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[辞典・用語][漢字林][犬部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

[漢字林 犬部] [部首索引]


犬4+0=総画数4 U+72AC [ケン/いぬ]
◆イヌ(犬)、イヌ科の動物、同「狗」、敢えて区分するとすれば大形のものが「犬」、小形のものが「狗」
◆つまらないもの、(自らを卑下して)つまらないもの
◆「犬馬ケンバ」◇イヌ(犬)とウマ(馬)◇(謙って自らを指し、犬馬のように労を厭わない)卑しい者
◆いぬ、部首名
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+0=総画数3 U+72AD [/]
◆けものへん、部首名、「犬」が偏ヘン(漢字の左部)にあるときの字形
漢字林(非部首部別)
筆順
犬4+1=総画数5 U+72AE [ハツ、バツ、バチ/]
◆犬が走るさま、同「𡗜」
◆抜く、引き抜く、抜き取る、同「抜」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+2=総画数5 U+72AF [ハン、ボン/おか・す] 𤜛𤝑𢒿
◆触(ふ)れるべきではないものに触れる、入るべきところではないところに入り込む、侵(おか)す、決められた範囲や限度を越(こ)える
◆守るべきことを守らない、法律や命令などを破る
筆順
犬3+2=総画数5 U+72B0 [キュウ、グ/]
◆「犰狳・犰㺄キュウヨ」、アルマジロarmadillo[西]、アルマジロ科の哺乳類
𤜛犬3+2=総画数5 U+2471B [ハン、ボン/おか・す] 犯𤝑𢒿
◆触(ふ)れるべきではないものに触れる、入るべきところではないところに入り込む、侵(おか)す、決められた範囲や限度を越(こ)える
◆守るべきことを守らない、法律や命令などを破る
𤜜犬3+2=総画数5 U+2471C [リョク、リキ/]
◆犬が争うさま
犬3+3=総画数6 U+72B1 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷十:入聲下:陌第二十:𤞁犱】獸名窮玃也」「【正字通:巳集下:犬部:犱】犰字之譌舊註音吉犱獸誤…」
犬3+3=総画数6 U+72B2 [サイ、ゼ/]
◆オオカミ(狼、イヌ科の哺乳類)や野犬ヤケンの類、晩秋に冬場の食糧を狩(か)り、それを並べて置く習性があるという、この獣の狩りのさまは祭礼の際に供物クモツを並べるのに似ることから「豺祭サイサイ」と呼ばれる
◆「犲狼サイロウ」◇野犬やオオカミ(狼)のような獣(けもの)◇野犬やオオカミ(狼)のように貪欲ドンヨクで凶暴キョウボウなさま
筆順
犬3+3=総画数6 U+72B3 [シャク、ホウ、ヒョウ/] 𤜩
◆ヒョウ(豹、ネコ科ヒョウ属の哺乳類)に似た獣の名、ヒョウのような斑(まだら)模様がないという
◆ヒョウ(豹)、ネコ科ヒョウ属の哺乳類、同「豹」
漢字林(非部首部別)
犬3+3=総画数6 U+72B4 [ガン、カン/]
◆中国北方に産する野犬、小形で口や鼻が黒くキツネ(狐)に似るという、同「𤟉」「豻」
◆「狴犴ヘイカン」◇龍生九子(龍が生んだとされる九匹の子)の内の一匹、言い争いごとを好み、姿はトラ(虎)に似て力が強いという「【懷麓堂集:卷七十二:文後稿十二:記龍生九子】…狴犴平生好訟今獄門上獅子頭是其遺像…」「【升菴集:卷八十一:龍生九子】…四曰狴犴形似虎有威力…」◇罪人を閉じ込める牢(ろう)、牢屋、牢獄ロウゴク、牢獄の正堂の両側に「狴犴」の像を立てたことから、「狴牢ヘイロウ」「狴獄ヘイゴク」
◆地方の拘置所、牢屋(ろうや)、同「𤞿」「豻」、中央(朝廷)の監獄を「獄」
◆ヘラジカ(箆鹿)、シカ科ヘラジカ属のシカ、「駝鹿ダロク」、同「𤞶」
犬3+3=総画数6 U+72B5 [キツ/]
◆「犵狫・仡佬キツロウ」、コーラオ族、中国南部の貴州省を中心とした地に住む少数民族の名 {貴州省}
犬4+3=総画数7 U+72B6 [ソウ、ジョウ/]
◆形、姿形すがたかたち、有様(ありさま)、情況ジョウキョウ、様子ヨウシ(ようす)
◆様子を述べる、言い表す、またその文書や手紙
筆順
犬3+3=総画数6 U+72B7 [コウ、キョウ/] 獷𤣊
◆性格が粗暴ソボウなさま、粗暴で懐(なつ)かないさま、人のいうことに従わないさま
犬3+3=総画数6 U+72B8 [バ、マ/]
◆獣名、未詳
◆「猛獁モウマ」「猛犸象モウマショウ」、マンモスmammoth、ゾウ科マンモス属の哺乳動物
𤜣犬3+3=総画数6 U+24723 [シ/]
◆「𤜣狼シロウ」、獣名、姿はキツネ(狐)に似て尾は白く耳が長いという
𤜤犬3+3=総画数6 U+24724 [タク、チャク/] 𧲢
◆「𤜤㹮タクバク」、同「馲𩢷」、牡のロバ(驢馬)と牝のウシ(牛)との間に生まれる動物の名
𤜧犬4+3=総画数7 U+24727 [ハツ、ハチ/]
◆未詳「【漢語大字典:犬部:𤜧】疑"𤜧"为"帗"的讹字」「【中華字海:巾部:𤜧】"帗"的讹字」
𤜨犬3+3=総画数6 U+24728 [トン、ドン/ぶた] 豚豘𧰭㹠𠭣𧱔𦜼
◆ブタ(豚)、イノシシ(猪、イノシシ科の哺乳類)を(小形化し)家畜化した動物、同「𧱴」「𧱯」
𤜩犬3+3=総画数6 U+24729 [シャク、ホウ、ヒョウ/]
◆ヒョウ(豹、ネコ科ヒョウ属の哺乳類)に似た獣の名、ヒョウのような斑(まだら)模様がないという
◆ヒョウ(豹)、ネコ科ヒョウ属の哺乳類、同「豹」
犬4+4=総画数8 U+3E5C [ギン、ゴン/]
◆二頭の犬が互いに噛(か)み付き合う、また吠え合う
漢字林(非部首部別)
犬3+4=総画数7 U+3E5D [シ/] 𤜣
◆「㹝狼シロウ」、獣名、姿はキツネ(狐)に似て尾は白く耳が長いという
犬3+4=総画数7 U+3E5E [ギン、ゴン/]
◆「㹞㹞ギンギン」◇犬が吠(ほ)えるさま、またその声◇言い争うさま、啀(いが)み合うさま
漢字林(非部首部別)
犬3+4=総画数7 U+3E5F [ケツ、ケチ、カイ、ケ/]
◆獣が走るさま
◆狡(ずる)い、するりと身を躱(かわ)してうまく逃(のが)れる、狡賢(ずるがしこ)い、同「猾」「獪」
◆獣名、未詳
犬3+4=総画数7 U+3E60 [トン、ドン/ぶた] 豚豘𧰭𤜨𠭣𧱔𦜼
◆ブタ(豚)、イノシシ(猪、イノシシ科の哺乳類)を(小形化し)家畜化した動物、同「𧱴」「𧱯」
筆順
犬3+4=総画数7 U+72B9 [ユウ、ユ/]
◆サル(猿)、大形のサル(猿)の一種、同簡「猶」
◆犬の吠える声「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:犹】音尤犬吠聲也」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+4=総画数7 U+72BA [コウ/]
◆大きく逞しい犬
◆ハリネズミ(針鼠)、ハリネズミ亜科の哺乳類
犬3+4=総画数7 U+72BB [ホツ、ボチ、ハイ、バイ/] 𤝜
◆犬が歯茎(はぐき)を剥(む)き出すさま、また歯茎を剥き出して威嚇イカクするさま、また吠(ほ)えるさま、同「吠」「𤜲」
注解:旁は「一巾」の「市(U+U+5DFF、4画)」で「亠巾」の「市(U+5E02、5画)」とは別字
犬3+4=総画数7 U+72BC [コウ、ク/]
◆人を食うといわれる伝説上の野獣
犬3+4=総画数7 U+72BD [ガ/]
◆アナグマ(穴熊、イタチ科の哺乳類)に似た野獣の名
犬3+4=総画数7 U+72BE [ギン、ゴン/]
◆二頭の犬が互いに噛(か)み付き合う、また吠え合う
漢字林(非部首部別)
犬3+4=総画数7 U+72BF [カン、ハン、ホン/]
◆アナグマ(穴熊)、イタチ科アナグマ属の哺乳類、同「獾」「貛」
◆「連犿レンハン」、ものの動きに従って(緩やかに)動くさま「【莊子集解:雜篇:天下】其書雖瓌瑋而連犿无傷也(釋文瓌瑋奇特也犿本亦作抃同芳袁反又敷晚反李云宛轉貌一云相從貌謂與物相從不違故無傷也)」
犬3+4=総画数7 U+72C0 [ソウ、ジョウ/]
◆形、姿形すがたかたち、有様(ありさま)、情況ジョウキョウ、様子ヨウシ(ようす)
◆様子を述べる、言い表す、またその文書や手紙
漢字林(非部首部別)
犬3+4=総画数7 U+72C1 [イン/]
◆「玁狁・獫狁ケンイン」、古代の中国北方の異民族の名、【廣韻】ば夏代(前21世紀~前17世紀)に「獯鬻クンイク」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の西周代(前1046年~前771年)の名とする「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
犬3+4=総画数7 U+72C2 [キョウ、ゴウ/くる・う、くる・おしい] 𤝵𤝶
◆常軌ジョウキを逸イッしている、正気でない、普通でない、同「𤝵」「𢙌」
◆並外れている、程度が甚(はなは)だしい
◆[日]滑稽コッケイな
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+4=総画数7 U+72C3 [ジュウ、ニュウ/]
◆慣れる、習慣になる、同「忸」
◆懐(なつ)く、馴(な)れ馴れしい、同「狎」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+4=総画数7 U+72C4 [テキ、ジャク、チャク/]
◆北方の異民族を指す語、「北狄ホクテキ」、東は「夷イ、東夷トウイ」、西は「戎ジュウ、西戎セイジュウ」、南は「蠻バン、南蠻ナンバン」
◆遠い、遠く離れているさま、遥か遠いさま、同「逖」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+4=総画数7 U+72C5 [未詳/]
◆人名用字「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷五十九:起哀公十二年盡十五年】」莒子狅卒(《注》無傳音義狅其𢌜反)」
犬3+4=総画数7 U+72C6 [チュウ/ちん]
◆「狆家チュウカ」、中国南部の少数民族の名
◆[日]小型の犬の一種、英名をJapanese Chinという
筆順
犬3+4=総画数7 U+72C7 [ボク/]
◆「狇狫ボクロウ」、貴州省周辺に住む山岳少数民族の名、「木佬、木老」
漢字林(非部首部別)
犬3+4=総画数7 U+72C8 [バイ、ハイ/]
◆伝説上のオオカミ(狼)の一種、前足が極端に短いため行動する時はオオカミ(狼)の背に乗るという
◆「狼狽ロウバイ(うろた・える)」、(「狼」は後足が「狽」は前足が短いため常に一緒に行動するという、この二頭が別々に行動しようとすると上手く動けないことから)よろけて上手く動けないさま、慌てふためくさま
𤜯犬3+4=総画数7 U+2472F [ソウ、ショウ/]
◆犬・狗がものを食う
𤜰犬3+4=総画数7 U+24730 [ケイ、キョウ/]
◆獣名
𤜱犬3+4=総画数7 U+24731 [ハ、ヘ/]
◆牝の豕(いのこ、豚)、子を産めるほどに成長した二歳の牝の豕、一歳(一説に六カ月)は「豵ショウ」、三歳は「𧱚・豣ケン」
𤜲犬4+4=総画数8 U+24732 [ハイ、バイ/]
◆犬が歯茎(はぐき)を剥(む)き出すさま、また歯茎を剥き出して威嚇イカクするさま、同「犻」
𤜳犬3+4=総画数7 U+24733 [シ/] 獅狮
◆ライオンlion、ネコ科の哺乳類、「獅子シシ」
◆犬が双子を産む、犬の双子、一頭は「玂キ」、三つ子は「猣ソウ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
𤜴犬3+4=総画数7 U+24734 [ユウ、ユ/] 狖𤝨𤟊㺠𤣛㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
𤜵犬3+4=総画数7 U+24735 [ケン、ゲン/] 𤝴
◆狂犬
◆虎などの獣を追い払う(勇猛な)犬
𤜶犬3+4=総画数7 U+24736 [ソウ、ショウ/]
◆中国南西部の少数民族の名
𤜸犬3+4=総画数7 U+24738 [アク、ヤク/]
◆大きな豕(いのこ、ブタ(豚)或いはイノシシ(猪))、同「豟」
𤜹犬4+4=総画数8 U+24739 [ユ/] 𤝆𣢧𣢒
◆「𤜹𤜹」、犬を呼ぶ時の掛け声を表す語
𤜻犬3+4=総画数7 U+2473B [ヒ、ビ/]
◆獣名、姿は豕(いのこ)に似ているという
◆同「貔」
𤜽犬3+4=総画数7 U+2473D [ドツ、ノチ/]
◆獣名、オナガザル科に属するサル(猿、猴コウ)、その毛は柔らかく良質の衣服になるという「【後漢書:卷一百二十:烏桓鮮卑列傳:鮮卑】又有貂豽鼲子皮毛柔蝡(豽音女滑反鼲音胡昆反貂鼲並鼠屬豽猴屬也)故天下以為名裘」
◆「𧳸豽コツドツ」、突厥トッケツ(中国西方・西北方にあった国)でみられるという獣の名、姿はキツネ(狐)に似て大きく尾が長いという「【康熙字典:酉集中:豸部:貀】𨻰藏器曰骨豽獸出西方突厥國似狐而大長尾」
◆獣名、同「貀」
𤜾犬3+4=総画数7 U+2473E [ケキ、キャク/]
◆獣名、未詳「【廣韻:入聲聲:陌第二十:戟:𤜾】𤜾獸」「【字彙補:巳集:犬部:𤜾】與犱字」
𤜿犬3+4=総画数7 U+2473F [未詳/]
◆未詳
𤝀犬4+4=総画数8 U+24740 [未詳/]
◆未詳
𤝂犬3+4=総画数7 U+24742 [未詳/]
◆未詳
𤝆犬3+4=総画数7 U+24746 [ユ/] 𤜹𣢧𣢒
◆「𤜹𤜹」、犬を呼ぶ時の掛け声を表す語
𤝉犬3+4=総画数7 U+24749 [ヤ/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤝉】以者切音野義未詳」「【字彙補:巳集:犬部:𤝩】𤝉字之譌」「【漢語大字典:犬部:𤝉】同"野"」
𤝊犬3+4=総画数7 U+2474A [ソツ、ソチ/]
◆犬が草叢から突然飛び出す
◆突然に、不意に
◆「仓𤝊ソウソツ」、慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま
𤝌犬3+4=総画数7 U+2474C [エン、オン/]
◆サル(猿)、またテナガザル(手長猿、テナガザル科)のサル(猿)、同「猿」「猨」
犬3+5=総画数8 U+3E64 [キョウ、コウ/]
◆恐がってびくびくする(おどおどする)、後込(しりご)みする、同「怯」
犬3+5=総画数8 U+3E65 [チュウ/]
◆犬、頭が黒く体が黄色い犬
犬3+5=総画数8 U+3E66 [チョウ/]
◆尾の短い犬
筆順
犬3+5=総画数8 U+3E67 [ヨウ、オウ/] 𧲱
◆タヌキ(狸、イヌ科タヌキ属の哺乳類)の類、「𧲱𧳅オウシ」
犬3+5=総画数8 U+3E68 [ユウ、ユ/] 狖𤝨𤜴𤟊㺠𤣛
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
犬3+5=総画数8 U+72C9 [ヒ/]
◆タヌキ(狸)、或いはタヌキの子、同「豾」
◆「狉狉ヒヒ」、茂みなどの間を獣が動き回るさま
犬4+5=総画数9 U+72CA [ケキ、キャク/]
◆犬が目を大きく見開いて見るさま「【說文解字注:犬部:狊】犬視皃从犬目(…按爾雅須屬鳥曰狊此謂鳥振其毛羽如犬張目也…)」
◆鳥が両翼を大きく広げるさま「【爾雅:釋獸:須属】獸曰釁(…)人曰撟(…)魚曰須(…)鳥曰狊(張兩翅皆氣體所須)」
◆サル(猿)の類、唇は厚く青いという「【廣韻:入聲:錫第二十三:郹:狊】{⿰言兊}文云犬視皃亦獸名猨屬脣厚而碧色」
漢字林(非部首部別)
犬3+5=総画数8 U+72CB [ギ、ケン/]
◆犬の怒るさま
◆二頭の犬が争うさま
◆「狋氏ケンシ」、漢代の県名、現山西省大同市渾源県付近 {山西省}
犬3+5=総画数8 U+72CC [セイ、ショウ/]
◆イタチ(鼬・鼬鼠)、イタチ科の哺乳類、同「鼬」「鼪」
◆「狌狌・猩猩ショウジョウ」、オランウータンorangutan、ヒト科オランウータン属の動物
筆順
犬3+5=総画数8 U+72CD [ホウ、ビョウ/]
◆獣名、未詳「【山海經:北山經】鉤吾之山…有獸焉其狀如羊身人面其目在腋下虎齒人爪其音如嬰兒名曰狍鴞是食人」
犬3+5=総画数8 U+72CE [コウ、ギョウ/な・れる]
◆(犬や動物を)飼(か)い馴(な)らす
◆懐(なつ)く、馴(な)れる、慣(な)れる
◆親しい、親しくする、近付く
◆馴れ馴れしい
筆順
犬3+5=総画数8 U+72CF [タ、ダ、イ/] 𤝛
◆獣名、尾が白く嘴(くちばし)や目が赤く姿は犬に似ているという、同「𤝻」
