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[辞典・用語][漢字林][漢字林(非部首部別) 冖部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

[漢字林(非部首部別) 冖部] [部首索引]


冖2+0=総画数2 U+5196 [ベキ、ミャク/]
◆覆(おお)う、覆い被(かぶ)せる、また被さる、同「幂」「羃」「【說文解字注:冖部:冖】覆也(覆者葢也)从一下𠂹也(一者所以覆之也覆之則四面下垂廣韵引文字音義云以巾覆从一下垂…)」
◆わかんむり、部首名
筆順
冖2+大3=総画数5 U+592E [ヨウ、オウ/なか・ば]
◆円状・球状にものの中心、線状のものの半(なか)ば、真ん中
◆尽(つ)きる、終わる、「未央ビオウ(尽きない、終わらない)」
筆順
冖2+小3=総画数5 U+9FB8 [/]
◆漢字の構成部分
筆順
冖2+月(肉)4=総画数6 U+808E [コウ、ワイ、エ/] 𣍟𦘫𠕔
◆骨に付いている肉、同「肯」
◆吐(は)く
𣎾冖2+木4=総画数6 U+233BE [タ、ダ/] 朶𣏻朵䒳𣎿
◆樹木の枝・葉・花・実などが垂れ下がるさま
◆垂れる、垂れ下がる、「耳朶ジダ(みみたぶ)」
◆(花や雲などの)塊(かたまり)を数える語、同「桗」
𤬦冖2+瓦5=総画数7 U+24B26 [ガ、ゲ/] 𡧗
◆屋根に敷き詰める波板状の瓦、同「瓦」
𦘫冖2+肉6=総画数8 U+2662B [コウ、ワイ、エ/] 𣍟肎𠕔
◆骨に付いている肉、同「肯」
◆吐(は)く
𫇦冖2+艸3=総画数5 U+2B1E6 [未詳/]
◆未詳
冖2+車7=総画数9 U+8ECD [クン、グン/いくさ] 军𡗺𠖉𡨏𠣞𠣦𦉼𡗽
◆兵車で周りを取り囲む
◆戦(いくさ)用の兵車
◆戦うために編成された集団による戦い
◆戦うために集められ訓練された兵士
◆兵士数を基にした隊の規模の単位、周朝(西周、前11世紀~前771年)では12,500人を単位とした「【周禮:卷第三:地官司徒】乃會萬民之卒伍而用之五人爲伍五伍爲兩四兩爲卒五卒爲旅五旅爲師五師爲軍…(用謂使民事之伍兩卒旅師軍皆衆之名兩二十五人卒百人旅五百人師二千五百人軍萬二千五百人…)(人数や呼称は時代や国によって異なる)
◆戦のために兵士が駐屯チュウトンする
筆順
冖2+隹8=総画数10 U+96BA [コク、ゴク/]
◆(鳥が遠くに飛び行こうとして)高く飛ぶさま「【說文解字注:冂部:隺】高至也从隹上欲出冂(上翔欲遠行也…)」
筆順
冖2+鼎13=総画数15 U+9F0F [ベキ、ミャク/] 𠕪
◆鼎(かなえ)の口を覆(おお)う蓋(ふた)
◆酒樽(さかだる)などを覆う布、同「幂」
冖2+2=総画数4 U+5197 [ジョウ、ニュウ/]
◆暇(ひま)なさま、弛(たる)むさま
◆緩(ゆる)んで纏(まと)まりがないさま
◆余分なさま、無駄なさま
注解:「田畑の仕事がなく人(儿)が家(宀)にいるさま」を象った字
筆順
冗4+人2=総画数6 U+4F14 [タン/]
◆未詳「【淮南鴻烈解(淮南子):卷第十七:說林訓】晉陽處父伐楚以救江故解椊者不在於㭭格在於批伔(批撃伔推撃其要矣)(「批」は「枇」のようにも見える)
冗4+土3=総画数7 U+5748 [ジョウ、ニュウ、コウ/]
◆古地名、未詳
◆地面を掘り下げて作った穴、地中に掘った穴、同「坑」
冗4+女3=総画数7 U+36AE [タン、トン/] 媅妉
◆楽しみに耽(ふけ)る、色恋(いろこい)にのめり込む「【太上靈寶朝天謝罪法懺:卷六】…媅滯色慾…」
注解:「【康熙字典:丑集備考:女部:㚮】《五音篇海》同妉」
𢪨冗4+手3=総画数7 U+22AA8 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:手部第一:𢪨】舉也拒也遮也捍也」
冗4+水3=総画数7 U+6C89 [チン、ジン、シン/]
◆沈む、ものが水中を底の方に向かって落ちて行く、全体が水面よりも下になって見えなくなる、同「沈」
◆気持ちが落ち込む(沈み込む)、同「沈」
◆奥深くに入り込む、深くのめり込む、同「沈」「湛」
◆静かなさま、落ち着いているさま、同「沈」
筆順
𥐱冗4+石5=総画数9 U+25431 [未詳/]
◆未詳「【太平御覽:天部十三:電】張衡思玄賦曰凌驚雷之𥐱(苦浪反)礚(苦大反)兮弄狂電之揺裔(他本では「𥐱」ではなく「砊」とするものが多い)
𥾚冗4+糸6=総画数10 U+25F9A [コウ、キョウ/] 綆绠䌄䋁𥿒
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
注解:「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𥾚𥿒綆】音{⿱耿廾}索也」「【字彙補:未集:糸部:𥿒】姑等切音耿井索也」
𦕍冗4+耳6=総画数10 U+2654D [タン、トン/ふけ・る] 耽𧴸𤯉
◆夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「眈」
𨊶冗4+車7=総画数11 U+282B6 [ジョウ、ニュウ/] 軵𨍷
◆手押し車、後ろから押して進める車
𨠁冗4+酉7=総画数11 U+28801 [タン、トン/]
◆酒に耽(ふけ)る、酒に溺れる
◆鴆(チン、羽に毒があるというタカに似た大形の鳥)の羽を使って作った毒酒
𨱤冗4+長7=総画数11 U+28C64 [コン/] 髡髠髨𩬌
