なたねづゆ【菜種梅雨】
三月下旬頃から四月にかけて、菜の花が咲く頃に降る長雨のことです。
なだれ【雪崩】
積もった雪が、山などの斜面に沿って崩れ落ちること。
雪崩には,既に積もっている雪の上に、新しい雪が降り積もって、古い雪の上を滑り落ちる表層雪崩(ひょうそうなだれ)と、気温が上がって地表に接した部分から融け出して、全体が一度に崩れ落ちる底雪崩(そこなだれ)があります。底雪崩は全層雪崩とも呼ばれます。
なつび【夏日】
日最高気温が25℃以上の日。
なみがたかい【波が高い】
波高
(はこう、波の最も低い位置から最も高い位置までの高さ)が、2.5mをこえ4mまで
(2.5m<波高≧4m)の場合の、波浪(はろう)の状態を指す表現。
波浪【はろう, wave】
なみがややたかい【波がやや高い】
波高
(はこう、波の最も低い位置から最も高い位置までの高さ)が、1.25mをこえ2.5mまで
(1.25m<波高≧2.5m)の場合の、波浪(はろう)の状態を指す表現。
波浪【はろう, wave】
なみのたかさ【波の高さ】波高【はこう, wave height】
なんせいしょとう【南西諸島】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
九州地方南方から南西に連なる諸島。
種子島・屋久島・トカラ列島・奄美大島・徳之島・沖永良部島など
(いずれも鹿児島県)と沖縄本島・宮古島・石垣島・西表島・与那国島など
(いずれも沖縄県)を含む諸島。
にげみず【逃げ水, inferior mirage】
道路などに水たまりがあるように見えるが、近づくと更に前方に逃げてしまうように見える現象。
大気中で、光は、
- 気温差(密度差)がなければ直進します(逃げ水は発生しません)が、
- 暖かい空気(密度が低い)と冷たい空気(密度が高い)が接触する境界面では、冷たい空気の方(密度が高い方)へ屈折する(逃げ水が発生する可能性があります)
- 気温差(密度差)が大きいほど、屈折率(光が曲がる度合)が大きくなる
という性質があります。
物体からは、直進してくる光以外に、
強い日射によって地面が温められ、その放射熱によって、地表付近の気温が上がり、上空の気温との差が大きくなると、その境界面で大きく屈折した光が届きます。
この屈折してきた光は、人間には、あたかも、直進してきたかのように見えます。
このため、直進してくる光によって見える実像以外に、
視線の延長線上にあるかのような、実際には存在しない像
(虚像)が見えることがあります。
これを「逃げ水」といいます。
この「逃げ水」は、「下位蜃気楼」の一種です。
蜃気楼【しんきろう, mirage】
にしにほん【西日本】
天気予報で使われる地域の一つで、
- 近畿地方 - 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県(三重県は「東海地方」に区分されます)
- 中国地方 - 岡山県、広島県、島根県、鳥取県(山口県は「九州北部地方」に区分されます)
- 四国地方 - 徳島県、香川県、愛媛県、高知県
- 九州北部地方 - 山口県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県
- 九州南部・奄美地方 - 宮崎県、鹿児島県の本土、種子島、屋久島、奄美群島、トカラ列島
を合わせた地域。
天気予報で使われる地方区分
にじゅうよんせっき【二十四節季】
太陽の軌道を黄道(こうどう)と呼びますが、この黄道を24等分し、その各分点に太陽が位置する日に季節を表す名前が付いています。(以下の表で示す日付は、年によって変わることがあります)
春 |
正月節 |
立春(りっしゅん) |
315度 |
2月4日 |
春の始まり |
正月中 |
雨水(うすい) |
330度 |
2月19日 |
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2月節 |
啓蟄(けいちつ) |
345度 |
3月6日 |
冬ごもりの虫がはい出る |
2月中 |
春分(しゅんぶん) |
360度 |
3月21日 |
昼夜の長さがほぼ等しい |
3月節 |
清明(せいめい) |
15度 |
4月5日 |
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3月中 |
穀雨(こくう) |
30度 |
4月20日 |
春雨が降って百穀を潤す |
夏 |
