冖冖2+0=総画数2 U+5196
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆覆(おお)う、覆い被(かぶ)せる、また被さる、同「幂」「羃」
「【說文解字注:冖部:冖】覆也(覆者葢也)从一下𠂹也(一者所以覆之也覆之則四面下垂廣韵引文字音義云以巾覆从一下垂…)」◆[日]わかんむり、部首名
筆順
央大3+2=総画数5 U+592E
音読: ヨウ[漢]、オウ[呉]
訓読: なか・ば
◆円状・球状にものの中心、線状のものの半(なか)ば、真ん中
◆尽(つ)きる、終わる、「未央ビオウ(尽きない、終わらない)」
筆順
龸小3+2=総画数5 U+9FB8
◆漢字の構成部分
筆順
肎𣍟𦘫𠕔
月(肉)4+2=総画数6 U+808E
音読: コウ[漢呉]
◆骨に付いている肉、同「肯」
◆吐(は)く
𣎾朶𣏻朵䒳𣎿
木4+2=総画数6 U+233BE
音読: タ[漢呉]、ダ[慣]
◆樹木の枝・葉・花・実などが垂れ下がるさま
◆垂れる、垂れ下がる、「耳朶ジダ(みみたぶ)」
◆(花や雲などの)塊(かたまり)を数える語、同「桗」
𤬦𡧗
瓦5+2=総画数7 U+24B26
音読: ガ、ゲ
◆屋根に敷き詰める波板状の瓦、同「瓦」
𦘫𣍟肎𠕔
肉6+2=総画数8 U+2662B
音読: コウ[漢呉]
◆骨に付いている肉、同「肯」
◆吐(は)く
𫇦
艸3+2=総画数5 U+2B1E6
◆未詳
軍军𡗺𠖉𡨏𠣞𠣦𦉼𡗽車7+2=総画数9 U+8ECD
音読: クン[漢呉]、グン[慣]
訓読: いくさ
◆兵車で周りを取り囲む
◆戦(いくさ)用の兵車
◆戦うために編成された集団による戦い
◆戦うために集められ訓練された兵士
◆兵士数を基にした隊の規模の単位、周朝(西周、前11世紀~前771年)では12,500人を単位とした
「【周禮:卷第三:地官司徒】乃會萬民之卒伍而用之五人爲伍五伍爲兩四兩爲卒五卒爲旅五旅爲師五師爲軍…(用謂使民事之伍兩卒旅師軍皆衆之名兩二十五人卒百人旅五百人師二千五百人軍萬二千五百人…)」◆戦のために兵士が駐屯チュウトンする
筆順
隺隹8+2=総画数10 U+96BA
音読: コク[漢]、ゴク[呉]
◆(鳥が遠くに飛び行こうとして)高く飛ぶさま
「【說文解字注:冂部:隺】高至也从隹上欲出冂(上翔欲遠行也…)」筆順
鼏𠕪
鼎13+2=総画数15 U+9F0F
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆鼎(かなえ)の口を覆(おお)う蓋(ふた)
◆酒樽(さかだる)などを覆う布、同「幂」
冗宂冖2+2=総画数4 U+5197
音読: ジョウ[漢]、ニュウ[呉]
◆暇(ひま)なさま、弛(たる)むさま
◆緩(ゆる)んで纏(まと)まりがないさま
◆余分なさま、無駄なさま
注解:「田畑の仕事がなく人(儿)が家(宀)にいるさま」を象った字
筆順
伔
人2+4=総画数6 U+4F14
音読: タン
◆未詳「【淮南鴻烈解(淮南子):卷第十七:說林訓】晉陽處父伐楚以救江故解椊者不在於㭭格在於批伔(批撃伔推撃其要矣)」
坈
土3+4=総画数7 U+5748
音読: ジョウ、ニュウ、コウ
◆古地名、未詳
◆地面を掘り下げて作った穴、地中に掘った穴、同「坑」
㚮媅妉
女3+4=総画数7 U+36AE
音読: タン[漢]、トン[呉]
◆楽しみに耽(ふけ)る、色恋(いろこい)にのめり込む「【太上靈寶朝天謝罪法懺:卷六】…媅滯色慾…」
注解:「【康熙字典:丑集備考:女部:㚮】《五音篇海》同妉」
𢪨
手3+4=総画数7 U+22AA8
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:手部第一:𢪨】舉也拒也遮也捍也」
沉水3+4=総画数7 U+6C89
音読: チン、ジン、シン
◆沈む、ものが水中を底の方に向かって落ちて行く、全体が水面よりも下になって見えなくなる、同「沈」
◆気持ちが落ち込む(沈み込む)、同「沈」
◆奥深くに入り込む、深くのめり込む、同「沈」「湛」
◆静かなさま、落ち着いているさま、同「沈」
筆順
𥐱
石5+4=総画数9 U+25431
◆未詳「【太平御覽:天部十三:電】張衡思玄賦曰凌驚雷之𥐱(苦浪反)礚(苦大反)兮弄狂電之揺裔」
𥾚綆绠䌄䋁𥿒
糸6+4=総画数10 U+25F9A
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
注解:「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𥾚𥿒綆】音{⿱耿廾}索也」「【字彙補:未集:糸部:𥿒】姑等切音耿井索也」
𦕍耽𧴸𤯉
耳6+4=総画数10 U+2654D
音読: タン[漢]、トン[呉]
訓読: ふけ・る
◆夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「眈」
𨊶軵𨍷
車7+4=総画数11 U+282B6
音読: ジョウ[漢]、ニュウ[呉]
◆手押し車、後ろから押して進める車
𨠁酖
酉7+4=総画数11 U+28801
音読: タン[漢]、トン[呉]
◆酒に耽(ふけ)る、酒に溺れる
◆鴆チン(羽に毒があるというタカ鷹に似た大形の鳥)の羽を使って作った毒酒
𨱤髡髠髨𩬌
長7+4=総画数11 U+28C64
音読: コン[漢呉]
◆髪を剃(そ)る、大人が剃る場合をいい、子どもの場合は「鬀」「【說文解字:髟部:鬀】𩮜髪也髟弟聲大人曰髡小人曰鬀盡及身毛曰𩮜」
◆頭髪を剃り落とす刑、同「䪲」「𡧉」
◆剃髪テイハツした僧尼ソウニ
◆木の枝を切り落とす
𩈌𩈉𩈊
面9+4=総画数13 U+2920C
音読: タン、ダン
◆頑固で低劣なさま、強情で諭(さと)しても聞き入れないさま
𩑜
頁9+4=総画数13 U+2945C
音読: タン
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:頁部第十五:頏𩑜】二正胡郎反頡頏也下又都感都紺二反𩖋𩑜也」「【字彙:戌集:頁部:𩑜】都感切音膽顱𩑜也○又都紺切音擔義同」「【正字通:戌集下:頁部:𩑜】䪴字之譌舊註音膽顱𩑜也又音擔義同𠀤非」
