支える部分を花糸(かし)といいます。

これに対し、花粉を受ける部分を、雌蕊(めしべ、しずい)といいます。
雌蕊は、花粉を受ける柱頭(ちゅうとう)、受精して発育し果実や種子になる子房(しぼう)、子房から伸びて柱頭を支える花柱(かちゅう)から成っています。

やど(宿)

宿(しゅく)

ゆう(雄)

雄蕊(おしべ、ゆうずい)

ゆうずい(雄蕊)

雄蕊(おしべ、ゆうずい)

よう(葉)

葉腋(ようえき)
葉縁(ようえん)
葉序(ようじょ)
葉鞘(ようしょう)
葉身(ようしん)
葉柄(ようへい)
葉脈(ようみゃく)

ようえき(葉腋)

葉が茎と接続している部分(葉の付け根)を、葉腋といいます。

ようえん(葉縁)

葉の縁の形状をいいます。
葉縁は、

• 全縁(ぜんえん) ----- 縁が滑らかで、鋸の歯状や波状にならないもの
• 毛縁(もうえん) ----- 縁に毛があるもの
• 鋸歯(きょし) ----- 縁に鋸の歯状のギザギザがあるもの

などに分類されます。

葉縁は葉の縁の形状を指し、葉の切れ込み方の分類とは別です。
葉の切れ込みは欠刻(けっこく)と呼ばれます。

ようじょ(葉序)

茎に対し葉の付き方を、葉序といいます。
葉序は、

• 互生葉序(ごせいようじょ)、互生(ごせい) ----- 茎に対し交互に葉が付くもの
• 対生葉序(たいせいようじょ)、対生(たいせい) ----- 茎に対し二枚の葉が対になって付くもの
• 輪生葉序(りんせいようじょ)、輪生(りんせい) ----- 茎に対し複数の葉が一か所から放射状に付くもの

に区分されます。

ようしょう(葉鞘)

ようしん(葉身)

葉の一部で、一般に葉と呼ばれる部分を、葉身といいます。
葉は、他に、葉身を支える葉柄(ようへい)と、茎との付け根に生え出る托葉(たくよう)から成ります。
ただ、葉柄がないか目ただないもの、托葉がないものもあります。

ようへい(葉柄)

葉の一部で、葉身(ようしん、葉の本体)と茎や枝を繋ぐ柄を、葉柄といいます。
葉柄のないもの、目立たないもの、があります。

ようみゃく(葉脈)

葉に分布する水分や養分を通すための管(動物でいう血管のような働きをする管)を、葉脈といいます。
この葉脈の中で、(一般には葉の中央を走る)もっとも太いものを、主脈(しゅみゃく)といいます。
葉脈は、

• 網状脈(もうじょうみゃく) ----- 葉脈が網目状になっているもの
• 平行脈(へいこうみゃく) ----- 葉脈が平行に走っているもの

に区別されます。

よく(翼)

翼弁(よくべん)

よくべん(翼弁)

マメ科などに多く見られる蝶のような形の蝶形花(ちょうけいか)の一部で、中央部分の二枚の花弁を、翼のように左右に広がるということから、翼弁といいます。

この翼弁の上部で、上に立ち上がる形の花弁を旗弁(きべん)、翼弁の内側で雌蕊(めしべ、しずい)・雄蕊(おしべ、ゆうずい)を包む形の花弁を竜骨弁(りゅうこつべん)或いは舟弁(しゅうべん)といいます。

よそお・う(装う)

装(そう)