犬3+5=総画数8 U+72D0 [コ、グ、ゴ/きつね] 𦍳𧲲
◆キツネ(狐)、イヌ科キツネ属の哺乳類
◆狡賢(ずるがしこ)い、誑(たぶら)かす、こそこそと悪事を企(たくら)む
筆順
犬3+5=総画数8 U+72D1 [レイ、リョウ/] 𤣍𤣤
◆犬名、未詳、【集韻】は秦シン(国名か地名か未詳)の良犬の名という「【集韻:卷四:平聲四:青第十五:狑𤣍𤣤】良犬也秦有狑…」
◆未詳「【赤雅:卷一:鳥{⿱立(単-⺍)}】…鳥毳之粗布于狑獞謂之鵝罽…」
◆未詳「【赤雅:卷一:狑人狙人】…卉衣鳥言重譯四姓狑外曰狙其風罔聞意莊生所謂狙公云」
犬3+5=総画数8 U+72D2 [ヒ、ビ/] 𤝟𥝃𥝈𥝋𦦻𦦷𥜿𥝇𦦔𤲳𥝆𥝊𪒵𢀏𥍈
◆「狒狒ヒヒ」、ヒヒ(狒狒・狒々)、オナガザル科ヒヒ属の哺乳類、別名「嘄陽・梟羊キョウヨウ」
筆順
犬3+5=総画数8 U+72D3 [ヒ/]
◆暴れる
犬3+5=総画数8 U+72D4 [ジ、ニ/] 𤝺
◆しなやかなさま
◆「猗狔イジ」、(風に吹かれて)しなやかに揺(ゆ)れるさま、同「旖旎」
犬3+5=総画数8 U+72D5 [オウ、ヨウ/]
◆頭部に斑模様のあるヒョウ(豹)に似た獣の名
犬3+5=総画数8 U+72D6 [ユウ、ユ/] 𤝨𤜴𤟊㺠𤣛㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
犬3+5=総画数8 U+72D7 [コウ、ク/いぬ] 㺃豿𢑪
◆イヌ(狗・犬)、イヌ科の動物、同「犬」、古くは小形のイヌ(犬)やクマ(熊)・トラ(虎)などのイヌ目・イヌ科の動物の子や小形の種を指したが、後にイヌ(犬)一般を指すようになった
◆卑劣なさま、底意地(そこいじ)が悪いさま
筆順
犬3+5=総画数8 U+72D8 [ケツ、コチ、コツ/] 𤞉
◆獣が走るさま、(驚いて)突然走り出すさま、同「獝」
注解:「【御製(御定)佩文齋書畫譜:卷九:唐竇𦤌述書賦】…羽獵{⿰羽戊}{⿰犭戊}奔騰…」などに{⿰犭戊}の字形がみられる
犬3+5=総画数8 U+72D9 [ショ、ソ/ねら・う]
◆サル(猿)、サルの一種
◆窺(うかが)う、相手に気付かれないようにこっそりと見る、また様子を窺う
◆「狙詐ソサ」、騙(だま)す
筆順
犬3+5=総画数8 U+72DA [タン/] 𤞾
◆「獦狚カツタン」、未詳、「猲狙」の誤りではないかという「【康熙字典:巳集下:犬部:狙】…《山海經》北號之山有獸焉其狀如狼赤首而鼠目其音如豚名曰猲狙《註》郭璞曰猲狙音葛苴○按韻書引山海經皆作獦狚」「【康熙字典:巳集下:犬部:狚】…《廣韻》獦狚出山海經○按山海經本作狙郭讀平聲諸書引之皆作狚疑誤」
犬3+5=総画数8 U+72DB [ハク、バク/こま] 𤝡
◆獣名、未詳、オオカミ(狼)に似てよく羊を追い掛け回すいう「【說文解字:犬部:狛】如狼善驅羊」
◆[日]こま、神社の入口の左右に二頭一対で据(す)えておく犬あるいは獅子に似た伝説上の動物、「狛犬こまいぬ」
筆順
犬3+5=総画数8 U+72DC [コ、ク/]
◆「狜猔」、古代の少数民族の名
犬3+5=総画数8 U+72DD [セン/] 獮𤣗𤣔𤣝𤣐
◆(天子や領主が)秋に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
犬3+5=総画数8 U+72DE [ノウ、ニョウ、ドウ/]
◆性格や顔付き・目付きなどが悪いさま、「獰劣ドウレツ(醜みにくいさま)」
◆「狰狞ソウドウ」、性格や顔付き・目付きなどが悪いさま、凶悪・凶暴なさま
田部
𤝏犬3+5=総画数8 U+2474F [ヘン、ベン/]
◆犬が争うさま「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤝏】皮戀切犬爭皃」
𤝑犬3+5=総画数8 U+24751 [ハン、ボン/おか・す] 犯𤜛𢒿
◆触(ふ)れるべきではないものに触れる、入るべきところではないところに入り込む、侵(おか)す、決められた範囲や限度を越(こ)える
◆守るべきことを守らない、法律や命令などを破る
𤝒犬3+5=総画数8 U+24752 [ドツ、ノチ/]
◆獣名、姿はイヌ(狗・犬)に似てヒョウ(豹)のような紋様があり前足がなく角があるとも、姿はトラ(虎)に似て体は黒く前両足がないとも、姿はタヌキ(狸)に似て体は青黒くよくネズミ(鼠)を捕らえるともいう「【爾雅注疏:釋獸】貀無前足(…似狗豹文有角兩足卽此種類也或說貀似虎而黑無前兩足)」「【康熙字典:酉集中:豸部:貀】《異物志》貀出朝鮮似狸蒼黑色無前兩足能捕䑕」
𤝓犬3+5=総画数8 U+24753 [チョウ/]
◆ぺろぺろと舐(な)める、同「䑜」「【集韻:卷十:入聲下:帖第三十:䑜𤝓】大小䑛或作𤝓(「大」は「犬」)
𤝔犬3+5=総画数8 U+24754 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤝔𤝦】音柴狼屬也」
𤝕犬3+5=総画数8 U+24755 [ボ/]
◆「猦𤝕フウボ」、猿に似た小形の動物で風に吹かれると生き返るという
𤝗犬3+5=総画数8 U+24757 [テン、デン/]
◆狩(か)り、狩りをする、同「佃」「【字彙:巳集:犬部:𤝗】俗作佃獵字」
𤝙犬3+5=総画数8 U+24759 [キョ、ゴ/]
◆「𤝙𤡣キョキョ」、獣名、姿はラバ(騾馬)に似て小形だという
𤝛犬3+5=総画数8 U+2475B [タ、ダ、イ/]
◆獣名、尾が白く嘴(くちばし)や目が赤く姿は犬に似ているという、同「𤝻」
𤝜犬3+5=総画数8 U+2475C [ハイ、バイ/]
◆犬が吠(ほ)える、歯茎(はぐき)を剥(む)き出して威嚇イカクするさま、同「吠」「犻」
𤝝犬3+5=総画数8 U+2475D [ビ、ミ/] 獼猕
◆「𤝝猴ビコウ」、アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル
𤝟犬5+5=総画数10 U+2475F [ヒ、ビ/] 狒𥝃𥝈𥝋𦦻𦦷𥜿𥝇𦦔𤲳𥝆𥝊𪒵𢀏𥍈
◆「𤝟𤝟ヒヒ」、ヒヒ(狒狒・狒々)、オナガザル科ヒヒ属の哺乳類、別名「嘄陽・梟羊キョウヨウ」
𤝠犬3+5=総画数8 U+24760 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:屋第一:𤢜𤟩𤝠】𤢜𤞞獸名如虎而豕𩯓古作𤟩𤝠通作獨(「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:獨】犬卜切犬相得而鬭也故羊為羣犬爲獨也又獨俗獸名出山海經𤠢𤝠二古文」とあり、【玉篇】の「獨…𤠢𤝠二古文」と続けて読んだものと思われるが如何?)
𤝡犬4+5=総画数9 U+24761 [ハク、バク/こま]
◆獣名、未詳、オオカミ(狼)に似てよく羊を追い掛け回すいう「【說文解字:犬部:狛】如狼善驅羊」
◆[日]こま、神社の入口の左右に二頭一対で据(す)えておく犬あるいは獅子に似た伝説上の動物、「狛犬こまいぬ」
漢字林(非部首部別)
𤝦犬3+5=総画数8 U+24766 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤝔𤝦】音柴狼屬也」
𤝧犬3+5=総画数8 U+24767 [ホウ、ヒョウ/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤝧{⿰犭彴}𤞵】三俗博教反」
𤝨犬3+5=総画数8 U+24768 [ユウ、ユ/] 狖𤜴𤟊㺠𤣛㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
𤝩犬3+5=総画数8 U+24769 [ヤ、ショ、ジョ/] 𤞎𤡒
◆同「墅」「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤞎𤝩𤡒】三俗羊苦常預二反正作墅字」
𤝪犬3+5=総画数8 U+2476A [ガン/]
◆拘置所、牢屋(ろうや)、同「犴」「【漢語大字典:犬部:𤝪】【中華字海:犭部:𤝪】同"犴"」
𤝮犬4+5=総画数9 U+2476E [ロツ、ロチ/]
◆袖箭(シュウセン、筒に矢を仕込み発射する武器、袖の中に入れ持つことからこの名がある)に使う矢、同「𢻵」「𤝮」
𤯂甘部
犬3+6=総画数9 U+3E6B [イ/]
◆獣名、未詳
◆戎夷ジュウイ(異民族、また異民族に対する別称)「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:㹫】音夷戎㹫也」
犬3+6=総画数9 U+3E6C [シ/]
◆獸名、未詳、イヌ(犬、イヌ科の動物)に似るという「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㹬】生仕切」「【集韻:卷五:上聲上:紙第四:㹬𧳅】獸名似犬」
犬3+6=総画数9 U+3E6D [エイ/]
◆タヌキ(狸、イヌ科タヌキ属の哺乳類)の子、同「𧳙」
犬3+6=総画数9 U+3E6E [バク、ミャク/]
◆獣名、未詳、姿はクマ(熊)に似て黒白斑(まだら)で銅鉄を食べるという、同「貊」「貘」
◆「𤜤㹮タクバク」、同「馲𩢷」、牡のロバ(驢馬)と牝のウシ(牛)との間に生まれる動物の名
犬3+6=総画数9 U+3E6F [キュウ、ク/] 貅䝗𧲷
◆「𤠞㹯ヒキュウ」◇伝説上の神獣で姿はシカ(鹿)またはリュウ(龍)に似るという◇キツネ(狐)またヒョウ(豹)に似るという白い獣、戦ができるように調教したとされる◇勇猛な兵士、また軍隊◇「天䴪テンロク(天からの恵みを齎す神獣とされる)」と「辟邪ヘキシャ・ヘキジャ(災禍を避ける神獣とされる)」を併せた呼称(別称)とされるが未詳、【維基百科:貔貅】参照
犬3+6=総画数9 U+3E70 [광クァン/]
◆[韓]「黃㹰(황광ファングァン)」、イタチ(鼬、イタチ科の哺乳類)「の類「【五洲衍文長箋散稿:萬物篇○鳥獸類:獸:鼠狼蘇雛辨證說:黃㹰】㹰一作獷。我東土字。音光。卽黃鼠。《本草》所謂鼠狼」
犬4+6=総画数10 U+500F [シュク、スク/] 倐𤟏
◆あっという間に、さっと、同「儵」
◆犬がさっと走る
筆順
口部
犬3+6=総画数9 U+72DF [カン、ガン/] 𤞸
◆タヌキ(狸、イヌ科タヌキ属の哺乳類)の一種、またタヌキ(狸)の子、同「貆」
◆ヤマアラシ(山荒らし・豪猪)、ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科の哺乳類、別名「豪猪ゴウチョ」、同「貆」
犬3+6=総画数9 U+72E0 [コン、ゴン/]
◆犬が争い吠(ほ)える声
◆齧(かじ)り付く、噛(か)み付く
◆言うことを聞かない、頑(かたくな)で他人の言うことには耳を貸さない、同「很」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+6=総画数9 U+72E1 [コウ、キョウ/ずる・い、こす・い]
◆小形の犬
◆すばしこい(すばしっこい)、素早い
◆(悪さをする犬を追おうとすると)するりと身を躱(かわ)してうまく逃げる、(不都合なことを)身を躱して避ける、(不都合なことに行き当たらないように)うまく立ち回る、うまく言い逃(のが)れる
筆順
犬3+6=総画数9 U+72E2 [カク、ガク、バク、ミャク/むじな]
◆タヌキ(狸)、イヌ科タヌキ属の哺乳類、同「狸」「貉」「貈」
◆[日]ムジナ(狢、貉)、アナグマ(穴熊)やタヌキ(狸)などの俗称
筆順
犬3+6=総画数9 U+72E3 [チョウ、ジョウ/] 𤞯
◆犬の体つきががっしりとしているさま、がっしりとして力が強いさま、またそのような犬
犬3+6=総画数9 U+72E4 [キツ、キチ、ケツ、ケチ/]
◆未詳「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:狤】居一切狂也」
◆「狤𤟎ケツクツ」、獣名、中国西部に棲息し熏陸香・薫陸香クンロクコウ・クンリクコウ(インド・ペルシアなどに産する一種の樹脂で薬剤・香料とする【広辞苑】)をよく食べ無毛(或いは鼻から尾にかけて一寸程の幅の毛が生えている)という「【集韻:卷九:入聲上:質第五:狤】狂也一曰狤𤟎獸名出西域噉熏陸香身無毛」「【康熙字典:巳集下:犬部:𤟎】…但自鼻有毛廣寸許至尾燒刺不能傷」
犬3+6=総画数9 U+72E5 [シュン、ジュン/]
◆従う、随(したが)う、後に付いて行く、同「徇」「迧」
犬3+6=総画数9 U+72E6 [セン/]
◆オオカミ(狼)に似た動物
◆体格がよく凶暴な犬
犬3+6=総画数9 U+72E7 [トウ/]
◆(犬が)ぺろぺろと舐(な)めるようにして食う、同「𤠟」
◆犬が人を咬(か)む
犬3+6=総画数9 U+72E8 [ジュウ、ニュウ/]
◆キンシコウ(金絲猴)、オナガザル科シシバナザル属のサル、「金絲狨キンシジュウ」、別名「金線猴キンセンコウ」
犬3+6=総画数9 U+72E9 [シュウ、シュ/かり、か・る]
◆周りを囲って狩猟犬を放ち鳥獣を追い詰め捕(と)らえる
◆(天子や領主が)冬に行う猟リョウ、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、単に「狩りをする」の場合は「猟」を用いる
◆獲物を捕らえる、征伐セイバツする
◆君主が領地を巡察すること、「巡狩ジュンシュウ」
筆順
犬3+6=総画数9 U+72EA [トウ、ズウ、ドウ/] 𧱁𧳆
◆「狪狪ドウドウ」、豚に似た伝説上の獣の名「【山海經:東山經】又南三百里曰泰山…有獸焉其狀如豚而有珠名曰狪狪(音如吟桐之桐)」
犬3+6=総画数9 U+72EB [ロウ/]
◆「犵狫・仡佬キツロウ」、コーラオ族、中国南部の貴州省を中心とした地に住む少数民族の名 {貴州省}
◆平民ヘイミン(一般人、庶民ショミン)、平民の賤称センショウ「【廣東新語:卷十一:文語:土言】廣州謂平人曰狫亦曰獠賤稱也…」
犬3+6=総画数9 U+72EC [トク、ドク/ひと・り]
◆一人、一人だけ、同「獨」
◆一つ、ただ一つ、同「獨」
筆順
犬3+6=総画数9 U+72ED [キョウ、コウ、ギョウ/せま・い、せば・まる、せば・める、さ]
◆両側から挟(はさ)まれて空き(あき、幅、間隔)が小さい、また小さくなる、また小さくする
◆心(度量)に幅がない(余裕がない)、また小さい
◆幅や間隔が小さい
筆順
犬3+6=総画数9 U+72EE [シ/] 獅𤜳
◆ライオンlion、ネコ科の哺乳類、「獅子シシ」
◆犬が双子を産む、犬の双子、一頭は「玂キ」、三つ子は「猣ソウ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
犬3+6=総画数9 U+72EF [カイ、ケ/]
◆狡(ずる)い、すばしこい(すばしっこい)、するりと身を躱(かわ)してうまく逃(のが)れる、狡賢(ずるがしこ)い、「狡猾コウカツ」「狡狯コウカイ」「【廣韻:去聲:至第六:儈:獪】狡獪小兒戲」
犬3+6=総画数9 U+72F0 [ソウ、ショウ、セイ/]
◆伝説上の獣の名、姿はヒョウ(豹)に似て一本の角(つの)と五つの尾を持つという
◆「狰狞ソウドウ」、性格や顔付き・目付きなどが悪いさま、凶悪・凶暴なさま
犬3+6=総画数9 U+72F1 [ギョク、ゴク/]
◆(二頭の犬が)互いに自分の正当性(縄張りであること)を主張する、また主張して言い争う、同「犾(㹜)」「【說文解字:㹜部:獄】确也(…)二犬所㠯守也」
◆(どちらの主張が正当か判断してもらうために公的な機関に)訴(うった)える、訴え出る、裁判する
◆(中央、朝廷)の堅牢ケンロウな牢屋(ろうや)、同「𡈭」、地方の拘置所を「犴」「【說文解字注:㹜部:獄】确也(召南傳曰獄埆也埆同确堅剛相持之意)…二犬所守也(說从㹜之意韓詩曰宜犴宜獄鄉亭之繫曰犴朝廷曰獄獄字从㹜者取相爭之意許云所以守者謂𨻼牢拘罪之處也)」
犬3+6=総画数9 U+72F2 [ソン/]
◆アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル、「猢狲コソン」「【續墨客揮犀:卷七:誦偈諦咒使漁人不得魚】漁家以猢猻毛置之網四角則多得魚云魚見之如人之見錦繡也」
自部
𤝰犬3+6=総画数9 U+24770 [トウ/]
◆犬がものを食う
𤝱犬3+6=総画数9 U+24771 [エツ、エチ/]
◆「獓𤝱ゴウエツ」、同「𢕟𢓨」、獣名、姿は牛のようで体は白く蓑(みの)を被(かぶ)っているかのように毛で覆われているという
𤝴犬3+6=総画数9 U+24774 [ケン、ゲン/] 𤜵
◆狂犬
◆虎などの獣を追い払う(勇猛な)犬
𤝷犬3+6=総画数9 U+24777 [コウ、ゴウ/]