4月節 |
立夏(りっか) |
45度 |
5月6日 |
夏の始まり |
4月中 |
小満(しょうまん) |
60度 |
5月21日 |
|
5月節 |
芒種(ぼうしゅ) |
75度 |
6月6日 |
芒(のぎ、イネ科の植物)のある穀物を播く時期 |
5月中 |
夏至(げし) |
90度 |
6月22日 |
北半球では昼が最も長く夜が最も短い |
6月節 |
小暑(しょうしょ) |
105度 |
7月8日 |
暑気に入る |
6月中 |
大暑(たいしょ) |
120度 |
7月23日 |
暑さが最もきびしい |
秋 |
7月節 |
立秋(りっしゅう) |
135度 |
8月8日 |
秋の始まり |
7月中 |
処暑(しょしょ) |
150度 |
8月24日 |
暑さが止み新涼が間近い |
8月節 |
白露(はくろ) |
165度 |
9月8日 |
秋気がようやく加わる |
8月中 |
秋分(しゅうぶん) |
180度 |
9月23日 |
昼夜の長さがほぼ等しい |
9月節 |
寒露(かんろ) |
195度 |
10月9日 |
|
9月中 |
霜降(そうこう) |
210度 |
10月24日 |
|
冬 |
10月節 |
立冬(りっとう) |
225度 |
11月8日 |
冬の始まり |
10月中 |
小雪(しょうせつ) |
240度 |
11月23日 |
|
11月節 |
大雪(たいせつ) |
255度 |
12月8日 |
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11月中 |
冬至(とうじ) |
270度 |
12月22日 |
北半球では昼が最も短く夜が最も長い |
12月節 |
小寒(しょうかん) |
285度 |
1月6日 |
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12月中 |
大寒(たいかん) |
300度 |
1月20日 |
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にちさいこうきおん【日最高気温】
一日(0時から24時)の間に観測された最も高い気温。
にちさいていきおん【日最低気温】
一日(0時から24時)の間に観測された最も低い気温。
にっちゅう【日中】
9時頃から18時頃まで。
にほんかいせいぶ【日本海西部】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
中部地方福井県沖と朝鮮民主主義人民共和国咸鏡北道
(ハムギョンプクト, 함경북도)南部を結ぶ線以南の日本海。
にほんかいちゅうぶ【日本海中部】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
東北地方秋田県能代半島と沿海州南部を結ぶ線以南、中部地方福井県沖と朝鮮民主主義人民共和国咸鏡北道
(ハムギョンプクト, 함경북도)南部を結ぶ線以北の日本海。
にほんかいほくぶ【日本海北部】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
東北地方秋田県能代半島と沿海州南部を結ぶ線の北方の日本海。
にほんのひがし【日本の東】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
日本の東方、北緯30度以北、東経155度以西の海域。
にほんのはるかひがし【日本のはるか東】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
日本の東方、北緯30度以北、北緯45度以南、東経155度以東、東経170度以西の海域。
にほんのみなみ【日本の南】
天気予報などで位置を示す場合に用いられる呼称で、
日本の南方、北緯20度以北、東経130度以東、東経140度以西の海域。
にわかあめ【俄か雨】
にわかゆき【俄か雪】
ねつかいらい【熱界雷】雷
ねつけん【熱圏, thermosphere】
中間圏の上層にある大気の層で、中緯度付近で約80km~約600kmの層。
ねったいしゅうそくたい【熱帯収束帯, Intertropical Convergence Zone (ITCZ)】
赤道付近の気圧が低い帯状の地域。
「赤道低圧帯」ともいいます。
ねったいていきあつ【熱帯低気圧, tropical cyclone】
ねったいや【熱帯夜】
日最低気温が25℃以上の夜。
ねつらい【熱雷】雷