◆髪を剃(そ)る、大人が剃る場合をいい、子どもの場合は「鬀」「【說文解字:髟部:鬀】𩮜髪也髟弟聲大人曰髡小人曰鬀盡及身毛曰𩮜」
◆頭髪を剃り落とす刑、同「䪲」「𡧉」
◆剃髪テイハツした僧尼ソウニ
◆木の枝を切り落とす
𩈌冗4+面9=総画数13 U+2920C [タン、ダン/] 𩈉𩈊
◆頑固で低劣なさま、強情で諭(さと)しても聞き入れないさま
𩑜冗4+頁9=総画数13 U+2945C [タン/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:頁部第十五:頏𩑜】二正胡郎反頡頏也下又都感都紺二反𩖋𩑜也」「【字彙:戌集:頁部:𩑜】都感切音膽顱𩑜也○又都紺切音擔義同」「【正字通:戌集下:頁部:𩑜】䪴字之譌舊註音膽顱𩑜也又音擔義同𠀤非」
𫘻冗4+髟10=総画数14 U+2B63B [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷一:長部第七:{⿰髟𠕵}𫘻髠】三俗髡正音坤去髪也」「【弇州四部稿:卷一百六十八:𫘻髠】上丁感反髪垂下苦昆反去髪」
𪉛冗4+鹵11=総画数15 U+2A25B [コウ/] 䴚𪉡𨟼
◆塩分を含む湖沼の水辺の湿地、同「㽘」「奋」
𪎸冗4+黃12=総画数16 U+2A3B8 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:亥集:黃部:𪎸𪎹】二字皆𪎵字之譌」
冖2+2=総画数4 U+5198 [①イン②ユウ、ユ/]

◆行く、進む

◆「冘豫・猶豫・猶予ユウヨ」、なかなか決まらない(決められない)さま
筆順
𠆶冘4+人2=総画数6 U+201B6 [タン、ドン/]
◆髪が垂れるさま、同「髧」「【玉篇:卷三:人部第二十三:𠆶】徒感切詩云髧彼兩髦或作𠆶」
冘4+女3=総画数7 U+5989 [タン、トン/] 媅㚮
◆楽しみに耽(ふけ)る、色恋(いろこい)にのめり込む「【太上靈寶朝天謝罪法懺:卷六】…媅滯色慾…」
冘4+巾3=総画数7 U+5E0E [タン、ダン/]
◆未詳、「冠を目深(まぶか)に被(かぶ)る」の意か?「【康熙字典:寅集中:巾部:帎】丁紺切音馾冠俯前也」
冘4+心3=総画数7 U+5FF1 [シン、ジン/] 𢗑𢗐
◆気持ち、心情シンジョウ、真心(まごころ)
◆誠実なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、同「愖」「訦」「諶」
筆順
𢗐冘4+心4=総画数8 U+225D0 [シン、ジン/] 忱𢗑
◆気持ち、心情シンジョウ、真心(まごころ)
◆誠実なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、同「愖」「訦」「諶」
冘4+手3=総画数7 U+628C [タン、シン/]
◆叩(たた)いて深く打ち込む、押し込む、同「㪛」
◆刺す、刺し込む
𢻼冘4+攴4=総画数8 U+22EFC [タン/] 𢼈
◆突き押す、打ち込む、同「抌」
𢼈冘4+攴4=総画数8 U+22F08 [タン/] 𢻼
◆突き押す、打ち込む、同「抌」
𣅟冘4+日4=総画数8 U+2315F [タン、トン/]
◆陽が沈んで辺りが暗い(暗くなる)さま「【正字通:辰集上:日部:㪻】晩字之譌舊註音耽日晚色非」
冘4+月(肉)4=総画数8 U+43D9 [タン、ダン/]
◆肉汁のどろどろとした澱(おり、沈殿物)
冘4+木4=総画数8 U+6795 [シン、チン/まくら] 𣏝
◆身を横たえた時に頭の下に敷くもの、またそれを敷く
◆ものの下に敷く、またそのための木や台
筆順
𣢌冘4+欠4=総画数8 U+2388C [カン、ゴン/] 欿𣣻𣤉
◆求める、足りていないないことやものを満たそうすとする
◆足りない、欠けている、不十分な
◆憂えるさま
◆穴、窪(くぼ)み、同「坎」
冘4+殳4=総画数8 U+3C7D [キン、ゴン、タン/]
◆叩(たた)いて深く打ち込む、同「抌」「【說文解字:第三上:殳部:㱽】下擊上也」「【漢語大字典:殳部:㱽】同"抌"」
◆未詳「【玉篇:卷十七:殳部第二百六十三:㱽】巨今竹甚二切治也制也」【廣韻:下平聲:卷第二:侵第二十一:琴:㱽】禁也」「【中華字海:殳部:㱽】同"欿"」
冘4+水3=総画数7 U+6C88 [チン、ジン、シン/しず・む]
◆ものが水中を底の方に向かって落ちて行く、全体が水面よりも下になって見えなくなる、同「沉」
◆気持ちが落ち込む(沈み込む)、同「沉」
◆奥深くに入り込む、深くのめり込む、同「沉」「湛」
◆静かなさま、落ち着いているさま、同「沉」
◆「沈陽シンヨウ」、市名、遼寧省の省都瀋陽市、繁「瀋」 {遼寧省}
筆順
冘4+水4=総画数8 U+6C8A [タン/]
◆「沊沊タンタン」、水の音
𤘣冘4+牛4=総画数8 U+24623 [チン、ジン/]
◆スイギュウ(水牛)、ウシ科アジアスイギュウ属の哺乳類
𤜴冘4+犬3=総画数7 U+24734 [ユウ、ユ/] 狖𤝨𤟊㺠𤣛㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
冘4+瓜5=総画数9 U+3F09 [チン、ジン/] 𤫯
◆ウリ(瓜)の名「【廣韻:去聲:沁第五十二:鴆:㼉】靑皮𤓰名」
𤫯冘4+瓜5=総画数9 U+24AEF [チン、ジン/]
◆ウリ(瓜)の名「【廣韻:去聲:沁第五十二:鴆:㼉】靑皮𤓰名」
冘4+瓦5=総画数9 U+74ED [タン/]
◆口はやや大きく胴が膨(ふく)らんだ瓶(かめ)、「㼚コウ」よりも小さいという「【方言:第五】靈桂之郊謂之㼚(今江東通呼大瓮為㼚)其小者謂之瓭周魏之閒謂之𤮢(今江東亦呼甖為𤮢子)」