◆「𤢐𤝷ヨウコウ」、犬が言うことを聞かない(引いても動こうとしない)さま
𤝺犬3+6=総画数9 U+2477A [ジ、ニ/]
◆しなやかなさま
◆「猗𤝺イジ」、(風に吹かれて)しなやかに揺(ゆ)れるさま、同「旖旎」
𤝻犬3+6=総画数9 U+2477B [イ/] 𧳁
◆獣名、尾が白く嘴(くちばし)や目が赤く姿は犬に似ているという、またこの獣が現れると村に火災が起きるという
𤝼犬3+6=総画数9 U+2477C [セイ、セ、ケイ、ケ/] 猘𤟐
◆凶暴な犬、狂犬、同「狾」
◆荒々しいさま、凶暴なさま
𤝽犬3+6=総画数9 U+2477D [リツ/]
◆獣の体毛が多く長く細いさま、またそのような獣、同「貄」「𧳙」
◆タヌキ(狸、イヌ科タヌキ属の哺乳類)の子、同「𧳙」
𤝾犬3+6=総画数9 U+2477E [ドウ、ノウ/] 㺁𤠏𧳦𧴙𧳺
◆雌(めす)のタヌキ(狸、イヌ科タヌキ属)、或いは雌のタヌキの子「【爾雅注疏:釋獸】貈子貆(《疏》字林云貈似狐善睡其子名貆郭云其雌者名𧴙…)」
𤝿犬3+6=総画数9 U+2477F [キョウ/]
◆「𤝿勷キョウジョウ」、慌(あわ)てふためくさま、狼狽(うろた)えるさま、同「㑌儴」
𤞀犬3+6=総画数9 U+24780 [コウ/]
◆雑犬、なかなか言うことを聞かない(犬)
𤞁犬3+6=総画数9 U+24781 [ケキ、キャク/]
◆獣名、未詳「【集韻:卷十:入聲下:陌第二十:𤞁犱】獸名窮玃也」
𤞂犬3+6=総画数9 U+24782 [シツ、シチ/]
◆「蠪𤞂ロウシツ」、獣名、姿はキツネ(狐)に似て九頭九尾でトラ(虎)のような爪を持つという、同「蠪蛭、蠪姪」「【山海經:東山經】有獸焉其狀如狐而九尾九首虎爪名曰蠪姪(…)其音如嬰兒是食人」
𤞅犬3+6=総画数9 U+24785 [未詳/]
◆未詳「【治譜:卷之五:戒佐貳比糧】一佐貳徃徃奉承堂官𤞅媚厚饋堂官䁥之…」
𤞇犬3+6=総画数9 U+24787 [未詳/]
◆未詳「【全唐詩(欽定全唐詩):卷四百二十二:春曉】…聞鶯𤞇兒撼起鐘聲…」
𤞉犬3+6=総画数9 U+24789 [ケツ、コチ、コツ/]
◆獣が走るさま、(驚いて)突然走り出すさま、同「獝」
注解:「【御製(御定)佩文齋書畫譜:卷九:唐竇𦤌述書賦】…羽獵{⿰羽戊}{⿰犭戊}奔騰…」などに{⿰犭戊}の字形がみられる
𤞍犬3+6=総画数9 U+2478D [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤞍】乃刀切音猱義無考」
𤞎犬3+6=総画数9 U+2478E [ヤ、ショ、ジョ/] 𤝩𤡒
◆同「墅」「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤞎𤝩𤡒】三俗羊苦常預二反正作墅字」
𤞏犬3+6=総画数9 U+2478F [未詳/]
◆未詳「【中華字海:犭部:𤞏】"獅"的簡体字」
𤞗犬3+6=総画数9 U+24797 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤞗】音柴」「【字彙補:巳集:犬部:𤞗】崇齋切音柴獸名」
𤞣犬4+6=総画数10 U+247A3 [エン/] 猒𤟶𤡜
◆十分な量や程度を超える、もうこれ以上は要(い)らないというほどになる、十分に過ぎて嫌になる、同「飽」「厭」
◆満足する、満ち足りる
𦍕羊部
犬3+7=総画数10 U+3E71 [シャク、ジャク/]
◆古代中国の宋ソウ(国名)に産した良犬の名、韓産の良犬を「獹」
◆犬
犬3+7=総画数10 U+3E72 [コウ、キョウ/]
◆犬や豕(いのこ、ブタ(豚)或いはイノシシ(猪))が驚いて吼(ほ)えるさま、また驚いて走り出すさま、同「𧱐」
犬3+7=総画数10 U+3E76 [テイ、ジョウ/] 𤠜
◆サル(猿)の一種「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤠜】大丁切猱也」
犬4+7=総画数11 U+3E77 [キ、コ/]
◆イノシシ(猪)、大きな豕(いのこ、イノシシ猪またブタ豚)、同「狶」「豨」
犬3+7=総画数10 U+3E78 [未詳/]
◆未詳「【御定歴代題畫詩類:卷九十二:同喻國輔題温日觀蒲萄】…逺從雙狻㹸…(「狻㹸」は「狻猊サンゲイ(獅子シシ、ライオンlion、或いはその類)」か?)「【廣東通志:卷十:山川志:增城縣】㹸山 在城東南二十三里産婆娑羅竹」
山部
犬3+7=総画数10 U+72F3 [ヨ/]
◆「犰狳キュウヨ」、アルマジロarmadillo[西]、アルマジロ科の哺乳類、同「犰㺄」
犬3+7=総画数10 U+72F4 [ヘイ、バイ/] 𤡝
◆「狴犴ヘイカン」◇龍生九子(龍が生んだとされる九匹の子)の内の一匹、言い争いごとを好み、姿はトラ(虎)に似て力が強いという「【懷麓堂集:卷七十二:文後稿十二:記龍生九子】…狴犴平生好訟今獄門上獅子頭是其遺像…」「【升菴集:卷八十一:龍生九子】…四曰狴犴形似虎有威力…」◇罪人を閉じ込める牢(ろう)、牢屋、牢獄ロウゴク、牢獄の正堂の両側に「狴犴」の像を立てたことから、「狴牢ヘイロウ」「狴獄ヘイゴク」
犬3+7=総画数10 U+72F5 [ボウ、モウ、トウ/]
◆毛がふさふさ(もさもさ)とした犬、同「尨」
◆尾宿ビシュク、東方七宿(青龍、角・亢・氐・房・心・尾・箕)の第六宿、同「𧱓」「𢁁」 {二十八宿}
犬3+7=総画数10 U+72F6 [キ、コ、シ/]
◆イノシシ(猪)、大きな豕(いのこ、イノシシ猪またブタ豚)、同「豨」
◆豕を呼ぶ声
◆「狶韋シイ」◇古代の帝王の名「【莊子:內篇:大宗師】狶韋氏得之以{𦕴-耳+手}天地…(…狶韋氏許豈反郭褚伊反李音豕司馬云上古帝王名…)」◇官職名、狶韋氏の名に因(ちな)んだものという
犬3+7=総画数10 U+72F7 [ケン/] 𢔮
◆信念や意志が堅固で自分の意に添わないことはしないさま、度量や見識が狭小で自分の意に添わないことはしないさま、「狷介ケンカイ」、同「獧」
◆(度量や見識が狭小で)せっかちなさま、気が短いさま、同「獧」
筆順
犬3+7=総画数10 U+72F8 [リ/たぬき]
◆タヌキ(狸)、イヌ科タヌキ属の哺乳類、同「貍」「狢」
◆「狸猫リビョウ」「豹猫ホウビョウ」、ヤマネコ(山猫)やベンガルヤマネコ(ベンガル山猫)などのネコ科に属する哺乳類、また野生のネコ、同「貍」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+7=総画数10 U+72F9 [キョウ、コウ、ギョウ/せま・い、せば・まる、せば・める、さ]
◆両側から挟(はさ)まれて空き(あき、幅、間隔)が小さい、また小さくなる、また小さくする
◆心(度量)に幅がない(余裕がない)、また小さい
◆幅や間隔が小さい
筆順
犬3+7=総画数10 U+72FA [ギン、ゴン/]
◆「狺狺ギンギン」◇犬が吠(ほ)えるさま、またその声◇言い争うさま、啀(いが)み合うさま
犬3+7=総画数10 U+72FB [サン/]
◆「狻猊サンゲイ」◇獅子シシ(ライオンlion、ネコ科ヒョウ属の哺乳類)の別名、同「𪊴麑」◇獅子に似た想像上の動物、龍生九子リュウセイキュウシ(龍が生んだ九頭の子)のうちの一頭、煙を好み座位を好むとされる
筆順
犬3+7=総画数10 U+72FC [ロウ/おおかみ]
◆オオカミ(狼)、イヌ科の哺乳類
◆「狼狽ロウバイ」、(「狼」は後足が「狽」は前足が短いため常に一緒に行動するという、この二頭が別々に行動しようとすると上手く動けないことから)慌てふためく、困り果てる
◆「狼籍ロウゼキ」、ものが散らかっているさま、また散らかすさま
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+7=総画数10 U+72FD [バイ、ハイ/]
◆伝説上のオオカミ(狼)の一種、前足が極端に短いため行動する時はオオカミ(狼)の背に乗るという
◆「狼狽ロウバイ(うろた・える)」、(「狼」は後足が「狽」は前足が短いため常に一緒に行動するという、この二頭が別々に行動しようとすると上手く動けないことから)よろけて上手く動けないさま、慌てふためくさま
筆順
犬3+7=総画数10 U+72FE [セイ、シ/] 𤠹𤢻𢢐
◆(犬が)狂う、狂ったように暴れる、同「瘈」
◆凶暴な犬、狂犬、同「猘」
犬3+7=総画数10 U+7300 [サ、シャ/]
◆古代中国南部の少数民族
犬3+7=総画数10 U+7301 [リ/]
◆「猞猁シャリ」「猞猁猻シャリソン」、オオヤマネコ(大山猫)、ネコ科オオヤマネコ属の哺乳類
犬3+7=総画数10 U+7302 [カン、ガン/おぞ・ましい]
◆気が強く勇ましい
◆おぞ・ましい、気が強く荒々しい
◆[日]おぞ・ましい、気味が悪く不快なさま
犬3+7=総画数10 U+7303 [ケン/]
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の長い犬、鼻口部が短い犬を「猲獢ケツキョウ」
◆体は黒く頭が黄色い犬
◆「猃狁ケンイン」、古代の中国北方の異民族の名、同「玁狁」、【廣韻】ば夏代(前21世紀~前17世紀)に「獯鬻クンイク」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の西周代(前1046年~前771年)の名とする「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
𢼥攴部
𤝵犬3+7=総画数10 U+24775 [キョウ、ゴウ/くる・う、くる・おしい] 狂𤝶
◆常軌ジョウキを逸イッしている、正気でない、普通でない、同「𤝵」「𢙌」
◆並外れている、程度が甚(はなは)だしい
◆[日]滑稽コッケイな
漢字林(非部首部別)
𤝶犬4+7=総画数11 U+24776 [キョウ、ゴウ/くる・う、くる・おしい] 狂𤝵
◆常軌ジョウキを逸イッしている、正気でない、普通でない、同「𤝵」「𢙌」
◆並外れている、程度が甚(はなは)だしい
◆[日]滑稽コッケイな
𤞝犬3+7=総画数10 U+2479D [チ、ジ/]
◆「解𤙪、獬𤞝カイチ」、神獣の名、姿はヒツジ(羊)或いはウシ(牛)に似て角(つの)が一本あり、曲直キョクチョク(正邪)をよく判断するとされ、争(あらそ)いごとがあると理リ(道理、正当性)のない方を角で触れるという、同「解𢊁」「獬豸」「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤞝】直買切又音稚俗豸字」「【集韻:卷五:上聲上:蟹第十二:𢊁𧣾𧣭𤞝】丈蟹切說文解𢊁獸也似山牛一角古者決訟令觸不直…」
𤞞犬3+7=総画数10 U+2479E [ヨク/]
◆「獨𤞞トクヨク」、獣名、姿はトラ(虎)に似て体は白く頭は犬に似る、ウマ(馬)のような尾と豕(いのこ、イノシシ(猪))のような鬣(たてがみ)があるという「【山海經:北山經】又北三百里北囂之山…有獸焉其狀如虎而白身犬首馬尾彘鬣名曰獨𤞞…」
𤞢犬3+7=総画数10 U+247A2 [ヨウ/] 𦍕
◆「𤞢獚ヨウコウ」、中国西南部の少数民族の名
𤞤犬3+7=総画数10 U+247A4 [ケン/]
◆「𤞤狁ケンイン」、古代の中国北方の異民族の名、同「獫狁」、【廣韻】ば夏代(前21世紀~前17世紀)に「獯鬻クンイク」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の西周代(前1046年~前771年)の名とする「【太平御覽:卷第七百九十九四:四夷部二十:北狄一:揔敘北狄上】…文王之時西有昆夷之患北有玁狁之難…(「文王」は周朝の始祖)「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
𤞥犬3+7=総画数10 U+247A5 [ホウ、ホ/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤞥】補好切音保義未詳」
𤞯犬3+7=総画数10 U+247AF [チョウ、ジョウ/]
◆犬の体つきががっしりとしているさま、がっしりとして力が強いさま、またそのような犬
𤞵犬3+7=総画数10 U+247B5 [ホウ、ヒョウ/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤝧{⿰犭彴}𤞵】三俗博教反」
𤞶犬3+7=総画数10 U+247B6 [カン/]
◆ヘラジカ(箆鹿)、シカ科ヘラジカ属のシカ、「駝鹿ダロク」、同「犴」
𤞷犬4+7=総画数11 U+247B7 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:犬部:𤞷】同"埶"」
𤞸犬3+7=総画数10 U+247B8 [カン、ガン/]
◆タヌキ(狸、イヌ科タヌキ属の哺乳類)の一種、またタヌキ(狸)の子、同「貆」
◆ヤマアラシ(山荒らし・豪猪)、ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科の哺乳類、別名「豪猪ゴウチョ」、同「貆」
𤞾犬3+7=総画数10 U+247BE [タン/]
◆「獦𤞾カツタン」、未詳、「猲狙」の誤りではないかという「【康熙字典:巳集下:犬部:狙】…《山海經》北號之山有獸焉其狀如狼赤首而鼠目其音如豚名曰猲狙《註》郭璞曰猲狙音葛苴○按韻書引山海經皆作獦狚」「【康熙字典:巳集下:犬部:狚】…《廣韻》獦狚出山海經○按山海經本作狙郭讀平聲諸書引之皆作狚疑誤」
𤞿犬3+7=総画数10 U+247BF [ガン/]
◆拘置所、牢屋(ろうや)、同「犴」「獄」「【字彙補:巳集:犬部:𤞿】與犴同漢外黃令高君碑獄𤞿生屮邦無怨聲」
𤱶田部
犬3+8=総画数11 U+3E7A [トウ/]
◆(犬が)がつがつと食う、同「𦧟」
◆「㹺𤞡トウジャ」、獣名、未詳「【集韻:卷三:平聲:麻第九:𤞡】㹺𤞡獸名」
犬3+8=総画数11 U+3E7B [ワ/]
◆子犬
◆犬名、未詳
犬3+8=総画数11 U+3E7E [ヒョウ、キョウ/]
◆狡賢い
犬3+8=総画数11 U+3E80 [ドウ、ノウ/]
◆サル(猿)の一種、オナガザル科に属するサル、同「猱」
犬3+8=総画数11 U+3E83 [コウ、ク/いぬ] 狗豿𢑪
◆イヌ(狗・犬)、イヌ科の動物、同「犬」、古くは小形のイヌ(犬)やクマ(熊)・トラ(虎)などのイヌ目・イヌ科の動物の子や小形の種を指したが、後にイヌ(犬)一般を指すようになった
◆卑劣なさま、底意地(そこいじ)が悪いさま
犬3+8=総画数11 U+72FF [エン/]
◆獣名、タヌキ(狸)に似て体が長いという、「獌狿バンエン」
犬3+8=総画数11 U+7304 [ケイ、キョウ/]
◆未詳「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:猄】九卿切」「【字彙:巳集:犬部:猄】古卿切音京獸名」
◆「黄猄コウケイ」、キョン(シカ科ホエジカ属の小形のシカ)の一種
犬3+8=総画数11 U+7305 [ハイ、ベ/]
◆頭部が短い犬
犬4+8=総画数12 U+7306 [ヒ/]
◆獣の名、未詳
犬3+8=総画数11 U+7307 [コウ、キョウ/]
◆トラ(虎)が噛(か)み付こうとして吠(ほ)える声
◆古侯国(諸侯が統治する国)名、現山東省済南市付近「【漢書(前漢書):卷二十八上:地理志第八上】濟南郡…縣十四…猇(侯國…)」
◆「猇亭コウテイ」、古地名、現区名、湖北省宜昌市猇亭区「【三國志:蜀志卷二:先主(劉備)】二年春…二月先主自秭歸率諸將進軍緣山截嶺於*夷道猇(許交反)亭駐營…(「*夷道」は現宜昌市の古名)
犬3+8=総画数11 U+7308 [ハイ、ベ/]
◆足が短い犬
◆首が短い犬
◆「史猈シハイ」、人名、楚(~紀元前223年)の人、蔡公の家臣で大夫タイフ(官職名)「【春秋左傳:昭公十三年】蔡公使須務牟與史猈先入因正僕人殺大子祿及公子罷敵(須務牟史猈楚大夫蔡公之黨也正僕大子之近官…本或作篺…)」
犬3+8=総画数11 U+7309 [キ/]
◆犬の子
犬3+8=総画数11 U+730A [ゲイ、ゲ/]
◆「狻猊サンゲイ」◇獅子シシ(ライオンlion、ネコ科ヒョウ属の哺乳類)の別名、同「𪊴麑」◇獅子に似た想像上の動物、龍生九子リュウセイキュウシ(龍が生んだ九頭の子)のうちの一頭、煙を好み座位を好むとされる
◆「猊座ゲイザ」、仏の座る座席、高僧の座る座席、獅子座(仏や高僧などが説法するときに座る座席)
筆順
犬4+8=総画数12 U+730B [ヒョウ/]
◆犬が猛烈な速さで駆けるさま
◆渦巻きながら吹き上がる風、旋風(つむじかぜ)、同「飆」「飄」
漢字林(非部首部別)
