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[辞典・用語][新漢字辞典][十画]

「総画数索引」

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番外 付録


【乘】 丿1+9=総画数10 U+4E58 [ショウ、ジョウ/の・る、の・せる]
◆高台(たかだい、周りからは一段と高く人や物が乗ることができるようなところ)に登(のぼ)る、馬や車・舟などの台ダイに上(あ)がる
◆(人が乗るための)馬や車・舟など(乗り物)
◆よい機会を捕(と)らえ(上に乗って)これを利用する
◆掛け算をする、掛け算
◆車一台を馬四頭で引く馬車・兵車ヘイシャ、また広く乗り物を指す、同「𨍱」「𨌤」
◆四つで一組になるもの「【管子:卷一:乘馬】…一乘者四馬也…」
◆史書、歴史書
◆仏教の教えの一つ、「大乘」「小乘」
【剩】刀2+10=総画数12 U+5269 [ショウ、ジョウ/あまつさ・え、あま・る]
◆余(あま)る、余り、必要な分を除いた後の残り、残る
◆あまつさ・え、その上に
【修】 人2+8=総画数10 U+4FEE [シュウ、シュ、ス/おさ・める]
◆荒々しいところ・ごつごつしたところを取り除いて形を整える、足りないところ・欠けているところを補いてすっきりした形にする
◆足りないところ・欠けているところを補い必要なことを身に付ける、学問や技術などを学び身につける
◆すらりとして長い、すらりと高い
【蓚】艸3+10=総画数13 U+84DA [シュウ/]
◆[日]「蓚酸シュウサン」、構造式HOOC-COOH、中国名「草酸ソウサン」「酢漿草酸サクショウソウサン」、英名oxalic acid
【倉】 人2+8=総画数10 U+5009 [ソウ/くら]
◆穀物などを貯蔵するための屋根のある建物、特に方形の建物、円形は「囷キン」
◆物や人を収容する、またそのための建物
◆慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま、「倉猝ソウソツ」
【創】刀2+10=総画数12 U+5275 [ソウ、ショウ/はじ・める]
◆傷(きず)、切り傷、同「瘡」
◆傷付ける、刃物で切り込みを入れる、彫(ほ)る、彫り込む、同「𠛂」
◆(まず刃物で切り込みを入れるところから始めるの意で)仕事をし始める、ものを作り(造り)始める、同「刱」
◆新たに作る、初めて作り出す
【愴】心3+10=総画数13 U+6134 [ソウ、ショウ/]
◆心が傷つく、心や身が切り刻まれるように痛む
◆「愴然ソウゼン」、傷つき悲しむさま
◆「悽愴・凄愴セイソウ」、寒さが(悲しみや辛さが)体に突き刺さるさま、また身に沁(し)みるさま
【搶】手3+10=総画数13 U+6436 [ショウ、ソウ/]
◆向かって来るもの対してまっすぐに突く、また突き刺す
◆突き進む、先を争う
◆擦(こす)り取る、掠(かす)め取る
【槍】木4+10=総画数14 U+69CD [ショウ、ソウ/やり]
◆長い棒の先に矛(ほこ、両刃の剣)を付け、刀剣よりも離れた位置から突き刺す・斬(き)るなどができるようにした武器
◆鉄砲、銃、同「鎗」
◆突く、突き進む
◆田畑の土を掘り起こして雑草を取り除く道具、鋤(すき)、同「耨」
【滄】水3+10=総画数13 U+6EC4 [ソウ/]
◆濃く深みのある青色、青緑色、水が深いところの水の色
◆寒い、寒々(さむざむ)しい、冷たい、冷え冷え(ひえびえ)した、同「凔」
【瘡】疒5+10=総画数15 U+7621 [ソウ、ショウ/かさ]
◆皮膚にできた切り傷、同「創」
◆かさ、皮膚にできる腫(は)れ物、出来物(できもの)
◆傷や腫れ物が治(なお)った後に残る痕(あと)
【艙】舟6+10=総画数16 U+8259 [ソウ/]
◆船倉センソウ、船蔵(ふなぐら)、船の内部の荷物・貨物・備品などを収納する部屋・区画
【蒼】艸3+10=総画数13 U+84BC [ソウ/あお、あお・い]
◆深い青色、緑がかった濃い青色
◆「蒼天ソウテン」「「上蒼ジョウソウ」穹蒼キュウソウ」、頭上高く大きく広がる青々とした空(そら)、天空テンクウ
◆青黒いさま、青褪(蒼褪、あおざ)めるさま
◆慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま、同「倉」
◆「蒼耳ソウジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草
【蹌】足7+10=総画数17 U+8E4C [ショウ、ソウ/]
◆「蹌蹌ソウソウ」、さっさっと淀みなく進むさま、颯爽としたさま、進み方が舞うように優雅なさま
◆「踉蹌ロウソウ」「蹌踉ソウロウ」、蹌踉(よろ)めくように行くさま
【鎗】金8+10=総画数18 U+9397 [ソウ、ショウ/やり]
◆三本足の鼎(かなえ)の類、同「鏿」
◆金属が打ち当たる音、同「鏿」
◆やり、長い棒の先に矛(ほこ、両刃の短い剣)を取り付け突き刺せるようにした武器、同「槍」
◆鉄砲、銃、同「槍」
【兼】 八2+8=総画数10 U+517C [ケン/か・ねる]
◆穀物を両手に握り持つ、穀物(禾)を片手だけに持つのは「秉」、これを二つ並べた「𥡝」の簡略字が「兼」
◆か・ねる、幾つかの物事を併(あわ)せる、また併せ持つ
◆幾つかの物事を同時にする、また受け持つ
◆[日]か・ねる、~できない
◆古「𥡝」
【嫌】女3+10=総画数13 U+5ACC [ケン、ゲン/いや、きら・う]
◆好きでない、どこか意に沿わないところがある、同「慊」、「嫌悪ケンオ」
◆何となく避けた方が良いような気がする、憚(はばか)る
◆何かしら心に引っ掛る(ひっかかる)ものがある、疑わしい、同「慊」、「嫌疑ケンギ」
【廉】广3+10=総画数13 U+5EC9 [レン/かど]
◆建物の外と内を区切る境目、外(あちら、向こう側)と内(こちら、手前側)との区切り・境目
◆建物や部屋の角(かど)また隅(すみ)、「向こう側と手前側の区切り・境目となるところ」の意
◆けじめ、「守るべきことかどうかの区切り・境目」の意
◆自らをしっかりと戒(いまし)めけじめを守る