冘8+甘5=総画数13 U+3F4E [①タン、ドン②キン、コン/]

◆「㽎㽎タンタン」、建物や部屋が大きく奥深いさま

◆火が盛んに燃えるさま
冘4+疒5=総画数9 U+3F78 [シン、ジン/] 瘎𤴺𤵔𤴴
◆病気、病(やまい)、同「瘼」
◆長期間に亘(わた)って治らない(慢性的な)腹の病気
冘4+目5=総画数9 U+7708 [タン、トン/]
◆(虎が狙った獲物を見るように)じっと見詰める、「虎視眈眈コシタンタン」
◆耽(ふけ)る、夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「耽」「愖」「湛」(「目」と「耳」は字形が似て判別しにくい場合があり、「眈」と「耽」も同様に判別しにくい)
筆順
𥤷冘4+穴5=総画数9 U+25937 [イン/]
◆奥深いさま、奥深く暗いさま、同「𥥍」「䆦」
冘4+糸6=総画数10 U+7D1E [タン/]
◆冕冠ベンカンに充耳ジュウジを付けるための紐(ひも)、冠から耳の辺りまで垂らす紐で、耳穴を塞(ふさ)ぐ位置に充耳を付ける {服飾(冕冠)}
◆鼓(つづみ)の音の形容
冘4+耳6=総画数10 U+803D [タン、トン/ふけ・る] 𦕍𧴸𤯉
◆夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「眈」
筆順
𦥟冘4+臼6=総画数10 U+2695F [ヨウ、ユウ、ウ/] 舀𦥝𤔘𦥨𦥞𦦌𦥵
◆臼(うす)などの器から中身を掬(すく)い出す、また掬い取る、同「揄」「抭」
◆柄杓(ひしゃく)などの物を掬い取る道具、同「舀」
冘4+艸3=総画数7 U+449E [チン、ジン/]
◆「䒞藩・莐藩チンハン」、ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「知母チモ」 {ハナスゲ}
◆未詳「【廣韻:下平聲:侵第二十一:淫:䒞】熱也」
冘4+衣5=総画数9 U+8874 [タン/]
◆衣服(上掛けや上着)の縁(へり)
冘4+言7=総画数11 U+8A26 [シン、ジン/]
◆誠実なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、同「諶」「忱」
𧴸冘4+貝7=総画数11 U+27D38 [タン、トン/ふけ・る] 耽𦕍𤯉
◆夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「眈」
𧿒冘4+足7=総画数11 U+27FD2 [チン/]
◆「𧿒踔チンタク」、ひょこひょこと(ぴょんぴょんと)体を揺らすようにして行くさま、同「踸踔」「趻踔」
冘4+身7=総画数11 U+8EAD [タン、トン/]
◆耽(ふけ)る、夢中になる、他のことを忘れてのめり込む、同「耽」
冘4+邑3=総画数7 U+90A5 [シン/]
◆「邥垂シンスイ」、東周朝(紀元前770年~前256年)の古亭テイ(街道の要所に置かれる宿場しゅくば)名、現河南省洛陽市「【大清一統志:卷一百六十三:河南府二:古蹟】邥垂亭(在洛陽縣城之南左傳文公十七年周甘歇敗戎于䢾郵杜預注河南新城縣北有垂亭水經注獻澗水東流逕邥垂亭南服䖍曰邥里垂在高都南今亭在城南七里)」 {河南省}
冘4+酉7=総画数11 U+9156 [タン、トン/] 𨠁
◆酒に耽(ふけ)る、酒に溺れる
◆鴆(チン、羽に毒があるというタカに似た大形の鳥)の羽を使って作った毒酒
筆順
冘4+金8=総画数12 U+9202 [チン、ジン/] 𣜣
◆田畑を耕すための鍬や鋤の類
冘4+隹8=総画数12 U+49F5 [チン、ジン/] 鴆鸩䲴𩾺
◆鳥名、羽に毒があるという鳥、姿はタカ(鷹、タカ科の鳥)に似て大きさはミサゴ(鶚、ミサゴ科ミサゴ属の鳥)程で、色は黒く嘴(くちばし)が長い、好んで蛇や団栗(どんぐり)を食べるという、同「䲰」「【康熙字典:亥集中:鳥部:鴆】《廣志》鴆形似鷹大如鶚毛黑喙長食蛇及橡實」
◆その羽を漬けて作った毒酒
𩈉冘4+面9=総画数13 U+29209 [タン、ダン/] 𩈊𩈌
◆頑固で低劣なさま、強情で諭(さと)しても聞き入れないさま
冘4+頁9=総画数13 U+4AB4 [シン/]
◆玉枕ギョクチン、後頭部の正中から左右にやや離れた部分「【說文解字注:頁部:䪴】玉枕也(…沈氏彤詳攷內經甲乙經作釋骨曰顚之後橫起者曰頭橫骨曰枕骨其㒳旁尤起者曰玉枕骨…)」
◆頭を(頭が)垂れるさま
冘4+馬10=総画数14 U+99BE [タン/]
◆馬が眠っているさま
冘4+髟10=総画数14 U+9AE7 [タン、ドン/]
◆髪が垂れるさま、同「𠆶」「【詩經:國風:鄘風:柏舟】…髧彼兩髦實維我儀(《傳》髧兩髦之貌髦者髪至眉子事父母之飾儀匹也)」
冘4+魚11=総画数15 U+9B6B [シン、ジン/]
◆魚の頭の骨
冘4+鳥11=総画数15 U+9D06 [チン、ジン/] 鸩䲴𩾺䧵
◆鳥名、羽に毒があるという鳥、姿はタカ(鷹、タカ科の鳥)に似て大きさはミサゴ(鶚、ミサゴ科ミサゴ属の鳥)程で、色は黒く嘴(くちばし)が長い、好んで蛇や団栗(どんぐり)を食べるという、同「䲰」「【康熙字典:亥集中:鳥部:鴆】《廣志》鴆形似鷹大如鶚毛黑喙長食蛇及橡實」
◆その羽を漬けて作った毒酒
筆順
冘4+鳥5=総画数9 U+9E29 [チン、ジン/] 鴆䲴𩾺䧵
◆鳥名、羽に毒があるという鳥、姿はタカ(鷹、タカ科の鳥)に似て大きさはミサゴ(鶚、ミサゴ科ミサゴ属の鳥)程で、色は黒く嘴(くちばし)が長い、好んで蛇や団栗(どんぐり)を食べるという、同「䲰」「【康熙字典:亥集中:鳥部:鴆】《廣志》鴆形似鷹大如鶚毛黑喙長食蛇及橡實」