𫘻
髟10+4=総画数14 U+2B63B
◆未詳「【龍龕手鑑:卷一:長部第七:{⿰髟𠕵}𫘻髠】三俗髡正音坤去髪也」「【弇州四部稿:卷一百六十八:𫘻髠】上丁感反髪垂下苦昆反去髪」
𪉛䴚𪉡𨟼
鹵11+4=総画数15 U+2A25B
音読: コウ[漢呉]
◆塩分を含む湖沼の水辺の湿地、同「㽘」「奋」
𪎸
黃12+4=総画数16 U+2A3B8
◆未詳「【字彙補:亥集:黃部:𪎸𪎹】二字皆𪎵字之譌」
冘冖2+2=総画数4 U+5198
音読: ①イン[漢呉]②ユウ[漢]、ユ[呉]
①◆行く、進む
②◆「冘豫・猶豫・猶予ユウヨ」、なかなか決まらない(決められない)さま
筆順
𠆶
人2+4=総画数6 U+201B6
音読: タン、ドン
◆髪が垂れるさま、同「髧」「【玉篇:卷三:人部第二十三:𠆶】徒感切詩云髧彼兩髦或作𠆶」
妉媅㚮
女3+4=総画数7 U+5989
音読: タン[漢]、トン[呉]
◆楽しみに耽(ふけ)る、色恋(いろこい)にのめり込む「【太上靈寶朝天謝罪法懺:卷六】…媅滯色慾…」
帎
巾3+4=総画数7 U+5E0E
音読: タン、ダン
◆未詳、「冠を目深(まぶか)に被(かぶ)る」の意か?「【康熙字典:寅集中:巾部:帎】丁紺切音馾冠俯前也」
忱𢗑𢗐心3+4=総画数7 U+5FF1
音読: シン[漢]、ジン[呉]
◆気持ち、心情シンジョウ、真心(まごころ)
◆誠実なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、同「愖」「訦」「諶」
筆順
𢗐忱𢗑
心4+4=総画数8 U+225D0
音読: シン[漢]、ジン[呉]
◆気持ち、心情シンジョウ、真心(まごころ)
◆誠実なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、同「愖」「訦」「諶」
抌
手3+4=総画数7 U+628C
音読: ①シン[漢呉]②タン[漢呉]
①
◆叩(たた)いて深く打ち込む、押し込む、撞(つ)く、同「㪛」
②
◆刺す、刺し込む
𢻼𢼈
攴4+4=総画数8 U+22EFC
音読: タン
◆突き押す、打ち込む、同「抌」
𢼈𢻼
攴4+4=総画数8 U+22F08
音読: タン
◆突き押す、打ち込む、同「抌」
𣅟
日4+4=総画数8 U+2315F
音読: タン、トン
◆陽が沈んで辺りが暗い(暗くなる)さま「【正字通:辰集上:日部:㪻】晩字之譌舊註音耽日晚色非」
䏙
月(肉)4+4=総画数8 U+43D9
音読: タン、トン
◆肉に塩・麹(こうじ)などを加えて発酵させたもの、肉醤ニクショウ(ししびしお)、特に汁(しる)が多いもの、同「醓」
◆肉醤の汁
◆未詳「【集韻:卷八:去聲下:勘第五十三:䏙】䏙𦠑短醜皃」
枕𣏝木4+4=総画数8 U+6795
音読: シン[漢呉]、チン[慣]
訓読: まくら
◆身を横たえた時に頭の下に敷くもの、またそれを敷く
◆ものの下に敷く、またそのための木や台
筆順
𣢌欿𣣻𣤉
欠4+4=総画数8 U+2388C
音読: カン[漢]、ゴン[呉]
◆求める、足りていないないことやものを満たそうすとする
◆足りない、欠けている、不十分な
◆憂えるさま
◆穴、窪(くぼ)み、同「坎」
㱽
殳4+4=総画数8 U+3C7D
音読: キン[漢]、ゴン[呉]
◆叩(たた)いて深く打ち込む、同「抌」「【說文解字:第三上:殳部:㱽】下擊上也」「【漢語大字典:殳部:㱽】同"抌"」
◆未詳「【玉篇:卷十七:殳部第二百六十三:㱽】巨今竹甚二切治也制也」【廣韻:下平聲:卷第二:侵第二十一:琴:㱽】禁也」「【中華字海:殳部:㱽】同"欿"」
沈水3+4=総画数7 U+6C88
音読: ①チン[漢]、ジン[呉]②シン[漢呉]
訓読: しず・む
①◆ものが水中を底の方に向かって落ちて行く、全体が水面よりも下になって見えなくなる、同「沉」
◆気持ちが落ち込む(沈み込む)、同「沉」
◆奥深くに入り込む、深くのめり込む、同「沉」「湛」
◆静かなさま、落ち着いているさま、同「沉」
②◆「沈陽・瀋陽シンヨウ」、市名、遼寧省の省都瀋陽市、繁
「瀋」 {遼寧省}筆順
沊
水4+4=総画数8 U+6C8A
音読: タン
◆「沊沊タンタン」、水の音
𤘣
牛4+4=総画数8 U+24623
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆スイギュウ(水牛)、ウシ科アジアスイギュウ属の哺乳類
𤜴狖𤝨𤟊㺠𤣛㹨
犬3+4=総画数7 U+24734
音読: ユウ[漢]、ユ[呉]
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
㼉𤫯
瓜5+4=総画数9 U+3F09
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆ウリ(瓜)の名「【廣韻:去聲:沁第五十二:鴆:㼉】靑皮𤓰名」
𤫯㼉
瓜5+4=総画数9 U+24AEF
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆ウリ(瓜)の名「【廣韻:去聲:沁第五十二:鴆:㼉】靑皮𤓰名」
瓭
瓦5+4=総画数9 U+74ED
音読: タン[漢呉]
◆口はやや大きく胴が膨(ふく)らんだ瓶(かめ)、「㼚コウ」よりも小さいという「【方言:第五】靈桂之郊謂之㼚(今江東通呼大瓮為㼚)其小者謂之瓭周魏之閒謂之𤮢(今江東亦呼甖為𤮢子)」
㽎
甘5+8=総画数13 U+3F4E
音読: ①タン[漢]、ドン[呉]②キン[漢]、コン[呉]
①
◆「㽎㽎タンタン」、建物や部屋が大きく奥深いさま
②
◆火が盛んに燃えるさま
㽸瘎𤴺𤵔𤴴
疒5+4=総画数9 U+3F78
音読: シン[漢]、ジン[呉]
◆病気、病(やまい)、同「瘼」
◆長期間に亘(わた)って治らない(慢性的な)腹の病気
眈目5+4=総画数9 U+7708
音読: タン[漢]、トン[呉]、タン[漢]、ドン[呉]
◆(虎が狙った獲物を見るように)じっと見詰める、「虎視眈眈コシタンタン」
◆耽(ふけ)る、夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「耽」「愖」「湛」