犬4+8=総画数12 U+730C [ギン/]
◆犬が牙を剥(む)き出して怒るさま
漢字林(非部首部別)
犬3+8=総画数11 U+730D [ライ/] 𧳟𧳕𧳥
◆タヌキ(狸)、イヌ科タヌキ属の哺乳類、同「狸」「貍」
◆ヤマネコ(山猫)やベンガルヤマネコ(ベンガル山猫)などのネコ科に属する哺乳類、また野生のネコ、同「狸」「貍」
犬3+8=総画数11 U+730E [セキ、ジャク/]
◆宋ソウ(国名)の優れた猟犬の名
◆「猎猎・𤡡𤡡セキセキ」、獣名、姿はクマ(熊)に似るという
◆狩りをする、狩猟、同繁「獵」
犬3+8=総画数11 U+730F [ケン/] 豣豜𧱚𧱸𧲀𧲨
◆三歳の豚、十分に生長した大きな豚、一歳は「豵」、二歳は「豝」
犬3+8=総画数11 U+7310 [キョウ、コウ/] 羌羗𦍑獇𠒌𦍎𡹽𡸓𡺛
◆古くは主に青海省・チベット自治区・四川省西部(現在は四川省北部)に生活していた少数民族の名 {四川省}
犬3+8=総画数11 U+7311 [コン/]
◆獣名、未詳
◆大きな犬
◆「猑蹏コンテイ」、野生の馬の一種、【康熙字典:巳集下:犬部:猑】は「騉蹄コンテイ」を指すのではないかという
犬4+8=総画数12 U+7312 [エン/] 𤞣𤟶𤡜
◆十分な量や程度を超える、もうこれ以上は要(い)らないというほどになる、十分に過ぎて嫌になる、同「飽」「厭」
◆満足する、満ち足りる
漢字林(非部首部別)
犬3+8=総画数11 U+7313 [カ/]
◆「猓𤡮カゼン」、オナガザル科に属するサルの一種
◆「猓玀カラ」、同「玀玀ララ」、彝族イゾク(多く中国南東部に居住する民族の名)の旧称
犬3+8=総画数11 U+7314 [ソウ、ス/]
◆犬が一頭の子を産む、一頭だけで生まれた子犬、同「𤡆」「玂」、双子は「獅シ」、三つ子は「猣ソウ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
犬3+8=総画数11 U+7315 [ビ、ミ/] 獼𤝝
◆「猕猴ビコウ」、アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル
犬3+8=総画数11 U+7316 [ショウ/]
◆狂(くる)ったように暴(あば)れる、猛(たけ)り狂う、「猖狂ショウキョウ」、同「倡狂」
◆「猖獗ショウケツ」、猛(たけ)り狂うさま、猛威モウイを振(ふ)るうさま
筆順
犬3+8=総画数11 U+7317 [イ/]
◆「おう」などの称賛などの声
◆たおやかで美しいさま、姿形がほっそりとして動きがしなやかなさま
◆凭(もた)れ掛る、同「倚」
◆犬を去勢する、去勢した犬、同「䝝」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+8=総画数11 U+7318 [セイ、セ、ケイ、ケ/] 𤝼𤟐
◆凶暴な犬、狂犬、同「狾」
◆荒々しいさま、凶暴なさま
犬3+8=総画数11 U+7319 [ソウ、ショウ、セイ/]
◆伝説上の獣の名、姿はヒョウ(豹)に似て一本の角(つの)と五つの尾を持つという
◆「猙獰ソウドウ」、性格や顔付き・目付きなどが悪いさま、凶悪・凶暴なさま
筆順
犬3+8=総画数11 U+731A [ガイ、ゲ、イ、ユイ/]
◆鳥名、未詳
◆「猚水イスイ」、古川名、現河南省商丘市付近を流れていたという
◆猕猴ビコウ(オナガザル科マカク属に属するサル)の一種、鼻が上を向き尾は長いという、同「蜼」
犬3+8=総画数11 U+731B [モウ、ミョウ/たけ・る] 𠩜
◆体力・気力が漲(みなぎ)っているさま、「勇猛ユウモウ」
◆気性キショウや勢いが激しい、脅(おび)えや恐れを覚える程に荒々しい、「猛烈モウレツ」
筆順
犬3+8=総画数11 U+731C [サイ/そね・む]
◆~ではないかと疑う、疑わしく思う、同「㥒」
◆憎らしく思う、妬(ねた)ましく思う
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+8=総画数11 U+731D [ソツ、ソチ/] 𤝊
◆犬が草叢から突然飛び出す
◆突然に、不意に
◆「倉猝ソウソツ」、慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま
筆順
犬3+8=総画数11 U+731E [シャ/]
◆「猞猁シャリ」「猞猁猻シャリソン」、オオヤマネコ(大山猫)、ネコ科オオヤマネコ属の哺乳類
犬3+8=総画数11 U+731F [リョウ/かり] 獵獵𤢪𡗇
◆犬を放って禽獣を追い掛け捜し出し捕える、狩りをする、「猟」は日本での「狩」と同義、但し「狩」は本来「冬の狩り」を指す、春の狩りを「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏を「猫ビョウ」、秋を「獮セン」
◆(獲物を)追い掛け捜し求める、漁(あさ)る
筆順
犬3+8=総画数11 U+7320 [전チョン/]
◆[韓]未詳「【朴通事諺解:上】金絲夾縫的鞍座兒。黃猠皮軟座兒(金絲로 갸품 鞍座兒에 黃猠皮 軟座兒에)」
犬3+8=総画数11 U+7321 [ラ/]
◆「猡猡ララ」、同「猓玀カラ」、彝族イゾク(多く中国南東部に居住する民族の名)の旧称
◆「猪猡チョラ」◇ブタ(豚、家畜化されたイノシシ猪)◇人を罵(ののし)る時に使う言葉
犬3+8=総画数11 U+732A [チョ/い、いのしし] 猪豬𧳯
◆豕(いのこ)、イノシシ(猪)またブタ(豚、家畜化されたイノシシ)、イノシシ科の哺乳類、日本では主として「野生のイノシシ」を指すが中国では主として「ブタ」の意に用いられる、中国で「野生のイノシシ」は「野猪」という
◆「豪猪ゴウチョ」、ヤマアラシ(山荒らし・豪猪)、ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科の哺乳類
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+8=総画数11 U+732B [ビョウ、ミョウ/ねこ]
◆ネコ(猫)、特にイエネコ(家猫、家畜化されたネコ、飼い猫)、ネコ科ネコ属の哺乳類、同繁「貓」
◆(天子や領主が)夏に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
筆順
𤞡犬3+8=総画数11 U+247A1 [シャ、ジャ/]
◆「㹺𤞡トウジャ」、獣名、未詳「【集韻:卷三:平聲:麻第九:𤞡】㹺𤞡獸名」
𤟄犬3+8=総画数11 U+247C4 [コウ/]
◆体内の空洞になっている袋状・管状の部分、同「腔」
𤟇犬3+8=総画数11 U+247C7 [エン/]
◆神話上の人物の名、太陽や月の出没を調整し、よって日夜の長短を司るという、同「𪂧」「【山海經:大荒東經】有女和月母之國有人名曰𪂧(音婉)北方曰𪂧來之風曰𤟇(言亦有兩名也音剡)是處東極隅以止日月使無相間出沒司其短長(言𪂧主察日月出入不令得相間錯知景之長短)」
𤟈犬3+8=総画数11 U+247C8 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷一:平聲一:東第一:䍶𤟈】山海經泰戲之山有獸狀如羊一角一目目在耳後其名䍶(【山海經】の《四部叢刊初編》本・《龍溪精舍叢書》本・《欽定四庫全書》本・《古今逸史》本)を確認したが【集韻】のいう「𤟈」はなかった」
𤟉犬3+8=総画数11 U+247C9 [ガン/]
◆中国北方に産する野犬、小形で口や鼻が黒くキツネ(狐)に似ているという、同「犴」「豻」
𤟊犬3+8=総画数11 U+247CA [ユウ、ユ/] 狖𤝨𤜴㺠𤣛㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
𤟋犬3+8=総画数11 U+247CB [コウ、キョウ/]
◆すばしこい、素早い
◆狡賢(ずるがしこ)い、同「狡」
𤟌犬4+8=総画数12 U+247CC [ショウ、ソウ/すす・める] 獎𤟒
◆犬を嗾(けしか)けて奮(ふる)い立たせる
◆褒(ほ)め励(はげ)まし奮(ふる)い立たせる、励まし促(うなが)す、励まし手助けをする、同「奬(奨)」
𤟎犬3+8=総画数11 U+247CE [クツ/]
◆「狤𤟎ケツクツ」、獣名、中国西部に棲息し熏陸香・薫陸香クンロクコウ・クンリクコウ(インド・ペルシアなどに産する一種の樹脂で薬剤・香料とする【広辞苑】)をよく食べ無毛(或いは鼻から尾にかけて一寸程の幅の毛が生えている)という「【集韻:卷九:入聲上:質第五:狤】狂也一曰狤𤟎獸名出西域噉熏陸香身無毛」「【康熙字典:巳集下:犬部:𤟎】…但自鼻有毛廣寸許至尾燒刺不能傷」
𤟏犬4+8=総画数12 U+247CF [シュク、スク/] 倏倐
◆あっという間に、さっと、同「儵」
◆犬がさっと走る
𤟐犬4+8=総画数12 U+247D0 [セイ、セ、ケイ、ケ/] 猘𤝼
◆凶暴な犬、狂犬、同「狾」
◆荒々しいさま、凶暴なさま
𤟑犬3+8=総画数11 U+247D1 [レイ、ライ/]
◆獣名、姿はハリネズミ(針鼠)に似て体は燃えるように赤いという
𤟒犬4+8=総画数12 U+247D2 [ショウ、ソウ/すす・める] 獎𤟌
◆犬を嗾(けしか)けて奮(ふる)い立たせる
◆褒(ほ)め励(はげ)まし奮(ふる)い立たせる、励まし促(うなが)す、励まし手助けをする、同「奬(奨)」
𤟔犬3+8=総画数11 U+247D4 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:犬部:𤟔】同"悵"」
𤟗犬3+8=総画数11 U+247D7 [エン、オン/]
◆サル(猿)、同「猿」
◆テナガザル(手長猿)、テナガザル科のサル、同「𧳭」「蝯」「𤝌」
𤟙犬4+8=総画数12 U+247D9 [ゼン、ネン/しか、しか・も、しか・り、しか・らば、しか・るに、しか・れども] 然𤉷
◆燃やす、火で焼く、「犬・狗の肉(月)を燃やす(灬)」の意、同「燃」
◆~のような、~のように
◆しか・も、その上に、それでも
◆しか・り、その通り、yes
◆しか・らば、そうであるならば、そうだとしたら
◆しか・るに、そうであるのに、それなのに
◆しか・れども、そうではあるけれども、しかし
犬3+9=総画数12 U+3E81 [ドウ、ノウ/] 𤠏𤝾𧳦𧴙𧳺
◆雌(めす)のタヌキ(狸、イヌ科タヌキ属)、或いは雌のタヌキの子「【爾雅注疏:釋獸】貈子貆(《疏》字林云貈似狐善睡其子名貆郭云其雌者名𧴙…)」
犬3+9=総画数12 U+3E82 [カン、コン、ゲン、ゴン/]
◆未詳「【廣韻:下平聲:咸第二十六:嵒:㺂】羊有力也」「【集韻:卷四:平聲四:咸第二十七:㺂】羊牝謂之㺂」「【集韻:卷六:上聲下:感第四十八:㺂】犬名」
犬3+9=総画数12 U+3E84 [ヨ/]
◆「犰㺄・犰狳キュウヨ」、アルマジロarmadillo[西]、アルマジロ科の哺乳類
◆「猰㺄エツユ」、獣名、トラ(虎)のような爪を持ち人を食い足が速いという、同「䝟貐」「猰貐」
犬3+9=総画数12 U+3E85 [コウ、グ/] 猴𤠣
◆サル(猿)、またオナガザル科に属するサル(猿)
◆「猕猴ビコウ」、アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル(猿)
◆利口な、賢い
犬3+9=総画数12 U+7322 [コ、グ、ゴ/]
◆アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル、「猢猻コソン」
◆「獑猢センコ」、サル(猿)の一種、体は黒く腰は白い、手(腕)は白毛で長いという、同「𪖎𪕱」「【說文解字注:鼠部:𪕮】斬𪕮鼠黑身白𦝫若帶手有長白毛佀握版之狀類蝯蜼之屬(見上林西京賦諸家說其狀乖異不同其字或作螹胡或作獑胡或作獑猢或作𪖎𪕱)」
◆「猶猢ユウコ」、サル(猿)の一種、未詳「【水經注:卷三十三:江水】…猶猢似猴而短足好遊巖樹一騰百步或三百丈順往倒返乘空若飛…」
犬3+9=総画数12 U+7323 [ソウ、ソ、ス/]
◆犬が三つ子を産む、犬の三つ子、双子は「獅シ」、一頭は「玂キ」、双子は「獅シ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
犬3+9=総画数12 U+7324 [キ、ギ/]
◆勇ましく猛々(たけだけ)しいさま
犬3+9=総画数12 U+7325 [ワイ、エ/みだ・ら、みだ・り、みだ・りに]
◆犬の吠(ほ)える声、多くの犬が(勝手気ままに)吠え合うさま
◆多いさま、多くのものが入り乱れるさま
◆ごたごたと(ごちゃごちゃと)しているさま、乱雑なさま
◆だらしのない、下品な、卑(いや)しい
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+9=総画数12 U+7326 [ホウ、フウ/]
◆「猦𤝕フウボ」、猿に似た小形の動物で風に吹かれると生き返るという
犬3+9=総画数12 U+7327 [ワ/]
◆子犬
◆犬名、未詳
犬3+9=総画数12 U+7328 [エン、オン/] 𤟗
◆サル(猿)、同「猿」
◆テナガザル(手長猿)、テナガザル科のサル、同「𧳭」「蝯」「𤝌」
犬3+9=総画数12 U+7329 [セイ、ショウ/]
◆オランウータンorangutan、ヒト科オランウータン属の動物、「猩猩ショウジョウ」、同「狌狌」
◆「猩猩セイセイ」、犬の吠(ほ)える声
筆順
犬3+9=総画数12 U+732C [イ/] 蝟𧒞𧳪
◆ハリネズミ(針鼠)、ハリネズミ亜科の哺乳類、針のように尖った毛を持つ小形の動物、同「彙」
犬3+9=総画数12 U+732D [テン、デン/]
◆獣が(ウサギ兎のように)すばしこく逃げるさま、すばしこく草叢(くさむら)や木の上などに逃げ込むさま、「𤣆猭レンテン」
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)」
漢字林(非部首部別)
犬4+9=総画数13 U+732E [ケン、コン/たてまつ・る] 獻𤟜𤣉𤡎
◆神や祖先にお供えを奉(ささ)げる
◆目上の人や大切な客人に品物や酒食などを差し上げる
◆故事や物事によく通じる、またその人、それらを記録に留めたものが「文献」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+9=総画数12 U+732F [タン/まみ]
◆イノシシ(猪)、イノシシ科の哺乳類、野猪ヤチョ、同「貒」「【圖經衍義本草:卷三十二:蟲魚部中品】猬皮…(圖經曰猬皮…狀類猯㹠…)」「【集韻:卷七:去聲上:換第二十九:貒𧳩】獸名野豕也」
筆順
犬3+9=総画数12 U+7330 [エツ、エチ、ケツ、ケチ/] 𤟻𤠵
◆「猰貐エツユ」、獣名、トラ(虎)のような爪を持ち人を食い足が速いという、同「䝟貐」「猰㺄」「【爾雅注疏:釋獸】䝟貐類貙虎爪食人迅走」
◆雑犬
犬3+9=総画数12 U+7331 [ドウ、ノウ/]
◆サル(猿)、またオナガザル科或いはテナガザル科に属するサル(猿)、「猿猱エンドウ(サル)」
犬3+9=総画数12 U+7332 [ケツ、コチ、カツ、カチ/] 𤢔
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の短い犬、「猲獢ケツキョウ」、鼻口部が長い犬を「獫」
◆大声で脅(おど)す、同「喝」
◆「獦狙カツショ」、獣名、姿はオオカミ(狼)に似て、首は赤くネズミ(鼠)のような目で、ブタ(豚)のような声で鳴くという「【山海經:東山經】又東次四經之首曰北號之山…有獸焉其狀如狼赤首鼠目其音如豚名曰猲狙(葛苴二音)是食人…」
犬3+9=総画数12 U+7333 [カ、ケ/]
◆豕(いのこ、家畜化されたイノシシ(猪)、ブタ(豚))、雄の豕
犬3+9=総画数12 U+7334 [コウ、グ/] 𤠣㺅
◆サル(猿)、またオナガザル科に属するサル(猿)
◆「獼猴ビコウ」、アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル(猿)
◆利口な、賢い
筆順
犬3+9=総画数12 U+7335 [ヘン/]
◆カワウソ(獺、カワウソ亜科の哺乳動物)の類、同「獱」
◆「猵狙ヘンショ」、獣名、姿はサル(猿)に似て頭はイヌ(犬・狗)に似るという、同「獦牂カツソウ」「【莊子集解:內篇:逍遙遊第一】猨猵狙以為雌(釋文猵徐敷面反郭李音偏司馬云猵狙一名獦牂似猨而狗頭憙與雌猨交)」
犬3+9=総画数12 U+7336 [ユウ、ユ/なお]
◆サル(猿)、大形のサル(猿)の一種、同簡「犹」、同「𧳫」
◆尚(なお)、~と同じよう、~と同じように~
