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[辞典・用語][漢字林][漢字林(非部首部別) 廴部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

「漢字林(非部首部別) 廴部] [部首索引]


廴3+0=総画数3 U+5EF4 [イン/]
◆長く引き伸ばす、延(の)びる
◆えんにょう、えんにゅう、いんにょう、部首名
筆順
𧈰廴3+虫6=総画数9 U+27230 [キ/]
◆昆虫、貝類・爬虫類なども含む(小)動物、同「虫」
𧥡廴3+言7=総画数10 U+27961 [タン、ダン/] 誕诞
◆話が大袈裟(おおげさ)なさま、大きいばかりで中身がないさま、同「唌」
◆大きなさま、また広がりがあるさま
◆生(う)まれる、生れ出る
廴3+4=総画数7 U+389F [テン/]
◆ゆっくりと行く、「㢟㢟テンテン」、同「𨔢」
𦚺㢟7+月(肉)4=総画数11 U+266BA [セン/]
◆細かく切った生肉を捏(こ)ねるなどしてペーストpaste状にしたもの「【釋名:釋飲食】生脠以一分膾二分細切合和挻攪之也」
𥆊㢟7+目5=総画数12 U+2518A [セン/]
◆振り返って見る、振り返っては進み進んでは振り返る、同「䀽」「【廣韻:去聲:線第三十三:縓:𥆊】更視見皃說文作𨕐相顧視而行也又弋絹切(《重修廣韻》では「䀽」)「【中華字海:辶部:𥆊】同"𢌨"」
𥒔㢟7+石5=総画数12 U+25494 [セン/]
◆転がしながら押し延(の)ばして布の艶(つや)を出す(皴しわを延ばす)、またそのための石「【通雅:卷三十七:衣服】…石輾之曰硟…硟以石輾繒色光澤也…」
廴3+4=総画数7 U+5EF7 [テイ、ジョウ/] 𢌜
◆平らに整地されたところ、広場、同「庭」
◆主権者が政(まつりごと)を行うところ、また役所、いずれも広い前庭があることから、同「庭」、「朝廷チョウテイ(君主が政務を執るところ)」「廷臣テイシン(朝廷に仕える高級官吏)」「廷吏テイリ(役人)」
◆「廷試テイシ」、科挙カキョ(官吏登用試験)で、郷試キョウシ(地方で行う試験)・会試カイシ(都で行う試験)に及第キュウダイした者に天子自ら殿中で行う試験、別名「殿試デンシ」
注解:「廷」の本来の字形は「𡈼{⿱ノ土}、テイ、チョウ」、「壬{⿱ノ士}、ジン、ニン」とは別
筆順
廷7+人2=総画数9 U+4FB9 [テイ、チョウ/]
◆まっすぐなさま、平らなさま
◆体をまっすぐに伸ばす、(しっかりと)直立チョクリツする、同「𨉈」
𠋽廷10+人2=総画数12 U+202FD [タツ、ダチ/] 㒓𠉂㣵
◆受け入れ難い状態から逃げる
◆到達する、達(たっ)する、同「達」
𠩢廷7+厂2=総画数9 U+20A62 [未詳/]
◆未詳「【張三丰先生全集:快活篇】…肅𠩢戸耕不歉乎…」
廷7+女3=総画数10 U+5A17 [テイ、ジョウ/]
◆すらりとしたさま、すらりとして美しいさま
◆小心で気が弱いさま
◆「眡娗ミンテイ」◇恥(はじ)じらうさま◇(もじもじとして)本意が伝わらないさま「【列子:力命】…眠(莫典)娗(徒繭)諈(止累)諉(如{⿰亻(⿱冖■)})勇敢怯疑(眠娗不開通之貌諈諉煩重貌)四人相與游於世胥如志也…」