筆順
𥤷
穴5+4=総画数9 U+25937
音読: イン
◆奥深いさま、奥深く暗いさま、同「𥥍」「䆦」
紞糸6+4=総画数10 U+7D1E
音読: タン[漢呉]
◆冕冠ベンカンに充耳ジュウジを付けるための紐(ひも)、冠から耳の辺りまで垂らす紐で、耳穴を塞(ふさ)ぐ位置に充耳を付ける
{服飾(冕冠)}◆鼓(つづみ)の音の形容
耽𦕍𧴸𤯉耳6+4=総画数10 U+803D
音読: タン[漢]、トン[呉]
訓読: ふけ・る
◆夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「眈」
筆順
𦥟舀𦥝𤔘𦥨𦥞𦦌𦥵
臼6+4=総画数10 U+2695F
音読: ヨウ[漢呉]、ユウ[漢]、ウ[呉]
◆臼(うす)などの器から中身を掬(すく)い出す、また掬い取る、同「揄」「抭」
◆柄杓(ひしゃく)などの物を掬い取る道具
䒞艸3+4=総画数7 U+449E
音読: ①チン[漢]、ジン[呉]②イン[漢呉]
①◆「䒞藩・莐藩チンハン」、ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥させたものは「知母チモ」と呼ばれ生薬として利用される
{ハナスゲ}②◆未詳
「【廣韻:下平聲:侵第二十一:淫:䒞】熱也」
衴
衣5+4=総画数9 U+8874
音読: タン[漢呉]
◆衣服(上掛けや上着)の縁(へり)
訦
言7+4=総画数11 U+8A26
音読: シン[漢]、ジン[呉]
◆誠実なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、同「諶」「忱」
𧴸耽𦕍𤯉
貝7+4=総画数11 U+27D38
音読: タン[漢]、トン[呉]
訓読: ふけ・る
◆夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「眈」
𧿒
足7+4=総画数11 U+27FD2
音読: チン
◆「𧿒踔チンタク」、ひょこひょこと(ぴょんぴょんと)体を揺らすようにして行くさま、同「踸踔」「趻踔」
躭
身7+4=総画数11 U+8EAD
音読: タン、トン
◆耽(ふけ)る、夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「耽」
邥邑3+4=総画数7 U+90A5
音読: シン[漢呉]
◆「邥垂シンスイ」、東周朝(紀元前770年~前256年)の古亭テイ(街道の要所に置かれる宿場しゅくば)名、現河南省洛陽市
「【大清一統志:卷一百六十三:河南府二:古蹟】邥垂亭(在洛陽縣城之南左傳文公十七年周甘歇敗戎于䢾郵杜預注河南新城縣北有垂亭水經注獻澗水東流逕邥垂亭南服䖍曰邥里垂在高都南今亭在城南七里)」 {河南省}
酖𨠁酉7+4=総画数11 U+9156
音読: タン[漢]、トン[呉]
◆酒に耽(ふけ)る、酒に溺れる
◆鴆チン(羽に毒があるというタカ鷹に似た大形の鳥)の羽を使って作った毒酒
筆順
鈂
金8+4=総画数12 U+9202
音読: ①チン[漢]、ジン[呉]②シン[漢]、ジン[呉]
①
◆田畑を耕すための鍬ショウ(日本で鋤すきと呼ばれる農具)や鋤ソ・ジョ(日本で鍬くわと呼ばれる農具)の類
②
◆田畑を掘(ほ)る、また耕(たがや)す、同「𣜣」
䧵鴆鸩䲴𩾺
隹8+4=総画数12 U+49F5
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆鳥名、羽に毒があるという鳥、姿はタカ(鷹、タカ科の鳥)に似て大きさはミサゴ(鶚、ミサゴ科ミサゴ属の鳥)程で、色は黒く嘴(くちばし)が長い、好んで蛇や団栗(どんぐり)を食べるという、同「䲰」「【康熙字典:亥集中:鳥部:鴆】《廣志》鴆形似鷹大如鶚毛黑喙長食蛇及橡實」
◆その羽を漬けて作った毒酒
𩈉𩈊𩈌
面9+4=総画数13 U+29209
音読: タン、ダン
◆頑固で低劣なさま、強情で諭(さと)しても聞き入れないさま
䪴
頁9+4=総画数13 U+4AB4
音読: シン[漢呉]
◆玉枕ギョクチン、後頭部の正中から左右にやや離れた部分「【說文解字注:頁部:䪴】玉枕也(…沈氏彤詳攷內經甲乙經作釋骨曰顚之後橫起者曰頭橫骨曰枕骨其㒳旁尤起者曰玉枕骨…)」
◆頭を(頭が)垂れるさま
馾
馬10+4=総画数14 U+99BE
音読: タン
◆馬が眠っているさま
髧
髟10+4=総画数14 U+9AE7
音読: タン[漢]、ドン[呉]
◆髪が垂れるさま、同「𠆶」「【詩經:國風:鄘風:柏舟】…髧彼兩髦實維我儀(《傳》髧兩髦之貌髦者髪至眉子事父母之飾儀匹也)」
魫
魚11+4=総画数15 U+9B6B
音読: シン[漢呉]
◆魚の頭の骨
鴆鸩䲴𩾺䧵鳥11+4=総画数15 U+9D06
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆鳥名、羽に毒があるという鳥、姿はタカ(鷹、タカ科の鳥)に似て大きさはミサゴ(鶚、ミサゴ科ミサゴ属の鳥)程で、色は黒く嘴(くちばし)が長い、好んで蛇や団栗(どんぐり)を食べるという、同「䲰」
「【康熙字典:亥集中:鳥部:鴆】《廣志》鴆形似鷹大如鶚毛黑喙長食蛇及橡實」◆その羽を漬けて作った毒酒
筆順
鸩鴆䲴𩾺䧵
鳥5+4=総画数9 U+9E29
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆鳥名、羽に毒があるという鳥、姿はタカ(鷹、タカ科の鳥)に似て大きさはミサゴ(鶚、ミサゴ科ミサゴ属の鳥)程で、色は黒く嘴(くちばし)が長い、好んで蛇や団栗(どんぐり)を食べるという、同「䲰」「【康熙字典:亥集中:鳥部:鴆】《廣志》鴆形似鷹大如鶚毛黑喙長食蛇及橡實」
◆その羽を漬けて作った毒酒
黆
黃12+4=総画数16 U+9EC6
音読: コウ
◆「黆黆コウコウ」、勇ましく強いさま
黕
黑12+4=総画数16 U+9ED5
音読: タン[漢呉]
◆澱(おり)や泥
◆黒い染み
写㝍寫冩冖2+3=総画数5 U+5199
音読: シャ[漢呉]
訓読: うつ・す、うつ・る