◆これまでと同じように~、「今猶コンユウ(いまなお)」、同「今尚コンショウ(いまなお)」
◆更に加えて~、その上~、「猶且ユウシャ(なおかつ)」、同「尚且ショウシャ(なおかつ)」
◆「猶豫・猶予ユウヨ」◇なかなか決まらない(決められない)さま、躊躇(ためら)うさま、「猶疑ユウギ」、同「冘豫」◇[日]実行を先延ばしにすること
◆道(みち)、また道筋(みちすじ)、目的に到(いた)る道(道理や方法)、同「猷」
◆「猶子ユウシ」、兄弟の子
漢字林(非部首部別)
筆順
犬4+9=総画数13 U+7337 [ユウ、ユ/]
◆道理や手順に則(のっと)って計画する、あれこれ思案し(議論し)進むべき道を決める
◆描(えが)く、画(か)く
◆道、道路
◆道筋、道理
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+9=総画数12 U+7338 [ビ、ミ/]
◆イタチアナグマ(鼬穴熊)、イタチ科イタチアナグマ属の哺乳類、「白猸ハクビ」「猸子ビシ」、別名「鼬獾ユウカン」
犬3+9=総画数12 U+7339 [サ/]
◆アナグマ(穴熊、イタチ科の哺乳類)に似た野生動物
犬3+9=総画数12 U+FA16 [チョ/い、いのしし] 猪豬𧳯
◆豕(いのこ)、イノシシ(猪)またブタ(豚、家畜化されたイノシシ)、イノシシ科の哺乳類、日本では主として「野生のイノシシ」を指すが中国では主として「ブタ」の意に用いられる、中国で「野生のイノシシ」は「野猪」という
◆「豪猪ゴウチョ」、ヤマアラシ(山荒らし・豪猪)、ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科の哺乳類
𤟜犬4+9=総画数13 U+247DC [ケン、コン/たてまつ・る] 献獻𤣉𤡎
◆神や祖先にお供えを奉(ささ)げる
◆目上の人や大切な客人に品物や酒食などを差し上げる
◆故事や物事によく通じる、またその人、それらを記録に留めたものが「文献」
𤟟犬3+9=総画数12 U+247DF [エン、オン/]
◆(穴の中から)犬が吠(ほ)える声、犬の鳴き声
𤟡犬3+9=総画数12 U+247E1 [コウ/]
◆犬の一種、耳が大きく垂れていて四肢と尾は毛深いという
◆「𦍕𤟡ヨウコウ」、中国西南部の少数民族の名
𤟤犬3+9=総画数12 U+247E4 [キ/]
◆「山𤟤サンキ」、獣名、姿は犬に顔は人に似て、人を見ると笑い(笑ったような顔つきになり)、動きは風のように素早く、この獣が現(あらわ)れると大風が吹くという「【山海經:北山經】又北二百里獄法之山…有獸焉其状如犬而人靣善投見人則笑其名山𤟤(音暉)其行如風(言疾)見則天下大風」
𤟦犬3+9=総画数12 U+247E6 [ドウ、ヌ/]
◆犬が怒るさま、怒ったような顔付きをしている犬、同「獳」「𤟦」
𤟧犬3+9=総画数12 U+247E7 [シ/]
◆怯(おび)える、おどおどする、「𤟧𤟧シシ」
𤟨犬3+9=総画数12 U+247E8 [シュ、ス/]
◆地名、未詳「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㺛】之喻切鄉名又亭名」「【廣韻:去聲:遇第十:注:㺛】郷名在河南」
𤟩犬4+9=総画数13 U+247E9 [未詳/]
◆未詳「【廣韻:入聲:屋第一:獨:𤟩】獸名如䑕」「【五音集韻:卷十三:屋第一:𤟩】獸名如䑕」(「【山海經:中山經】中山經薄山之首曰甘棗之山…有獸焉其狀如𤠢鼠而文題(𤠢鼠所未詳音虺字亦或作虺)其名曰㔮(音那或作熊也)食之已癭」は「𤠢」)
𤟫犬3+9=総画数12 U+247EB [ソウ、シュ/] 獀𤡗
◆(天子や領主が)春に行う狩り、同「蒐」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
◆「𤟫獀・獶獀ノウソウ」、中国南部からベトナム北部一帯に産する名犬の名
𤟬犬3+9=総画数12 U+247EC [トウ/] 𤠟
◆(犬が)ぺろぺろと舐(な)めるようにして食う、同「狧」「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤠟】他蠟切犬食也亦作碟䑜狧並同上」
𤟭犬4+9=総画数13 U+247ED [チャク/]
◆獣名、未詳、姿はウサギ(兎・兔、ウサギ目の哺乳類)に似て脚はシカ(鹿、シカ科の哺乳類)のようで体は青いという、同「㲋」「㚟」「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤟭】丑略切犬似免亦作㲋」
𤟰犬3+9=総画数12 U+247F0 [未詳/]
◆「𤟰𤣕(音未詳)」、安南アンナン(現ベトナム中部)の民族の名、苗族ミャオゾク(中国東南部からインドシナ北部の山岳地帯に住む少数民族の名)の後裔コウエイ(子孫)という「【皇清職貢圖:卷一】𤟰𤣕交州苖裔在安南境內先隸交酋管轄因與滇省接壤」
𤟱犬3+9=総画数12 U+247F1 [/たじ]
◆[日]地名用字、確認できず
𤟵犬4+9=総画数13 U+247F5 [レイ、ライ/] 戾𢨾𤡵
◆(犬が扉の下から出ようとして体を)捩(よじ)る
◆捩(ね)じ曲げる、捻(ひね)り回す
◆逆方向に向く、逆らう、道義や道理に反する、「あるべき本来の姿ではない或いはそれに反している」の意
◆至る、届く
𤟶犬4+9=総画数13 U+247F6 [エン/] 猒𤞣𤡜
◆十分な量や程度を超える、もうこれ以上は要(い)らないというほどになる、十分に過ぎて嫌になる、同「飽」「厭」
◆満足する、満ち足りる
𤟸犬3+9=総画数12 U+247F8 [シン/] 𤡻𤡳𤡃𤡋𤡄
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)(【文選】は《欽定四庫全書》《摛藻堂四庫全書薈要》本などや【六臣註文選】など多数あるが各本で「𤡻」の字形がかなり異なる、全て異体字とした)
𤟹犬3+9=総画数12 U+247F9 [グ、グウ/]
◆「𤟹狨王グジュウオウ」、「西遊記」に登場する魔王の一人、別名「驅神大聖クシンタイセイ」「【西遊記(テキスト版):第四十一囘:心猿遭火敗 木母被魔擒】…又有個𤟹狨王,稱為驅神大聖,做了六哥…」
𤟻犬3+9=総画数12 U+247FB [エツ、エチ、ケツ、ケチ/] 猰𤠵
◆「𤟻貐エツユ」、獣名、トラ(虎)のような爪を持ち人を食い足が速いという、同「䝟貐」「猰㺄」「【爾雅注疏:釋獸】䝟貐類貙虎爪食人迅走」
◆雑犬
𤟽犬3+9=総画数12 U+247FD [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤟽】字韻日月燈與鍦同」
𤠁犬3+9=総画数12 U+24801 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:犬部:𤠁】[𤠁鍾]器名」
𤠋犬3+9=総画数12 U+2480B [ロウ、ル/]
◆子が産める年齢に達した牝(めす)のブタ(豚、家畜化されたイノシシ)、同「䝏」「【廣韻:上平聲:虞第十:慺:䝏】求子豬也又落侯切㺏上同」
𤠢犬4+9=総画数13 U+24822 [未詳/]
◆獣名、未詳「【山海經:中山經】中山經薄山之首曰甘棗之山…有獸焉其狀如𤠢鼠而文題(𤠢鼠所未詳音虺字亦或作虺)其名曰㔮(音那或作熊也)食之已癭」
𤠸犬3+9=総画数12 U+24838 [ロウ/]
◆[壮]オオカミ(狼)、イヌ科の哺乳類、同「狼」「【古壮字字典:L:𤠸】langz[la:ŋ]狼」
𤡚犬3+9=総画数12 U+2485A [カイ/]
◆[喃]未詳
犬4+10=総画数14 U+3E89 [コク/] 𤠼
◆獣名、姿は犬に似て腰から上は黄色で下は黒いという「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㺉】呼木切似犬惡也上黃下黒」
犬3+10=総画数13 U+3E8A [ヨウ/] 𤡀
◆獅子に似た獣の名、部屋に入り込み人を殺すという、またトラ(虎)やクマ(熊)を食べるという
◆「無㺊」、無事であるさま、「㺊」がいないことから
犬3+10=総画数13 U+3E8C [ケン/]
◆犬が吠え止まないさま
◆二頭の犬が争うさま
犬3+10=総画数13 U+3E8D [ヒン、ビン/]
◆カワウソ(獺、カワウソ亜科の哺乳動物)の別名、またその類、同「猵」
犬4+10=総画数14 U+3E91 [サン、セン/] 𤡙𤡅
◆犬が狭いところに頭を突っ込み擦(す)り抜ける「【說文解字注:犬部:㺑】犬容頭進也(也當作皃漢書曰容頭過身)」
◆人に危害を加える、同「賊」
◆犬が噛みつくさま
◆「山㺑サンサン」、裸身で背丈は一丈、エビやカニを食うという、同「山𤢖サンショウ」「【康熙字典:巳集下:犬部:㺑】《神異經》西方深山有人長尺餘袒身捕蝦蟹以食名山㺑」「【神異經】西方深山中有山臊長尺餘犯人則病長爆竹聲(「山臊」はあるが「山㺑」は見当たらなかった)
犬3+10=総画数13 U+733A [ヨウ/]
◆「黄猺コウヨウ」、キエリテン(黄襟貂)、イタチ科テン属の動物、別名「青鼬セイユウ」
◆「青猺セイヨウ」、ハクビシン(白鼻芯・白鼻心)、ジャコウネコ科ハクビシン属の動物、別名「花面狸カメンリ」
◆中国南部の広西チワン族自治区・湖南省・雲南省やベトナム・ラオス・タイの北部などに住む少数民族の名、「猺族・瑶族・徭族・傜族ヤオゾク」 {広西壮族自治区}
◆「獏猺バクヨウ」◇広西チワン族自治区北海市合浦県付近に住む少数民族の名◇獣名、未詳、イヌ(狗、イヌ科の動物、またその子や小形の種)の一種という「【廣韻:下平聲:宵第四:遙:猺】獸名又獏猺狗種也」
犬3+10=総画数13 U+733B [ソン/]
◆アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル、「猢猻コソン」「【續墨客揮犀:卷七:誦偈諦咒使漁人不得魚】漁家以猢猻毛置之網四角則多得魚云魚見之如人之見錦繡也」
犬3+10=総画数13 U+733C [ハク/]
◆「猼訑ハクイ」、獣名、未詳、姿は野生のヤギ(山羊・野羊、ウシ科ヤギ属の哺乳類)に似るが九つの尾と四つの耳を持ち目は背中にあるという「【山海經:卷一:南山經】又東三百里曰基山…其陰多怪木有獸焉其狀如羊九尾四耳其目在背其名曰猼訑(…訑一作陁)」
◆「猼苴ハクショ」、ミョウガ(茗荷)、ショウガ科ショウガ属の草、蕾(つぼみ)を食用とする、別名「蘘荷ジョウカ」「【農政全書:卷二十八:樹藝:蔬部】蘘荷說文葍苴也(搜神記作嘉草一名覆苴一名蘘草一名猼苴…)」 {ミョウガ}
犬3+10=総画数13 U+733D [メイ、ミョウ/] 𧱴
◆豚、イノシシ(猪)の子、小形の猪、同「豚」「𧱯」
犬3+10=総画数13 U+733E [カツ、ゲチ/]
◆狡(ずる)い、するりと身を躱(かわ)してうまく逃(のが)れる、同「滑」、「狡猾コウカツ」
◆乱す、掻(か)き乱す、ごちゃごちゃさせる、同「滑」
筆順
犬3+10=総画数13 U+733F [エン、オン/さる]
◆サル目(Primates、霊長類)のうちヒト(人、Hominidae)以外の霊長類の称、同「𤠔」「𤝌」
筆順
犬3+10=総画数13 U+7340 [ソウ、シュ/] 𤟫𤡗
◆(天子や領主が)春に行う狩り、同「蒐」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
◆「獿獀・獶獀ノウソウ」、中国南部からベトナム北部一帯に産する名犬の名
犬3+10=総画数13 U+7341 [バ、マ/]
◆獣名、未詳
◆「猛獁モウマ」「猛獁象モウマショウ」、マンモスmammoth、ゾウ科マンモス属の哺乳動物
犬3+10=総画数13 U+7342 [ゲン、ゴン/]
◆牛のような体形で足が三本という伝説上の獣
犬4+10=総画数14 U+7343 [ガイ、タイ、ダイ/]
◆理解力や判断力に欠ける、鈍(にぶ)い、ぼんやりしている、同簡「呆」
犬3+10=総画数13 U+7345 [シ/] 狮𤜳
◆ライオンlion、ネコ科の哺乳類、「獅子シシ」
◆犬が双子を産む、犬の双子、一頭は「玂キ」、三つ子は「猣ソウ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
筆順
犬3+10=総画数13 U+7346 [コウ、ゴウ/] 獋獔
◆犬などの獣が咆(ほ)える、同「䝥」「嘷」
犬3+10=総画数13 U+7347 [キョウ、コウ/] 羌羗𦍑猐𠒌𦍎𡹽𡸓𡺛
◆古くは主に青海省・チベット自治区・四川省西部(現在は四川省北部)に生活していた少数民族の名 {四川省}
犬3+10=総画数13 U+7348 [エキ、ヤク/]
◆未詳
犬3+10=総画数13 U+7349 [シン/]
◆「獉狉」、草木が鬱蒼と生い茂って野獣が出てきそうなさま
犬3+10=総画数13 U+734A [ソウ/]
◆「獊囊」、入り乱れているさま
犬3+10=総画数13 U+734F [バク、ミャク/]
◆バク(貘)、バク科の哺乳類
◆獣名、未詳、姿はクマ(熊)に似て黒白斑(まだら)で銅鉄を食べるという、同「㹮」「貊」
筆順
𤠌犬3+10=総画数13 U+2480C [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤠌】崇齋切音柴見金鏡」
𤠏犬3+10=総画数13 U+2480F [ドウ、ノウ/] 㺁𤝾𧳦𧴙𧳺
◆雌(めす)のタヌキ(狸、イヌ科タヌキ属)、或いは雌のタヌキの子「【爾雅注疏:釋獸】貈子貆(《疏》字林云貈似狐善睡其子名貆郭云其雌者名𧴙…)」
𤠑犬3+10=総画数13 U+24811 [リュウ、ル/] 𤡼
◆「執𤠑シツリュウ」、イヌ(狗、小形のイヌ)名、未詳
◆タケネズミ(竹鼠)、タケネズミ科のネズミ(鼠)、同「䶉」
𤠓犬3+10=総画数13 U+24813 [ケイ、ゲ/]
◆中国東北部の民族の名
𤠔犬3+10=総画数13 U+24814 [エン/] 𧳷
◆サル(猿)、ヒト(人、Hominidae)以外の霊長類の称、同「猿」「猨」「【字彙:巳集:犬部:猿】…𤠔同上俗字」「【正字通:巳集下:犬部:𤠔】同猨」
𤠕犬3+10=総画数13 U+24815 [未詳/]
◆(牝の)家畜カチク「【集韻:卷八:去聲下:宥第四十九:嘼畜𤠕】說文㹌也象耳頭足厹地之形古文嘼下从厹或作畜亦从犬」
𤠖犬3+10=総画数13 U+24816 [コウ、キョウ/]
◆犬が驚いて吠えるさま、また驚いて走り出すさま、同「㹲」
𤠗犬4+10=総画数14 U+24817 [ユウ、ウ/くま] 熊㷱𪏛
◆クマ(熊)、クマ科の哺乳類
𤠚犬3+10=総画数13 U+2481A [ソ、ス/]
◆未詳「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤠚】桑故切獸也」「【集韻:卷七:去聲上:莫第十一:𤠚】獸名」
𤠜犬3+10=総画数13 U+2481C [テイ、ジョウ/]
◆サル(猿)の一種「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤠜】大丁切猱也」
𤠞犬3+10=総画数13 U+2481E [ヒ、ビ/] 貔𧴀豼
◆「𤠞㹯ヒキュウ」◇伝説上の神獣で姿はシカ(鹿)またはリュウ(龍)に似るという◇キツネ(狐)またヒョウ(豹)に似るという白い獣、戦ができるように調教したとされる◇勇猛な兵士、また軍隊◇「天䴪テンロク(天からの恵みを齎す神獣とされる)」と「辟邪ヘキシャ・ヘキジャ(災禍を避ける神獣とされる)」を併せた呼称(別称)とされるが未詳、【維基百科:貔貅】参照
𤠟犬3+10=総画数13 U+2481F [トウ/] 𤟬
◆(犬が)ぺろぺろと舐(な)めるようにして食う、同「狧」「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤠟】他蠟切犬食也亦作碟䑜狧並同上」
𤠠犬3+10=総画数13 U+24820 [スイ/]
◆犬の名、未詳「【廣東新語:卷十一:文語:土言】…謂猥𤠠者曰魁摧出賈誼哀時命篇即詩之虺隤也…」
𤠡犬3+10=総画数13 U+24821 [未詳/]
◆未詳「【字彙:巳集:犬部:𤠟𤠡】竝同{⿰犭畨}」「【康熙字典:巳集下:犬部:𤠡】《篇海》他合切音塔義闕《字彙》同㹺」
𤠣犬3+10=総画数13 U+24823 [コウ、グ/] 猴㺅
◆サル(猿)、またオナガザル科に属するサル(猿)
◆「獼𤠣ビコウ」、アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル(猿)
◆利口な、賢い
𤠥犬3+10=総画数13 U+24825 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:犭部:𤠥】同"狾"」
