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[辞典・用語][漢字林][八部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

[漢字林 八部] [部首索引]



八2+0=総画数2 U+516B
音読: ハツ[漢]、ハチ[呉]
訓読: や、やっ・つ、や・つ、よう
◆数の名、八番目の数 {数字}
◆左右に分ける、別れる、反対方向に進んで次第に遠ざかる、同「別」
◆[日]はち、部首名
漢字林(非部首部別)
筆順

八2+1=総画数3 U+4491
◆漢字の構成部分
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔀
八2+1=総画数3 U+20500
音読: 未詳
◆引き寄せる、引っ張る、同「扳」「【集韻:卷二:平聲:二十七:兆攀扳𠔀】扳隷作𠔀」「【字彙補:子集:八部:𠔀】隷書扳字見《五音集韻》」

八2+2=総画数4 U+516C
音読: コウ[漢]、ク[呉]
訓読: おおやけ、きみ
◆私(わたくし)することなく広く平らなさま、偏(かたよ)らないさま、「公平コウヘイ」
◆私・個人ではなく多くの人の集まり、社会的なこと、「公共コウキョウ(多くが一つになるさま、多くが共にするさま)」
◆国家、朝廷、政府、またそれに属する人、またそれに関すること
◆最高位の官職、「三公サンコウ(周代前11世紀~前771年では太師・太傅・太保)」
◆最も上位の爵位シャクイ(公・侯・伯・子・男)
◆年長の男性に対する尊称
◆牡(おす)、雄(おす)、「公牛コウギュウ(牡牛おうし)」
漢字林(非部首部別)
筆順

八2+2=総画数4 U+516D
音読: リク[漢]、ロク[呉]
訓読: む、むい、むっ・つ、む・つ
◆数の名、六番目の数 {数字}
◆工尺譜コウセキフ・コウシャクフ(楽譜の表記法の一つ)で「ソ」の音を表す {音楽(音階)}
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔃
八2+2=総画数4 U+516E
音読: ケイ[漢]、ゲ[呉]
◆文中・語末・文末に置き語調を整える助詞
漢字林(非部首部別)
筆順