◆別の場所に移(うつ)す、他に移す
◆書く、描く、「墨や絵の具を紙などに移す」の意
◆元になるものに倣(なら)って別のものに書く、或いは描く
筆順
泻瀉㵼𣿱
水3+5=総画数8 U+6CFB
音読: シャ[漢]、サ[呉]
◆高いところから低い方へさっと流れる、さっと流れ出る
◆腹を下(くだ)す、下痢(ゲリ)をする
䥾䥱
金5+5=総画数10 U+497E
音読: シャ
◆鋳型(いがた)を使って器物などを作る、鋳造チュウゾウする
𠕵
冖2+3=総画数5 U+20575
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:子集:冖部:𠕵】與亢音義同」
军軍𡗺𠖉𡨏𠣞𠣦𦉼𡗽
冖2+4=総画数6 U+519B
音読: クン[漢呉]、グン[慣]
訓読: いくさ
◆兵車で周りを取り囲む
◆戦(いくさ)用の兵車
◆戦うために編成された集団による戦い
◆戦うために集められ訓練された兵士
◆兵士数を基にした隊の規模の単位、周朝(西周、前11世紀~前771年)では12,500人を単位とした「【周禮:卷第三:地官司徒】乃會萬民之卒伍而用之五人爲伍五伍爲兩四兩爲卒五卒爲旅五旅爲師五師爲軍…(用謂使民事之伍兩卒旅師軍皆衆之名兩二十五人卒百人旅五百人師二千五百人軍萬二千五百人…)」
◆戦のために兵士が駐屯チュウトンする
恽惲
心3+6=総画数9 U+607D
音読: ウン[漢呉]
◆誠実なさま、心がこもっているさま
挥揮𢰄𨍂
手3+6=総画数9 U+6325
音読: キ[漢]、ケ[呉]
訓読: ふる・う
◆(手や旗を)右に左に振る、振り回す、同「㩣」
◆(手や旗を)振って指図(さしず)する、指示する、合図する、「指揮シキ」、同「撝」
◆(ぱっと)手を振って拭い落とす、また撒(ま)き散らす、発散する、「発揮ハッキ」
晕暈
日4+6=総画数10 U+6655
音読: ウン[漢呉]
訓読: かさ、ぼか・す、ぼ・ける
◆太陽や月などの回りにできるぼんやりした光の輪、「日晕ニチウン(ひがさ、太陽の周りにできる光の輪)」「月晕ゲツウン(つきがさ、月の周りにできる光の輪)」
◆[日]「晕繝・繧繝うんげん」、同系色の色を濃い色から淡い色へ、淡い色から濃い色へ、繰り返し並べて濃淡の境目を暈(ぼか)した模様、そのような模様の織物
◆目が回る、ぼうっとする、ぼんやりする
晖暉
日4+6=総画数10 U+6656
音読: キ[漢]、ケ[呉]
◆太陽の明々とした光、太陽が光り輝(かがや)く、同「輝」「煇」
◆明るい光が辺りに満ちる、光が明るく辺りを照らす
𣍯腪
月(肉)4+6=総画数10 U+2336F
音読: ウン
◆膜マク「【玉篇:卷七:肉部第八十一:腪】于郡切膜」
◆「胚𣍯ハイウン」◇胚ハイを包む膜◇未詳「【玉皇十七慈光燈儀:信禮無上大羅天無能勝光玉皇天尊】…肧腪天地…」
浑渾
水3+6=総画数9 U+6D51
音読: コン[漢]、ゴン[呉]
訓読: すべ・て
◆水がごぼごぼと湧(わ)き出る、またその音
◆水がごぼごぼと混じり合う、入り混じって濁る、同「溷」
◆入り混じって見分けがつかなくなる、はっきりしなくなる、同「混」「溷」
◆全(すべ)て、すっかり
珲琿𤦳玉4+6=総画数10 U+73F2
音読: コン[漢]、ゴン[呉]
◆玉ギョク(美しく高貴な石)の名
◆「瑗珲アイグン」、古地名、後「爱辉アイキ」、現黒竜江省黒河市
{黒竜江省}
皲皸皹
皮5+6=総画数11 U+76B2
音読: クン[漢呉]
訓読: ひび、あかぎれ
◆寒さなどが原因で皮膚がひび割れる、またそのひび割れ、同「皻」「𤿚」
𦈉緷
糸3+6=総画数9 U+26209
音読: ①コン[漢呉]②ウン[漢呉]
①
◆束ねた羽を数える語、百本の羽の束を一緷「【爾雅注疏:釋器】羽本謂之翮(《註》鳥羽根也一羽謂之箴十羽謂之糸縳百羽謂之緷)」
②
◆緯イ(よこいと)、布の横方向の糸
翚翬𦑩
羽6+6=総画数12 U+7FDA
音読: キ[漢]、ケ[呉]
◆大きな翼を羽撃(はばた)かせて飛ぶさま
◆キンケイ(錦鶏)などの色鮮やかな五色の羽色をしたキジ(雉)
荤葷
艸3+6=総画数9 U+8364
音読: クン[漢呉]
◆ニラ(韮)・ネギ(葱)・ニンニク(大蒜)などの辛(から)みや刺激性の匂(にお)いがする野菜
◆魚や肉などの生臭いもの、また生臭い料理、「荤菜クンサイ」
◆「荤粥・獯鬻クンイク」、古代の中国北方に居住していた民族の名、【廣韻】は西周代(前1046年~前771年)に「獫狁ケンイン」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の夏代(前21世紀~前17世紀)の名とする「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
裈褌裩
衣5+6=総画数11 U+88C8
音読: コン[漢呉]
訓読: ふんどし
◆下半身に穿(は)く内衣ナイイや肌着、股引(ももひき)などのズボンjupon[仏]下の類、「犢襣褌、犢鼻褌トクビコン」、同「㡓」「𢃭」「𧛤」「𢃓」
◆[日]ふんどし、腰から股間部を巻いて覆う長い布
诨諢𧮘
言2+6=総画数8 U+8BE8
音読: コン[漢呉]、ゴン[慣]
◆面白(おもしろ)おかしいことを言う、冗談を言って人を笑わせる、「謉諢カイコン(面白おかしい冗談)」、同「顐」
郓鄆邑3+6=総画数9 U+90D3
音読: ウン[漢呉]
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の魯国(前11世紀~前256年)西邑東郡廩丘リンキュウ縣にあった古地名、現山東省菏澤市付近
{山東省}◆「郓城ウンジョウ」、県名、山東省菏澤市
𩧰䮝
馬3+6=総画数9 U+299F0
音読: コン[漢]、ゴン[呉]
◆獣名、姿は麢羊レイヨウ(カモシカ羚羊、ウシ科カモシカ属の哺乳類)に似て、四つの角(つの)があり尾はウマ(馬)のようで距キョ(蹴爪けづめ、足首付近から後ろ向きに突き出た鋭い突起)があるという「【山海經:北山經】北次三經之首曰太行之山(…)其首曰歸山…有獸焉其状如麢羊而四角馬尾而有距其名曰䮝善還(還旋旋儛也䮝音暉)其鳴自䚯有鳥焉」