◆未詳「【說文解字注:女部:娗】女出病也(按病下當有容字廣雅曰娗娗容也然則謂女出而病容娗娗然也…)」
廷7+广3=総画数10 U+5EAD [テイ、ジョウ/にわ] 𨓀
◆堂ドウ(大きな建物、母屋おもや)の正面階段前の平らに整地された広場、同「廷」
◆宮中、役所や裁判所(廷)、またその敷地内の平らに整地された広場、同「廷」
◆広い場所
注解:「庭」の本来の字形は「壬{⿱ノ士}ジン・ニン」ではなく「𡈼{⿱ノ土}テイ・チョウ」
筆順
廷7+手3=総画数10 U+633A [テイ、ジョウ、チョウ/]
◆まっすぐに突き出る、他よりも先に抜(ぬ)きん出る
◆(曲がらずに)まっすぐなさま、同「頲」
◆[日]長くまっすぐなものを数える語、同「梃」
筆順
廷7+月(肉)4=総画数11 U+8121 [テイ、チョウ/]
◆長くまっすぐに伸ばした干し肉、曲がっているものは「胊」
廷7+木4=総画数11 U+6883 [テイ、ジョウ、チョウ/てこ]
◆まっすぐな(丸い木の)棒、棍棒コンボウ(丸い木の棒)
◆長くまっすぐなものを数える語
◆[日]てこ、重い物を動かす時に使う棒
筆順
廷7+水3=総画数10 U+6D8F [テイ、ジョウ/]
◆「涏涏テイテイ」、艶があり美しいさま
◆「汫涏セイテイ」、川の水が細々と流れるさま
廷7+火4=総画数11 U+70F6 [テイ、チョウ/]
◆未詳「【類篇:卷十中:火部:烶】待鼎切火皃」
廷7+犬3=総画数10 U+3E76 [テイ、ジョウ/] 𤠜
◆サル(猿)の一種「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤠜】大丁切猱也」
廷7+玉4=総画数11 U+73FD [テイ、チョウ/]
◆玉ギョク(美しく高貴な石)製の大きな圭ケイ(手に持つ板状の礼器)、長さは三尺(戦国期で1尺=23.1cm)もあったという、同「珵」「【荀子:卷第十九:大略篇】天子御珽諸侯御荼大夫服笏禮也(…珽大珪長三尺杼上終葵首謂剡上至其首而方也荼古舒字玉之上圎下方者也鄭康成云珽然無所屈也…)(《四部叢刊初編》本他は{⿲王(廴-乀)壬}の字形)「【大戴禮記:虞戴德第七十】…天子御珽諸侯御{⿳艹𠆢未}大夫服笏正民德也…」 {礼器(圭)}
𥆑廷7+目5=総画数12 U+25191 [テイ/]
◆目が出ているさま
𥏎廷7+矢5=総画数12 U+253CE [ゲイ、ギョウ/]
◆「䂔𥏎コウゲイ」、小さいさま
廷7+竹6=総画数13 U+7B73 [テイ、ジョウ/]
◆糸を巻き付けておく筒(つつ)状の用具、糸巻き、同「筟」「筦」「【玉篇:卷十四:竹部第一百六十六:筳】徒丁切小破竹也小簪也籠也」
◆小さい(細く短い)竹の棒、「筳篿テイセン(竹の棒を使った占いの一種)」「【楚辭(劉向):卷第一:離騷經】索藑茅以筳篿兮(索取也藑茅靈草也筳小折竹也楚人名結草折竹以卜曰篿文選藑作瓊五臣云筳竹筭也補曰索所革切藑音瓊爾雅云葍藑茅注云藑葍一種花有赤者爲藑筳音𢌜篿音專後漢方術傳曰挺專折竹注云挺八叚竹也音同)命靈氛爲余占之…」
廷7+糸6=総画数13 U+7D8E [テイ、チョウ/] 𦂃
◆綬(ジュ)、官位を表す色糸で編んだ組紐(くみひも)
廷7+舟6=総画数13 U+8247 [テイ、チョウ/] 𦨿𦪅