八2+2=総画数4 U+516F
音読: 한ハン[韓]
◆[韓]口訣字コウケツジ(漢文の読解を助けるために単語や文章の区切りの位置に置く字)
刀部
𠔁別别
八2+2=総画数4 U+20501
音読: ヘツ[漢]、ベチ[呉]、ベツ[慣]
訓読: わか・れる、わか・つ、わ・ける
◆切って分(わ)ける、分離する、分けて離す、分けたものが繋(つな)がっていない状態にする
◆分かれる、分かれ離れる
◆他と繋がりがない、他とは違う、異なる
◆他(ほか)の~(別の~)、~以外に(~とは別に)、その上に(~とは別に)
◆[俗]~してはならない、~するな
𠔂
八2+2=総画数4 U+20502
音読: ヒョウ
◆火が舞い上がる、火が宙チュウを飛ぶ、同「熛」
𠔃
八2+2=総画数4 U+20503
音読: ケイ[漢]、ゲ[呉]
◆文中・語末・文末に置き語調を整える助詞
漢字林(非部首部別)
𠔄
八2+2=総画数4 U+20504
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦫴】亦作𠔄𦬀」「【中華字海:八部:𠔄】同"也"」
漢字林(非部首部別)
口部
蘭蘭
八2+3=総画数5 U+5170
音読: ラン[漢呉]
◆ヒヨドリバナ(鵯花)やフジバカマ(藤袴)などのキク科ヒヨドリバナ属の草、「蘭草ランソウ」 {ヒヨドリバナ} {フジバカマ}
◆ラン(蘭)、ラン科の植物、「蘭花ランカ」 {ラン}
◆香りのよい草の総称
◆「木兰モクラン」、モクレン(木蓮・木蘭)、モクレン科の木 {モクレン}
漢字林(非部首部別)
𠔅𠔆𡰤
八2+3=総画数5 U+20505
音読: キョウ
◆(禽獣などが獲物を食い尽くした後に、或いは肉を削ぎ取った後に、或いは朽ちた後に)残った骨、同「𠧔」「歹」
𠔆𠔅𡰤
八2+3=総画数5 U+20506
音読: キョウ
◆(禽獣などが獲物を食い尽くした後に、或いは肉を削ぎ取った後に、或いは朽ちた後に)残った骨、同「𠧔」「歹」
𠔇之㞢𡳿
八2+3=総画数5 U+20507
音読: シ[漢呉]
訓読: の、これ
◆~に向かって往(い)く
◆~の~、of
◆これ、この、this
◆それ、その、あれ、あの、that
𡉀土部
𠔏
八2+4=総画数6 U+5171
音読: キョウ[漢]、ク、クウ[呉]、グ[慣]
訓読: とも、ども、とも・に
◆両手を胸の前で組む、同「拱」
◆両手で物を捧(ささ)げ持つ、恭(うやうや)しく捧げ持つ、同「供」「恭」
◆~と一緒に、~と同じに
◆一緒に~する
◆合わせて、全部で
漢字林(非部首部別)
筆順
天𠕹𠀡𠀘
八2+4=総画数6 U+5172
音読: テン[漢呉]
訓読: あま、あめ
◆軽い陽気が(上に浮き)集まるところ、重い陰気が(下に沈み)集まるところを「地チ」「【說文解字注:土部:地】元气初分輕清陽爲天重濁侌爲地萬物所陳𠛱也…」
◆(「地」に対する語で)上にあるもの、頭上高くに広がっているところ、地を広く覆(おお)っているもの
◆地に存在する万物を創造・采配サイハイするもの
◆自然シゼン、自然界の動きや働き、自然現象、時(とき)、季節、気候、「天が采配するもの」の意
◆(天の命を受けて)人を支配する者
關闗𨵿𨶚𨳹𨷀関
八2+4=総画数6 U+5173
音読: カン[漢]、ケン[呉]
訓読: せき、かか・わる
◆閂(かんぬき)、扉を閉め内側から横に渡して扉が開かないようにするための横木、同「閞」
◆門を閉じる、門を閉じて閂を掛ける
◆国や領地などの周りを囲った境界に設けられた出入口、その出入口に設ける構築物が「門」
◆(左右の扉を閉めて閂を掛けるように)それぞれ別のものを繋(つな)ぐ、その繋ぎ目、節目
◆互いに係(かかわ)りを持つ
漢字林(非部首部別)
興𦥷㒷𢍯𨑁
八2+4=総画数6 U+5174
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
訓読: おこ・る、おこ・す、おき・る
◆起き上がる、すっくと立つ
◆持ち上げる、高く挙(あ)げる
◆高(たか)ぶる、高揚コウヨウする、盛り上がる
◆盛んになる、栄える
漢字林(非部首部別)
筆順

八2+4=総画数6 U+9FB9
◆漢字の構成部分
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔈中𠁧𠁦𠁩𠔗
八2+4=総画数6 U+20508
音読: チュウ[漢呉]
訓読: なか
◆ものとものの間にあってどちらにも偏(かたよ)らない位置
◆上下・高低・大小などの間(あいだ)に位置する人や物や場所、同「仲」
◆始点(出発地)から終点(目的地)までの範囲の間、半(なか)ば、「途中トチュウ」
◆閉じられた範囲・領域の内側、同「内」
◆ある範囲に含まれるもの、またその全て
◆(物の真ん中に)当てる、当たる
注解:「中(𠁧𠁦𠁩)」はたなびく旗(口)とその真ん中に立つ旗竿(丨)を象ったもので「物の真ん中」、また旗のたなびく方向で風向きを「当てる」の意味を持つ
𠔉
八2+4=総画数6 U+20509
◆漢字の構成部分
漢字林(非部首部別)
筆順
𡉊土部