◆「𩧰騱コンケイ」、野生の馬の名、但し【正字通】は「驒」を「䮝」に誤ったもので「䮝騱」とするのは誤りとする「【龍龕手鑑:卷二:馬部第十:䮝】音暉獸名又音魂䮝騱野馬也」「【正字通:亥集上:馬部:䮝】…〇匈孥驒騱非作䮝騱説文驒騱野馬舊註䮝騱誤」
𩽼鯶
魚8+6=総画数14 U+29F7C
音読: コン[漢]、ゴン[呉]
◆ソウギョ(草魚)、コイ科ソウギョ亜科の淡水魚、同「鯇」
农農䢉𨑋辳欁𨑇𣊤𦦥𦦤𣎭𢖢𦱯
冖2+4=総画数6 U+519C
音読: ドウ[漢]、ノウ、ノ[呉]
◆田畑を耕し、作物の種を播(ま)き育て収穫する、またその仕事、またそれ従事する人、「農業ノウギョウ」「農夫ノウフ」
◆「神农シンノウ」、伝承上の人で、人々に医療と農耕を教えたとされる
侬儂
人2+6=総画数8 U+4FAC
音読: ドウ[漢]、ノウ、ノ[呉]、ノン[唐]
訓読: わし
◆我(われ、わ・が)、わし、わたし、I、自分を指す語
◆汝なんじ、あなた、you
哝噥
口3+6=総画数9 U+54DD
音読: ドウ[漢]、ノウ、ノ[呉]
◆声を荒げて激しく怒る、同「嗔」
◆わいわいと大勢が競って言い合うさま、同「譨」
◆(大き過ぎて、わいわいとして)話がよく分からない(聞き取れない)さま
◆程好(ほどよ)い味、美味しい味、またその食べ物、同「噮」
𢙐憹𢥯
心3+6=総画数9 U+22650
音読: ドウ[漢]、ノウ、ノ[呉]
◆悩む、悩み苦しむ、心が乱れる
脓膿
月(肉)4+6=総画数10 U+8113
音読: ドウ[漢]、ノウ、ノ[呉]
訓読: うみ、う・む
◆腫れ物や傷口にできる粘性の高い黄濁した液体、同「癑」「𧗕」
浓濃𤅛𤅌𤅁
水3+6=総画数9 U+6D53
音読: ジョウ[漢]、ニョウ[呉]、ドウ[漢]、ノウ[呉]
訓読: こ・い
◆露(つゆ)や霧(きり)などの水滴が多いさま、「濃濃ノウノウ」、同「𩅽」
◆味や色などが深い
◆密度が高い
◆淡くない、薄くない
㶶燶
火4+6=総画数10 U+3DB6
音読: ドウ、ノウ、ノ
◆(飯などが)焦(こ)げる、焦がす
秾穠
禾5+6=総画数11 U+79FE
音読: ジョウ[漢]、ニョウ[呉]
◆草木や花がびっしりと繁(しげ)り咲いているさま
◆豊(ゆた)かなさま
𠕻𠣑
冖2+4=総画数6 U+2057B
音読: オウ[漢]、ヨウ[呉]
◆目が深いさま
𠜍冠𠖌𢃙𠙙
刀2+6=総画数8 U+2070D
音読: カン[漢呉]
訓読: かんむり
◆髪を整えその上に被(かぶ)る、髪が解(ほつ)れないように被る
◆頭に被るものの総称、帽子状のものや細長い布を巻いて髪をまとめる頭巾ズキンなどを含む
◆ものの頂や先頭を覆う
◆ものの先頭にあるさま
𠕾冥𡨋𡨕㝠𠖇
冖2+4=総画数6 U+2057E
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
訓読: くら・い
◆明かりが遮(さえぎ)られて暗い、暗くてはっきり見えない、同「暝」
◆奥深くて良く見えない、良く分からない
◆道理に暗い、物事に通じていない
◆死後の世界、あの世
注解:「【龍龕手鑑:卷四:冖部第四十:𠕾{⿱冖(呉-口+日)}】正莫瓶莫定二反幽暗𠕾昧也」
𦐲𣇶
羽6+6=総画数12 U+26432
音読: ボツ、モチ
◆没ボッする、沈む、同「没」
冝宜宐𡧧㝖𡨆𡪀𠣨
冖2+5=総画数7 U+519D
音読: ギ[漢呉]
訓読: よろ・しい、よろ・しく、むべ
◆理リに適(かな)う、適テキする、ちょうど良い、「事宜ジギ(事をするのにちょうど良い頃合い)」
◆むべ、当然な、尤(もっと)もな
◆~するのがよい、~した方がよい
𣆹畳疊疂叠曡𤴁疉㬪
日4+7=総画数11 U+231B9
音読: チョウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: たたみ、たた・む
◆薄いものが何層にも積み重なる、何度も同じことが繰り返される
◆たた・む、薄いものを折って重ねる
◆[日]たたみ、藁の床の表面にイグサ(藺草)の筵を張った敷物、薄い敷物を折って重ね厚くしたもの
畳疊疂叠曡𣆹𤴁疉㬪田5+7=総画数12 U+7573
音読: チョウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: たたみ、たた・む
◆薄いものが何層にも積み重なる、何度も同じことが繰り返される
◆たた・む、薄いものを折って重ねる
◆[日]たたみ、藁の床の表面にイグサ(藺草)の筵を張った敷物、薄い敷物を折って重ね厚くしたもの
筆順
𤶢
疒5+7=総画数12 U+24DA2
◆未詳「【正字通:午集中:疒部:𤶢】俗癡字舊註同痴誤」
𧨏誼谊𧧼竩
言7+7=総画数14 U+27A0F
音読: ギ
訓読: よしみ
◆宜(よろ)しい、良い、理に適(かな)っている、適切な、同「竩」「【漢書(前漢書):卷五十六:董仲舒傳】…論誼考問將欲興仁誼之休德…」
◆よしみ、親しい関係、「交誼コウギ(親しい交わり)」
㓂寇𡨥宼𢽉冦
冖2+7=総画数9 U+34C2
音読: コウ[漢]、ク[呉]
◆外から(大勢で)やってきて脅(おど)し奪(うば)い盗み殺すなどの乱暴を働く、またそのような輩(やから)、賊ゾク、同「𥦲」「𥦆」
◆侵略する、またそのような人・集団
𣸦水3+9=総画数12 U+23E26
◆未詳
注解:「𣻎」の異体字か?
䓻蔻𦸅蔲艸3+9=総画数12 U+44FB
音読: コウ[漢]、ク[呉]
◆「荳䓻・豆䓻ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称
{ニクズク}
冠𠜍𠖌𢃙𠙙冖2+7=総画数9 U+51A0
音読: カン[漢呉]
訓読: かんむり
◆髪を整えその上に被(かぶ)る、髪が解(ほつ)れないように被る
◆頭に被るものの総称、帽子状のものや細長い布を巻いて髪をまとめる頭巾ズキンなどを含む
◆ものの頂や先頭を覆う
◆ものの先頭にあるさま
筆順
蒄𦵤艸3+9=総画数12 U+8484
音読: カン[漢呉]
◆草名、未詳
筆順
𪑪
黑11+9=総画数20 U+2A46A