◆その羽を漬けて作った毒酒
冘4+黃12=総画数16 U+9EC6 [コウ/]
◆「黆黆コウコウ」、勇ましく強いさま
冘4+黑12=総画数16 U+9ED5 [タン、ダン/]
◆澱(おり)や泥
◆黒い染み
冖2+3=総画数5 U+5199 [シャ/うつ・す、うつ・る] 㝍寫冩
◆別の場所に移(うつ)す、他に移す
◆書く、描く、「墨や絵の具を紙などに移す」の意
◆元になるものに倣(なら)って別のものに書く、或いは描く
筆順
写5+水3=総画数8 U+6CFB [シャ、サ/] 瀉㵼𣿱
◆高いところから低い方へさっと流れる、さっと流れ出る
◆腹を下(くだ)す、下痢(ゲリ)をする
写5+金5=総画数10 U+497E [シャ/]
◆鋳型(いがた)を使って器物などを作る、鋳造チュウゾウする
𠕵冖2+3=総画数5 U+20575 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:子集:冖部:𠕵】與亢音義同」
𠕵5+艸3=総画数8 U+44AE [未詳/]
◆未詳
冖2+4=総画数6 U+519B [クン、グン/いくさ] 軍𡗺𠖉𡨏𠣞𠣦𦉼𡗽
◆兵車で周りを取り囲む
◆戦(いくさ)用の兵車
◆戦うために編成された集団による戦い
◆戦うために集められ訓練された兵士
◆兵士数を基にした隊の規模の単位、周朝(西周、前11世紀~前771年)では12,500人を単位とした「【周禮:卷第三:地官司徒】乃會萬民之卒伍而用之五人爲伍五伍爲兩四兩爲卒五卒爲旅五旅爲師五師爲軍…(用謂使民事之伍兩卒旅師軍皆衆之名兩二十五人卒百人旅五百人師二千五百人軍萬二千五百人…)(人数や呼称は時代や国によって異なる)
◆戦のために兵士が駐屯チュウトンする
军6+心3=総画数9 U+607D [ウン/]
◆誠実なさま、心がこもっているさま
军6+手3=総画数9 U+6325 [キ/ふる・う] 揮𢰄𨍂
◆(手や旗を)右に左に振る、振り回す、同「㩣」
◆(手や旗を)振って指図(さしず)する、指示する、合図する、「指揮シキ」、同「撝」
◆(ぱっと)手を振って拭い落とす、また撒(ま)き散らす、発散する、「発揮ハッキ」
军6+日4=総画数10 U+6655 [ウン/かさ、ぼか・す、ぼ・ける]
◆太陽や月などの回りにできるぼんやりした光の輪、「日晕ニチウン(ひがさ、太陽の周りにできる光の輪)」「月晕ゲツウン(つきがさ、月の周りにできる光の輪)」
◆[日]「晕繝・繧繝うんげん」、同系色の色を濃い色から淡い色へ、淡い色から濃い色へ、繰り返し並べて濃淡の境目を暈(ぼか)した模様、そのような模様の織物
◆目が回る、ぼうっとする、ぼんやりする
军6+日4=総画数10 U+6656 [キ/]
◆太陽の明々とした光、太陽が光り輝(かがや)く、同「輝」「煇」
◆明るい光が辺りに満ちる、光が明るく辺りを照らす
𣍯军6+月(肉)4=総画数10 U+2336F [ウン/]
◆膜マク「【玉篇:卷七:肉部第八十一:腪】于郡切膜」
◆「胚𣍯ハイウン」◇胚ハイを包む膜◇未詳「【玉皇十七慈光燈儀:信禮無上大羅天無能勝光玉皇天尊】…肧腪天地…」
军6+水3=総画数9 U+6D51 [コン、ゴン/すべ・て]
◆水がごぼごぼと湧(わ)き出る、またその音
◆水がごぼごぼと混じり合う、入り混じって濁る、同「溷」
◆入り混じって見分けがつかなくなる、はっきりしなくなる、同「混」「溷」
◆全(すべ)て、すっかり
军6+玉4=総画数10 U+73F2 [コン、ゴン、グン/] 琿𤦳
◆玉ギョク(美しく高貴な石)の名
◆「瑗珲アイグン」、古地名、後「爱辉アイキ」、現黒竜江省黒河市 {黒竜江省}
军6+皮5=総画数11 U+76B2 [クン/ひび、あかぎれ] 皸皹
◆寒さなどが原因で皮膚がひび割れる、またそのひび割れ、同「皻」「𤿚」
𦈉军6+糸3=総画数9 U+26209 [コン、ウン/]
◆緯イ(よこいと)、布の横方向の糸
◆束ねた羽を数える語、百本の羽の束を一緷「【爾雅注疏:釋器】羽本謂之翮(《註》鳥羽根也一羽謂之箴十羽謂之糸縳百羽謂之緷)」
军6+羽6=総画数12 U+7FDA [キ、ケ/] 翬𦑩
◆大きな翼を羽撃(はばた)かせて飛ぶさま
◆キンケイ(錦鶏)などの色鮮やかな五色の羽色をしたキジ(雉)
军6+艸3=総画数9 U+8364 [クン/]
◆ニラ(韮)・ネギ(葱)・ニンニク(大蒜)などの辛(から)みや刺激性の匂(にお)いがする野菜
◆魚や肉などの生臭いもの、また生臭い料理
◆「荤粥クンイク」、古代の中国北方に居住していた民族の名、同「獯鬻」、【廣韻】は西周代(前1046年~前771年)に「獫狁ケンイン」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の夏代(前21世紀~前17世紀)の名とする、同「葷粥」「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
军6+衣5=総画数11 U+88C8 [コン/ふんどし] 褌裩
◆下半身に穿(は)く内衣ナイイや肌着、股引(ももひき)などのズボンjupon[仏]下の類、「犢襣褌、犢鼻褌トクビコン」、同「㡓」「𢃭」「𧛤」「𢃓」
◆[日]ふんどし、腰から股間部を巻いて覆う長い布
军6+言2=総画数8 U+8BE8 [ゴン、コン/] 諢𧮘
◆面白(おもしろ)おかしいことを言う、冗談を言って人を笑わせる、「謉諢カイコン(面白おかしい冗談)」、同「顐」