八2+5=総画数7 U+34B6
音読: 未詳
◆未詳「【集韻:卷一:平聲:東第一:公㒶】沽紅切說文平分也…」
興𦥷兴𢍯𨑁
八2+5=総画数7 U+34B7
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
訓読: おこ・る、おこ・す、おき・る
◆起き上がる、すっくと立つ
◆持ち上げる、高く挙(あ)げる
◆高(たか)ぶる、高揚コウヨウする、盛り上がる
◆盛んになる、栄える
𠬿𠦛𠈯𠉔
八2+5=総画数7 U+5175
音読: ヘイ[漢]、ヒョウ[呉]
訓読: つわもの
◆戦うための武器、「兵器ヘイキ」
◆武器を持って戦う者、「兵士ヘイシ」「兵卒ヘイソツ」
◆軍隊、戦(いくさ)を目的として組織化された集団
◆軍(いくさ)に関する物や人やこと、「兵法ヘイホウ」
注解:「𠔊」
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔊長镸𨱗𠤐𠑷仧长
八2+5=総画数7 U+2050A
音読: チョウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: なが・い、た・ける、たけ、おさ
◆距離や時間などが途切れることなく連なっている、離れたところまでずぅっと続いている、途切れなく続いているものの二点(両端)が大きく隔(へだ)たっている、またその程度・大きさ
◆(長い)年や時間が経(た)つ、(長い年や時間が経って)伸びる、大きくなる
◆(長い)年を経(へ)ている、年を経て身の丈(たけ)が大きくなる
◆最も年上の人、年を経て経験や知識が豊かな人、家族・集団・組織の最も上位の人・頭(かしら)
◆優(すぐ)れる、最も優れている人
注解:「兵」
𠔋箕𥫶𥫚𠀠𠀮𡿸𠔛𠔐𠔝𢍌𢌰𠴩𠵶𠷛𦋊𠥊𠥩
八2+5=総画数7 U+2050B
音読: キ[漢呉]
訓読: み
◆穀類を入れ上下に揺すりながら、軽い糠(ぬか)や殻(から)や塵(ごみ)などを取り除くための籠(かご)
◆二十八宿東方青龍セイリュウの第七宿 {二十八宿}
◆「𠔋踞キキョ」、腰を下ろし両足を前へ投げ出すようにして座る、膝を曲げることはあっても足は組まない座り方、同「踑踞」 {姿勢(座)}
漢字林(非部首部別)
𠔌𧮫
八2+5=総画数7 U+2050C
音読: キャク、ガク
◆人中ジンチュウ、上唇の上(鼻の下)の中央の窪(くぼ)み、同「臄」
◆喉(のど)を鳴らしながら大笑いする、同「臄」
注解:「谷」
𠔏
八2+5=総画数7 U+2050F
音読: キョウ[漢]、ク、クウ[呉]、グ[慣]
訓読: とも、ども、とも・に
◆両手を胸の前で組む、同「拱」
◆両手で物を捧(ささ)げ持つ、恭(うやうや)しく捧げ持つ、同「供」「恭」
◆~と一緒に、~と同じに
◆一緒に~する
◆合わせて、全部で

八2+6=総画数8 U+5176
音読: キ[漢]、ゴ、ギ[呉]
訓読: そ・れ、そ・の
◆人(その人)や事柄(そのこと、それ)や物(それ)などを指す語、that、it
漢字林(非部首部別)
筆順
𥃲
八2+6=総画数8 U+5177
音読: ク[漢]、グ[呉]
訓読: そな・わる、そな・える、つぶさ・に
◆そな・わる、そな・える、必要なものが揃っている、必要なものを揃える
◆必要なものが身に付いている
◆(食事のための器具、戦うための武具、作業するための道具などの)揃えておく必要があるもの
◆つぶさ・に、漏れなく詳しく
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔓𠔰
八2+6=総画数8 U+5178
音読: テン[漢呉]
訓読: のり
◆古来から尊(とうと)ばれ続けている書物、行動や祭祀・儀式の規範・基準となる書物、「典籍テンセキ(古い貴重な書物)」
◆守り則(のっと)るべき手順や作法、規範、原則、「典礼テンレイ(儀礼の作法)」「典範テンパン(規範)」
◆司(つかさど)る、管理・監督する、またその人、またその職、「典衣テンイ(君主の衣類を司る人、またその職)」、同「敟」「䓦」
◆質(シチ)に入れる
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔐箕𥫶𥫚𠀠𠔋𠀮𡿸𠔛𠔝𢍌𢌰𠴩𠵶𠷛𦋊𠥊𠥩
八2+6=総画数8 U+20510
音読: キ[漢呉]
訓読: み
◆穀類を入れ上下に揺すりながら、軽い糠(ぬか)や殻(から)や塵(ごみ)などを取り除くための籠(かご)
◆二十八宿東方青龍セイリュウの第七宿 {二十八宿}
◆「𠔐踞キキョ」、腰を下ろし両足を前へ投げ出すようにして座る、膝を曲げることはあっても足は組まない座り方、同「踑踞」 {姿勢(座)}
𠔑
八2+6=総画数8 U+20511
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:子集備考:八部:𠔑】《五音篇海》音害」