𤠫犬3+10=総画数13 U+2482B [リ/]
◆「𤠫𤢂・傈僳リス」、リス族、中国雲南省・ミャンマー・タイなどに住む少数民族
𤠬犬3+10=総画数13 U+2482C [キョウ、ギョウ/] 獢𤢃
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の短い犬、「猲獢ケツキョウ」、鼻口部が長い犬を「獫」
𤠲犬3+10=総画数13 U+24832 [カイ/]
◆[喃]未詳
𤠳犬3+10=総画数13 U+24833 [キ/]
◆[喃]未詳
𤠵犬3+10=総画数13 U+24835 [エツ、エチ、ケツ、ケチ/] 猰𤟻
◆「𤠵貐エツユ」、獣名、トラ(虎)のような爪を持ち人を食い足が速いという、同「䝟貐」「猰㺄」「【爾雅注疏:釋獸】䝟貐類貙虎爪食人迅走」
◆雑犬
𩫈高部
犬3+11=総画数14 U+3E8E [ヨウ/] 𤛑𧴄𧱿
◆コブウシ(瘤牛)、ウシ科ウシ属の哺乳類、姿はウシ(牛)に似て項(うなじ、首から背にかけての部分)に大きな瘤のようなが突起がある、「𤛑牛ヨウギュウ」、同「犎牛ホウギュウ」
犬3+11=総画数14 U+3E8F [ロウ、ル/] 𤠋
◆子が産める年齢に達した牝(めす)のブタ(豚、家畜化されたイノシシ)、同「䝏」「【廣韻:上平聲:虞第十:慺:䝏】求子豬也又落侯切㺏上同」
犬3+11=総画数14 U+3E90 [ソウ、ショウ/] 𤜶
◆中国南西部の少数民族の名
犬3+11=総画数14 U+3E92 [リョウ、ショウ、コウ、キョウ/]
◆犬が驚いて盛んに吠えるさま、また狂ったように駆け回るさま
◆狡賢(ずるがしこ)い、同「狡」
犬3+11=総画数14 U+3E93 [サク、ジャク/]
◆「𤡑㺓ヒョウサク」、素早いさま、動き(進行・変化・動作など)が早いさま、同「徱㣱」「【古文苑《守山閣叢書》本:卷六:王孫賦】性*𤡑㺓以㺕疾態峯出而橫施(𤡑即僄字㺓音賾㺕音卞言僄狡輕迅也橫去聲)(《欽定四庫全書》《龍溪精舍叢書》本は「*徱㣱」)
犬3+11=総画数14 U+7344 [ギョク、ゴク/]
◆(二頭の犬が)互いに自分の正当性(縄張りであること)を主張する、また主張して言い争う、同「犾(㹜)」「【說文解字:㹜部:獄】确也(…)二犬所㠯守也」
◆(どちらの主張が正当か判断してもらうために公的な機関に)訴(うった)える、訴え出る、裁判する
◆(中央、朝廷)の堅牢ケンロウな牢屋(ろうや)、同「𡈭」、地方の拘置所を「犴」「【說文解字注:㹜部:獄】确也(召南傳曰獄埆也埆同确堅剛相持之意)…二犬所守也(說从㹜之意韓詩曰宜犴宜獄鄉亭之繫曰犴朝廷曰獄獄字从㹜者取相爭之意許云所以守者謂𨻼牢拘罪之處也)」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+11=総画数14 U+734C [バン、マン/] 𤢞𤡁䝢䝡𧴝
◆獣名、大きさは狗ク(犬や熊・虎のなどの子、或いは小形種)ほどで貍リ(ヤマネコやベンガルヤマネコの類)のような紋様があるという、「貙獌チュウバン」「【爾雅注疏:釋獸】貙獌似貍(《疏》字林云貙似貍而大一名獌郭云今山民呼貙虎之大者爲貙豻…)」「【說文解字注:犬部:獌】(郭云今貙虎也大如狗文似貍)」
犬3+11=総画数14 U+734D [ケイ、キョウ/] 𧴈
◆想像上の獣の名、姿はトラ(虎)やヒョウ(豹)に似るが小形で、生まれるとすぐに生んだ母獣を食べるという
◆「梟獍・𤡔獍キョウケイ」、(梟フクロウも獍ケイもどちらも親を食うといわれることから)親不孝な人、恩知らずな人
犬4+11=総画数15 U+734E [ショウ、ソウ/すす・める] 𤟌𤟒
◆犬を嗾(けしか)けて奮(ふる)い立たせる
◆褒(ほ)め励(はげ)まし奮(ふる)い立たせる、励まし促(うなが)す、励まし手助けをする、同「奬(奨)」
◆簡「奖」
筆順
犬3+11=総画数14 U+7350 [ショウ/]
◆キバノロ(牙獐)、シカ科キバノロ属のシカ(鹿)、「牙獐ガショウ」、同「麞」「麕」
犬3+11=総画数14 U+7351 [サン、セン/] 𧴃
◆「獑猢センコ」、サル(猿)の一種、体は黒く腰は白い、手(腕)は白毛で長いという、同「𪖎𪕱」「【說文解字注:鼠部:𪕮】斬𪕮鼠黑身白𦝫若帶手有長白毛佀握版之狀類蝯蜼之屬(見上林西京賦諸家說其狀乖異不同其字或作螹胡或作獑胡或作獑猢或作𪖎𪕱)」
犬4+11=総画数15 U+7352 [ゴウ/] 𤢝
◆番犬として飼われる大形の猛犬
筆順
犬3+11=総画数14 U+7353 [ゴウ/]
◆「獓𤝱・𢕟𢓨ゴウエツ」、獣名、姿は牛のようで体は白く蓑(みの)を被(かぶ)っているかのように毛で覆われているという
犬3+11=総画数14 U+7354 [コウ、ゴウ/] 獋獆
◆犬などの獣が咆(ほ)える、同「䝥」「嘷」
犬3+11=総画数14 U+7355 [サイ/]
◆「猥獕」、だらしなく見苦しいさま
𤠹犬3+11=総画数14 U+24839 [セイ、シ/] 狾𤢻𢢐
◆(犬が)狂う、狂ったように暴れる、同「瘈」
◆凶暴な犬、狂犬、同「猘」
𤠻犬3+11=総画数14 U+2483B [テキ、ジャク/]
◆牡の豕(いのこ、ブタ(豚)或いはイノシシ(猪))
𤠼犬4+11=総画数15 U+2483C [コク/]
◆獣名、姿は犬に似て腰から上は黄色で下は黒いという「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㺉】呼木切似犬惡也上黃下黒」
𤠾犬3+11=総画数14 U+2483E [チュウ/] 貙䝙
◆獣名、大きさは狗ク(犬や熊・虎のなどの子、或いは小形種)ほどで貍リ(ヤマネコやベンガルヤマネコの類)のような紋様があるという、「貙虎チュウコ」「【爾雅注疏:釋獸】貙獌似貍(《疏》字林云貙似貍而大一名獌郭云今山民呼貙虎之大者爲貙豻…)」「【說文解字注:犬部:獌】(郭云今貙虎也大如狗文似貍)」
𤡀犬3+11=総画数14 U+24840 [ヨウ/]
◆獅子に似た獣の名、部屋に入り込み人を殺すという、またトラ(虎)やクマ(熊)を食べるという
◆「無𤡀」、無事であるさま、「㺊」がいないことから
𤡁犬3+11=総画数14 U+24841 [バン、マン/] 獌𤢞䝢䝡𧴝
◆獣名、大きさは狗ク(犬や熊・虎のなどの子、或いは小形種)ほどで貍リ(ヤマネコやベンガルヤマネコの類)のような紋様があるという、「貙獌チュウバン」「【爾雅注疏:釋獸】貙獌似貍(《疏》字林云貙似貍而大一名獌郭云今山民呼貙虎之大者爲貙豻…)」「【說文解字注:犬部:獌】(郭云今貙虎也大如狗文似貍)」
𤡂犬3+11=総画数14 U+24842 [ルイ/] 𤢹
◆ムササビ(鼺鼠)やモモンガ(鼯鼠)などを含むリス科の滑空する哺乳類、「飛𤢹ヒルイ」、別名「鸓鼠・鼺鼠ルイソ」「飛鸓・飛蠝・飛𤢹ヒルイ」「飛鼠ヒソ」「鼯鼠ゴソ」
𤡃犬3+11=総画数14 U+24843 [シン/] 𤡻𤡳𤡋𤡄𤟸
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)(【文選】は《欽定四庫全書》《摛藻堂四庫全書薈要》本などや【六臣註文選】など多数あるが各本で「𤡻」の字形がかなり異なる、全て異体字とした)
𤡄犬3+11=総画数14 U+24844 [シン/] 𤡻𤡳𤡃𤡋𤟸
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)(【文選】は《欽定四庫全書》《摛藻堂四庫全書薈要》本などや【六臣註文選】など多数あるが各本で「𤡻」の字形がかなり異なる、全て異体字とした)
𤡅犬3+11=総画数14 U+24845 [サン、セン/] 㺑𤡙
◆犬が狭いところに頭を突っ込み擦(す)り抜ける「【說文解字注:犬部:㺑】犬容頭進也(也當作皃漢書曰容頭過身)」
◆人に危害を加える、同「賊」
◆犬が噛みつくさま
◆「山𤡅サンサン」、裸身で背丈は一丈、エビやカニを食うという、同「山𤢖サンショウ」「【康熙字典:巳集下:犬部:㺑】《神異經》西方深山有人長尺餘袒身捕蝦蟹以食名山㺑」「【神異經】西方深山中有山臊長尺餘犯人則病長爆竹聲(「山臊」はあるが「山㺑」は見当たらなかった)
𤡆犬3+11=総画数14 U+24846 [ソウ、ス、ショウ、ジュウ、ジュ/]
◆犬が一頭の子を産む、一頭だけで生まれた子犬、同「猔」「玂」、双子は「獅シ」、三つ子は「猣ソウ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
◆生後六カ月の豚、一説に一歳の豚、同「豵」「【集韻:卷一:平聲:東第一:豵𤡆】說文生六月豚一曰一歲豵尚叢聚也或从犬」
𤡋犬3+11=総画数14 U+2484B [シン/] 𤡻𤡳𤡃𤡄𤟸
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)(【文選】は《欽定四庫全書》《摛藻堂四庫全書薈要》本などや【六臣註文選】など多数あるが各本で「𤡻」の字形がかなり異なる、全て異体字とした)
𤡎犬4+11=総画数15 U+2484E [ケン、コン/たてまつ・る] 献獻𤟜𤣉
◆神や祖先にお供えを奉(ささ)げる
◆目上の人や大切な客人に品物や酒食などを差し上げる
◆故事や物事によく通じる、またその人、それらを記録に留めたものが「文献」
𤡑犬3+11=総画数14 U+24851 [ヒョウ/]
◆「𤡑㺓ヒョウサク」、素早いさま、動き(進行・変化・動作など)が早いさま、同「徱㣱ヒョウサク」「【古文苑《守山閣叢書》本:卷六:王孫賦】性*𤡑㺓以㺕疾態峯出而橫施(𤡑即僄字㺓音賾㺕音卞言僄狡輕迅也橫去聲)(《欽定四庫全書》《龍溪精舍叢書》本は「*徱㣱」)
𤡒犬3+11=総画数14 U+24852 [ヤ、ショ、ジョ/] 𤞎𤝩
◆同「墅」「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤞎𤝩𤡒】三俗羊苦常預二反正作墅字」
𤡔犬3+11=総画数14 U+24854 [キョウ/]
◆「𤡔獍キョウケイ」、(梟フクロウも獍ケイもどちらも親を食うといわれることから)親不孝な人、恩知らずな人、同「梟獍」「【元詩選:孝子行】…孝德還堪耀今古烏乎薄俗𤡔獍同墓上請看純孝子」
𤡕犬3+11=総画数14 U+24855 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤡕】舊藏作獵」「【字彙補:巳集:犬部:𤡕】微本切音吻義闕」
𤡗犬3+11=総画数14 U+24857 [ソウ、シュ/] 獀𤟫
◆(天子や領主が)春に行う狩り、同「蒐」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
◆「𤡗獀・獶獀ノウソウ」、中国南部からベトナム北部一帯に産する名犬の名
𤡘犬3+11=総画数14 U+24858 [カン/]
◆小犬が吠(ほ)えるさま、またその声
𤡙犬3+11=総画数14 U+24859 [サン、セン/] 㺑𤡅
◆犬が狭いところに頭を突っ込み擦(す)り抜ける「【說文解字注:犬部:㺑】犬容頭進也(也當作皃漢書曰容頭過身)」
◆人に危害を加える、同「賊」
◆犬が噛みつくさま
◆「山𤡙サンサン」、裸身で背丈は一丈、エビやカニを食うという、同「山𤢖サンショウ」「【康熙字典:巳集下:犬部:㺑】《神異經》西方深山有人長尺餘袒身捕蝦蟹以食名山㺑」「【神異經】西方深山中有山臊長尺餘犯人則病長爆竹聲(「山臊」はあるが「山㺑」は見当たらなかった)
𤡛犬3+11=総画数14 U+2485B [未詳/]
◆未詳
𤡜犬4+11=総画数15 U+2485C [エン/] 猒𤞣𤟶
◆十分な量や程度を超える、もうこれ以上は要(い)らないというほどになる、十分に過ぎて嫌になる、同「飽」「厭」
◆満足する、満ち足りる
𤡝犬3+11=総画数14 U+2485D [ヘイ、バイ/]
◆「𤡝犴ヘイカン」◇龍生九子(龍が生んだとされる九匹の子)の内の一匹、言い争いごとを好み、姿はトラ(虎)に似て力が強いという「【懷麓堂集:卷七十二:文後稿十二:記龍生九子】…狴犴平生好訟今獄門上獅子頭是其遺像…」「【升菴集:卷八十一:龍生九子】…四曰狴犴形似虎有威力…」◇罪人を閉じ込める牢(ろう)、牢屋、牢獄ロウゴク、牢獄の正堂の両側に「狴犴」の像を立てたことから、「𤡝牢ヘイロウ」「𤡝獄ヘイゴク」
注解:「【新纂門目五臣音註揚子法言:卷第二:吾子篇】曰:狴犴使人多禮乎(…*咸曰狴當作𤡝字之誤也…)(「*咸」は宋咸ソウカンで北宋代(960年~1127年)の人)
𤡟犬3+11=総画数14 U+2485F [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤡟】何慣切音患獸名」
𤡠犬3+11=総画数14 U+24860 [ドウ、ノウ/] 㺜𤣜
◆毛が濃く長くふさふさとした犬(また獣)、同「𤡤」
𤡡犬3+11=総画数14 U+24861 [セキ、ジャク/]
◆「𤡡𤡡・猎猎セキセキ」、獣名、姿はクマ(熊)に似るという
𤡢犬3+11=総画数14 U+24862 [チ/] 𧴁
◆猛獣の名、未詳「【爾雅注疏:冬官考工記下】天下之大獸五脂者膏者臝者羽者鱗者(《注》…臝者謂虎豹貔𧴁為獸淺毛者之屬…)」
𩿁鳥部
𩿛鳥部
犬3+12=総画数15 U+3E94 [キ/]
◆「獏㺔(バクキ)」、獣名、大きさは人ほどで、襤褸ランル(ぼろ)を纏(まと)ったような姿をしており、手の爪(つめ)はトラ(虎)の爪のようで、一人で行く人を狙(ねら)い襲(おそ)って脳ノウを食うという「【神異經】西荒之中有人焉長短如人著敗衣手虎爪名獏㺔伺人獨行輒食人腦或舌出盤地丈餘人先聞聲燒大石以投其舌乃氣絶而死不然食人腦矣」
犬3+12=総画数15 U+3E95 [ハン、ボン、ヘン、ベン/]
◆犬が争い吠(ほ)える声
犬3+12=総画数15 U+3E96 [カン/] 𤡘
◆小犬が吠(ほ)えるさま、またその声
犬3+12=総画数15 U+3E97 [シュン/]
◆噛(か)む、咬(か)み付く「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㺗】充山切噬也」
犬3+12=総画数15 U+3E9A [タツ、タチ、ダツ/かわうそ] 獺獭𧴡
◆カワウソ(獺)、イタチ科カワウソ亜科の哺乳類、「水獺スイライ」
◆「㺚祭ダッサイ」◇カワウソ(獺)が獲った魚(獲物)を並べること、祭礼の際に供物(獲物)を祭壇に並べることに似ていることから◇詩文を作る際に引用や参考にする書物を並べ置くこと
犬3+12=総画数15 U+734B [コウ、ゴウ/] 獔獆
◆犬などの獣が咆(ほ)える、同「䝥」「嘷」
犬3+12=総画数15 U+7356 [フン、ブン/]
◆番犬
◆豚を去勢する、去勢した豚、同「豶」
◆「㹥獖チュウフン」、犬名、未詳
犬3+12=総画数15 U+7357 [ケツ、コチ/]
◆「猖獗ショウケツ」、猛(たけ)り狂(くる)うさま、猛威モウイを振(ふ)るうさま
筆順
犬3+12=総画数15 U+7358 [ヘイ、ベ/]
◆疲れてぼろぼろになる、ぼろぼろになって使いものにならなくなる、同「弊」
◆ぐったりして倒れる、死ぬ、同「斃」
犬3+12=総画数15 U+7359 [ヘイ/]
◆「獙獙ヘイヘイ」、姑逢山(詳細未詳)に住むという姿はキツネ(狐)に似て翼を持ちガン(雁)のような声で鳴く獣の名
犬3+12=総画数15 U+735A [コウ/] 𤟡
◆犬の一種、耳が大きく垂れていて四肢と尾は毛深いという
◆「𦍕獚ヨウコウ」、中国西南部の少数民族の名
漢字林(非部首部別)
犬3+12=総画数15 U+735B [ホク、ボク/]
◆「獛鉛ホクエン」、古代中国南方の少数民族の名
犬3+12=総画数15 U+735C [リン/] 𤢯
◆犬の元気なさま
◆獣名、姿は犬に似てトラ(虎)のような爪を持ち甲羅コウラがあるという「【山海經:中山經】…有獸焉其狀如犬虎爪有甲其名曰獜(言體有鱗甲…)善駚𤘝(跳躍自撲也…)食者不風(不畏天風)」
犬3+12=総画数15 U+735D [キツ、キチ/]
◆(獣が)驚いて突然走り出すさま、同「狘」「矞」
◆「獝狂キッキョウ」、頭がないという悪鬼アッキの名、同「僪狂」、同「𩴢」「【漢書(前漢書):卷八十七上:揚雄傳第五十七上】…梢夔魖而抶獝狂(…獝狂亦惡鬼也…音義曰獝狂無頭鬼也見字林…)」
犬3+12=総画数15 U+735E [トウ、ズウ/]
◆「獞族トウゾク」、チワン族(中国南東部広西チワン族自治区周辺からベトナム北部にかけて居住する民族)の旧称、現在は「壯族・壮族ソウゾク」 {広西壮族自治区}
犬3+12=総画数15 U+735F [ギョウ/]
