本能寺・妙覚寺襲撃の謎 その6
<中枢部分が妙覚寺へ軍勢を向かわせる過程>
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信忠が二条御所に立て籠もってしばらくしてから、明智勢が妙覚寺・二条御所へと押し寄せてきました。 江村専斎が"分明に、水色の旗(光秀の水色桔梗を指す)、妙覚寺の方へ来るが見えければ"と述べているのはこの過程のことと考えられます (『ノート』 18ページ) 。
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水色の旗
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この時点において、ようやく本城および他の雑兵達も自分たちの行動が何であるかを知ったと考えてよいと思います。 あるいは中枢部分の意志を知ったというべきでしょうか? どう表現したらよいのか?
これは明智家臣団全体にとって大きな転換点であったように思われます。
(H9.10.24)
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