军6+邑3=総画数9 U+90D3 [ウン/]
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の魯国(前11世紀~前256年)西邑東郡廩丘リンキュウ縣にあった古地名、現山東省菏澤市付近 {山東省}
◆「郓城ウンジョウ」、県名、山東省菏澤市
𩧰军6+馬3=総画数9 U+299F0 [コン、ゴン/]
◆獣名、姿は麢羊レイヨウ(カモシカ羚羊、ウシ科カモシカ属の哺乳類)に似て、四つの角(つの)があり尾はウマ(馬)のようで距キョ(蹴爪けづめ、足首付近から後ろ向きに突き出た鋭い突起)があるという「【山海經:北山經】北次三經之首曰太行之山(…)其首曰歸山…有獸焉其状如麢羊而四角馬尾而有距其名曰䮝善還(還旋旋儛也䮝音暉)其鳴自䚯有鳥焉」
◆「𩧰騱コンケイ」、野生の馬の名、但し【正字通】は「驒」を「䮝」に誤ったもので「䮝騱」とするのは誤りとする「【龍龕手鑑:卷二:馬部第十:䮝】音暉獸名又音魂䮝騱野馬也」「【正字通:亥集上:馬部:䮝】…〇匈孥驒騱非作䮝騱説文驒騱野馬舊註䮝騱誤」
𩽼军6+魚8=総画数14 U+29F7C [コン、ゴン/]
◆ソウギョ(草魚)、コイ科ソウギョ亜科の淡水魚、同「鯇」
冖2+4=総画数6 U+519C [ドウ、ノウ、ノ/] 農䢉𨑋辳欁𨑇𣊤𦦥𦦤𣎭𢖢𦱯
◆田畑を耕し、作物の種を播(ま)き育て収穫する、またその仕事、またそれ従事する人、「農業ノウギョウ」「農夫ノウフ」
◆「神农シンノウ」、伝承上の人で、人々に医療と農耕を教えたとされる
农6+人2=総画数8 U+4FAC [ドウ、ノウ、ノ/わし]
◆我(われ、わ・が)、わし、わたし、I、自分を指す語
◆汝なんじ、あなた、you
农6+口3=総画数9 U+54DD [ドウ、ノウ/]
◆声を荒げて激しく怒る、同「嗔」
◆わいわいと大勢が競って言い合うさま、同「譨」
◆(大き過ぎて、わいわいとして)話がよく分からない(聞き取れない)さま
◆程好(ほどよ)い味、美味しい味、またその食べ物、同「噮」
𢙐农6+心3=総画数9 U+22650 [ドウ、ノウ/] 憹𢥯
◆悩む、悩み苦しむ、心が乱れる
农6+月(肉)4=総画数10 U+8113 [ドウ、ノウ、ノ/うみ、う・む]
◆腫れ物や傷口にできる粘性の高い黄濁した液体、同「癑」「𧗕」
农6+水3=総画数9 U+6D53 [ジョウ、ニュウ、ドウ、ノウ/こ・い] 濃𤅛𤅌𤅁
◆露(つゆ)や霧(きり)などの水滴が多いさま、「濃濃ノウノウ」、同「𩅽」
◆味や色などが深い
◆密度が高い
◆淡くない、薄くない
农6+火4=総画数10 U+3DB6 [ドウ、ノウ、ノ/]
◆(飯などが)焦(こ)げる、焦がす
农6+禾5=総画数11 U+79FE [ジョウ、ニョウ/]
◆草木や花がびっしりと繁(しげ)り咲いているさま
◆豊(ゆた)かなさま
𠕻冖2+4=総画数6 U+2057B [オウ、ヨウ/] 𠣑
◆目が深いさま
𠜍𠕻6+刀2=総画数8 U+2070D [カン/かんむり] 冠𠖌𢃙𠙙
◆髪を整えその上に被(かぶ)る、髪が解(ほつ)れないように被る
◆頭に被るものの総称、帽子状のものや細長い布を巻いて髪をまとめる頭巾ズキンなどを含む
◆ものの頂や先頭を覆う
◆ものの先頭にあるさま
𠕾冖2+4=総画数6 U+2057E [メイ、ミョウ/くら・い] 冥𡨋𡨕㝠𠖇
◆明かりが遮(さえぎ)られて暗い、暗くてはっきり見えない、同「暝」
◆奥深くて良く見えない、良く分からない
◆道理に暗い、物事に通じていない
◆死後の世界、あの世
注解:「【龍龕手鑑:卷四:冖部第四十:𠕾{⿱冖(呉-口+日)}】正莫瓶莫定二反幽暗𠕾昧也」
𦐲𠕾6+羽6=総画数12 U+26432 [ボツ、モチ/] 𣇶
◆没ボッする、沈む、同「没」
冖2+5=総画数7 U+519D [ギ/よろ・しい、よろ・しく、むべ] 宜宐𡧧㝖𡨆𡪀𠣨
◆理リに適(かな)う、適テキする、ちょうど良い、「事宜ジギ(事をするのにちょうど良い頃合い)」
◆むべ、当然な、尤(もっと)もな
◆~するのがよい、~した方がよい
𣆹冝7+日4=総画数11 U+231B9 [チョウ、ジョウ/たたみ、たた・む] 畳疊疂叠曡𤴁疉㬪
◆薄いものが何層にも積み重なる、何度も同じことが繰り返される
◆たた・む、薄いものを折って重ねる
◆[日]たたみ、藁の床の表面にイグサ(藺草)の筵を張った敷物、薄い敷物を折って重ね厚くしたもの
冝7+田5=総画数12 U+7573 [チョウ、ジョウ/たたみ、たた・む] 疊疂叠曡𣆹𤴁疉㬪
◆薄いものが何層にも積み重なる、何度も同じことが繰り返される
◆たた・む、薄いものを折って重ねる
◆[日]たたみ、藁の床の表面にイグサ(藺草)の筵を張った敷物、薄い敷物を折って重ね厚くしたもの
筆順
𤶢冝7+疒5=総画数12 U+24DA2 [未詳/]
◆未詳「【正字通:午集中:疒部:𤶢】俗癡字舊註同痴誤」
𧨏冝7+言7=総画数14 U+27A0F [ギ/よしみ] 誼谊𧧼竩
◆宜(よろ)しい、良い、理に適(かな)っている、適切な、同「竩」「【漢書(前漢書):卷五十六:董仲舒傳】…論誼考問將欲興仁誼之休德…」
◆よしみ、親しい関係、「交誼コウギ(親しい交わり)」
冖2+7=総画数9 U+34C2 [コウ、ク/] 寇𡨥宼𢽉冦
◆外から(大勢で)やってきて脅(おど)し奪(うば)い盗み殺すなどの乱暴を働く、またそのような輩(やから)、賊ゾク、同「𥦲」「𥦆」
◆侵略する、またそのような人・集団
𣸦㓂9+水3=総画数12 U+23E26 [未詳/]
◆未詳
注解:「𣻎」の異体字か?