◆気が荒く手に負(お)えないさま、またそのような犬、狂犬キョウケン「【史記:卷百一十一:衞將軍驃騎列傳第五十一】…誅獟駻…」
犬3+12=総画数15 U+7360 [リョウ、ロウ/] 𤢙𤢸
◆松明(たいまつ)などの火で獣を追い立てる夜の狩猟、また狩りをする、同「䝤」
◆広西チワン族自治区・ベトナム北部周辺に住む民族の名、同「僚」 {広西壮族自治区}
犬3+12=総画数15 U+7361 [シャク/] 𤡯𤢧
◆犬が驚くさま、また怯(おび)えるさま、「獡獡シャクシャク(人を警戒して寄り付かないさま)」、同「𤢴」
注解:旁は「舃」ではなく「舄」、別「𤡯」
犬3+12=総画数15 U+7362 [キョウ、ギョウ/] 𤠬𤢃
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の短い犬、「猲獢ケツキョウ」、鼻口部が長い犬を「獫」
犬4+12=総画数16 U+7363 [シュウ、シュ、ジュウ/けもの、けだもの] 獸𤢚兽
◆(特に野生の)全身に毛がある四足の動物、二足は「禽」
◆(祭祀の際に供える)干し肉「【儀禮:卷第十五:特牲饋食禮】棜在其南南順實獸於其上東首(順猶從也棜之制如今大木轝■■有四周下無足獸腊也)」
筆順
犬3+12=総画数15 U+7364 [돈トン/]
◆[韓]テン(貂)、イタチ科テン属の哺乳類、「獤皮(돈피トンピ、テンの皮)」
犬3+12=総画数15 U+7366 [カツ、カチ/] 𤢠
◆「獦牂カツソウ」、獣名、姿はサル(猿)に似て頭はイヌ(犬・狗)に似るという、同「猵狙ヘンショ」「【莊子集解:內篇:逍遙遊第一】猨猵狙以為雌(釋文猵徐敷面反郭李音偏司馬云猵狙一名獦牂似猨而狗頭憙與雌猨交)」
◆「獦狚カツタン」、未詳、「猲狙」の誤りではないかという「【康熙字典:巳集下:犬部:狙】…《山海經》北號之山有獸焉其狀如狼赤首而鼠目其音如豚名曰猲狙《註》郭璞曰猲狙音葛苴○按韻書引山海經皆作獦狚」「【康熙字典:巳集下:犬部:狚】…《廣韻》獦狚出山海經○按山海經本作狙郭讀平聲諸書引之皆作狚疑誤」
風部
黑部
𤡣犬3+12=総画数15 U+24863 [キョ、コ/]
◆「𤝙𤡣キョキョ」、獣名、姿はラバ(騾馬)に似て小形だという
𤡤犬3+12=総画数15 U+24864 [ドウ、ノウ、ドウ、ヌ/]
◆毛が濃く長くふさふさとした犬(また獣)、同「㺜」
◆犬が餌を食うさま
◆「朱𤡤シュジュ」、姿はキツネ(狐)に似て魚のような翼(胸鰭か?)があるという、同「朱獳」「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:𤡤】𤡤通獳正音獳朱獳獸名似狐而魚翼出則國有恐也」「【山海經:東山經】其狀如狐而魚翼其名曰朱獳(音儒)其鳴自叫見則其國有恐」
𤡥犬3+12=総画数15 U+24865 [ガン、ゲン、カン、ケン/] 𤡦
◆犬が激しく吠え合い争うさま、またその声
𤡦犬3+12=総画数15 U+24866 [ガン、ゲン、カン、ケン/] 𤡥
◆犬が激しく吠え合い争うさま、またその声
𤡨犬3+12=総画数15 U+24868 [チョウ、ジョウ/]
◆獣が(ウサギ兎のように)すばしこく走り逃げるさま、同「𤣆」「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤡨】直闔切獸走皃」
𤡩犬4+12=総画数16 U+24869 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷二:平聲:真第十七:獜鏻】說文健也引詩盧獜獜或从金亦書作𤡩」「【康熙字典:巳集下:犬部:獜】…𤡩《篇海》力丁切音鈴同上」
𤡪犬3+12=総画数15 U+2486A [スイ、ズイ/] 𤢍𤢩
◆牝(めす)のブタ(豚)
𤡫犬3+12=総画数15 U+2486B [レキ、リャク/] 𧴠㺡
◆獣名、未詳「【集韻:卷十:入聲下:錫第二十三:{⿰豸歴}{⿰犭歴}𤢴{⿰犭𠩵}】獸名」
𤡬犬3+12=総画数15 U+2486C [キ/]
◆人名用字「【後漢書:卷八十二:列傳第四十二】…篆不得已乃歎曰吾生無妄之世值澆羿之君(…*1浞因*2羿室生澆及𤡬…)(「*1浞」は「寒浞カンサク」、「*2羿」は「后羿コウゲイ」、「𤡬」はその子)
𤡮犬3+12=総画数15 U+2486E [ゼン、ネン/] 𤢅
◆「猓𤡮カゼン」、オナガザル科に属するサルの一種
𤡯犬3+12=総画数15 U+2486F [シャク/] 獡𤢧
◆犬が驚くさま、また怯(おび)えるさま、「獡獡シャクシャク(人を警戒して寄り付かないさま)」、同「𤢴」
注解:「獡」
𤡱犬3+12=総画数15 U+24871 [ケイ/]
◆「獴𤡱ボウケイ」、姿はサル(猿)に似るが小形でよく鼠を捕るという「【正字通:巳集下:犬部:𤡱】古惠切音桂獴𤡱蜼之小者紫黑色能捕䑕廣志曰獴𤡱有黑白黃者暹羅最良捕䑕捷於家貓一名蒙頌本作蒙䝿俗作獴𤡱」
𤡳犬3+12=総画数15 U+24873 [シン/] 𤡻𤡃𤡋𤡄𤟸
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)(【文選】は《欽定四庫全書》《摛藻堂四庫全書薈要》本などや【六臣註文選】など多数あるが各本で「𤡻」の字形がかなり異なる、全て異体字とした)
𤡴犬4+12=総画数16 U+24874 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:{⿰(⿱罒虫)犬}】集韻與獨同」「【康熙字典:巳集下:犬部:𤝠】《集韻》{⿰(⿱罒虫)犬}古作𤝠」(いずれも「𤡴」とはやや字形が異なる上に、「【集韻:卷九:入聲上:屋第一:𤢜𤟩𤝠】𤢜𤞞獸名如虎而豕𩯓古作𤟩𤝠通作獨」は「𤟩」)
𤡵犬4+12=総画数16 U+24875 [レイ、ライ/] 戾𢨾𤟵
◆(犬が扉の下から出ようとして体を)捩(よじ)る
◆捩(ね)じ曲げる、捻(ひね)り回す
◆逆方向に向く、逆らう、道義や道理に反する、「あるべき本来の姿ではない或いはそれに反している」の意
◆至る、届く
𤡹犬3+12=総画数15 U+24879 [未詳/]
◆未詳
𤡻犬3+12=総画数15 U+2487B [シン/] 𤡳𤡃𤡋𤡄𤟸
◆「𤡻猭シンテン」、(びっしりと生い茂った竹林が)途切れずに続いているさま「【文選:卷十七:音楽上:洞簫賦】處幽隱而奧庰兮密漠泊以𤡻猭(…𤡻猭相連延貌…)(【文選】は《欽定四庫全書》《摛藻堂四庫全書薈要》本などや【六臣註文選】など多数あるが各本で「𤡻」の字形がかなり異なる、全て異体字とした)
𤡼犬3+12=総画数15 U+2487C [リュウ、ル/] 𤠑
◆「執𤡼シツリュウ」、イヌ(狗、小形のイヌ)名、未詳
◆タケネズミ(竹鼠)、タケネズミ科のネズミ(鼠)、同「䶉」
𤢂犬3+12=総画数15 U+24882 [ス/]
◆「𤠫𤢂リス」、同「傈僳」、リス族、中国雲南省・ミャンマー・タイなどに住む少数民族
𤢃犬3+12=総画数15 U+24883 [キョウ、ギョウ/] 獢𤠬
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の短い犬、「猲獢ケツキョウ」、鼻口部が長い犬を「獫」
𤢅犬3+12=総画数15 U+24885 [ゼン、ネン/] 𤡮
◆「猓𤢅カゼン」、オナガザル科に属するサルの一種
𤢆犬3+12=総画数15 U+24886 [未詳/]
◆未詳
𤢇犬3+12=総画数15 U+24887 [ヴォ/]
◆[喃]未詳
𤢍犬3+12=総画数15 U+2488D [スイ、ズイ/] 𤡪𤢩
◆牝(めす)のブタ(豚)
犬3+13=総画数16 U+3E9B [シュ、ス/] 𤟨
◆地名、未詳「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㺛】之喻切鄉名又亭名」「【廣韻:去聲:遇第十:注:㺛】郷名在河南」
犬3+13=総画数16 U+3E9C [ドウ、ノウ/] 𤣜𤡠
◆毛が濃く長くふさふさとした犬(また獣)、同「𤡤」
犬3+13=総画数16 U+7365 [ケキ、ゲキ/]
◆オオカミ(狼)の子
犬3+13=総画数16 U+7367 [ケン/]
◆敏捷なさま、動きが素早いさま、すばしこいさま、同「𨆈」
◆信念や意志が堅固で自分の意に添わないことはしないさま、度量や見識が狭小で自分の意に添わないことはしないさま、同「狷」
◆気が短くせっかちなさま、性急なさま、同「狷」
犬3+13=総画数16 U+7368 [トク、ドク/ひと・り]
◆一人、一人だけ、同「独」
◆一つ、ただ一つ、同「独」
◆「獨𤞞トクヨク」、獣名、姿はトラ(虎)に似て体は白く頭は犬に似る、ウマ(馬)のような尾と豕(いのこ、イノシシ(猪))のような鬣(たてがみ)があるという「【山海經:北山經】又北三百里北囂之山…有獸焉其狀如虎而白身犬首馬尾彘鬣名曰獨𤞞…」
漢字林(非部首部別)
筆順
犬3+13=総画数16 U+7369 [ワイ、エ/]
◆「獩貊ワイバク」、古代の少数民族の名、現中朝国境付近に在った
犬3+13=総画数16 U+736A [カイ、ケ/]
◆狡(ずる)い、すばしこい(すばしっこい)、するりと身を躱(かわ)してうまく逃(のが)れる、狡賢(ずるがしこ)い、「狡猾コウカツ」「狡獪コウカイ」「【廣韻:去聲:至第六:儈:獪】狡獪小兒戲」
筆順
犬3+13=総画数16 U+736B [ケン/]
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の長い犬、鼻口部が短い犬を「猲獢ケツキョウ」
◆体は黒く頭が黄色い犬
◆「獫狁ケンイン」、古代の中国北方の異民族の名、同「玁狁」、【廣韻】ば夏代(前21世紀~前17世紀)に「獯鬻クンイク」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の西周代(前1046年~前771年)の名とする「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
筆順
犬3+13=総画数16 U+736C [カイ、ゲ/] 𧴛𦏘𤛳
◆「獬豸カイチ」、神獣の名、姿はヒツジ(羊)或いはウシ(牛)に似て角(つの)が一本あり、曲直キョクチョク(正邪)をよく判断するとされ、争(あらそ)いごとがあると理リ(道理、正当性)のない方を角で触れるという、同「解𢊁」「𧳊𧳋」
◆「獬豸冠カイチカン」、古代の司法の官吏カンリ(役人)が被(かぶ)る冠
筆順
犬3+13=総画数16 U+736D [タツ、タチ、ダツ/かわうそ] 獺㺚𧴡
◆カワウソ(獺)、イタチ科カワウソ亜科の哺乳類、「水獺スイライ」
◆「獭祭ダッサイ」◇カワウソ(獺)が獲った魚(獲物)を並べること、祭礼の際に供物(獲物)を祭壇に並べることに似ていることから◇詩文を作る際に引用や参考にする書物を並べ置くこと
犬3+13=総画数16 U+7372 [カク、ワク/え・る] 𫉬
◆狩りで鳥獣を殺し捕(と)る、また狩りで捕った鳥獣など、「獲物(えもの、中国では「猎物」)」、生きたまま捕(つか)まえるのは「虜」「【康熙字典:申集中:虍部:虜】…《漢書·晉灼註》生得曰虜斬首曰獲…」
◆得る、手に入れる、「獲得カクトク」
◆簡「获」
筆順
犬3+13=総画数16 U+7374 [ボウ、モウ/]
◆マングースmongoose、マングース科の哺乳類
◆「獴𤡱ボウケイ」、姿はサル(猿)に似るが小形でよく鼠を捕るという「【正字通:巳集下:犬部:𤡱】獴𤡱蜼之小者紫黑色能捕䑕廣志曰獴𤡱有黑白黃者暹羅最良捕䑕捷於家貓一名蒙頌本作蒙䝿俗作獴𤡱」
鼠部
𡒦土部
𤢐犬3+13=総画数16 U+24890 [ヨウ、オウ/]
◆「𤢐𤝷ヨウコウ」、犬が言うことを聞かない(引いても動こうとしない)さま
𤢒犬3+13=総画数16 U+24892 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷五:上聲上:蟹第十二:𤢒𠏰】都買切豪強皃後魏時語莫𤢒獬」「【集韻:卷五:上聲上:蟹第十二:獬𠎿】𤢒獬豪強皃」「【正字通:巳集下:犬部:𤢒】俗廌字」
𤢓犬3+13=総画数16 U+24893 [キョ、コ/]
「𧳜」と男子の間に生まれる子、とされる「【康熙字典:酉集中:豸部:𧳜】…《神異經》𧳜西方獸名大如驢狀如猴善緣木純牝無牡羣居要路執男子合之而孕十月生𤢓《李時珍曰》貜無牝𧳜無牡此牝牡相反(但し【神異經】のどの部分を引いているのか未詳)
𤢔犬3+13=総画数16 U+24894 [ケツ、コチ、カツ、カチ/]
◆鼻口部ビコウブ(動物の鼻と口が突き出た部分)の短い犬、「猲獢ケツキョウ」、鼻口部が長い犬を「獫」
◆大声で脅(おど)す、同「喝」
◆「𤢔狙カツショ」、獣名、姿はオオカミ(狼)に似て、首は赤くネズミ(鼠)のような目で、ブタ(豚)のような声で鳴くという「【山海經:東山經】又東次四經之首曰北號之山…有獸焉其狀如狼赤首鼠目其音如豚名曰猲狙(葛苴二音)是食人…」
𤢖犬3+13=総画数16 U+24896 [ショウ/]
◆「山𤢖サンショウ」、山中に棲むという妖怪の名、一説に裸身で背丈は一丈、エビやカニを食うといい、また姿は人に似て裸身で背丈は四五尺、髪は五六寸であるという「【正字通:巳集下:犬部:𤢖】先彫切音宵山𤢖東方朔神異經西方㴱山有人長丈餘袒身捕鰕蟹就人火炙𩚀之名曰山𤢖其名自呼又劉義慶幽明錄東昌縣山中有物如人髮長五六寸能作呼嘯聲不見其形永嘉記安國縣有山鬼形如人一足長一尺許犯之能令人病韓愈征蜀聯句中矢類妖㺑卽山𤢖也別作魈舊本闕(但し「【神異經】西方深山中有山臊…」は「山臊」で「山𤢖」は見当たらなかった)
筆順
𤢘犬3+13=総画数16 U+24898 [ソ、ス/]
◆白い牲セイ(祭礼の際に神前に供える牛などの家畜)
𤢙犬3+13=総画数16 U+24899 [リョウ、ロウ/] 獠𤢸
◆松明(たいまつ)などの火で獣を追い立てる夜の狩猟、また狩りをする、同「䝤」
◆広西チワン族自治区・ベトナム北部周辺に住む民族の名、同「僚」 {広西壮族自治区}
𤢚犬4+13=総画数17 U+2489A [シュウ、シュ、ジュウ/けもの、けだもの] 獸獣兽
◆(特に野生の)全身に毛がある四足の動物、二足は「禽」
◆(祭祀の際に供える)干し肉「【儀禮:卷第十五:特牲饋食禮】棜在其南南順實獸於其上東首(順猶從也棜之制如今大木轝■■有四周下無足獸腊也)」
𤢜犬4+13=総画数17 U+2489C [トク、ドク/]
◆一人、一人だけ、同「獨」「【太平廣記:卷二百一:好尚:朱前疑】…前聞文王嗜昌𤢜…」隸續レイゾク「【隸續:卷一:防東尉司馬季徳碑】…滴喜{悠-亻+彳}𢚐𤢜𣠮繼(滂喜悠悠獨無繼…)」「【皇甫少玄集:原序】…蓋自居先大夫憂已盡詘時品而𤢜持上躅矣…」
𤢝犬4+13=総画数17 U+2489D [ゴウ/]
◆番犬として飼われる大形の猛犬
𤢞犬3+13=総画数16 U+2489E [バン、マン/] 獌𤡁䝢䝡𧴝
◆獣名、大きさは狗ク(犬や熊・虎のなどの子、或いは小形種)ほどで貍リ(ヤマネコやベンガルヤマネコの類)のような紋様があるという、「貙獌チュウバン」「【爾雅注疏:釋獸】貙獌似貍(《疏》字林云貙似貍而大一名獌郭云今山民呼貙虎之大者爲貙豻…)」「【說文解字注:犬部:獌】(郭云今貙虎也大如狗文似貍)」
𤢠犬3+13=総画数16 U+248A0 [カツ、カチ/]
◆「𤢠牂カツソウ」、獣名、姿はサル(猿)に似て頭はイヌ(犬・狗)に似るという、同「猵狙ヘンショ」「【莊子集解:內篇:逍遙遊第一】猨猵狙以為雌(釋文猵徐敷面反郭李音偏司馬云猵狙一名獦牂似猨而狗頭憙與雌猨交)」
◆「𤢠狚カツタン」、未詳、「猲狙」の誤りではないかという「【康熙字典:巳集下:犬部:狙】…《山海經》北號之山有獸焉其狀如狼赤首而鼠目其音如豚名曰猲狙《註》郭璞曰猲狙音葛苴○按韻書引山海經皆作獦狚」「【康熙字典:巳集下:犬部:狚】…《廣韻》獦狚出山海經○按山海經本作狙郭讀平聲諸書引之皆作狚疑誤」
犬3+14=総画数17 U+3E9F [チョク/]
◆サル(猿)の一種、獼猴ビコウ(アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル)に似るという「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:㺟】除卓切似獼猴而黃又作*(「【山海經廣注:卷二:西山經】有獸焉其狀如鹿而白尾馬足人手(郭曰前兩脚似人手)而四角名曰𤣎如(…司馬貞引經云鼻塗山有獸似鹿馬足人手四角名為*蠗是古木異同也梅氏云蠗即㺟猱)」がある)
◆大形のサル(猿)、同「玃」「【正字通:巳集下:犬部:㺟】㺟𤣓皆玃之譌」
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:覺第四:㺟】獸名似鹿白尾(「𤣓」を誤ったものか?)
