辞典・用語 [お天気用語集 は行]


ばいう 【梅雨】 >つゆ 【梅雨】
ばいうぜんせん 【梅雨前線】
春になると、低温多湿のオホーツク高気圧が衰え始め、高温多湿の太平洋高気圧が次第に勢力を強めます。
この二つの気団が日本の南岸沿いで接し、東西に伸びる前線ができて停滞します。これを梅雨前線と呼びます。
7月中旬ころには太平洋高気圧の勢力が強くなって北上しますが、オホーツク高気圧が盛り返して南下することがあります。これを「戻り梅雨」と呼んでいます。
これと逆の現象が秋にも現れます。これを秋雨前線と呼びます。
はこう 【波高】
波の高さ。
波高に応じて、以下のような呼び方があります。「気象庁による分類(波浪表)」
ちなみに、波高(波の高さ)とは、波の最も低い位置から最も高い位置までの高さをいいます。
この「最も低い位置」「最も高い位置」は、常に一定とは限りません(むしろその都度違います)ので、幾つかの波の平均値をとった値を用います。
| おだやか | 0mから0.1mまで |
| おだやかなほう | 0.1mをこえ0.5mまで |
| 多少波がある | 0.5mをこえ1.25mまで |
| 波がやや高い | 1.25mをこえ2.5mまで |
| 波が高い | 2.5mをこえ4mまで |
| しける | 4mをこえ6mまで |
| 大しけ | 6mをこえ9mまで |
| 猛烈にしける | 9mをこえる |
ばくだんていきあつ 【爆弾低気圧】
一日で、約24hPa以上、気圧が低下した温帯性低気圧を指します。
通常は、「急速に発達した低気圧」と表現します。
>高気圧・低気圧
はなぐもり 【花曇り】
はなびえ 【花冷え】
はるいちばん 【春一番】
2月4日頃の立春から3月21日頃の春分までの間に、日本海で発達した低気圧に向かって,その年初めて吹く強い南寄りの風。
はろう【波浪】
風によって発生した波(ふうろう【風浪】)、この波が伝播したもの、また、風が治まった後も残っている波(うねり)、これらを総称して波浪といいます。
つまり、「波浪」といった場合は、発生する原因を問わず、波のことを指します。
ヒートアイランド 【heat island】
都市部の気温が周辺部より高くなる現象。以下のような原因が挙げられます。
- エアコン・自動車・工場などから大量の熱が放出されていること
- 大気中の汚染物質が熱を吸収して、熱の放出を妨げていること
- 舗装道路や建物が熱を放出しにくいこと
- 熱を吸収してくれる緑地などが少ないこと

ひまわり 【GMS、Geostationary Meteorological Satellite】
ひょう 【雹】
5月から7月ごろ、積乱雲などから降ってくる氷のうち、直径が 5〜50mmのもの。霰[あられ】
は、氷の直径が 2〜5mmのものをいいます。
ふうこう 【風向】 >風向き
ふうそく 【風速】
風速の10分間の平均値です。これに対して、瞬間風速は、文字どおり瞬間的な風の強さを表します。
ふうりょく 【風力】
風の強さを 13階級に分類して表わします。 >天気図で使われる記号
| 風力 | 風速m/s | 状態 |
| 0 | -0.2 | 煙がまっすぐ昇る |
| 1 | 0.3-1.5 | 煙がなびく |
| 2 | 1.6-3.3 | 顔に風を感じる。木の葉が動く |
| 3 | 3.4-5.4 | 木の葉や細い小枝がたえず動く |
| 4 | 5.5-7.9 | 砂ほこりが立ち、小枝が動く |
| 5 | 8.0-10.7 | 池や沼の水面に波がしらが立つ |
| 6 | 10.8-13.8 | 大枝が動く。電線が鳴る |
| 7 | 13.9-17.1 | 樹木全体が揺れる |
| 8 | 17.2-20.7 | 小枝が折れる |