音読: バン、メン
◆未詳「【玉篇:卷二十一:黑部第三百二十九:黵】丁敢切大汚皃又黒𪑪也」「【廣韻:上平聲:刪第二十七:蠻:𪑪】畫車輪也」
冡冖2+8=総画数10 U+51A1
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆覆(おお)う、上から被(かぶ)せ覆う、同「蒙」
筆順
塜塳土3+10=総画数13 U+585C
音読: ホウ[漢]、ブ[呉]
◆塵(ちり)、土埃(つちぼこり)、砂埃(すなぼこり)、小さい土や砂などが風で舞い上がる
注解:別
「塚」
𢄐
巾3+10=総画数13 U+22110
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆衣服の上から羽織る大きな布
◆上を覆う幕、天幕テンマク、同「幪」
溕水3+10=総画数13 U+6E95
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆霧(きり)のような細かい雨、糠雨(ぬかあめ)、小糠雨(こぬかあめ)、同「濛」
{霧雨}
𥉕矇
目5+10=総画数15 U+25255
音読: ボウ[漢]、ム[呉]、モウ[慣]
◆目が見えない、またその人、盲人
◆(薄暗く)はっきり見えない、ぼんやりしてはっきりしない
◆「𥉕矓モウロウ」、ぼんやりしてはっきりしないさま、ぼうっとしているさま、同「朦朧」
◆道理に暗い、判断や理解ができない、同「蒙」
◆「𥉕昧モウマイ」、道理をよく理解できない、同「愚昧グマイ」
蒙艸3+10=総画数13 U+8499
音読: ボウ[漢]、ム[呉]、モウ[慣]
訓読: こうむ・る、くら・い
◆覆(おお)う、上から被(かぶ)せ覆う、同「冡」「䝉」
◆上から覆(おお)われていて薄暗い、薄暗く識別・判断ができない
◆判断や理解ができない、道理に暗い、無知なさま、同「懞」
◆身を(体を)覆う、身に被さる
◆受ける、「蒙受モウジュ」「蒙恥モウチ(辱はずかめを受ける)」
◆周易の六十四卦の一つ、䷃(U+4DC3、山水蒙サンスイモウ)
{易経記号}◆「蒙古モウコ」、中国北方の民族の名、また現モンゴル国
筆順
𨢊䤓
酉7+10=総画数17 U+2888A
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆米・麦・豆などの穀物の表面に麹菌(こうじきん)を繁殖させたもの、またその菌、同「䴿」「【廣韻:上平聲:東第一:蒙:𨢊】麴生衣皃䴿上同」「【集韻:卷一:平聲:東第一:𨢊䤓】說文𥶶生衣也或作䤓通作䴿」
霥
雨8+10=総画数18 U+9725
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆雷鳴
𩝬饛
食8+10=総画数18 U+2976C
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆食べ物が器いっぱいに盛られているさま
䴿𪍭䵆
麥11+10=総画数21 U+4D3F
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆米・麦・豆などの穀物の表面に麹菌(こうじきん)を繁殖させたもの、またその菌、「黄衣」は黄麹菌と思われる「【玉篇:卷十五:麥部第一百九十二:䴿】莫公切有衣麴也女麴也」「【本草綱目:穀之四:女麴】《集解》恭曰女麴完小麥為飯和成罨之待上黄衣取晒」
◆穀類を碾(ひ)いて篩(ふるい)に掛けた際に篩に残る粗(あら)い穀粉「【廣雅:卷八:釋器】𪌯(素果)𪍭(蒙)粿(乎寡)䵂(狄謫二音)糜(無悲)糏(思節)也」
冢𠣥冖2+8=総画数10 U+51A2
音読: チョウ[漢]、チュウ[呉]
訓読: つか
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「塚」、平らなものは「墓」、但し後代では「墓」と「冢」とは区別はされなくなった
◆立派な、高い、大きい
◆「冢宰チョウサイ」、周代(西周、前11世紀~前256年)に創設された官職名で六卿リッケイ(冢宰・司徒・宗伯・司馬・司寇・司空)の最上位の官名、後の周代(北周、557年~581年)頃からは吏部尚書リブショウショ(吏部の長官)を指すようになったという
筆順
塚塚土3+9=総画数12 U+585A
音読: チョウ[漢]、チュウ[呉]
訓読: つか
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「冢」
◆[日]土を丸く盛り上げたもの、高く盛り上がったところ
注解:別
「塜」筆順
塚塚
土3+10=総画数13 U+FA10
音読: チョウ[漢]、チュウ[呉]
訓読: つか
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「冢」
◆[日]土を丸く盛り上げたもの、高く盛り上がったところ
𣹞
水3+10=総画数13 U+23E5E
音読: チョウ[漢]、チュウ[呉]
◆流れを堰(せき)き止める、またその堰
冤寃𡨘𠕤冖2+8=総画数10 U+51A4
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆謂(いわ)れなく網(あみ)を被(かぶ)せられる、不当に罪を着せられる
◆(不当な仕打ちを)怨(うら)む、恨(うら)む
注解:「網や籠(かご)を被せられたウサギ(兎)が自由に走れないさま」を象った字
筆順
𡟰
女3+10=総画数13 U+217F0
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆美しいさま「【說文解字注:女部:𡟰】宴𡟰也(邶風燕婉之求傳曰…按古宛冤通用婉𡟰音義皆同…)」
𣹠
水3+10=総画数13 U+23E60
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆川名、未詳「【玉篇:卷十九:水部第二百八十五:𣹠】於袁切水出莫靴山」
蒬艸3+10=総画数13 U+84AC