八2+7=総画数9 U+34B8
音読: スイ[漢]、ズイ[呉]
◆思いの通りにする、思い通りになる、同「遂」
漢字林(非部首部別)
筆順
茲𦱳茊
八2+7=総画数9 U+5179
音読: シ[漢]、ジ[呉]
訓読: ここ
◆草木が盛んに茂る、また育つ、同「滋」
◆増々ますます、益々(ますます)、同「滋」
◆ここ、此の、此れ、此処に
◆藁などを編んで作った一人用の敷物
注解:「玆」
漢字林(非部首部別)
筆順
養𩛬𢼝𢽁䍩
八2+7=総画数9 U+517B
音読: ヨウ[漢呉]
訓読: やしな・う
◆人・家畜・植物などが育つために必要なものを与える、また与えて大きく立派に育てる
◆人が立派に育つために必要なことを教える、また教え導く
漢字林(非部首部別)
酉部
𠔒齒歯齿𣦗𣥫𣦋𠚕𡽔𠚒𦥒𦦂
八2+7=総画数9 U+20512
音読: シ
訓読: は、よわい
◆ものを食べるために噛(か)むための器官、噛(か)み砕くための器官 {人体(頭部)}
◆牛馬の年齢、歯の本数で年齢が分かることによる
◆人の年齢
◆並ぶ、順に従って並ぶ
漢字林(非部首部別)
𠔓典𠔰
八2+7=総画数9 U+20513
音読: テン[漢呉]
訓読: のり
◆古来から尊(とうと)ばれ続けている書物、行動や祭祀・儀式の規範・基準となる書物、「典籍テンセキ(古い貴重な書物)」
◆守り則(のっと)るべき手順や作法、規範、原則、「典礼テンレイ(儀礼の作法)」「典範テンパン(規範)」
◆司(つかさど)る、管理・監督する、またその人、またその職、「典衣テンイ(君主の衣類を司る人、またその職)」、同「敟」「䓦」
◆質(シチ)に入れる
𠔔與𦥸
八2+7=総画数9 U+20514
音読: ヨ[漢呉]
訓読: あた・える、くみ・する、あずか・る
◆同じ目的を持った仲間に加わる、また加わって共に行動する、組する、同「与」、「與」の「臼一ハ」はそれぞれ「両手」を表し「中央にあるものを四方から手で持ち上げ支える」さまを象る
◆~と共にwith、~と一緒に~、同「与」
◆関(かか)わる、関与カンヨする、同「与」「預」「豫」
◆~とand~、同じもの(同じ意味を持つ語)を繋(つな)ぐ語、同「与」「【墨子:小取】此與彼同類」
◆~か、~ではないだろうか、~であろう、文末に付いて疑問・反問などを表す語、同「歟」「【論語:學而】孝弟也者其爲仁之本與」
𠔖
八2+7=総画数9 U+20516
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:子集:八部:𠔖】與舉同見韻寳」
𠔗中𠁧𠁦𠁩𠔈
八2+7=総画数9 U+20517
音読: チュウ[漢呉]
訓読: なか
◆ものとものの間にあってどちらにも偏(かたよ)らない位置
◆上下・高低・大小などの間(あいだ)に位置する人や物や場所、同「仲」
◆始点(出発地)から終点(目的地)までの範囲の間、半(なか)ば、「途中トチュウ」
◆閉じられた範囲・領域の内側、同「内」
◆ある範囲に含まれるもの、またその全て
◆(物の真ん中に)当てる、当たる
注解:「中(𠁧𠁦𠁩)」はたなびく旗(口)とその真ん中に立つ旗竿(丨)を象ったもので「物の真ん中」、また旗のたなびく方向で風向きを「当てる」の意味を持つ
𧯚豆部