犬3+14=総画数17 U+736E [セン/] 𤣗𤣔𤣝𤣐狝
◆(天子や領主が)秋に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
犬3+14=総画数17 U+736F [クン/]
◆「獯鬻クンイク」、古代の中国北方に居住していた民族の名、同「葷粥」、【廣韻】は西周代(前1046年~前771年)に「獫狁ケンイン」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の夏代(前21世紀~前17世紀)の名とする、同「葷粥」「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
犬3+14=総画数17 U+7370 [ノウ、ニョウ、ドウ/]
◆性格や顔付き・目付きなどが悪いさま、「獰劣ドウレツ(醜みにくいさま)」
◆「猙獰ソウドウ」、性格や顔付き・目付きなどが悪いさま、凶悪・凶暴なさま
筆順
犬3+14=総画数17 U+7371 [ヒン、ビン/]
◆カワウソ(獺、カワウソ亜科の哺乳動物)の別名、またその類、同「猵」
筆順
犬3+14=総画数17 U+7373 [ドウ、ヌ、ジュ、ニュウ/]
◆犬が怒るさま、怒ったような顔付きをしている犬、同「獳」「𤟦」
◆「朱獳シュジュ」、姿はキツネ(狐)に似て魚のような翼(胸鰭か?)があるという「【山海經:東山經】其狀如狐而魚翼其名曰朱獳(音儒)其鳴自叫見則其國有恐」
𤢪犬3+14=総画数17 U+248AA [リョウ/かり] 猟獵獵𡗇
◆犬を放って禽獣を追い掛け捜し出し捕える、狩りをする、「猟」は日本での「狩」と同義、但し「狩」は本来「冬の狩り」を指す、春の狩りを「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏を「猫ビョウ」、秋を「獮セン」
◆(獲物を)追い掛け捜し求める、漁(あさ)る
𤢮犬3+14=総画数17 U+248AE [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤢮】余強切音羊見篇韻」
𤢯犬3+14=総画数17 U+248AF [リン/]
◆犬の元気なさま
◆獣名、姿は犬に似てトラ(虎)のような爪を持ち甲羅コウラがあるという「【山海經:中山經】…有獸焉其狀如犬虎爪有甲其名曰獜(言體有鱗甲…)善駚𤘝(跳躍自撲也…)食者不風(不畏天風)」
犬3+15=総画数18 U+3E9D [カン、ゲン/]
◆凶暴な犬
◆トラ(虎)またトラのように吼える声
犬3+15=総画数18 U+3EA0 [ユウ、ユ/] 狖𤝨𤜴𤟊𤣛㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
犬3+15=総画数18 U+7375 [リョウ/かり] 猟獵𤢪𡗇
◆犬を放って禽獣を追い掛け捜し出し捕える、狩りをする、同「猎」、「猟」は日本での「狩」と同義、但し「狩」は本来「冬の狩り」を指す、春の狩りを「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏を「猫ビョウ」、秋を「獮セン」
◆(獲物を)追い掛け捜し求める、漁(あさ)る
◆簡「猎」
筆順
犬3+15=総画数18 U+7376 [ドウ、ノウ、ユウ/]
◆サル(猿)、オナガザル科マカク属に属するサル
◆犬が驚くさま
◆「獶獀ノウソウ」、中国南部からベトナム北部一帯に産する名犬の名、同「獿獀」
犬3+15=総画数18 U+7377 [コウ、キョウ/] 𤣊犷
◆性格が粗暴ソボウなさま、粗暴で懐(なつ)かないさま、人のいうことに従わないさま
犬4+15=総画数19 U+7378 [シュウ、シュ、ジュウ/けもの、けだもの] 獣𤢚兽
◆(特に野生の)全身に毛がある四足の動物、二足は「禽」
◆(祭祀の際に供える)干し肉「【儀禮:卷第十五:特牲饋食禮】棜在其南南順實獸於其上東首(順猶從也棜之制如今大木轝■■有四周下無足獸腊也)」
筆順
𤢩犬3+15=総画数18 U+248A9 [スイ、ズイ/] 𤡪𤢍
◆牝(めす)のブタ(豚)
𤢴犬3+15=総画数18 U+248B4 [シャク、レキ/]
◆犬が驚くさま、また怯(おび)えるさま、同「𤡯」
◆未詳「【集韻:卷十:入聲下:錫第二十三:{⿰豸歴}{⿰犭歴}𤢴{⿰犭𠩵}】獸名」
𤢸犬3+15=総画数18 U+248B8 [リョウ、ロウ/] 獠𤢙
◆松明(たいまつ)などの火で獣を追い立てる夜の狩猟、また狩りをする、同「䝤」
◆広西チワン族自治区・ベトナム北部周辺に住む民族の名、同「僚」 {広西壮族自治区}
𤢹犬3+15=総画数18 U+248B9 [ルイ/] 𤡂
◆ムササビ(鼺鼠)やモモンガ(鼯鼠)などを含むリス科の滑空する哺乳類、「飛𤢹ヒルイ」、別名「鸓鼠・鼺鼠ルイソ」「飛鸓・飛蠝・飛𤢹ヒルイ」「飛鼠ヒソ」「鼯鼠ゴソ」
𤢺犬3+15=総画数18 U+248BA [ケツ/]
◆犬名、豕(いのこ)の鬣(たてがみ)のような毛と鱗(うろこ)があり怒ったような顔付きをしているという「【山海經:中山經】有獸焉名曰𤢺其狀如獳犬而有鱗其毛如彘鬣」
𤢻犬3+15=総画数18 U+248BB [セイ、シ/] 狾𤠹𢢐
◆(犬が)狂う、狂ったように暴れる、同「瘈」
◆凶暴な犬、狂犬、同「猘」
犬3+16=総画数19 U+3EA1 [レキ、リャク/] 𧴠𤡫
◆獣名、未詳「【集韻:卷十:入聲下:錫第二十三:{⿰豸歴}{⿰犭歴}𤢴{⿰犭𠩵}】獸名」
犬3+16=総画数19 U+7379 [ロ、ル/]
◆古代中国の韓カン(現河南省の北部)に産した良犬の名、宋産の良犬を「㹱」
犬3+16=総画数19 U+737A [タツ、タチ、ダツ/かわうそ] 獭㺚𧴡
◆カワウソ(獺)、イタチ科カワウソ亜科の哺乳類、「水獺スイライ」
◆「獺祭ダッサイ」◇カワウソ(獺)が獲った魚(獲物)を並べること、祭礼の際に供物(獲物)を祭壇に並べることに似ていることから◇詩文を作る際に引用や参考にする書物を並べ置くこと
筆順
犬4+16=総画数20 U+737B [ケン、コン/たてまつ・る] 献𤟜𤣉𤡎
◆神や祖先にお供えを奉(ささ)げる
◆目上の人や大切な客人に品物や酒食などを差し上げる
◆故事や物事によく通じる、またその人、それらを記録に留めたものが「文献」
漢字林(非部首部別)
筆順
𤣆犬3+16=総画数19 U+248C6 [レン/]
◆獣が(ウサギ兎のように)すばしこく走り逃げるさま、すばしこく草叢(くさむら)や木の上などに逃げ込むさま、「𤣆猭レンテン」、同「𤡨」
𤣈犬3+16=総画数19 U+248C8 [未詳/]
◆未詳
注解:「𤣆」の訛字か?
𤣉犬4+16=総画数20 U+248C9 [ケン、コン/たてまつ・る] 献獻𤟜𤡎
◆神や祖先にお供えを奉(ささ)げる
◆目上の人や大切な客人に品物や酒食などを差し上げる
◆故事や物事によく通じる、またその人、それらを記録に留めたものが「文献」
𤣊犬3+16=総画数19 U+248CA [コウ、キョウ/] 獷犷
◆性格が粗暴ソボウなさま、粗暴で懐(なつ)かないさま、人のいうことに従わないさま
犬3+17=総画数20 U+3EA5 [サン、ゼン/]
◆狡(ずる)いさま、狡猾コウカツなさま、同「毚」
◆犬の声
犬3+17=総画数20 U+3EA6 [レン/] 𤣆
◆獣が(ウサギ兎のように)すばしこく走り逃げるさま、すばしこく草叢(くさむら)や木の上などに逃げ込むさま、「𤣆猭レンテン」、同「𤡨」
犬3+17=総画数20 U+737C [ビ、ミ/] 猕𤝝
◆「獼猴ビコウ」、アカゲザル(赤毛猿)などのオナガザル科マカク属に属するサル
犬3+17=総画数20 U+737D [ジョウ、ニョウ/]
◆キンシコウ(金絲猴、オナガザル科シシバナザル属のサル)と同属のサル
風部
𤣍犬3+17=総画数20 U+248CD [レイ、リョウ/] 狑𤣤
◆犬名、未詳、【集韻】は秦シン(国名か地名か未詳)の良犬の名という「【集韻:卷四:平聲四:青第十五:狑𤣍𤣤】良犬也秦有狑…」
◆未詳「【赤雅:卷一:鳥{⿱立(単-⺍)}】…鳥毳之粗布于狑獞謂之鵝罽…」
◆未詳「【赤雅:卷一:狑人狙人】…卉衣鳥言重譯四姓狑外曰狙其風罔聞意莊生所謂狙公云」
𤣎犬3+17=総画数20 U+248CE [エイ、ヨウ/]
◆「𤣎如エイジョ」、獣名、姿は鹿に似て四本の角(つの)があり尾は白い、(前)脚は馬のようで足は人の手に似るという、別名「玃如カクジョ」「【山海經廣注:卷二:西山經】有獸焉其狀如鹿而白尾馬足人手(郭曰前兩脚似人手)而四角名曰𤣎如…」
𤣐犬3+17=総画数20 U+248D0 [セン/] 獮𤣗𤣔𤣝狝
◆(天子や領主が)秋に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
犬3+18=総画数21 U+737E [カン/]
◆アナグマ(穴熊)、イタチ科アナグマ属の哺乳類、同「貛」
◆「豬獾チョカン」、ブタバナアナグマ、イタチ科ブタバナアナグマ属の哺乳類、同「豬貛」
◆「鼬獾ユウカン」、イタチアナグマ(鼬穴熊)、イタチ科イタチアナグマ属の哺乳類
犬3+18=総画数21 U+F9A7 [リョウ/かり] 猟獵𤢪𡗇
◆犬を放って禽獣を追い掛け捜し出し捕える、狩りをする、「猟」は日本での「狩」と同義、但し「狩」は本来「冬の狩り」を指す、春の狩りを「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏を「猫ビョウ」、秋を「獮セン」
◆(獲物を)追い掛け捜し求める、漁(あさ)る
𤢧犬3+18=総画数21 U+248A7 [シャク/] 獡𤡯
◆犬が驚くさま、また怯(おび)えるさま、「獡獡シャクシャク(人を警戒して寄り付かないさま)」、同「𤢴」
𤣓犬3+18=総画数21 U+248D3 [キャク、カク/]
◆大形のサル(猿)、同「貜」「㺟」
◆「𤣓如カクジョ」、獣名、姿は鹿に似て四本の角(つの)があり尾は白い、(前)脚は馬のようで足は人の手に似るという、別名「𤣎如エイジョ」「【山海經廣注:卷二:西山經】有獸焉其狀如鹿而白尾馬足人手(郭曰前兩脚似人手)而四角名曰𤣎如(…駢雅曰鹿四角為𤣎如或作玃如廣雅曰西方有獸焉如鹿白尾馬足人手四角其名曰玃如…)」
𤣔犬3+18=総画数21 U+248D4 [セン/] 獮𤣗𤣝𤣐狝
◆(天子や領主が)秋に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
𤣕犬3+18=総画数21 U+248D5 [未詳/]
◆「𤟰𤣕(音未詳)」、安南アンナン(現ベトナム中部)の民族の名、苗族ミャオゾク(中国東南部からインドシナ北部の山岳地帯に住む少数民族の名)の後裔コウエイ(子孫)という「【皇清職貢圖:卷一】𤟰𤣕交州苖裔在安南境內先隸交酋管轄因與滇省接壤」
犬3+19=総画数22 U+737F [ドウ、ノウ/]
◆犬が驚いて盛んに吠えるさま
◆サル(猿)の一種、オナガザル科に属するサル、同「獶」「夒」
◆「獿人ドウジン」、壁塗りが巧みな人、「サルのように高いところに登っての作業が巧み」の意であろうか
◆「獿獀・獶獀ノウソウ」、中国南部からベトナム北部一帯に産する名犬の名
犬3+19=総画数22 U+7380 [ラ/]
◆「玀玀ララ」、同「猓玀カラ」、彝族イゾク(多く中国南東部に居住する民族の名)の旧称
◆「豬玀チョラ」◇ブタ(豚、家畜化されたイノシシ猪)◇人を罵(ののし)る時に使う言葉
𤣗犬3+19=総画数22 U+248D7 [セン/] 獮𤣔𤣝𤣐狝
◆(天子や領主が)秋に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
𤣙犬3+19=総画数22 U+248D9 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:巳集:犬部:𤣙】字義總略曰此俳𤣙字作優非」
𤣜犬3+19=総画数22 U+248DC [ドウ、ノウ/] 㺜𤡠
◆毛が濃く長くふさふさとした犬(また獣)、同「𤡤」
犬3+20=総画数23 U+7381 [ケン/] 𤞤
◆「玁狁ケンイン」、古代の中国北方の異民族の名、同「獫狁」、【廣韻】ば夏代(前21世紀~前17世紀)に「獯鬻クンイク」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の西周代(前1046年~前771年)の名とする「【太平御覽:卷第七百九十九四:四夷部二十:北狄一:揔敘北狄上】…文王之時西有昆夷之患北有玁狁之難…(「文王」は周朝の始祖)「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
筆順
犬3+20=総画数23 U+7382 [キ、ゴ/]
◆犬が一頭の子を産む、一頭だけで生まれた子犬、同「𤡆」「猔」、双子は「獅シ」、三つ子は「猣ソウ」「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂(「師」は「獅」)
犬3+20=総画数23 U+7383 [キャク、カク/] 𤣓
◆大形のサル(猿)、同「貜」「㺟」
◆「玃如カクジョ」、獣名、姿は鹿に似て四本の角(つの)があり尾は白い、(前)脚は馬のようで足は人の手に似るという、別名「𤣎如エイジョ」「【山海經廣注:卷二:西山經】有獸焉其狀如鹿而白尾馬足人手(郭曰前兩脚似人手)而四角名曰𤣎如(…駢雅曰鹿四角為𤣎如或作玃如廣雅曰西方有獸焉如鹿白尾馬足人手四角其名曰玃如…)」
𤣛犬3+20=総画数23 U+248DB [ユウ、ユ/] 狖𤝨𤜴𤟊㺠㹨
◆体が黒いオナガザル(尾長猿)、オナガザル科の哺乳類、同「貁」
𤣝犬3+20=総画数23 U+248DD [セン/] 獮𤣗𤣔𤣐狝
◆(天子や領主が)秋に行う狩り、春は「蒐シュウ」「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
𤣤犬3+24=総画数27 U+248E4 [レイ、リョウ/] 狑𤣍
◆犬名、未詳、【集韻】は秦シン(国名か地名か未詳)の良犬の名という「【集韻:卷四:平聲四:青第十五:狑𤣍𤣤】良犬也秦有狑…」
◆未詳「【赤雅:卷一:鳥{⿱立(単-⺍)}】…鳥毳之粗布于狑獞謂之鵝罽…」
◆未詳「【赤雅:卷一:狑人狙人】…卉衣鳥言重譯四姓狑外曰狙其風罔聞意莊生所謂狙公云」


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