Dec/23/2018
「ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)」の花です。この花は、花期が長く、春頃から咲き始め、まだまだ元気です。濃いピンク色から白色の、金平糖のような形をした花が可愛らしいですね。とても繁殖力が旺盛で、地面を這うように広がります。葉には暗褐色の模様が入り、秋には見事に紅葉します。派手さはありませんが、ほぼ一年中楽しめる花です。
Dec/9/2018
「コダチダリア(木立ダリア)」です。「キダチダリア(木立ダリア)」「コウテイダリア(皇帝ダリア)」「ツリー・ダリア(tree dahlia)」とも呼ばれます。草丈が4-5mにもなる大きなダリアで、晩秋から初冬にかけて、優しいピンクの花を咲かせます。花径20cm以上にもなろうかという大輪の花が、冷たい大気を温めてくれているかのようです。
Nov/25/2018
「コシロノセンダングサ(小白栴檀草)」です。夏から秋にかけて、よく見掛けます。学名からすれば、「
コセンダングサ(小栴檀草)」の変種(var.)という位置付けのようです。白い花弁があるかどうかの違いのようですが、最近、「コセンダングサ(小栴檀草)」と思われるものにも、白い花弁があるものを見掛けます。どの辺りで区別しているのか、悩みどころです。
Nov/11/2018
「ヒャクニチソウ(百日草)」です。夏から秋にかけて、文字通り百日も咲き続ける花です。花の色も形も大変多く、咲き揃っているところなど、大変見ごたえがあります。「ジニア(zinnia)」とも呼ばれますが、正式には、ジニア(
Zinnia)は、キク科ヒャクニチソウ属の学名です。
Oct/28/2018
「キミガヨラン(君が代蘭)」です。一年に二度、春先と秋の終わりに、壺形の薄黄色の花が下向き咲きます。大変背が高くなり、2mを超えるものもありました。「ユッカ(
Yucca)」とも呼ばれますが、本来は「
アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)」なども含む属名です。
Oct/14/2018
「マルバルコウ(丸葉縷紅,丸葉留紅)」です。花径1.5cmほどのアサガオのような形の真紅の花です。「マルバ」の名の通り、葉はハート形です。糸のように細い葉の「
ルコウソウ(縷紅草)」、モミジ葉のような葉の「
モミジルコウ(紅葉縷紅,紅葉留紅)」などがありますが、花はどれもよく似ています。
Sep/30/2018
「アキノエノコログサ(秋の狗尾草)」です。春頃から咲き出す「
エノコログサ」に遅れて、夏頃から秋にかけて咲きます。「エノコログサ」に比べて穂が大きく、弓状に枝垂れます(ただ、穂が垂れているか、いないか、は区別の目安にはなりますが、微妙なものもあります)。秋ですね。
Sep/16/2018
「ハゼラン(米花蘭,爆蘭)」です。別名を「サンジカ(三時花)」といいます。午前中は赤色や橙色の蕾状に花は閉じていますが、別名の通り、午後の二時三時頃には、5-8mm程のピンクの五弁花が開きます。そして夕方にはまた閉じてしまいます。時間は驚く程正確です。花も蕾も、とても可愛らしいですよ。
Sep/2/2018
「オミナエシ(女郎花)」です。高いものは背丈程にもなり、その先に黄色の小さな五弁花が杯状に密集します。とても綺麗ですね。秋の七草の一つで、解熱・解毒・利尿などの作用があり、薬草として重用されます。この「女郎花」に対して、「
オトコエシ(男郎花)」があります。こちらは姿かたちはよく似ていますが、白花です。このオミナエシと、萩(ハギ)・尾花(オバナ、ススキのこと)・葛(クズ)・撫子(ナデシコ)・藤袴(フジバカマ)・朝顔(アサガオ、キキョウのことか)を併せて秋の七草といいます。
Aug/19/2018
「サギソウ(鷺草)」です。例えようもない程の見事な姿、純白の花、・・・。その名の通り、白鷺が舞っているかのようです。本当に美しい。何時見ても、思わず息を呑んでしまいます。
Aug/5/2018
「コムラサキ(小紫)」です。「コシキブ(小式部)」「コムラサキシキブ(小紫式部)」とも呼ばれます。花も可愛らしいのですが、秋には美しい
紫色の実をつけます。
Jul/22/2018
「ニガウリ(苦瓜)」です。「ゴーヤー」の方が馴染みがあるかもしれませんね。実は苦みがあり、(好みはあるかもしれませんが)美味しいです。熟すると真っ赤になります。初めて見た時には驚きましたが、苦みが薄れ、美味しく食べられるのだそうです。画像は雌花で、花弁の中央の蕊(しべ)は緑色です。
雄花は蕊が黄色です。
Jul/8/2018
「ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)」です。「ツキミソウ(月見草)」など、マツヨイグサ属の多くは、夕方から花を開き、朝には凋(しぼ)んでしまいますが、この「ヒルザキツキミソウ」は、名前の通り日中に花を開かせます。ピンクと白の可愛い花です。花径は5cm前後で、草丈は30-40cmでしょうか。