◆小型の船、「艖サ」よりも小さく一人二人で操船するという、同「𦨴」「【釋名:釋船】三百斛曰𦩍𦩍貂也貂短也江南所名短而廣安不傾危者也 二百斛以下曰艇其形徑挺一人二人所行也」「【方言:第九】南楚江湘凡船大者謂之舸(…)小舸謂之艖(今江東呼艖小底者也音叉)艖謂之艒䑿(…)小艒䑿謂之艇(𦨴也)艇長而薄者謂之艜(…)短而深者謂之䒀(…)」
筆順
𦨿廷7+舟6=総画数13 U+26A3F [テイ、チョウ/] 艇𦪅
◆小型の船、「艖サ」よりも小さく一人二人で操船するという、同「𦨴」「【釋名:釋船】三百斛曰𦩍𦩍貂也貂短也江南所名短而廣安不傾危者也 二百斛以下曰艇其形徑挺一人二人所行也」「【方言:第九】南楚江湘凡船大者謂之舸(…)小舸謂之艖(今江東呼艖小底者也音叉)艖謂之艒䑿(…)小艒䑿謂之艇(𦨴也)艇長而薄者謂之艜(…)短而深者謂之䒀(…)」
廷7+艸3=総画数10 U+839B [テイ、ジョウ/]
◆草の茎(くき、葉や花などを支える木の幹に当たる部分)
◆まっすぐな(丸い木の)棒
◆建物の梁(はり、柱の上に水平に渡す横木)
廷7+虫6=総画数13 U+8713 [テン、デン、テイ、ジョウ/]
◆「蝘蜓エンテン」、トカゲ(蜥蜴)やヤモリ(守宮)などを含むトカゲ亜目の爬虫類
◆「蜻蜓セイテイ」、トンボ(蜻蛉・蜻蜓)、トンボ目の昆虫、別名「蜻蛉セイレイ」
◆「蜓蚞テイボク」、ニイニイゼミ(蟪蛄)、セミ科ニイニイゼミ属のセミ(蝉)、小形で体が青紫色の秋に鳴くという、同「螇螰ケイロク」「蟪蛄ケイコ」「蛁蟧チョウリョウ」「蝭蟧テイリョウ」「【方言:第十一】蛥蚗(…)齊謂之螇螰(…)楚謂之蟪蛄(…)或謂之蛉蛄(…)秦謂之蛥蚗自關而東謂之虭蟧(…)或謂之蝭蟧(…)或謂之蜓蚞(廷木二音)…」
廷7+言7=総画数14 U+8A94 [テイ、ジョウ/]
◆嘘を言って騙す
𨉈廷7+身7=総画数14 U+28248 [テイ、チョウ/]
◆体をまっすぐに伸ばす、(しっかりと)直立チョクリツする、同「侹」
廷7+金8=総画数15 U+92CC [テイ、ジョウ、チョウ/]
◆金属の延金(のべがね)、金属を溶かして板状にしたもの、或いは一定の形にしたもの、同「䥡」「鍱」「鐷」
◆鋳造チュウゾウ・成形セイケイできる状態にした金属の塊(かたまり)
◆まっすぐなさま、まっすぐに走るさま
廷7+金5=総画数12 U+94E4 [テイ、ジョウ、チョウ/]
◆金属の延金(のべがね)、金属を溶かして板状にしたもの、或いは一定の形にしたもの、同「䥡」「鍱」「鐷」
◆鋳造チュウゾウ・成形セイケイできる状態にした金属の塊(かたまり)
◆まっすぐなさま、まっすぐに走るさま
廷7+門8=総画数15 U+95AE [テイ、ジョウ/]
◆門の中、門の中の広場、同「廷」
◆門を外に向けて開く
廷7+雨8=総画数15 U+9706 [テイ、ジョウ/] 𩄫𨗒𨗠𨖝
◆激しい雷鳴ライメイ
◆稲妻いなずま、雷光ライコウ
筆順
廷7+革9=総画数16 U+4A60 [テイ、チョウ/]
◆腰に巻く革製の帯、ベルトbelt
廷7+頁9=総画数16 U+9832 [テイ、チョウ/] 颋𩑙
◆まっすぐなさま、同「挺」
◆頭をまっすぐに伸ばす
筆順
廷7+頁6=総画数13 U+988B [テイ、チョウ/] 頲𩑙
◆まっすぐなさま、同「挺」