◆無闇(むやみ)に利益を追い求めない、度を越した欲がない
◆[日]かど、限定的な或いは特定の事柄・理由
【慊】心3+10=総画数13 U+614A [ケン、キョウ/]
◆もの足りない、満足できない、同「歉」「嗛」
◆嫌う、どこか意に沿わないところがある、同「嫌」
◆引っ掛る(ひっかかる)ものがあってすっきりしない、疑わしい、同「嫌」
◆快(こころよ)いさま、心が満たされるさま、心穏(おだ)やかなさま、同「謙」「惬」
【歉】欠4+10=総画数14 U+6B49 [ケン、カン/]
◆作物の出来が悪い、収穫量が少ない
◆(食料が)不足する、足りない、同「嗛」
◆(食べ物が少なくて)もの足りない、満足できない、同「慊」「嗛」「䭑」
【蒹】艸3+10=総画数13 U+84B9 [ケン/]
◆穂が出揃う前の細く青々としたオギ(荻、イネ科ススキ属の草)、或いはアシ(葦、イネ科ヨシ属の草)、同「薕」、「菼」「薍」「萑」参照
【謙】言7+10=総画数17 U+8B19 [ケン/へりくだ・る]
◆人を敬い譲って自分は控え目にする、慎み深い
◆快(こころよ)いさま、心が満たされるさま、心穏(おだ)やかなさま、同「慊」
【賺】貝7+10=総画数17 U+8CFA [タン、デン/すか・す]
◆安く仕入れたものを高値で(仕入値の倍で)売る、またそれによって多くの利益を得る、同「𧸖」‡「【集韻:卷八:去聲下:陷第五十八:賺】直陷切廣雅賣也一曰市物失實」‡‡「【正字通:酉集中:貝部:賺】倉暗切音暫重賣也錯也」‡
◆[日]煽(おだ)てる、煽て騙(だま)す、煽てて機嫌を取る
【鎌】金8+10=総画数18 U+938C [レン/かま]
◆三日月形の刃に柄が付いた草を刈る道具、一般には"Γ"字形をしており引っ掛けて引き切るもの、またそのような形の武器、「鐮刀レントウ」、同「劆」
◆稜リョウ、二つの面が合わさってできる線状の角(かど)
【冓】 冂2+8=総画数10 U+5193 [コウ、グ/]
◆木などを井桁状に組む、また(揺らいだり崩れたりしないように)組んで積み上げる
【媾】女3+10=総画数13 U+5ABE [コウ、ク/あ・う]
◆結婚する、縁組する
◆親しい関係になる、互いに意を通じ合う
◆構精コウセイする、性交する
【搆】手3+10=総画数13 U+6406 [コウ、ク/]
◆構(かま)える、組み上げる、組み立てる
【構】木4+10=総画数14 U+69CB [コウ、ク/かま・える、かま・う]
◆材木をしっかりと組んで建物を作る、また出来上がった建物
◆(建物・作品・組織など)幾つかの素材や要素を組み合わせて作り上げる、また組み立て上がったもの
◆組み立てる、成り立たせる
◆簡「构」
◆[日]かま・える、身や心の形を整える
◆[日]かま・う、人にあれこれと関わる
【溝】水3+10=総画数13 U+6E9D [コウ、ク/みぞ]
◆両側を木や石を組んで作った水路、用水路
◆田畑の間に通した用水路、井田制(周代の税法)では「井(一里四方の土地を縦横それぞれ三分して九区画に分け、八戸に一区画ずつ与え、中央の一区画を八戸で共同耕作し、そこからの収穫を税としたもの)」の境界となる幅四尺・深さ四尺の水路 「洫」参照
◆筋状に続いている窪み
◆(溝を掘って)隔(へだ)てる、境界
◆10の32乗
【篝】竹6+10=総画数16 U+7BDD [コウ、ク/かがり]
◆伏籠(ふせご)、薫籠クンロウ、火や香炉コウロの上に伏せて被(かぶ)せる半球状の籠、その上に衣類などを置いて乾かしたり(温めたり)香りを移したりなどする、同「簼」「笿」
◆かがり、木を組み重ねて焚(た)く、「篝火コウカ(かがりび)」
◆背負って荷を運ぶための竹製の籠(かご)
【覯】見7+10=総画数17 U+89AF [コウ、ク/]
◆偶然(思い掛けなく)出会う、出合う、遭遇ソウグウする
【講】言7+10=総画数17 U+8B1B [コウ/]
◆相手に分かるように説(と)く、解説・説明する
◆互いに相手の立場を理解し合う、和解ワカイする、「講解コウカイ」「講和コウワ」
【購】貝7+10=総画数17 U+8CFC [コウ、ク/あがな・う]
◆財貨を出して欲しいものを手に入れる、買う、「購買コウバイ」「購入コウニュウ」
◆賞金を掛け欲しいものを募(つの)る、「購募コウボ」
◆タカヨモギ(高蓬)、キク科ヨモギ属の草、別名「蔏蔞ショウロウ」「蔞蒿ロウコウ」
【遘】辵4+10=総画数14 U+9058 [コウ、ク/]
◆出合う、出会う
【冢】 冖2+8=総画数10 U+51A2 [チョウ、チュウ/つか]
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「塚」、平らなものは「墓」、但し後代では「墓」と「冢」とは区別はされなくなった
◆立派な、高い、大きい
◆「冢宰チョウサイ」、周代(西周、前11世紀~前256年)に創設された官職名で六卿リッケイ(冢宰・司徒・宗伯・司馬・司寇・司空)の最上位の官名、後の周代(北周、557年~581年)頃からは吏部尚書リブショウショ(吏部の長官)を指すようになったという
【塚】土3+9=総画数12 U+585A [チョウ、チュウ/つか]
◆土を高く盛り上げた大きな墓、同「冢」
◆[日]土を丸く盛り上げたもの、高く盛り上がったところ
注解:別「塜」
【冥】 冖2+8=総画数10 U+51A5 [メイ、ミョウ/くら・い]
◆明かりが遮(さえぎ)られて暗い、暗くてはっきり見えない、同「暝」
◆奥深くて良く見えない、良く分からない
◆道理に暗い、物事に通じていない
◆死後の世界、あの世
【幎】巾3+10=総画数13 U+5E4E [ベキ、ミャク/]
◆目隠(めかく)しなどのために周(まわ)りを覆(おお)う帷(とばり、帳)
◆覆う、覆い布
◆死者の顔を覆う布、四角い布の四角(よすみ)に紐をつけ、布で顔を覆い頭の後ろで結ぶという‡「【禮記注疏(禮記正義):卷十二:士喪禮】幎目用緇方尺二寸䞓里著組繫(《疏》…組繫爲可結也者以四角有繫於後結之故有組繫也)」‡
【暝】日4+10=総画数14 U+669D [メイ、ミョウ/]
◆陽が落ちて暗くなる、同「冥」
◆明かりのない夜
【榠】木4+10=総画数14 U+69A0 [メイ、ミョウ/]