| 9 | 20.8-24.4 | 人家にわずかの損害が起こる |
| 10 | 24.5-28.4 | 人家に大損害が起こる |
| 11 | 28.5-32.6 | 広い範囲に大損害が生ずる |
| 12 | 32.7- | 大損害が生ずる。 |
フェーンげんしょう 【Fohn(ドイツ語)現象】
山の斜面に沿って吹き降ろす高温で乾燥した局地風の一つ。
- 海などから水蒸気の補給を受けて、湿気を含んだ空気が、山に衝突します。
- この空気が斜面に沿って吹き上がります。
この際、断熱膨張しながら飽和に達して、雲が発生し雨となります。
この断熱膨張によって、1000m上昇するごとに 10℃ほど気温は低下します。
同時に、水蒸気が結合して水滴になる(=凝結、雲や雨になる)時に、熱を放出しますので、この熱で周囲の空気が暖められます。
断熱膨張で空気が冷やされ、凝結熱で空気が暖められる結果、1000m上昇するごとに 5℃ほど気温は低下することになります。
- 山を越え、斜面に沿って下降を始めると、今度は断熱収縮によって、1000mごとに 10℃ほど気温が上昇します。
この山を下る空気は、2.で水蒸気を失っていますので、大変乾燥しています。
こうして、麓では、高温の乾燥した強風が吹きます。
ふうろう【風浪】
風により発生する波のこと。
波は、他に、こうして発生した波が伝播したもの、また、風が治まった後も残っている波がありますが、これを「うねり」といいます。
この「風浪」と「うねり」を併せて「はろう【波浪】」といいます。
ふかいしすう 【不快指数】
気温が高く湿度も高い時の不快感を数字で表わしたもの。不快指数が 75 で半分以上、80 で全員が不快を感じると判断されます。
乾球温度をtd℃、湿球温度をtw℃とした時、不快指数 DI=(td+tw)*0.72+40.6 となります。 >湿度計
ふゆび 【冬日】
最低気温が0℃未満の日。真冬日は、最高気温が0℃未満の日。
へいそくぜんせん 【閉塞前線】
一般に寒冷前線は温暖前線よりも動きが早く、温暖前線に追いついてしまうことがあります。こうして二つの前線が重なった時にできる前線を閉塞前線と呼びます。
前線の構造については前線を参照してください。
へいねん 【平年】
過去30年間の平均的な状態(気温・湿度など数値で表わされる場合には平均値)。気象庁が定め、10年ごとに見直しを行います。
へんせいふう 【偏西風】
ほうしゃれいきゃく 【放射冷却】
昼間に蓄積された陸地の熱(赤外線)が、夜間に放出されることによって気温が下がる現象。
曇った日などは、放出された熱が雲に吸収されたり反射したりして、ちょうど温室のような状態になって、気温は下がりにくくなりますが、湿度が低く晴れて風がない夜には、熱の放出を遮るものがないため、気温は下がりやすくなります。
夜間でも、ある程度は雲や水蒸気などから熱が供給されていますが、基本的には、地表からの放出量の方が多くなるものですから、気温は下がります。
その上、水蒸気が少なく(湿度が低く)晴れている(雲がない)と、夜間の熱の供給源がなくなり、熱は逃げていく(気温が下がる)一方ということになります。
こうして気温が下がる現象を、放射冷却現象と呼びます。
ほうわすいじょうきりょう 【飽和水蒸気量】
ある温度の空気が含むことのできる水蒸気量の最大値。
温度によって飽和水蒸気量は変化します。温度が高くなればなるほど、多くの水蒸気を含むことができ、温度が下がると飽和水蒸気量は減少します。
ですが、水蒸気が次々に補給される、気温が低下する、凝結するために必要な核になるもの(チリなどの浮遊粒子)が少ない、などの条件が重なると、飽和点を過ぎても凝結しないことがあります。
これを「過飽和」の状態と呼んでいます。