㓂9+艸3=総画数12 U+44FB [コウ、ク/] 蔻𦸅蔲
◆「荳䓻・豆䓻ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称 {ニクズク}
冖2+7=総画数9 U+51A0 [カン/かんむり] 𠜍𠖌𢃙𠙙
◆髪を整えその上に被(かぶ)る、髪が解(ほつ)れないように被る
◆頭に被るものの総称、帽子状のものや細長い布を巻いて髪をまとめる頭巾ズキンなどを含む
◆ものの頂や先頭を覆う
◆ものの先頭にあるさま
筆順
冠9+艸3=総画数12 U+8484 [カン/] 𦵤
◆草名、未詳
筆順
𪑪冠9+黑11=総画数20 U+2A46A [バン、メン/]
◆未詳「【玉篇:卷二十一:黑部第三百二十九:黵】丁敢切大汚皃又黒𪑪也」「【廣韻:上平聲:刪第二十七:蠻:𪑪】畫車輪也」
車部
冖2+8=総画数10 U+51A1 [ボウ、ム/]
◆覆(おお)う、上から被(かぶ)せ覆う、同「蒙」
筆順
冡10+土3=総画数13 U+585C [ホウ、ブ/]
◆塵(ちり)、土埃(つちぼこり)、砂埃(すなぼこり)、小さい土や砂などが風で舞い上がる
注解:「塚」
𢄐冡10+巾3=総画数13 U+22110 [ボウ、ム/]
◆衣服の上から羽織る大きな布
◆上を覆う幕、天幕テンマク、同「幪」
冡10+水3=総画数13 U+6E95 [ボウ、ム/]
◆霧(きり)のような細かい雨、糠雨(ぬかあめ)、小糠雨(こぬかあめ)、同「濛」 {霧雨}
𥉕冡10+目5=総画数15 U+25255 [ボウ、ム、モウ/]
◆目が見えない、またその人、盲人
◆(薄暗く)はっきり見えない、ぼんやりしてはっきりしない
◆「𥉕矓モウロウ」、ぼんやりしてはっきりしないさま、ぼうっとしているさま、同「朦朧」
◆道理に暗い、判断や理解ができない、同「蒙」
◆「𥉕昧モウマイ」、道理をよく理解できない、同「愚昧グマイ」
冡10+艸3=総画数13 U+8499 [ボウ、ム、モウ/こうむ・る、くら・い]
◆覆(おお)う、上から被(かぶ)せ覆う、同「冡」「䝉」
◆上から覆(おお)われていて薄暗い、薄暗く識別・判断ができない
◆判断や理解ができない、道理に暗い、無知なさま、同「懞」
◆身を(体を)覆う、身に被さる
◆受ける、「蒙受モウジュ」「蒙恥モウチ(辱はずかめを受ける)」
◆周易の六十四卦の一つ、「山水蒙サンスイモウ」、䷃ {易経記号}
◆「蒙古モウコ」、中国北方の民族の名、また現モンゴル国
筆順
𨢊冡10+酉7=総画数17 U+2888A [ボウ、ム/]
◆米・麦・豆などの穀物の表面に麹菌(こうじきん)を繁殖させたもの、またその菌、同「䴿」「【廣韻:上平聲:東第一:蒙:𨢊】麴生衣皃䴿上同」「【集韻:卷一:平聲:東第一:𨢊䤓】說文𥶶生衣也或作䤓通作䴿」
冡10+雨8=総画数18 U+9725 [ボウ、ム/]
◆雷鳴
𩝬冡10+食8=総画数18 U+2976C [ボウ、ム/]
◆食べ物が器いっぱいに盛られているさま
䴿冡10+麥11=総画数21 U+4D3F [ボウ、ム/] 𪍭䵆
◆米・麦・豆などの穀物の表面に麹菌(こうじきん)を繁殖させたもの、またその菌、「黄衣」は黄麹菌と思われる「【玉篇:卷十五:麥部第一百九十二:䴿】莫公切有衣麴也女麴也」「【本草綱目:穀之四:女麴】《集解》恭曰女麴完小麥為飯和成罨之待上黄衣取晒」
◆穀類を碾(ひ)いて篩(ふるい)に掛けた際に篩に残る粗(あら)い穀粉「【廣雅:卷八:釋器】𪌯(素果)𪍭(蒙)粿(乎寡)䵂(狄謫二音)糜(無悲)糏(思節)也」
冖2+8=総画数10 U+51A2 [チョウ、チュウ/つか] 𠣥
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「塚」、平らなものは「墓」、但し後代では「墓」と「冢」とは区別はされなくなった
◆立派な、高い、大きい
◆「冢宰チョウサイ」、周代(西周、前11世紀~前256年)に創設された官職名で六卿リッケイ(冢宰・司徒・宗伯・司馬・司寇・司空)の最上位の官名、後の周代(北周、557年~581年)頃からは吏部尚書リブショウショ(吏部の長官)を指すようになったという
筆順
冢9+土3=総画数12 U+585A [チョウ、チュウ/つか]
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「冢」
◆[日]土を丸く盛り上げたもの、高く盛り上がったところ
注解:「塜」
筆順
冢10+土3=総画数13 U+FA10 [チョウ、チュウ/つか]
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「冢」
◆[日]土を丸く盛り上げたもの、高く盛り上がったところ
𣹞冢10+水3=総画数13 U+23E5E [チョウ、チュウ/]
◆流れを堰(せき)き止める、またその堰
冖2+8=総画数10 U+51A4 [エン、オン/] 寃𡨘𠕤
◆謂(いわ)れなく網(あみ)を被(かぶ)せられる、不当に罪を着せられる
◆(不当な仕打ちを)怨(うら)む、恨(うら)む
注解:「網や籠(かご)を被せられたウサギ(兎)が自由に走れないさま」を象った字
筆順
𡟰冤10+女3=総画数13 U+217F0 [エン、オン/]