◆「榠楂・榠樝メイサ」、カリン(花梨)、バラ科カリン属の木、またその実
【溟】水3+10=総画数13 U+6E9F [メイ、ミョウ/くら・い]
◆小雨が降っていて薄暗いさま
◆頻(しき)りに降る細かい雨、「溟沐メイモク」
◆海(うみ)、「四溟シメイ(四方の海)」「溟海メイカイ(青暗く大きく広がる海、大海タイカイ)」
◆「瀴溟エイメイ」、(水が)果てしなく広がっているさま、どこまでも続いているさま
【瞑】目5+10=総画数15 U+7791 [メイ、ミョウ/つぶ・る、つむ・る]
◆目を閉じる
◆目を閉じていて見えない
◆目を閉じて眠る、永眠する
【螟】虫6+10=総画数16 U+879F [メイ、ミョウ/]
◆「螟虫メイチュウ」、ズイムシ(髄虫・螟虫)、草木の茎・幹・枝の髄ズイを食い荒らす害虫、葉を食い荒らす害虫は「蟘」、節や茎を食い荒らす害虫は「蠈」、根を食い荒らす害虫は「蟊」‡「【爾雅注疏:釋蟲】食苗心螟食葉蟘食節賊食根蟊」‡
◆「螟蛉・螟𧕅メイレイ」、葉を食い荒らすチョウ(蝶)やガ(蛾)などの幼虫、青虫(あおむし)
◆「螟蛾メイガ」、メイガ科の昆虫
◆「螟螣メイトク」、穀物の葉を食い荒らすバッタ(飛蝗)やイナゴ(蝗)の類
【匪】 匚2+8=総画数10 U+532A [ヒ/]
◆竹製の長方形の箱
◆乱暴非道ランボウヒドウなさま、またそのような人、「匪徒ヒト」「匪賊ヒゾク」
◆~ではない、否定を表す言葉、同「非」
【榧】木4+10=総画数14 U+69A7 [ヒ/かや]
◆カヤ(榧)、イチイ科カヤ属の木
【匿】 匚2+8=総画数10 U+533F [ジョク、ニョク、トク/かくま・う、かく・す]
◆箱などの中(上下四周が囲われていてどこからも人目に触れることがないところ)に人や物を隠す
◆人の目には触れないように上下四周が囲われているところに入れる、また入る
【慝】心4+10=総画数14 U+615D [トク/]
◆心中に人を恨み憎む気持ちを秘める、心中に邪(よこしま)な考えを抱く
◆人知れず企てられる悪事、陰湿な行為
【原】 厂2+8=総画数10 U+539F [ゲン、ゴン、ガン/はら、もと]
◆源(みなもと)、地下水が地表に湧(わ)き出るところ、同「厡」「源」 (注:「原」は、崖や岸を象った「厂」と、水が地表に湧き出る「泉」の合字)
◆物事の始まり、物事の大本おおもと、物事の根本コンポン、物事の基本、同「源」
◆始まりまで遡(さかのぼ)る、初め、もともと
◆(事情を知るに及んで重い罪に問えないと)量刑(リョウケイ)を軽くする
◆広く平らなことろ、平原、高く平らで広いところ、高原、同「邍」
【愿】心4+10=総画数14 U+613F [ゲン、ゴン/]
◆慎み深いさま
◆誠実なさま
◆願う、願い望む、願い、同繁「願」
【源】水3+10=総画数13 U+6E90 [ゲン、ゴン/みなもと]
◆地下水が地表に湧(わ)き出るところ、同「厵」「原」
◆物事の始まり、物事の大本おおもと、物事の根本コンポン、物事の基本、同「原」
【願】頁9+10=総画数19 U+9858 [ゲン、ゴン、ガン/ねが・う、ねが・い、ねが・わくは]
◆ひたすら欲しいと思う、望みが叶(かな)って欲しいとひたすら思う
◆望むものが手に入るようにと希(こいねが)う、希望する
◆ねが・わくは、~したい、~して欲しい、~になって(~であって)欲しい、「望んでいることは~である」の意
◆頭(あたま)、同「𩕾」
◆簡「愿」
【叟】 又2+8=総画数10 U+53DF [ソウ、ス/]
◆年老いた人、老人、「ご老人」などの老人の尊称、「老叟ロウソウ」、同「叜」「傁」
◆「叟叟ソウソウ」、水で米を濯(すす)ぐ音、また磨(と)ぐ音、同「溞溞」
【嫂】女3+10=総画数13 U+5AC2 [ソウ/あによめ]
◆あによめ、兄の妻、同「㛐」
◆中年の(既婚の)女性を親しみを込めて呼ぶ言葉、姉(あね)さま
【搜】手3+10=総画数13 U+641C [ソウ、シュ/さが・す]
◆さが・す、隅々まで探(さぐ)る、また探(さが)し求める、丹念に調べる
【溲】水3+10=総画数13 U+6EB2 [ソウ、シュ/]
◆水に浸(つ)ける、水に浸けてふやかす(柔らかくしたり膨らませたりする)
◆小便や大便、小便をする、排便する
【艘】舟6+10=総画数16 U+8258 [ソウ/]
◆舟、船、船の総称
◆船を数える語
【員】 口3+7=総画数10 U+54E1 [イン、ウン、エン/]
◆限られた範囲(場所・空間など)に入っている(含まれる)人、集団に属している人、またその人数
◆限られた範囲(特に国土・領土などの境界線)の大きさ、また広さ
◆円(まる)い
【圓】囗3+10=総画数13 U+5713 [エン/まる、まる・い、まどか、まろ・やか]
◆丸い形、中心から等距離にある全ての点を順に結んだ線が成す形
◆丸い、角(かど)がない、尖(とが)ったところがない
◆丸くなる、丸く纏(まと)まる、誰にとっても満足できる、どこをとっても欠けているところがない
◆[日]日本の通貨の単位
【損】手3+10=総画数13 U+640D [ソン/そこ・なう、そこ・ねる]
◆減らす、失う、失シッする、欠ける、傷付ける、貶(おとし)める、貶(けな)す、価値が低下したり状態が悪化したりすることを指す
【殞】歹4+10=総画数14 U+6B9E [イン/]
◆命を落とす、死ぬ
◆落下する、高い所から落ちる、同「隕」
【隕】阜3+10=総画数13 U+9695 [イン/]
◆高い所から(空中をまっすぐ下に)落ちる、同「磒」「墜」
◆命を落とす、亡くなる、同「殞」
◆滅びる
【韻】音9+10=総画数19 U+97FB [イン、ウン/]
◆漢字の読みの最初の子音を除いた部分、「韻母インボ」、「韻」の読み[yùn]の最初の子音[y]を「声母セイボ」、[y]を除いた[ùn]を「韻母インボ」という、[ù]の上の記号は「声調セイチョウ(アクセントaccent)」という
◆(「韻」を踏んで)心地よい響きの詩歌や言葉、調和して快い声や音
◆趣(おもむき)のあるさま
【哥】 口3+7=総画数10 U+54E5 [カ/]
◆歌、歌う、同「歌」
◆兄、同じ親から生まれた男子のうち先に生まれた者、「哥哥カカ(兄)」「大哥タカ(長兄)」