◆頭をまっすぐに伸ばす
廷7+魚11=総画数18 U+4C53 [テイ、チョウ/]
◆「跳䱓チョウテイ」、海魚名、魚群に出合うと網を張るまでもなく魚が船に飛び込んでくることから「跳䱓」の名があるという、別名を「𩺅兒・鯔兒シジ・シゲイ」といい、エツ(斉魚、カタクチイワシ科エツ属の海水魚)とされる「【嶺表錄異:卷下】跳䱓乃海味之小魚䱓也…船衝魚陣不施網𦊙但魚兒自驚跳入船逡巡而滿以此為䱓故名之跳又云船去之時不可當魚陣之中恐魚多壓沈故也…」」「【異魚圖贊:卷一】𩺅兒(𩺅兒極𦕈僅若針鈎盈咫萬尾一筯千頭漁師取之不以網收來如陣雲壓幾沉舟名曰跳䱓厥義可求)‡
𪊶廷7+鹿11=総画数18 U+2A2B6 [テイ、チョウ/]
◆シカ(鹿)が走るさま
廷7+鼠13=総画数20 U+9F2E [テイ、ジョウ/]
◆ヒョウ(豹)のような斑紋ハンモン(まだらの模様)があるネズミ(鼠、ネズミやリス栗鼠などを含む齧歯ゲッシ目の哺乳類)、「鼮鼠テイソ」「【爾雅注疏:釋獸】…豹文鼮鼠(《註》鼠文彩如豹者漢武帝時得此鼠孝廉郎終軍知之賜絹百匹…)」
廴3+5=総画数8 U+5EF6 [エン/の・びる、の・ばす、の・べる]
◆時間や道などが途切れずに遠くまで伸びている、また続いている
◆長く(広く)引き伸ばす、また伸びる
◆人を招(まね)く
注解:「𢌛」
筆順
延7+口3=総画数10 U+550C [エン、タン、ダン、セン、ゼン/]
◆次々に悪口を言うさま、「唌唌エンエン」
◆話が大袈裟(おおげさ)なさま、大きいばかりで中身がないさま、同「誕」
◆涎(よだれ)
延7+土3=総画数10 U+57CF [エン、セン/]
◆地の果て、「八埏ハチエン(国の八方の果て)」
◆陵墓リョウボの墓に通じる通路
◆土に水を加えて柔らかくする
延7+女3=総画数10 U+5A2B [エン/]
◆美しく感じが良いさま
◆女性名用字
延7+手3=総画数10 U+633B [セン/]
◆長く広く延(の)ばす、広げる「【孔叢子:卷四:對魏王第十四】…嬖臣以遇徼幸者內則射合主心外則挻主之非此最人主之大患也…」
◆捏(こ)ねたりなどして柔(やわ)らかくする、同「埏」
◆「挻攪センカク」、捏(こ)ね回す「【釋名:釋飲食】生脠以一分膾二分細切合和挻攪之也」
◆取る「【方言:第一】撏(常含反)攓(音蹇)摭(盜蹠)挻(羊羶反)取也…凡取物而逆謂之𥶉…」
延7+月(肉)4=総画数11 U+8120 [セン/] 𦚺
◆細かく切った生肉を捏(こ)ねるなどしてペーストpaste状にしたもの「【釋名:釋飲食】生脠以一分膾二分細切合和挻攪之也」
延7+木4=総画数11 U+68B4 [テン、エン/]
◆木が(枝が)長くまっすぐに伸びているさま、また長くまっすぐに伸びた木
延8+水3=総画数11 U+6D8E [セン、ゼン/よだれ]
◆口から出て垂(た)れる唾液ダエキ、同「㳄」「㵪」「𠿢」「𣵿」
◆物欲しそうなさま、「垂涎スイゼン」
◆水(液体)がなすがままに流れるさま「【集韻:卷八:去聲下:綫第三十二:涎】沔涎水流皃」
筆順
延8+火4=総画数12 U+70FB [エン/]
◆強い光が烈しく光るさま
延8+犬3=総画数11 U+72FF [エン/]
◆獣名、タヌキ(狸)に似て体が長いという、「獌狿バンエン」
𤥻延8+玉4=総画数12 U+2497B [エン/]