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆「蕀蒬キョクエン」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、同「葽繞ヨウジョウ」「遠志オンジ」
{イトヒメハギ}
𩌑
革9+10=総画数19 U+29311
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆ものの量リョウを量(はか)る、またその容器、同「䩩」
◆井戸から水や泥を汲(く)み取る袋、同「䩩」
𪑲黦𪒣
黑12+10=総画数22 U+2A472
音読: ①ウツ[漢]、ウチ[呉]②エツ[漢]、オチ[呉]
①
◆黄色味を帯びた黒
②
◆(雨や涙などで)濡れてできる黒っぽい痕(あと)、またそのような紋様
◆黴(かび)や汚れなどでできる黒い染(し)み、黒ずみ、同「𪑦」
冥𡨋𡨕㝠𠖇𠕾冖2+8=総画数10 U+51A5
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
訓読: くら・い
◆明かりが遮(さえぎ)られて暗い、暗くてはっきり見えない、同「暝」
◆奥深くて良く見えない、良く分からない
◆道理に暗い、物事に通じていない
◆死後の世界、あの世
筆順
𠋶
人2+10=総画数12 U+202F6
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆(酒に酔って)正体ショウタイを失う、同「佲」「酩」
凕
冫2+10=総画数12 U+51D5
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆寒いさま
塓
土3+10=総画数13 U+5853
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆壁を塗る
嫇
女3+10=総画数13 U+5AC7
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆「嫈嫇エイメイ」、恥じらう(はにかむ)さま、愛らしいさま「【說文解字注:女部:嫇】嬰嫇也(廣韻嫈下嫈作嫇元應引字林嫈嫇心態也卽許書嫈下之小心態也…)一曰嫇嫇小人皃」「【廣韻:下平聲:耕第十三:甍:嫇】嫈嫇新婦皃」「【康熙字典:丑集下:女部:嫈】…嫈嫇幼婦也…」
◆「嫇奵メイテイ」◇自(みずか)らの立場・節操を守る、立場を守り自らを制セイする◇未詳「【集韻:卷四:平聲四:青第十五:奵】女名一曰嫇奵面平」
㟰
山3+10=総画数13 U+37F0
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆「巊㟰エイメイ」、(霧などが立ち込めて)山谷が薄暗いさま
幎巾3+10=総画数13 U+5E4E
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆目隠(めかく)しなどのために周(まわ)りを覆(おお)う帷(とばり、帳)
◆覆う、覆い布
◆死者の顔を覆う布、四角い布の四角(よすみ)に紐をつけ、布で顔を覆い頭の後ろで結ぶという
「【禮記注疏(禮記正義):卷十二:士喪禮】幎目用緇方尺二寸䞓里著組繫(《疏》…組繫爲可結也者以四角有繫於後結之故有組繫也)」筆順
慏𢟫
心3+10=総画数13 U+614F
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆「慏悜メイテイ」、もっと~、更に~、思いが尽きないさま「【廣韻:上聲:靜第四十:逞:悜】慏悜意不盡也」
㨠𢳡
手3+10=総画数13 U+3A20
音読: ベン[漢]、メン[呉]
◆未詳「【廣雅:卷七:釋室】{⿰扌⿱𠕾火}(莫典)培(裴)封塗也」「【康熙字典:卯集中:手部:㨠】《博雅》㨠培封塗也」
暝日4+10=総画数14 U+669D
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆陽が落ちて暗くなる、同「冥」
◆明かりのない夜
筆順
榠木4+10=総画数14 U+69A0
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆「榠楂・榠樝メイサ」、カリン(花梨)、バラ科カリン属の木、またその実
{カリン}筆順
𣩆
歹4+10=総画数14 U+23A46
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆死後の世界、あの世、同「冥」
溟水3+10=総画数13 U+6E9F
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
訓読: くら・い
◆小雨が降っていて薄暗いさま
◆頻(しき)りに降る細かい雨、「溟沐メイモク」
◆海(うみ)、「四溟シメイ(四方の海)」「溟海メイカイ(青暗く大きく広がる海、大海タイカイ)」
◆「瀴溟エイメイ」、(水が)果てしなく広がっているさま、どこまでも続いているさま
筆順
熐
火4+10=総画数14 U+7190
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆「熐蠡ベキリ」◇匈奴キョウド(前3世紀~4世紀、秦代から西晋代にかけて現モンゴル南部東部を勢力範囲とした遊牧騎馬民族)の集落、同「𤑺蠡」◇生乳セイニュウ(搾乳したままの加工していない牛や羊などの乳)は冷所に放置すると脂肪分の豊富なクリーム状のもの(バターbutterやチーズcheeseなどに加工される)が上部に、脂肪分の抜けたもの(脱脂乳と呼ばれる)が下部に分離する、その上部に分離したものを固化させたもの、チーズ、またチーズの類、同「乾酪・干酪カンラク」「奶酪ダイラク」、同「𤑺䤙ベキレキ」
猽𧱴
犬3+10=総画数13 U+733D
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆ブタ(豚)、イノシシ(猪)の子、小形のイノシシ(猪)、同「豚」「𧱯」