八2+8=総画数10 U+517A
音読: 뿐ップン[韓]
◆[韓]~だけ、~のみ、同「哛」
𠔥
八2+8=総画数10 U+517C
音読: ケン[漢呉]
訓読: か・ねる
◆穀物を両手に握り持つ、穀物(禾)を片手だけに持つのは「秉」、これを二つ並べた「𥡝」の簡略字が「兼」
◆か・ねる、幾つかの物事を併(あわ)せる、また併せ持つ
◆幾つかの物事を同時にする、また受け持つ
◆[日]か・ねる、~できない
◆古「𥡝」
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔙冬昸㫡𣅈𠘀𠘗𣆼
八2+8=総画数10 U+20519
音読: トウ[漢呉]
訓読: ふゆ
◆四季の第四、一年の最後の季節、新しい一年が始まる前の季節、農暦ノウレキの10月から12月(太陽暦の12月頃から翌年3月頃)
𠔚棄𣓪𠆉弃𠬇𢍞𨓋
八2+8=総画数10 U+2051A
音読: キ[漢呉]
訓読: す・てる
◆捨(す)てる、投げ捨てる、放(ほう)り出す
◆忘れ去る
𠔛箕𥫶𥫚𠀠𠔋𠀮𡿸𠔐𠔝𢍌𢌰𠴩𠵶𠷛𦋊𠥊𠥩
八2+8=総画数10 U+2051B
音読: キ[漢呉]
訓読: み
◆穀類を入れ上下に揺すりながら、軽い糠(ぬか)や殻(から)や塵(ごみ)などを取り除くための籠(かご)
◆二十八宿東方青龍セイリュウの第七宿 {二十八宿}
◆「𠔛踞キキョ」、腰を下ろし両足を前へ投げ出すようにして座る、膝を曲げることはあっても足は組まない座り方、同「踑踞」 {姿勢(座)}
獸獣𤢚
八2+9=総画数11 U+517D
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: けもの、けだもの
◆(特に野生の)全身に毛がある四足の動物、二足は「禽」
◆(祭祀の際に供える)干し肉「【儀禮:卷第十五:特牲饋食禮】棜在其南南順實獸於其上東首(順猶從也棜之制如今大木轝■■有四周下無足獸腊也)」
𠔜
八2+9=総画数11 U+2051C
音読: 未詳
◆未詳「【集韻:卷二:平聲二:魂第二十三:坤*1*2𠔜】枯昆切說文地也易之卦也从土从申土位在申(「*1巛」は「まがりがわ」ではなく「𡿦」、また「*2𠔜」は「【玉篇:卷六:舁部第六十九:𡘩】苦魂切古文坤」を引いたものかと思われるが【玉篇】は「𡘩{𦥑大}」)
𠔝箕𥫶𥫚𠀠𠔋𠀮𡿸𠔛𠔐𢍌𢌰𠴩𠵶𠷛𦋊𠥊𠥩
八2+9=総画数11 U+2051D
音読: キ[漢呉]
訓読: み
◆穀類を入れ上下に揺すりながら、軽い糠(ぬか)や殻(から)や塵(ごみ)などを取り除くための籠(かご)
◆二十八宿東方青龍セイリュウの第七宿 {二十八宿}
◆「𠔝踞キキョ」、腰を下ろし両足を前へ投げ出すようにして座る、膝を曲げることはあっても足は組まない座り方、同「踑踞」 {姿勢(座)}
曰部
𠔟
八2+10=総画数12 U+2051F
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:子集:八部:𠔟】卽奪字石鼓文見𠔟𦬇㧘」
𠔠
八2+10=総画数12 U+20520
音読: ヤク
◆湯で煮(に)て柔らかくする、同「瀹」
𠔡
八2+10=総画数12 U+20521
音読: 未詳
◆未詳
𠔣鞏巩
八2+10=総画数12 U+20523
音読: キョウ[漢]、ク[呉]
◆(革紐で)固くしっかりと縛る
◆堅固な、強固な
𠔥
八2+10=総画数12 U+20525
音読: ケン[漢呉]
訓読: か・ねる
◆穀物を両手に握り持つ、穀物(禾)を片手だけに持つのは「秉」、これを二つ並べた「𥡝」の簡略字が「兼」
◆か・ねる、幾つかの物事を併(あわ)せる、また併せ持つ
◆幾つかの物事を同時にする、また受け持つ
◆[日]か・ねる、~できない
◆古「𥡝」
𠔧
八2+10=総画数12 U+20527
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:子集:八部:𠔧】歸藏易坤字」