◆玉製の圭ケイ(細長い板の先端が山形になった形をした礼器)「【禮記正義:玉藻】天子搢𤥻方正於天下也《注》此亦笏也謂之𤥻𤥻之言𤥻然無所屈也或謂之大圭長三尺」「【中華字海:王部:𤥻】古代皇帝拿的玉笏」 {礼器(圭)}
延8+目5=総画数13 U+403D [エン/]
◆振り返って見る、振り返っては進み進んでは振り返る、同「𥆊」「𢌨」「𨕐」「【中華字海:辶部:𨕐】同"𢌨"」「【紹陶錄:卷上:壺觴】…北睨斂孤照兮南䀽天下有道則庶人不議兮…」
延8+石5=総画数13 U+785F [セン/] 𥒔
◆転がしながら押し延(の)ばして布の艶(つや)を出す(皴しわを延ばす)、またそのための石「【通雅:卷三十七:衣服】…石輾之曰硟…硟以石輾繒色光澤也…」
延7+竹6=総画数13 U+7B75 [エン/むしろ]
◆竹を並べ紐(ひも)で編んだ敷物、またそれを敷く、またそれが敷いてあるところ、人が座ったり横になったりするところに敷くもの
筆順
延7+糸6=総画数13 U+7D96 [エン、セン/]
◆冕冠ベンカンの方形の天板を包む黒い布、また黒い布で包んだ板、同「延」 {服飾(冕冠)}
◆冕冠の前後の垂れ飾り
◆細く長い糸や紐(ひも)、同「線」
◆だらりと延(の)びる、緩(ゆる)む「【呂氏春秋:卷第十七:審分覽:任數】…百官愼職而莫敢愉綖(愉解綖緩)…」
𦧝延7+舌6=総画数13 U+269DD [テン/]
◆「𦧝𦧴テンタン」「𦧴𦧝タンテン」、言葉が正しくない、言葉の意味がよく分からない「【松陵集:卷一】三辰至精氣生自蒼頡前…黎道未著文教如欲騫其中有聲病於我如𦧝𦧴(音天蟬語不正貌)(「蟬語不正貌」の「蟬」は「𦧴」の誤りかと思われる)「【廣韻:上平聲:寒第二十五:灘:𦧴】𦧴𦧝言不正也」「【廣韻:下平聲:先第一:天:𦧝】𦧴𦧝語不正也」
延8+艸3=総画数11 U+839A [エン/むしろ]
◆草が一面に生え広がる、蔓延(はびこ)る、「蔓莚マンエン」、同「葕」
◆[日]むしろ、藁(わら、乾燥させた草の茎)を並べ紐(ひも)で編んだ敷物、またそれを敷く、人が座ったり横になったりするところに敷くもの、竹製は「筵」
筆順
延7+虫6=総画数13 U+8712 [エン/]
◆「蜒蚰エンユウ」、ナメクジ(蛞蝓)、陸棲の貝類のうち貝が退化しているものの総称、巻貝を背負うものはカタツムリ(蝸牛)
◆「蜿蜒エンエン」、龍や蛇のようにくねくねと長いさま、また長い体をくねらせて進むさま
◆「蚰蜒(ユウエン)」、ゲジ(蚰蜒)、ゲジ科の虫、通称「ゲジゲジ」
筆順
延8+虫6=総画数14 U+8711 [タン、ダン/あま]
◆中国南方の福建省・広東省・広西チワン族自治区・海南省などの沿海で水上(船上)生活をする人達、疍民タンミン、同「疍」「蛋」
◆[日]海人(あま)、海に潜って魚介や海藻などを採ることを生業としている人
筆順
延7+言2=総画数9 U+8BDE [タン、ダン/] 誕𧥡
◆話が大袈裟(おおげさ)なさま、大きいばかりで中身がないさま、同「唌」
◆大きなさま、また広がりがあるさま
◆生(う)まれる、生れ出る
延8+言7=総画数15 U+8A95 [タン、ダン/] 诞𧥡
◆話が大袈裟(おおげさ)なさま、大きいばかりで中身がないさま、同「唌」
◆大きなさま、また広がりがあるさま