瞑目5+10=総画数15 U+7791
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
訓読: つぶ・る、つむ・る
◆目を閉じる
◆目を閉じていて見えない
◆目を閉じて眠る、永眠する
筆順
䈿
竹6+10=総画数16 U+423F
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆車などを"∩"字状に覆(おお)う簾(すだれ、竹や藁を並べ紐で編んだもの)を支える骨組み、枸簍クロウ、同「𥭓」「【方言:第九】車枸簍…其上約謂之𥭓(即軬帶也音瓜瓝)或謂之䈿(音脉)秦晉之間自關而西謂之枸簍西隴謂之㮥(即畚字薄晩反)南楚之外謂之篷…」
𥻩
米6+10=総画数16 U+25EE9
音読: ベン[漢]、メン[呉]
◆屑米、未詳、同「糆」「【玉篇:卷十五:米部第二百:𥻩】莫片切屑米」「【龍龕手鑑:卷二:米部第十五:糆】俗𥻩正音西屑米也」
䒌
色6+10=総画数16 U+448C
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆目を瞑(つむ)る、同「瞑」
◆「䒌靘メイセイ」、深みのある暗い(濃い)青色
蓂艸3+10=総画数13 U+84C2
音読: ①メイ[漢]、ミョウ[呉]②ベキ[漢]、ミャク[呉]
①◆「蓂莢メイキョウ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名、朔日サクジツ(月の初日)から一日に一枚の葉を出し、十六日からは一枚ずつ葉が落ちる、全ての葉が落ちれば大の月、一枚残れば小の月であることが分かるという、別名「歷莢レキキョウ」
「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】蓂莢一名厯莢夾階而生一日生一葉從朔而生望而止十六日日落一葉若月小則一葉萎而不落…」②◆「菥蓂セキベキ」、グンバイナズナ(軍配薺)、アブラナ科グンバイナズナ属の草
{グンバイナズナ}
螟𧔲虫6+10=総画数16 U+879F
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆「螟虫メイチュウ」、ズイムシ(髄虫・螟虫)、草木の茎・幹・枝の髄ズイを食い荒らす害虫、葉を食い荒らす害虫は「蟘」、節や茎を食い荒らす害虫は「蠈」、根を食い荒らす害虫は「蟊」
「【爾雅注疏:釋蟲】食苗心螟食葉蟘食節賊食根蟊」◆「螟蛉・螟𧕅メイレイ」、葉を食い荒らすチョウ(蝶)やガ(蛾)などの幼虫、青虫(あおむし)
◆「螟蛾メイガ」、メイガ科の昆虫
◆「螟螣メイトク」、穀物の葉を食い荒らすバッタ(飛蝗)やイナゴ(蝗)の類
筆順
𧜀
衣5+10=総画数15 U+27700
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆車の覆(おお)い、同「幦」
覭
見7+10=総画数17 U+89AD
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆はっきりと見えないさま、微(かす)かにしか見えないさま
◆「覭髳メイボウ」◇草木が視界を遮(さえぎ)るほどに生い茂るさま「【爾雅注疏:釋詁】覭髦茀離也(《疏》郭云謂草木之叢茸翳薈也茀離即彌離彌離猶蒙蘢耳…)」◇はっきりしないさま
𧱴猽
豕7+10=総画数17 U+27C74
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆ブタ(豚)、イノシシ(猪)の子、小形のイノシシ(猪)、同「豚」「𧱯」
𨎁𨍵䡠𨌳
車7+10=総画数17 U+28381
音読: コウ、キョウ
◆車が堅く頑丈なさま、またしなやかで強いさま、同「䡰」
鄍邑3+10=総画数13 U+910D
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の河東カトウ大陽タイヨウ縣(現山西省運城市平陸県付近)にあった古地名
「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷十一:僖公元年盡五年】…冀爲不道入自顚軨伐{⿰㝠阝}三門(前是冀伐虞至{⿰㝠阝}{⿰㝠阝}虞邑河東大陽縣東北有顛軨坂)」 {山西省}
𨢎䣾𨣯
酉7+10=総画数17 U+2888E
音読: ベキ[漢]、ミャク[呉]
◆生乳セイニュウ(搾乳したままの加工していない牛や羊などの乳)は冷所に放置すると脂肪分の豊富なクリーム状のもの(バターbutterやチーズcheeseなどに加工される)が上部に、脂肪分の抜けたもの(脱脂乳と呼ばれる)が下部に分離する、その上部に分離したものを固化させたもの、チーズ、またチーズの類、同「乾酪・干酪カンラク」「奶酪ダイラク」
◆「䤙𨢎レキベキ」、生乳が分離した下部に溜まったもの、脱脂乳ダッシニュウ「【龍龕手鑑:卷二:酉部第十七:䤙】音歴䤙𨢎酪滓也香嚴又力底反」
𩈹
面9+10=総画数19 U+29239
音読: ベン[漢]、メン[呉]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷三:面部第二:𩈹】莫見反𩈹皮汗血」「【廣韻:去聲:霰第三十二:麫:𩈹】𩈹炫汗血」
䫤
頁9+10=総画数19 U+4AE4
音読: メイ[漢]、ミョウ[呉]
◆眉と目の間
鼆
黽13+10=総画数23 U+9F06
音読: モウ、ミョウ、ボウ、モウ
◆「句鼆コウモウ」、春秋時代(前770年~前476年、現山東省南部)の魯国にあった町村名
冩写㝍寫冖2+12=総画数14 U+51A9
音読: シャ[漢呉]
訓読: うつ・す、うつ・る
◆別の場所に移(うつ)す、他に移す
◆書く、描く、「墨や絵の具を紙などに移す」の意
◆元になるものに倣(なら)って別のものに書く、或いは描く
筆順
㵼瀉𣿱泻
水3+14=総画数17 U+3D7C
音読: シャ[漢]、サ[呉]
◆高いところから低い方へさっと流れる、さっと流れ出る
◆腹を下(くだ)す、下痢(ゲリ)をする