◆年の近い年上の親しい男子を呼ぶ語、兄さん
【彁】弓3+10=総画数13 U+5F41 [未詳/]
◆未詳
【歌】欠4+10=総画数14 U+6B4C [カ/うた、うた・う]
◆詞(ことば)を声に出し節(ふし)を付けて詠(よ)む、曲に合わせて詞を詠む、同「謌」
◆楽曲、詩
【謌】言7+10=総画数17 U+8B0C [カ/]
◆歌(うた)、歌う、同「歌」
【唐】 口3+7=総画数10 U+5510 [トウ、ドウ/から]
◆口を大きく開いて言う、大袈裟(おおげさ)に言う
◆大きいだけで中身がないさま
◆618年李淵リエン(566年~635年、唐初代皇帝)が随(581年~618年)を滅ぼし建てた王朝、907年哀帝アイテイ(892年~908年、第23代唐最後の皇帝)代に滅びた
◆五代十国時代の古国名、「後唐(923年~936年、五代の一つ)」「南唐(937年~975年、十国の一つ)」
◆[日]外国、特に中国
【塘】土3+10=総画数13 U+5858 [トウ、ドウ/]
◆水を溜(た)めるために土を盛り上げ築いた土手や堤(つつみ)、またそれでできた池、「池塘チトウ・水塘スイトウ(溜池、貯水池)」、同「溏」「䧜」
【溏】水3+10=総画数13 U+6E8F [ケイ、カイ/]
◆水を溜(た)めるために築いた土手や堤(つつみ)、またそれでできた池、同「塘」「䧜」
◆泥、泥濘デイネイ(ぬかるみ)、泥濘(ぬかる)む
【糖】米6+10=総画数16 U+7CD6 [トウ、ドウ/]
◆米・麦・甘蔗カンショ(サトウキビ砂糖黍)・甜菜テンサイ(ビートbeet)などから作った甘味カンミ料、「沙糖サトウ(砂糖、また砂糖のような甘あま味)」、同「餹」
◆(砂糖のような)甘味、(砂糖などを使った)甘い食べ物、飴(あめ)
【夏】 夂3+7=総画数10 U+590F [カ、ゲ/なつ]
◆多くの異民族の中心にあって栄えた国、中国、また中国の人
◆大きくものを覆(おお)うさま、盛んなさま
◆現河南省西部・山西省南部周辺の黄河流域一帯を支配したとされる古国名、前21世紀~前17世紀
◆晋代の古国名、別名「大夏タイカ」、407年~431年
◆宋代の古国名、別名「西夏セイカ」、1038年~1227年
◆四季(春・夏・秋・冬)の第二、陰暦(農暦或いは旧暦ともいう)の四月~六月(新暦では六月~八月)
【厦】厂2+10=総画数12 U+53A6 [カ、ゲ/]
◆家(いえ)、屋根のある建物
【嗄】口3+10=総画数13 U+55C4 [サ、シャ/か・れる、しわが・れる、しゃが・れる]
◆声が掠(かす)れる、声が枯(か)れる
◆軽い疑問などを表す語
【廈】广3+10=総画数13 U+5EC8 [カ、ゲ/]
◆家(いえ)、屋根のある建物
【榎】木4+10=総画数14 U+698E [カ、ケ/えのき]
◆キササゲ(木大角豆)、ノウゼンカズラ科キササゲ属の木、同「檟」
◆[日]エノキ(榎)、アサ科エノキ属の木
【奚】 大3+7=総画数10 U+595A [ケイ、ゲ/]
◆(女の)召使い、或いは奴隷
◆なんぞ、何?、どうして?
【溪】水3+10=総画数13 U+6EAA [ケイ、ケ/]
◆山から湧(わ)き出た水が川となって流れる、細々と谷間を流れる川、同「𧮾」
【谿】谷7+10=総画数17 U+8C3F [ケイ、ケ/]
◆山から湧(わ)き出た水が川となって流れる、細々と谷間を流れる川
【蹊】足7+10=総画数17 U+8E4A [ケイ、ゲ/]
◆小道(こみち)、細い道、同「徯」「𤲺」
◆小道を行く、小道を通って行く
◆「蹊蹺ケイキョウ・キキョウ」「蹺蹊キョウケイ・キョウキ」、怪(あや)しいさま、なんとなく(どことなく)疑わしいさま
【鷄】鳥11+10=総画数21 U+9DC4 [ケイ、ケ/にわとり]
◆ニワトリ(鶏)、家禽化されたキジ科ヤケイ属の鳥
◆「雉鷄チケイ」「野鷄ヤケイ」、キジ(雉)、またコウライキジ(高麗雉)、キジ科キジ属の鳥
【娚】 女3+7=総画数10 U+5A1A [①ナン、ノウ②남ナム/]

◆話し声、同「喃」

◆[韓]話し声
◆[韓]兄或いは弟、「처남チョナム(妻の弟)」
【嫐】女3+10=総画数13 U+5AD0 [ドウ、ノウ/]
◆悪ふざけする、からかう、苛(いじ)める、同「嬈」「嬲」
【孫】 子3+7=総画数10 U+5B6B [ソン/まご]
◆子の子「【釋名:釋親屬】子…孫…曾孫…玄孫…來孫…昆孫…仍孫…雲孫 (注:子の子を「孫」、孫の子を「曾孫」、以下同)」
◆同じ血筋の子よりも後代の者(孫・曾孫・玄孫・來孫・昆孫・仍孫・雲孫…)、「子孫シソン」
◆蘖(ひこばえ)、切り株から生え出た新芽「【康熙字典:寅集上:子部:孫】…又物再生亦曰孫…」
◆遜(へりくだ)る、自ら一歩退(しりぞ)き控え目に振る舞う、同「遜」「【禮記注疏(禮記正義):卷三十六:學記】…入學鼓篋孫其業也(《注》鼓篋撃鼓警衆乃發篋出所治經業也孫猶恭順也)」
◆「公孫樹コウソンジュ」、イチョウ(銀杏)、イチョウ科イチョウ属の木
【遜】辵4+10=総画数14 U+905C [ソン/へりくだ・る]
◆へりくだ・る、他を敬って自ら一歩退(ひ)く、自ら一歩退(しりぞ)き控え目に振る舞う
◆自ら地位などを退(しりぞ)き他に譲る
◆逃(のが)れ身を隠す、同「遁」
【宰】 宀3+7=総画数10 U+5BB0 [サイ/つかさ、つかさど・る]
◆肉を切り捌(さば)く、またその人、料理人
◆つかさ、掌(つかさど)る、主管シュカンする、仕事の全体を主導・管理する、その官職名、「切り盛りする、またその人」の意
【滓】水3+10=総画数13 U+6ED3 [シ、サイ/かす]
◆沈んで水などの液体の底に溜(たま)まったもの、澱(おり)、沈殿物、「渣滓サシ」
◆(物の表面に付着すた)泥(どろ)、汚(よご)れ
【縡】糸6+10=総画数16 U+7E21 [サイ/こと]
◆事(こと)、事柄(ことがら)、~に関する事
【害】 宀3+7=総画数10 U+5BB3 [カイ、ガイ/そこな・う]
◆状態を悪くする、損(そこ)なう、傷付ける、妨(さまた)げる、良好な状態とは逆の状態になる
◆なぜ、どうして、どうして~しないのか、同「盍」