◆美しいさま「【說文解字注:女部:𡟰】宴𡟰也(邶風燕婉之求傳曰…按古宛冤通用婉𡟰音義皆同…)」
𣹠冤10+水3=総画数13 U+23E60 [オン/]
◆川名、未詳「【玉篇:卷十九:水部第二百八十五:𣹠】於袁切水出莫靴山」(【廣韻】【集韻】【康煕字典】などは「【山海經:西山經】又西三百五十里曰英鞮之山…{⿰氵(⿱宀𡖅)}水出焉({⿰氵(⿱宀𡖅)}或作{⿰氵𡨚}枉之𡨚」を引くが、【山海經】は{⿰氵(⿱宀𡖅)}、注も「冤」ではなく「𡨚」、ちなみに「冤(𡨚)」と「寃」は別義)
冤10+艸3=総画数13 U+84AC [エン、オン/]
◆「蕀蒬キョクエン」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、同「葽繞ヨウジョウ」「遠志オンジ」 {イトヒメハギ}
𩌑冤10+革9=総画数19 U+29311 [エン、オン/]
◆ものの量リョウを量(はか)る、またその容器、同「䩩」
◆井戸から水や泥を汲(く)み取る袋、同「䩩」
𪑲冤10+黑12=総画数22 U+2A472 [ウツ、ウチ/] 黦𪒣
◆黄色味を帯びた黒
◆(雨や涙などで)濡れてできる黒っぽい痕(あと)、またそのような紋様
◆黴(かび)や汚れなどでできる黒い染(し)み、黒ずみ、同「𪑦」
冖2+8=総画数10 U+51A5 [メイ、ミョウ/くら・い] 𡨋𡨕㝠𠖇𠕾
◆明かりが遮(さえぎ)られて暗い、暗くてはっきり見えない、同「暝」
◆奥深くて良く見えない、良く分からない
◆道理に暗い、物事に通じていない
◆死後の世界、あの世
筆順
𠋶冥10+人2=総画数12 U+202F6 [メイ、ミョウ/]
◆(酒に酔って)正体ショウタイを失う、同「佲」「酩」
冥10+冫2=総画数12 U+51D5 [メイ、ミョウ/]
◆寒いさま
冥10+土3=総画数13 U+5853 [ベキ、ミャク/]
◆壁を塗る
冥10+女3=総画数13 U+5AC7 [メイ、ミョウ/]
◆「嫈嫇エイメイ」、恥じらう(はにかむ)さま、愛らしいさま「【說文解字注:女部:嫇】嬰嫇也(廣韻嫈下嫈作嫇元應引字林嫈嫇心態也卽許書嫈下之小心態也…)一曰嫇嫇小人皃」「【廣韻:下平聲:耕第十三:甍:嫇】嫈嫇新婦皃」「【康熙字典:丑集下:女部:嫈】…嫈嫇幼婦也…」
◆「嫇奵メイテイ」◇自(みずか)らの立場・節操を守る、立場を守り自らを制セイする◇未詳「【集韻:卷四:平聲四:青第十五:奵】女名一曰嫇奵面平」
冥10+山3=総画数13 U+37F0 [メイ、ミョウ/]
◆「巊㟰エイメイ」、(霧などが立ち込めて)山谷が薄暗いさま
冥10+巾3=総画数13 U+5E4E [ベキ、ミャク/]
◆目隠(めかく)しなどのために周(まわ)りを覆(おお)う帷(とばり、帳)
◆覆う、覆い布
◆死者の顔を覆う布、四角い布の四角(よすみ)に紐をつけ、布で顔を覆い頭の後ろで結ぶという「【禮記注疏(禮記正義):卷十二:士喪禮】幎目用緇方尺二寸䞓里著組繫(《疏》…組繫爲可結也者以四角有繫於後結之故有組繫也)」
筆順
冥10+心3=総画数13 U+614F [メイ、ミョウ/] 𢟫
◆「慏悜メイテイ」、もっと~、更に~、思いが尽きないさま「【廣韻:上聲:靜第四十:逞:悜】慏悜意不盡也」
冥10+手3=総画数13 U+3A20 [ベン、メン/] 𢳡
◆未詳「【廣雅:卷七:釋室】{⿰扌⿱𠕾火}(莫典)培(裴)封塗也」「【康熙字典:卯集中:手部:㨠】《博雅》㨠培封塗也」
冥10+日4=総画数14 U+669D [メイ、ミョウ/]
◆陽が落ちて暗くなる、同「冥」
◆明かりのない夜
筆順
冥10+木4=総画数14 U+69A0 [メイ、ミョウ/]
◆「榠楂・榠樝メイサ」、カリン(花梨)、バラ科カリン属の木、またその実 {カリン}
筆順
𣩆冥10+歹4=総画数14 U+23A46 [メイ、ミョウ/]
◆死後の世界、あの世、同「冥」
冥10+水3=総画数13 U+6E9F [メイ、ミョウ/くら・い]
◆小雨が降っていて薄暗いさま
◆頻(しき)りに降る細かい雨、「溟沐メイモク」
◆海(うみ)、「四溟シメイ(四方の海)」「溟海メイカイ(青暗く大きく広がる海、大海タイカイ)」
◆「瀴溟エイメイ」、(水が)果てしなく広がっているさま、どこまでも続いているさま
筆順
冥10+火4=総画数14 U+7190 [ベキ、ミャク/]
◆「熐蠡ベキレイ」◇匈奴キョウド(秦代から西晋代にかけて現モンゴル付近を勢力範囲とした遊牧騎馬民族、紀元前3世紀~4世紀)の集落、同「𤑺蠡」◇生乳セイニュウ(搾乳したままの加工していない牛や羊などの乳)は冷所に放置すると脂肪分の豊富なクリーム状のもの(バターbutterやチーズcheeseなどに加工される)が上部に、脂肪分の抜けたもの(脱脂乳と呼ばれる)が下部に分離する、その上部に分離したものを固化させたもの、チーズ、またチーズの類、同「乾酪・干酪カンラク」「奶酪ダイラク」、同「𤑺䤙ベキレキ」
冥10+犬3=総画数13 U+733D [メイ、ミョウ/] 𧱴
◆豚、イノシシ(猪)の子、小形の猪、同「豚」「𧱯」
冥10+目5=総画数15 U+7791 [メイ、ミョウ/つぶ・る、つむ・る]
◆目を閉じる
◆目を閉じていて見えない
◆目を閉じて眠る、永眠する
筆順