◆生(う)まれる、生れ出る
筆順
𨁆延8+足7=総画数15 U+28046 [セン/]
◆未詳「【玉篇:卷七:足部第七十六:𨁆】式延切行」
延7+邑3=総画数10 U+90D4 [エン/]
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の鄭テイ国(前806年~前375年)にあった古地名
延7+金8=総画数15 U+92CB [セン、ゼン/]
◆矛(ほこ、両刃の剣)に柄(え)を取り付けた小形の武器、同「鈒」
𩃀延8+雨8=総画数16 U+290C0 [エン/]
◆「𩃀𩃀エンエン」、雲の様子、未詳「【集韻:卷八:去聲下:綫第三十三:𩃀】𩃀𩃀雲皃」
延7+革9=総画数16 U+4A65 [タン、ダン/]
◆「䩥馬」、馬具を着けていない予備の馬
◆踝の下までの革製の靴
延8+馬10=総画数18 U+99F3 [タン、ダン/]
◆馬具を着けていない(予備の)馬
延7+魚11=総画数18 U+9BC5 [セン/]
◆魚醤ギョショウ、魚を塩漬けにして発酵させたもの
廴3+6=総画数9 U+5EFA [ケン、コン/た・てる、た・つ]
◆(建造物を)しっかりと立てる、造(つく)る、作り上げる
◆(法律などを)しっかりと定める
◆意見を申し立てる
◆北斗七星の柄(え)の指す方向、「建寅ケンイン(夏暦・農暦・旧暦・陰暦の正月、この月には柄が寅の方向・東北東を指すことから)」
筆順
建9+人2=総画数11 U+5065 [ケン、ゴン/すこ・やか]
◆体力や気力があるさま、体力や気力が衰(おとろ)えたり滞(とどこお)ったりすることがないさま、しっかりとしているさま、同「徤」
筆順
𠸻建9+口3=総画数12 U+20E3B [ソウ、ショウ/]
◆鳥や魚が餌をぱくぱくと忙(せわ)しげに食う、またその音、同「啑」
◆(同盟の証しとして血を)尖らせた口を飲み物の中に入れるようにして啜(すす)る、舐めるように啜る、同「歃」
𢉆建9+广3=総画数12 U+22246 [テイ、タイ/]
◆未詳「【字彙補:寅集:广部:𢉆】丁計切音帝𢉆𣏳也」
建9+彳3=総画数12 U+5FA4 [ケン/]
◆健(すこ)やかなさま、体力や気力があるさま、体力や気力が衰(おとろ)えたり滞(とどこお)ったりすることがないさま、同「健」「【太平廣記:卷十:神仙十:趙瞿】…瞿服之未盡病愈身體強徤…」「【雲宮法語:卷下:持用品第五】…易曰天行徤君子以自強不息」
建9+手3=総画数12 U+63F5 [ケン、ゲン/]
◆挙(あ)げる、持ち上げる、担(かつ)ぎ上げる
◆しっかりと(揺るがないように)立てる
◆水を堰き止めるために並べて立てた杭コウ(くい)、同「楗」
建9+方4=総画数13 U+65D4 [ケン、コン/]
◆敏捷な
建9+月(肉)4=総画数13 U+8171 [ケン、コン/]
◆随意筋ズイイキン(自分の意志で動かすことができる筋肉、骨格筋など)の両端にあり筋肉が骨に繋がる部分の組織「【集韻:卷二:平聲:元第二十二:腱𦞬䇟】博雅膂腱肉也一曰{⿰𥭊力}之大者或作𦞬䇟」
筆順
建9+木4=総画数13 U+6957 [ケン、ゴン/]
◆閉じた門を開かないように固定するための縦棒、同「𨵭」、横棒は「閂」