【割】刀2+10=総画数12 U+5272 [カツ、カチ/さ・く、わ・る、わ・れる、わり]
◆裂(さ)く、截(た)つ、面状(布・土地など)・立体状(石・木・家畜など)のものに切り込(こ)みを入れて分(わ)ける、切り開く、糸状・紐(ひも)状の長いもの(繋がっているもの)を途中で切って二つに離すのは「断」
◆[日]比率の単位で全体の十分の一
◆[日]加減乗除の「除」、「割り算」
◆[日]ある量(或いは数値)を下まわる
【瞎】目5+10=総画数15 U+778E [カツ、ゲチ/]
◆片目、片方の目が見えない
◆目が見えない
◆(目が見えないので)むやみに、当てずっぽうに
【豁】谷7+10=総画数17 U+8C41 [カツ、カチ/]
◆大きく開(ひら)けて遠くまで通じている谷(たに)、「豁閜カツカ」
◆大き開けているさま、大きく広がりそこに何もないさま、「豁然カツゼン」
◆「豁達カッタツ」◇大き開けているさま◇度量ドリョウが大きいさま
【轄】車7+10=総画数17 U+8F44 [カツ、ゲチ/くさび]
◆車輪の脱落を防ぐために軎エイ(車軸両端の円筒状の部品)と車軸を固定するための楔(くさび)、同「舝」「鎋」「鍵」
◆(緩んだり外れたりしないように)管理する、「統轄トウカツ(束ね治める)」
◆轂(こしき、車輪の中央部の部品)と車軸が擦(こす)れ合う音
【家】 宀3+7=総画数10 U+5BB6 [カ、ケ/いえ、うち、や]
◆屋根(「宀」)があり四周が戸や壁で遮(さえぎ)られている建物、豕(いのこ、豚)などの大切な家畜を飼(か)う建物
◆同じ屋根の下で親子や一族が共に生活する、人が住む、またその建物
◆一族が生活するところ、「国家コッカ」
◆同じ屋根(同じ流派)の下で学問・技術・芸術などを共に学び究(きわ)める、またその人達
【嫁】女3+10=総画数13 U+5AC1 [カ、ケ/よめ、とつ・ぐ]
◆女性が自分の家を出て行く、女性が自家を出て結婚相手の男性の家に行く、またその女性
◆損害や責任などを他人に押し付ける
◆[日]よめ、息子の妻
【稼】禾5+10=総画数15 U+7A3C [カ、ケ/かせ・ぐ]
◆穀物の種を蒔(ま)く
◆穀物の実、穀物
◆「稼穡カショウ」◇種を蒔き収穫すること◇農作業、農業
◆[日]働いて収入(銭や物)を得る
【糘】米6+10=総画数16 U+7CD8 [/すくも]
◆[日]「糘地(すくもじ)」、地名、広島県安芸高田市甲田町糘地
◆[日]「糘塚(すくもづか)」、地名、山口県長門市東深川字東糘塚
【容】 宀3+7=総画数10 U+5BB9 [ヨウ、ユウ/い・れる、かたち]
◆ものを器(うつわ)などの周りが囲まれているものの中に入れる、またそこに入っているもの、中身なかみ
◆人や意見などを受け入れる、許す、認める
◆顔の表情、姿形すがたかたち、外見、様子、同「頌」
注解:「谷(周りを山に囲まれ深く窪んだ空間)」を「宀(上から覆う)」の意
【榕】木4+10=総画数14 U+6995 [ヨウ、ユウ/]
◆「榕樹ヨウジュ」、ガジュマル、クワ科イチジク属の木
◆「孟加拉榕モウカラヨウ」、ベンガルボダイジュ(ベンガル菩提樹)、別名「バンヤン」「バンヤンツリー」、クワ科イチジク属の木
【溶】水3+10=総画数13 U+6EB6 [ヨウ、ユウ/と・ける、と・かす、と・く]
◆固体が(液体に混じり込んで)液状になる
◆「溶然ヨウゼン」、ゆったりとしたさま
◆「溶溶ヨウヨウ」、水が満ちているさま、水がゆったりと流れるさま
【熔】火4+10=総画数14 U+7194 [ヨウ、ユウ/と・かす、と・ける]
◆火で熱して個体を液状にする、同「鎔」
【穃】禾5+10=総画数15 U+7A43 [/よう]
◆[日]地名用字、「穃原(ようばる、沖縄県中頭郡美里村古謝小字穃原、現在は「榕原」)」 {和製漢字の辞典:禾部:穃}
【蓉】艸3+10=総画数13 U+84C9 [ヨウ、ユウ/]
◆「芙蓉フヨウ」◇ハス(蓮)の花 ◇アオイ科フヨウ属の木、別名「木芙蓉モクフヨウ」「拒霜花キョソウカ」
◆「蓇蓉コツヨウ」、草名、花は黒く実が成らないという‡「【山海經:西山經】嶓冡之山…有草焉其葉如蕙(蕙香草蘭属也或以為薫葉失之音恵)其本如桔梗(本根也)黑華而不實名曰蓇蓉(…)食之使人無子†[「嶓冢ハチョウ」は甘粛省南東部の山名、「蕙」はラン科シュンラン属の草]†」‡
【鎔】金8+10=総画数18 U+9394 [ヨウ、ユウ/と・かす、と・ける]
◆金属を熱して個体を液状にする、溶(と)かす、同「熔」
◆溶かした金属を型に流し入れて器物を造る、またその鋳型(いがた)
【射】 寸3+7=総画数10 U+5C04 [シャ、ジャ、ヤ、エキ、ヤク/い・る]
◆弓を引き絞って番(つが)えた矢を放つ、敵や的(まと)に向かって矢や弾(たま)などを放つ、同「䠶」「𢎤」
◆弓から放たれた矢が目標に向かって一直線に高速に飛んで行く、目標に当てる
◆的に当たる、まっすぐに飛んできたものが当たる
◆「射干シャカン」、ヒオウギ(檜扇)、アヤメ科アヤメ属の草 、日本で「射干」は「シャガ」と読みアヤメ科アヤメ属の別種を指す
◆「姑射コヤ」、仙人が住むという山の名「【列子:黃帝】姑射山在海河洲中(見山海經)山上有神人焉(凝寂故稱神人)吸風飲露不食五穀」
【謝】言7+10=総画数17 U+8B1D [シャ、ジャ/あやま・る]
◆相手の誘いや勧(すす)めに、ありがたくは思うが、応(こた)えられない旨(感謝しつつも断りの言葉)を述べる、詫(わ)びて断る、辞退する、「謝絶シャゼツ」
◆別れの言葉(一緒に過ごせたことに対する感謝と別れなければならないことに対する詫びの言葉)を告げる、辞去する
◆礼を言う、詫びを言う
◆お礼やお詫びの気持ちを込めて金品を贈る
◆退く、去る、衰退する、「謝世シャセイ(世を去る、死去する)」「代謝タイシャ(それまでのものが退き代りのものがそれに取って代わる)」
【麝】鹿11+10=総画数21 U+9E9D [シャ、ジャ/]
◆ジャコウジカ(麝香鹿)、ジャコウジカ科のシカ(鹿)
◆「麝麘・麝香ジャコウ」、ジャコウジカ(麝香鹿)の雄の香嚢コウノウ(麝香腺ジャコウセン)から分泌されたものを製した香料、また生薬
【将】 寸3+7=総画数10 U+5C06 [ショウ、ソウ/ひきい・る、まさ・に、はた]