冥10+竹6=総画数16 U+423F [バク、ベキ、ミャク/]
◆車などを"∩"字状に覆(おお)う簾(すだれ、竹や藁を並べ紐で編んだもの)を支える骨組み、枸簍クロウ、同「𥭓」「【方言:第九】車枸簍…其上約謂之𥭓(即軬帶也音瓜瓝)或謂之䈿(音脉)秦晉之間自關而西謂之枸簍西隴謂之㮥(即畚字薄晩反)南楚之外謂之篷…」
𥻩冥10+米6=総画数16 U+25EE9 [ベン、メン/]
◆屑米、未詳、同「糆」「【玉篇:卷十五:米部第二百:𥻩】莫片切屑米」「【龍龕手鑑:卷二:米部第十五:糆】俗𥻩正音西屑米也」
冥10+色6=総画数16 U+448C [メイ、ミョウ/]
◆目を瞑(つむ)る、同「瞑」
◆「䒌靘メイセイ」、深みのある暗い(濃い)青色
冥10+艸3=総画数13 U+84C2 [メイ、ミョウ、ベキ、ミャク/]
◆「蓂莢メイキョウ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名、朔日サクジツ(月の初日)から一日に一枚の葉を出し、十六日からは一枚ずつ葉が落ちる、全ての葉が落ちれば大の月、一枚残れば小の月であることが分かるという、別名「歷莢レキキョウ」「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】蓂莢一名厯莢夾階而生一日生一葉從朔而生望而止十六日日落一葉若月小則一葉萎而不落…」
◆「菥蓂セキベキ」、グンバイナズナ(軍配薺)、アブラナ科グンバイナズナ属の草 {グンバイナズナ}
冥10+虫6=総画数16 U+879F [メイ、ミョウ/] 𧔲
◆「螟虫メイチュウ」、ズイムシ(髄虫・螟虫)、草木の茎・幹・枝の髄ズイを食い荒らす害虫、葉を食い荒らす害虫は「蟘」、節や茎を食い荒らす害虫は「蠈」、根を食い荒らす害虫は「蟊」「【爾雅注疏:釋蟲】食苗心螟食葉蟘食節賊食根蟊」
◆「螟蛉・螟𧕅メイレイ」、葉を食い荒らすチョウ(蝶)やガ(蛾)などの幼虫、青虫(あおむし)
◆「螟蛾メイガ」、メイガ科の昆虫
◆「螟螣メイトク」、穀物の葉を食い荒らすバッタ(飛蝗)やイナゴ(蝗)の類
筆順
𧜀冥10+衣5=総画数15 U+27700 [ベキ、ミャク/]
◆車の覆(おお)い、同「幦」
冥10+見7=総画数17 U+89AD [メイ、ミョウ/]
◆はっきりと見えないさま、微(かす)かにしか見えないさま
◆「覭髳メイボウ」◇草木が視界を遮(さえぎ)るほどに生い茂るさま「【爾雅注疏:釋詁】覭髦茀離也(《疏》郭云謂草木之叢茸翳薈也茀離即彌離彌離猶蒙蘢耳…)」◇はっきりしないさま
𧱴冥10+豕7=総画数17 U+27C74 [メイ、ミョウ/]
◆豚、イノシシ(猪)の子、小形の猪、同「豚」「𧱯」
𨎁冥10+車7=総画数17 U+28381 [コウ、キョウ/] 𨍵䡠𨌳
◆車が堅く頑丈なさま、またしなやかで強いさま、同「䡰」
冥10+邑3=総画数13 U+910D [メイ、ミョウ/]
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の河東カトウ大陽タイヨウ縣(現山西省運城市平陸県付近)にあった古地名「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷十一:僖公元年盡五年】…冀爲不道入自顚軨伐{⿰㝠阝}三門(前是冀伐虞至{⿰㝠阝}{⿰㝠阝}虞邑河東大陽縣東北有顛軨坂)」 {山西省}
𨢎冥10+酉7=総画数17 U+2888E [ベキ、ミャク/] 䣾𨣯
◆生乳セイニュウ(搾乳したままの加工していない牛や羊などの乳)は冷所に放置すると脂肪分の豊富なクリーム状のもの(バターbutterやチーズcheeseなどに加工される)が上部に、脂肪分の抜けたもの(脱脂乳と呼ばれる)が下部に分離する、その上部に分離したものを固化させたもの、チーズ、またチーズの類、同「乾酪・干酪カンラク」「奶酪ダイラク」
◆「䤙𨢎レキベキ」、生乳が分離した下部に溜まったもの、脱脂乳ダッシニュウ「【龍龕手鑑:卷二:酉部第十七:䤙】音歴䤙𨢎酪滓也香嚴又力底反」
𩈹冥10+面9=総画数19 U+29239 [ベン、メン/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷三:面部第二:𩈹】莫見反𩈹皮汗血」「【廣韻:去聲:霰第三十二:麫:𩈹】𩈹炫汗血」
冥10+頁9=総画数19 U+4AE4 [メイ、ミョウ/]
◆眉と目の間
冥10+黽13=総画数23 U+9F06 [モウ、ミョウ、ボウ、モウ/]
◆「句鼆コウモウ」、春秋時代(前770年~前476年、現山東省南部)の魯国にあった町村名
隹部
冖2+12=総画数14 U+51A9 [シャ/うつ・す、うつ・る] 写㝍寫
◆別の場所に移(うつ)す、他に移す
◆書く、描く、「墨や絵の具を紙などに移す」の意
◆元になるものに倣(なら)って別のものに書く、或いは描く
筆順
冩14+水3=総画数17 U+3D7C [シャ、サ/] 瀉𣿱泻
◆高いところから低い方へさっと流れる、さっと流れ出る
◆腹を下(くだ)す、下痢(ゲリ)をする
鼎部


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