八2+11=総画数13 U+517E
音読: キ[漢呉]
◆「兾州キシュウ」、夏代(前21世紀~前17世紀)の九州キュウシュウ(九つの国)の一つ、同「冀州」、現河北省・北京市・天津市一帯の地(【尚書注疏:卷五:夏書(禹貢)】によれば九州は冀キ・兗エン・青セイ・徐ジョ・揚ヨウ・荊ケイ・豫ヨ・梁リョウ・雍ヨウ、但し【爾雅注疏:釋地】【周禮注疏:夏官司馬:職方氏】等と異同がある) {河北省}
漢字林(非部首部別)
藝㙯萟艺
八2+11=総画数13 U+517F
音読: ゲイ[漢]、ゲ[呉]
◆種を播(ま)き育てる、草木を植え育てる、同「蓺」、「園芸エンゲイ」
◆技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術ゲイジュツ」、「藝」の省画字として日本では「芸」を用いるが、本来「芸」には「藝」の意はない、「芸」参照
𠔨
八2+11=総画数13 U+20528
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:子集:八部:𠔨】力鹽切音廉絕也」
𠔩
八2+11=総画数13 U+20529
音読: 未詳
◆司(つかさど)る、管理・監督する、またその人、またその職、同「典」「【中華大字典:八部:𠔩】同典主也司也」
𠭻庸𠆌
八2+11=総画数13 U+20B7B
音読: ヨウ[漢]、ユウ[呉]
◆良いものを選び用いる、人を登用する
◆報酬や手数料を払って人を用いる、人を雇う、同「傭」
◆他と或いは何時もと何ら変わらない、一般的な、普通の
◆古代の税「租・庸・調」の一つで一定期間の労役ロウエキ、「租ソ」は田畑などからの収穫物、「調チョウ」は穀物以外の布などの現物
𠔯𦴐
八2+12=総画数14 U+2052F
音読: ハン[漢]、ヘン[呉]
◆(役務や義務などを)割り当てる「【說文解字:菐部:𠔯】賦事也」
𠔰典𠔓
八2+12=総画数14 U+20530
音読: テン[漢呉]
訓読: のり
◆古来から尊(とうと)ばれ続けている書物、行動や祭祀・儀式の規範・基準となる書物、「典籍テンセキ(古い貴重な書物)」
◆守り則(のっと)るべき手順や作法、規範、原則、「典礼テンレイ(儀礼の作法)」「典範テンパン(規範)」
◆司(つかさど)る、管理・監督する、またその人、またその職、「典衣テンイ(君主の衣類を司る人、またその職)」、同「敟」「䓦」
◆質(シチ)に入れる
𠔱異𢄖
八2+12=総画数14 U+20531
音読: イ[漢呉]
訓読: こと・なる
◆こと・なる、(あれとは、これとは)別の、違った、同じでない
◆普通(平常、一般)とは違っている、怪しい
◆別々にする、分ける