◆水を堰き止めるために並べて立てた杭コウ(くい)、杭の隙間は芝や竹・草・土や石で塞ぐという、同「揵」「【史記:卷二十九:河渠書】則還自臨決河…是時東流郡燒草以故薪柴少而下淇園之竹(…)以為楗(《集解》如淳註樹竹塞水決之口稍稍布揷接樹之水稍弱補令密謂之楗以草塞其裏乃以土塡之有石以石爲之)」
建9+毛4=総画数13 U+6BFD [ケン/]
◆「毽子ケンシ」、銭(ぜに)などの円状の重みのあるものを布や紙などで包み、布や紙の端が羽根状に広がるように結(ゆ)わえた遊具、これを足で蹴って遊ぶ遊戯を「踢毽子テキケンシ」という
建9+水3=総画数12 U+6E55 [ケン/]
◆川名、「湕水ケンスイ」、湖北省荊門市を源とする {湖北省}
建9+火4=総画数13 U+7161 [キン/]
◆燃え残り、燃え切らずに残ったもの
建9+牛4=総画数13 U+728D [ケン、コン/] 𤚳㸫
◆牡牛を去勢する
建9+目5=総画数14 U+7777 [ケン/]
◆未詳「【集韻:卷二:平聲:元第第二十二:睷】目數也」
𥍹建9+矛5=総画数14 U+25379 [ケン、コン/]
◆両刃の剣(つるぎ)で柄(え)を取り付けられるようにした矛(ほこ)の類「【集韻:卷五:上聲上:阮第二十:𥍹】博雅𥍹𥍿矛也」
𥯦建9+竹6=総画数15 U+25BE6 [ソウ、ショウ、ケン、コン/]
◆楷書カイショを崩した(点画を略したり繋いだりした)書体で行書ギョウショと草書ソウショの間程の書体、同「箑」「𨖷」「【集韻:卷十:入聲下:洽第三十二:𨖷箑】行書也秦使徒隸助官書艸𨖷以爲行事謂艸行之間取其疾速不留意楷法也」
◆竹名、未詳「【齊民要術:卷三:雜說第三十】及臘日祀炙𥯦(𥯦一作𦾚燒飲治刺入肉中及樹瓜田中四角去䗣蟲)」
建9+米6=総画数15 U+4295 [ケン、コン/]
◆濃くとろみのある米の粥(かゆ)、同「䭈」「饘」
建9+足7=総画数16 U+8E3A [ケン/]
◆「踺子」、助走を始める時のような何度か飛跳ねる動作
建9+金8=総画数17 U+9375 [ケン、ゴン/かぎ] 键鑳𨭙𨩼
◆鼎(かなえ)を持ち運ぶために両耳("∩"字状の取っ手)に掛け渡す棒
◆車輪の脱落を防ぐために車軸の両端に打ち込む楔(くさび)、同「轄」
◆扉や戸などの戸締りをするために巻き付けた鎖サ(くさり、環を繋いで紐状にしたもの、チェーンchain)が解(ほど)けないように鎖の環(わ)に通す金棒、戸締り用の金具を固定するための棒、同「鑰」
◆ピアノpianoなどのキーkey、「鍵盤ケンバン」
◆[日]錠ジョウ(錠前)に差し込んで開け閉めするための道具
◆[日]閉じているものを開けて中を明らかにするための要点
筆順
建9+金5=総画数14 U+952E [ケン、ゴン/かぎ] 鍵鑳𨭙𨩼
◆鼎(かなえ)を持ち運ぶために両耳("∩"字状の取っ手)に掛け渡す棒
◆車輪の脱落を防ぐために車軸の両端に打ち込む楔(くさび)、同「轄」
◆扉や戸などの戸締りをするために巻き付けた鎖サ(くさり、環を繋いで紐状にしたもの、チェーンchain)が解(ほど)けないように鎖の環(わ)に通す金棒、戸締り用の金具を固定するための棒、同「鑰」
◆ピアノpianoなどのキーkey、「鍵盤ケンバン」
◆[日]錠ジョウ(錠前)に差し込んで開け閉めするための道具