◆軍を統帥トウスイ(統率・指揮)する、率(ひき)いる、またその長、同「帥」
◆行く、率いて行く、連れて行く、送って行く
◆まさ・に、今にも~しようとする(なろうとする)、~に近い状態になる
◆はた、もしかしたら、或いは
【奨】大3+10=総画数13 U+5968 [ショウ、ソウ/すす・める]
◆褒(ほ)め励(はげ)まし奮(ふる)い立たせる、励まし促(うなが)す、励まし手助けをする、同「獎」
【蒋】艸3+10=総画数13 U+848B [ショウ、ソウ/]
◆「菰蒋コショウ」、マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大化した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ、いずれも食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いる、別名「茭白コウハク」
◆奨(すす)める、励まして奮い立たせる、同「奨」
【醤】酉7+10=総画数17 U+91A4 [ショウ、ソウ/ひしお]
◆肉類・魚類・豆類・穀類などに塩などを加え発酵させたもの、主原料によって「肉醤ニクショウ(ししびしお)」「魚醤ギョショウ(魚介類を原料とした調味料)」「穀醤コクショウ」などがある
◆大豆や小麦を発酵させて作った調味料、「醤油ショウユ」「豆醤トウショウ(まめびしお)」「豆瓣醬トウバンジャン」など
◆濃い液状またペーストpaste状の食品や調味料、「果醤カショウ(果実を主原料とするもの、ジャムjam)」「蛋黄酱タンオウショウ(マヨネーズmayonnaise)」
【展】 尸3+7=総画数10 U+5C55 [テン/の・べる]
◆転(ころ)がす、巻いてあるものを転がして広げる
◆巻いたり折ってあるものなどを開き広げる、そのままでは見えないもの(ものの中にあって見えないもの)を広げて見る、また見せる
◆それまで知られていなかったもの(知らせなかったこと)をはっきりさせる
◆見えるように広げて並べる、陳列チンレツする
【碾】石5+10=総画数15 U+78BE [デン、ネン、テン/ひ・く]
◆石臼(いしうす)、穀物などを平らに押し展(の)ばし磨り潰(すりつぶ)す道具
◆石臼を回して穀物などを磨り潰す、磨り潰して粉にする、同「輾」
【輾】車7+10=総画数17 U+8F3E [テン、デン、ネン/]
◆車輪で物を轢(ひ)く、轢き潰(つぶ)す、轢き展(の)ばす
◆碾臼(ひきうす)、碾臼を回して穀物などを平らに押し展(の)ばし磨(す)り潰す、同「碾」
◆転がる、回転する
【島】 山3+7=総画数10 U+5CF6 [トウ/しま]
◆海や湖などの広い水の中の陸地、同「隝」「隯」「嶹」
注解:「海を渡る鳥が羽を休めることができるところ」の意
【搗】手3+10=総画数13 U+6417 [トウ/つ・く]
◆舂(うすづ)く、臼などの器に入れた穀物を満遍マンベンなく杵(きね)などで突く、同「擣」「㨶」
◆(棒などでとんとんと短く繰り返し)叩(たた)く、同「擣」
◆突っつく、突っつき回す、「搗乱トウラン(突っついて面倒や騒ぎを起こす)」
【槝】木4+10=総画数14 U+69DD [/かし]
◆[日]地名用字、「槝之浦(かしのうら、鹿児島県阿久根市)」
【差】 工3+7=総画数10 U+5DEE [サ、シャ、サイ、セ/さ・す]
◆違いがある、揃(そろ)わない
◆引き算をした時に余りが出る、またその時の余り
◆(同じ差ごとに)区分けする、区別する
◆やや~(違う、差がある、不足する、など)
◆使者などを派遣ハケンする、「差遣サケン」「差官サカン(中央から派遣された役人)」
◆[日]さ・す◇前に出す、「差し出す」◇狭いところに(狭いところから)入り込む、隙間に挟(はさ)み入れる、「差し込む」
【嗟】口3+10=総画数13 U+55DF [シャ、サ/]
◆「ああ」という嘆(なげ)き憂(うれ)える短い声の擬声語
◆憂い歎く
◆嘆き溜息(ためいき)を付く
◆「咄嗟トッサ」◇嘆き溜息を付く◇急に、あっという間に、瞬(またた)く間に
◆「嗟丘シャキュウ」、東海にあり二つの山に挟まれた小高い丘の名、百果(多くの果実)を産するという、江蘇省灌雲県付近だといわれる、同「𨲠丘」
【嵯】山3+10=総画数13 U+5D6F [サ、ザ/]
◆「嵯峨サガ」、山が高く或いは低く不揃(ふぞろ)いなさま
【嵳】山3+10=総画数13 U+5D73 [サ、ザ/]
◆「嵳峩サガ」、山が高く或いは低く不揃(ふぞろ)いなさま
【搓】手3+10=総画数13 U+6413 [サ/]
◆縒(よ)る、両掌(てのひら)で物を挟み揉(も)む、また左右の掌を逆方向に動かし擦(こす)る、同「縒」
【槎】木4+10=総画数14 U+69CE [サ、ジャ/]
◆木を組んで作った筏(いかだ)
◆枝を大雑把(おおざっぱ)に払い落としただけの丸太(まるた)、製材する前のごつごつした木材
【瑳】玉4+10=総画数14 U+7473 [サ/]
◆汚(けが)れのない白色の玉ギョク(美しく高貴な石)、白く鮮やかなさま
◆白い歯をちらりと見せて笑うさま
◆削ったり磨いたりする、またそうして角(かど)を取る、学問や技芸などに磨きをかける、同「磋」
【磋】石5+10=総画数15 U+78CB [サ/]
◆(象牙や玉などを)削り磨(みが)く、削り磨いて目的の形に仕上げる、学問や技芸などに磨きをかける、「切磋セッサ」
【縒】糸6+10=総画数16 U+7E12 [シ、サ、サク/よ・る]
◆布の糸が不揃いなさま‡「【類篇:糸部:縒】說文參縒也謂絲亂皃」‡
◆複雑に入り交(まじ)る、きちんと揃っていない、同「錯」
◆[日]よ・る、撚(よ)る、両掌(てのひら)で二本の糸や紐などを挟み左右の掌を逆方向に擦(こす)る、同「搓」
【蹉】足7+10=総画数17 U+8E49 [サ/]
◆足を踏み外す、足を踏み外して転ぶ
◆時宜ジギ(タイミングtiming)を失する、遣(や)り過ごしてしまう
◆「蹉跌サテツ」、足を踏み外して転ぶ、躓(つまづ)く、失敗する
【師】 巾3+7=総画数10 U+5E2B [シ/]