八2+14=総画数16 U+5180
音読: キ[漢呉]
訓読: こいねが・う、こいねが・わくは
◆切望する、是非そうなって欲しいと思う
◆どうか~、切に願うことは~、何卒~
◆夏代(前21世紀~前17世紀)の九州キュウシュウ(九つの国)の一つ、「冀州キシュウ」、現河北省・北京市・天津市一帯の地(【尚書注疏:卷五:夏書(禹貢)】によれば九州は冀キ・兗エン・青セイ・徐ジョ・揚ヨウ・荊ケイ・豫ヨ・梁リョウ・雍ヨウ、但し【爾雅注疏:釋地】【周禮注疏:夏官司馬:職方氏】等とやや異同がある)
◆河北省の別名 {河北省}
漢字林(非部首部別)
筆順
𠔳廉㢘𠪊𤎉亷𠪕𢋯
八2+14=総画数16 U+20533
音読: レン[漢呉]
訓読: かど
◆建物の外と内を区切る境目、外(あちら、向こう側)と内(こちら、手前側)との区切り・境目
◆建物や部屋の角(かど)また隅(すみ)、「向こう側と手前側の区切り・境目となるところ」の意
◆けじめ、「守るべきことかどうかの区切り・境目」の意
◆自らをしっかりと戒(いまし)めけじめを守る
◆無闇(むやみ)に利益を追い求めない、度を越した欲がない
◆[日]かど、限定的な或いは特定の事柄・理由
漢字林(非部首部別)
𠁜踊踴𨃒𨂹
八2+15=総画数17 U+2005C
音読: ヨウ[漢]、ユウ、ユ[呉]
訓読: おど・る
◆足を屈し地を「とん」と蹴(け)り足を伸ばして飛び上がる、躍(おど)り上がる、低く飛び同じところに降りることをいう「【六書故:卷十六】大為躍小為踊躍去其所踊不離其所」
◆跳(は)ね上がる、上に向かって跳ぶ
◆[日]歌や曲に合わせて舞う

八2+16=総画数18 U+5181
音読: テン
◆笑うさま、同「辴」「【莊子:外篇:達生第十九】…桓公辴然而𥬇…」「【莊子集解:外篇:達生第十九】…桓公囅然而𥬇{⿱竹夫}…」
𠔶
八2+16=総画数18 U+20536
音読: キ、コ
◆「𠔶頭キトウ」、同「䫏頭」「魌頭」、悪鬼や疫病などの厄(やく)を追い払うために被(かぶ)る(四つ目の)面(めん)、「方相ホウソウ」、二つ目の面は「倛」
𠔸
八2+17=総画数19 U+20538
音読: キ[漢]、コ[呉]
◆予定されている(約束されている)時(とき、時期、時間)、「時期ジキ」「期間キカン(二つの時・時期の間、始めの時から終わりの時までの間)」
◆決められた時(時期、時間)に会う
◆時(時期、時間)が一巡すること、一年(例えば収穫から次の収穫まで)、また一カ月(朔日から次の朔日まで)、同「稘」「朞」
𠔹
八2+17=総画数19 U+20539
音読: シン[漢]、ジン[呉]
◆陽が昇り始め辺りに光が射し次第に明るくなる頃、ニワトリ(鶏)が鳴く頃、早朝、「清晨セイシン(清々しい朝)」、同「䢅」
◆房宿ボウシュク、二十八宿のうち東方七宿の一つ、同「曟」 {二十八宿}
𠔺
八2+17=総画数19 U+2053A
音読: カン
◆「𠔺䫡カンケン」、顔が長いさま、頬(ほお)が痩(こ)けているさま
顚顛颠
八2+18=総画数20 U+34B9
音読: テン[漢呉]
◆頂いただき、頂上、同「巓」、「白顚ハクテン(頭髪が白いさま)」
◆ものの先端、最初、「顚末テンマツ(始めから終わりまで)」
◆倒れる、逆(さか)さまになる、逆ギャクになる、同「傎」、「顚倒テントウ(上下が逆になるさま)」
◆気が狂う、錯乱サクランして気を失い倒れる、同「癲」


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