◆[日]閉じているものを開けて中を明らかにするための要点
𨵭建9+門8=総画数17 U+28D6D [ケン、ゴン/]
◆閉じた門を開かないように固定するための縦棒、同「楗」
𨺩建9+阜3=総画数12 U+28EA9 [ケン/]
◆乾(いぬい)、八卦ハッカ(乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤)の一つ、強く盛んなものを象徴する
建9+革9=総画数18 U+97AC [ケン、コン/]
◆弓矢を立てて入れるための革製の袋、同「𩎅」「𥀲」「【方言:第九】箭…所以藏箭弩謂之箙(盛弩箭器也…)弓謂之鞬(鞬牛)或謂之𥀲(牛犢)」「【釋名:釋兵】矢…馬上曰鞬鞬建也弓矢並建立其中也」
◆「奧鞬・薁鞬イクケン」、漢代(前202年~220年)に西域にあった遊牧民族による国「【漢書(前漢書):卷九十六:西域傳第六十六上】…奧鞬王(…)治奧鞬城去都護六千九百六里去陽關八千三百五十五里…」「【後漢書:卷一百十九:南匈奴列傳第七十九】…去北庭三百餘里共立薁鞬左賢王爲單于…」
建9+食8=総画数17 U+4B48 [ケン、コン、セン/] 𩱃𩛧
◆粥(かゆ)、濃くとろみのある粥、同「饘」「䊕」
建9+馬10=総画数19 U+9A1D [ケン、コン/]
◆赤毛で背が黄色の馬
𩱃建9+鬲10=総画数19 U+29C43 [ケン、コン、セン/] 䭈𩛧
◆粥(かゆ)、濃くとろみのある粥、同「饘」「䊕」
建9+魚11=総画数20 U+9C0E [ケン/]
◆魚名、未詳
◆鮑ホウ(腐臭がするまで塩漬けにした魚)を火に当てて乾かしたもの、「鮑」よりも臭みがなくなるという、同「鮿」「𩻥」「【漢書(前漢書):卷九十一:貨殖傳第六十一】鮿鮑千鈞(…煏室乾之即鮿耳蓋今巴荊人所呼鰎魚者是也…秦始皇載鮑亂臭則是䱒魚耳而煏室乾者本不臭也…)」
𪑼建9+黑12=総画数21 U+2A47C [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:黑部第三十五:𪑼𪒡】二音{⿺廴隶}」「【全晉文:卷七十四:左思:魏都賦】…榱題黮𪑼階𨺠嶙峋…」
注解:「𪒡」の訛字か?
廴3+6=総画数9 U+5EFB [カイ、エ/めぐ・る、まわ・る] 𢌞廽
◆回(まわ)る、一周して(一巡して)元に戻る、同「回」「迴」
◆元に戻す、元に戻る、同「回」
◆周りをぐるりと囲(かこ)む、同「回」
◆曲がる、脇(わき)に逸(そ)れる、「廻避・回避・迴避カイヒ」
筆順
𧍚廻9+虫6=総画数15 U+2735A [カイ、エ/] 蛔蜖
◆人や動物の消化器官に寄生する虫、カイチュウ(蛔虫・回虫、カイチュウ目カイチュウ科の寄生虫)の類、同「蛕」「蚘」「痐」
廴3+6=総画数9 U+5EFC [ダイ、ナイ/]
◆乃(すなわ)ち、同「乃」
◆[日]「の」「~の~」に当てる漢字、同「乃」
筆順
𩳹廼9+鬼10=総画数19 U+29CF9 [キ/おに] 鬼𩲞𩳉𩲡𩲚𩴿𣆠𤱲𢇼
◆人の死後(肉体は滅びても)滅びず彷徨(さまよ)うとされる霊魂
◆(姿は見えないが)人に災いを齎(もたら)すもの
◆(鬼のように)恐ろしい、無慈悲な、並外れた
◆人の死後の世界


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