◆兵士数を基にした軍隊の規模の単位、軍隊、周朝(西周、前11世紀~前771年)では2,500人を単位とした「【周禮:卷第三:地官司徒】乃會萬民之卒伍而用之五人爲伍五伍爲兩四兩爲卒五卒爲旅五旅爲師五師爲軍…(用謂使民事之伍兩卒旅師軍皆衆之名兩二十五人卒百人旅五百人師二千五百人軍萬二千五百人…) (注:人数や呼称は時代や国によって異なる)」
◆多くの人々
◆人が多く集まり賑(にぎ)やかな所、「京師ケイシ(人が多く賑やかな都みやこ)」
◆(多くの人を)教え導く、またそのような人、(多くの人を教導する)技芸に秀でている、またそのような人、(多くの人が)手本とすべきこと、またそのような人
【獅】犬3+10=総画数13 U+7345 [シ/]
◆ライオンlion、ネコ科の哺乳類、「獅子シシ」
◆犬が双子を産む、犬の双子、一頭は「玂キ」、三つ子は「猣ソウ」‡「【爾雅注疏:釋畜】犬生三猣二師一玂†[「師」は「獅」]†」‡
【篩】竹6+10=総画数16 U+7BE9 [シ、サイ、セ/ふるい]
◆網(あみ)目を通して大きいものと小さいものを選(え、よ)り分ける、またその籠(かご)状また笊(ざる)状の道具同「籭」「簁」「簛」
◆小さな隙間(すきま)を通ってくる、(篩にかけたように)ぱらぱらと(はらはらと、ぽたぽと)落ちて来る‡「【全唐詩(欽定全唐詩):卷八百三十二:送廬山衲僧】…凍天方篩雪…」‡
◆「篩草シソウ」、コウボウムギ(弘法麦)、カヤツリグサ科スゲ属の草
【鰤】魚11+10=総画数21 U+9C24 [シ/ぶり]
◆ブリ(鰤)、アジ科ブリ属の海水魚
◆魚名、未詳、同「魳」、別名「老魚」‡「【御定駢字類編:卷二百二十一:蟲魚門四:魚:魚師】…本草--集解時珍曰陳藏器諸魚注云--大者有毒殺人今無識者但唐韻云鰤老魚也山海經云歴㶁之水有師魚食之殺人其即此與」‡‡「【集韻:卷一:平聲:脂第六:鰤魳】老魚一說出厯水食之殺人或省」‡
【席】 巾3+7=総画数10 U+5E2D [セキ、ジャク/むしろ]
◆むしろ、竹や藁(わら、乾燥させた草の茎)を並べ紐(ひも)で編んだ敷物、人が座ったり横になったりするところに敷くもの、同「蓆」
◆座るところ、居並ぶ時の座る位置
◆居並ぶものの中での位置、位(くらい)、地位、「席次セキジ(人が並ぶ時の席の順序)」
◆「席捲セッケン」、むしろ(筵・席・蓆)を巻き上げるように、端(はし)から端まで巻き上げる(手中に収める)こと
◆[日]座布団や椅子などの座る場所を設けた会場
【蓆】艸3+10=総画数13 U+84C6 [セキ、ジャク/むしろ]
◆むしろ、藁(わら、乾燥させた草の茎)を編んで作った敷物、人が座ったり横になったりするところに敷くもの、同「席」「𥱊」
◆広く大きなさま、広々としたさま‡「【毛詩注疏:國風:緇衣】緇衣之蓆兮敝予又改作兮(《傳》蓆大也)」‡
【帯】 巾3+7=総画数10 U+5E2F [タイ/おび、お・びる]
◆衣服が開(はだ)けないように胸の下に辺りに巻いて結ぶ長く幅広の布、またそれを巻く
◆(帯に挟んだり、帯のように巻いたり結わえたりして)身に着ける、着用する
◆(帯のようにぴたりと)付く、また付き随(したが)う
◆(帯のように)細く長いもの、またそのような形のもの
【滞】水3+10=総画数13 U+6EDE [テイ、ダイ、タイ/とどこお・る]
◆動きが止まってなかなか流れない、止まったままなかなか動かない
【座】 广3+7=総画数10 U+5EA7 [サ、ザ/すわ・る、くら]
◆腰を据(す)える席や場所・位置、「座席ザセキ」
◆ものを載せる台
◆定まっている位置や場所、「星座セイザ」
◆山や建物など(どっしりと据えられているもの)を数える語
◆膝を折り腰を下ろす、腰を据える、本来「座」は座るための席や場所・位置を指す語で、「座る」という動作は「坐」
【蓙】艸3+10=総画数13 U+84D9 [/ござ、ざ]
◆[日]イグサ(藺草、イグサ科イグサ属の草)などの草の茎を編んで作る敷物、「茣蓙(ござ)」
【弱】 弓3+7=総画数10 U+5F31 [ジャク、ニャク/よわ・い、よわ・る、よわ・まる、よわ・める]
◆(何かをするために必要な)力が十分でない、力が足りない、力が劣(おと)っている、力強さがない
◆やや足りない、やや及ばない
◆衰(おとろ)える、力強さがなくなる
◆しなやかなさま、柔らかいさま
◆若い、幼い
【嫋】女3+10=総画数13 U+5ACB [ジョウ、ニョウ/たお・やか]
◆ほっそりとしてしなやかなさま
【嵶】山3+10=総画数13 U+5D76 [/たお、たわ]
◆[日]「扇の嵶口(おぎのたわぐち、バス停、岡山県倉敷市児島赤崎)」、「才ノ嵶(さいのたわ、地名、岡山県岡山市東区)」
【搦】手3+10=総画数13 U+6426 [ダク、ニャク/から・む、から・める]
◆そっと手に持つ、優しく柔らかく手に持つ、同「搻」
◆軽く押さえる
◆[日]から・む、から・める、軽く巻き付ける、始めは軽く巻き付けて次第に身動きができないようにする
【溺】水3+10=総画数13 U+6EBA [デキ、ニャク、ジョウ、ニョウ/おぼ・れる]
◆水中に沈(しず)む、没ボッする、同「㲻」
◆沈んで水から抜け出せなくなる
◆節度を忘れて物事に耽(ふけ)る、また心を奪われそこから抜け出せなくなる
◆尿ニョウ、小便、小便をする、同「尿」
【蒻】艸3+10=総画数13 U+84BB [ジャク、ニャク/]
◆若々しく柔らかいガマ(蒲、ガマ科の草)、またその根茎の白く柔らかい部分
◆柔らかいガマの葉や茎を編んだ筵(むしろ)
◆「蒟蒻クジャク」、コンニャク(蒟蒻)、サトイモ科コンニャク属の草
【鰯】魚11+10=総画数21 U+9C2F [/いわし]
◆[日]イワシ(鰯)、ニシン目の海水魚、同「鰮(鰛)」
【鶸】鳥11+10=総画数21 U+9DB8 [ジャク、ニャク/ひわ]
◆鳥名、未詳‡「【字彙:亥集:鳥部:鶸】而灼切音弱昆鳥」‡‡「【正字通:亥集中:鳥部:鶸】俗字舊註如灼切音弱昆鳥誤」‡‡「【康熙字典:亥集中:鳥部:鶸】《篇》】而灼切音弱昆鳥」‡†[「昆鳥」は「鵾雞コンケイ(大形のニワトリ鶏の名)」のことか?]†
◆[日]ヒワ(鶸)、「マヒワ(真鶸)」「カワラヒワ(河原鶸)」などアトリ科の一部の鳥の名に用いられる