Jun/24/2018
「タチアオイ(立葵)」です。可愛らしい花ですね。1.5~2.5m程にもなる直立する茎に沿って、下から順に、上に向かって、次々に咲いていきます。そのため花期が長く、5月下旬頃から咲き始め、8月初旬頃までは楽しめそうです。花色は白・ピンク・赤・赤紫など豊富で、八重咲の種もあります。
Jun/10/2018
「シロツメクサ(白詰草)」です。「クローバー(clover)」という名の方が、馴染み深いかもしれません。ただ、「クローバー」は「シャジクソウ属」の英名ですので、「シロツメクサ」は「ホワイト・クローバー」と呼ぶべきかもしれません。紅色の花を咲かせる種を「
ムラサキツメクサ(紫詰草)(別名アカツメクサ(赤詰草,赤漆姑草))」といいます。
May/27/2018
「ゼニアオイ(銭葵))」です。「
ウスベニアオイ(薄紅葵)」の変種とされます。どちらも赤紫色の五弁花で、よく似ています(当然ですね)が、花色は「ゼニアオイ」の方が少し濃いように思います。また葉は、どちらも五裂しますが、「ゼニアオイ」は全体が丸みを帯びていて、「ウスベニアオイ」は少し切れ込みが深い、というところでしょうか。
May/13/2018
「アメリカフウロ(亜米利加風露)」です。薄いピンクの五弁花が可愛らしいですね。北米原産の帰化植物だそうです。実が面白い形で、始めは緑色ですが、次第に黒くなり、それにつれて萼(がく)が赤くなります。花よりも、実の方が目立ちます「
アメリカフウロの実」。
Apr/29/2018
「キバナフジ(黄花藤)」です。或いは、別名の「キングサリ(金鎖)」の方が一般的かもしれません。遠くからも大変目立つ、鮮やかな黄色の花で、今が盛りです。「
フジ(藤)」と同じマメ科に属します。
Apr/15/2018
「オランダミミナグサ(和蘭耳菜草, 阿蘭陀耳菜草)」です。5mm程の小さな白い五弁花、可愛らしいですね。ヨーロッパ原産の帰化植物だそうで、名もそれに由来するようです。よく似たものに「
ミミナグサ(耳菜草)」があります。見分け方は難しいのですが、「オランダミミナグサ」は萼(がく)が短く、蕾の時には先に白い花が見えますが、「ミミナグサ」は萼にすっぽり覆われること、「オランダミミナグサ」の花は「ミミナグサ」に比べてほっそりしていること、「オランダミミナグサ」と「ミミナグサ」の蕊(しべ)の並び方が少し違うこと、などでしょうか。
Apr/8/2018
Mar/25/2018
「ホトケノザ(仏の座)」が満開です。この花か咲き出すと、いよいよ春ですね。春の七草の一つに「ホトケノザ」がありますが、これは「コオニタビラコ(小鬼田平子)(タビラコ(田平子))」を指し、写真の「ホトケノザ」とは別物です。ただ、どちらも、葉が仏様の座る円座に似ていることから、この名があります。
Mar/11/2018
「フクジュソウ(福寿草)」です。花径は4-5cm程、草丈は5-10cm程でしょうか、黄金色で、艶があり、大変美しい花です。「ガンジツソウ(元日草)」「ツイタチソウ(朔日草)」「コトブキグサ(寿草)」という別名があります。「元日」「朔日」は旧正月を指しているようで、確かに、2月下旬頃から、暖かくなり始める頃から咲き始めます。
Feb/25/2018
「オウバイ(黄梅)」です。別名・漢名を「迎春花」といい、今頃の季節に美しい黄色の花を咲かせます。花は2-3cm程、樹高は50cm-100cm程です。枝は長くなると枝垂れ、その枝に沿って花を付けます。「ウメ(梅)」の花に似ていることから「梅」の名が付きますが、バラ科ではなく、モクセイ科です。
Feb/11/2018
「ウメ(梅)」が咲き始めました。最近、バラ科本来の一重のウメをあまり見ません、気のせいでしょうか。まだ寒い季節は続きますが、「これから少しずつ暖かくなりますよ」と、「もう少しの辛抱ですよ」と、言っているかのように暖かい色です。
Jan/28/2018
「スノードロップ(snowdrop)」です。雪の残るこの季節に咲き始めます。「マツユキソウ(待雪草)」「ユキノハナ(雪の花)」「ユキノシズク(雪の雫)」という別名の通り、雪のように純白の清楚な花です。草丈は15-20cm程、花は10cm前後でしょうか、三枚の花びらが下向きに垂れます。その内側に三枚の小さな花びらがあります。本当に愛らしいですね。大好きな花です。
Jan/14/2018
「シクラメン(cyclamen)」です。花は下向きに咲き、花弁は逆に上に向きます。冬場の鉢植えに好まれます。別名を「カガリビバナ(篝火花)」といい、なかなか的を得た名ですね。また「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」とも呼ばれます。英語の「sowbread」の直訳のようで、「sow」は「豚(雌の成豚)」、「bread」は「パン」、「豚が塊茎を好んで食べる」ことからの名のようです。