【従】 彳3+7=総画数10 U+5F93 [ショウ、ジュウ、ジュ/したが・う、したが・って]
◆付き随(したが)う、前の人や物事の後(あと)に付いて行く、同「蹤」「䢨」「𨑢」
◆考え・規則・指示・命令・前例などを受け入れる、また逆らうことなくその通りにする
◆主となるものの次(つぎ)、次(つ)ぐ、後(あと)に続く
◆仕事に就(つ)く
◆「従容ショウヨウ」◇ゆったりとしたさま◇立ち居振る舞い(たちいふるまい)、挙動キョドウ
◆~より、~から
◆[日]したが・って、それが理由また原因で、そのために、それによって
【縦】糸6+10=総画数16 U+7E26 [ショウ、シュ、ジュウ/ほしいまま、たて、よ・しんば]
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
【息】 心4+6=総画数10 U+606F [ショク、ソク/いき]
◆いき、口や鼻で吐いたり吸ったりする空気
◆呼吸する、一度吐いて吸うことを「一息」という
◆生きている
◆止(や)む、鎮(しず)まる、落ち着く、同「熄」
◆休む、休憩する
◆自分の(特に男の)子供
◆元金から生まれた利子、「親から生まれた子供」の意
【熄】火4+10=総画数14 U+7184 [ショク、ソク/]
◆火や明かりが消える
◆止(や)む、鎮(しず)まる、落ち着く、同「息」
【恵】 心4+6=総画数10 U+6075 [ケイ、エ/めぐ・む]
◆慈(いつく)しみの心を持って金品を与える、相手に対し思いやりの気持ちを持って接する、「恩惠オンケイ」「惠風ケイフウ(恵みの風、穏おだやかで暖かい風)」
◆聡明ソウメイなさま、「知惠・智慧チケイ・チエ」
【穂】禾5+10=総画数15 U+7A42 [スイ、ズイ/ほ]
◆長い茎(くき)の先に多数の小花・実や芒ボウ(のぎ、細い毛状のもの)が並ぶように付いたもの、またそのような形状のもの 参照
◆[日]筆(ふで)や槍(やり)などの尖(とが)っているものの先(さき)
【扇】 戸4+6=総画数10 U+6247 [セン/おうぎ、あお・ぐ]
◆おうぎ、羽(は)ばたかせて風を起こし涼リョウをとる道具、「団扇ダンセン(うちわ、丸形で取っ手が付いたもの)」「扇子センシ(開閉できるうちわ)」、同「𥰢」
◆羽ばたかせて風を起こす
◆(扇いで)波風を起こす、煽(あお)り立てて事を起こさせる
◆押したり引いたりして開閉する両開きの(葦製の)扉、一説に木製のものを「扉」、アシ(葦)などの草製のものを「扇」「【康熙字典:卯集中:戸部:扉】《爾雅釋宮》闔謂之扉《又》以木曰扉以葦曰扇」
【煽】火4+10=総画数14 U+717D [セン/あお・る]
◆扇(あお)いで火を燃え立たせる、同「傓」
◆人を嗾(けしか)ける、唆(そそのか)す、同「扇」
【效】 攴4+6=総画数10 U+6548 [コウ、ギョウ/き・く]
◆致(いた)す、力を尽くす、力を発揮する
◆致す(力を尽くす、力を発揮する)ことによって結果・成果が現れる(得られる)
◆他に致す(作用する)ことによって現れる(得られる)結果・成果、「效果、効果コウカ」
◆倣(なら)う、見習う、「效法コウホウ」、同「傚」
【傚】人2+10=総画数12 U+509A [コウ、ギョウ/なら・う]
◆倣(なら)う、姿形(すがたかたち)や方法などの手本となるものを見て学び、それに似(に)せる、似せた形に作る、似せた方法でする、同「倣」「效」
【敏】 攴4+6=総画数10 U+654F [ビン、ミン/さと・い]
◆速(はや)い、動作や反応が速い、理解や判断が速い
【繁】糸6+10=総画数16 U+7E41 [ハン、ボン/しげ・る]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「緐」「𥿋」
◆数や回数が多いさま、夥(おびただ)しいさま
◆盛んなさま、勢いや活力があるさま、「繁華ハンカ(◇花が咲き乱れるさま◇賑にぎやかなさま)」
【旁】 方4+6=総画数10 U+65C1 [ホウ、ボウ/つくり]
◆(中心となるものの、主となるものの)右や左に(或いは両側に)ぴったりと寄り付いているさま
◆すぐ傍そば、傍(かたわ)ら、脇(わき)、同「傍」
◆(左右に、四方に)伸びる、広がる
◆つくり、漢字の右側の部分、「漢」の場合は「氵」を「へん(扁)」、「𦰩」を「つくり(旁)」という
【傍】人2+10=総画数12 U+508D [ホウ、ボウ/かたわ・ら、そば]
◆もののすぐ近くのところ、側(そば)、同「徬」「旁」
◆すぐ傍に付き添(そ)う、ぴったりと寄り添う、同「徬」「旁」
◆漢字の右側の部分、同「旁」、左は「扁」「偏」
【膀】月(肉)4+10=総画数14 U+8180 [ホウ、ボウ/]
◆体の中心から左右対称の位置にあって突き出たところ、人や獣類の左右の肩、鳥類の翼(つばさ)
◆尿ニョウ(小便)を一時溜(た)めておく袋状の器官、「膀胱ボウコウ」、(体の中心から左右対称の位置にあることから)
【榜】木4+10=総画数14 U+699C [ホウ、ヒョウ/]
◆(建物の正面入口上部や門の上部中央に掲げる)建物名や題目などを記した木の板(いた)、木の札(ふだ)、横長の額ガク、同「牓」
◆衆人シュウジン(多くの一般の人)に告示・告知するための立て札
◆弓や弩ド(機械仕掛けの弓)の狂いや歪みを整えるための当て木、弓矯(ゆだめ)
◆舟を漕(こ)ぐための櫓ロや櫂(かい)、これを使って舟を漕ぐことを「搒」
◆罪人を打ち叩く棒、これを使って叩くことを「搒」
【滂】水3+10=総画数13 U+6EC2 [ホウ、ボウ/]
◆水が勢いよく涌(わ)き出るさま
◆雨が激しく降るさま、同「霶」
◆「淜滂ヒョウホウ」、風が(激しく)物に当たる音の形容、(勢いよく涌き上がる)水の音の形容
【磅】石5+10=総画数15 U+78C5 [ホウ、ボウ、ヒョウ/]
◆「ぽん」というような石が落ちる音(石がぶつかる音)の形容
◆「磅礴ホウハク」、大きく広がる、広く覆われる、隅々まで満ちる
◆ポンドpound、重量の単位
◆[日]ポンドpound、イギリスの通貨の単位
【蒡】艸3+10=総画数13 U+84A1 [ホウ、ビョウ、ボウ/]
◆草名、未詳、よく煮込むことで食することができるという‡「【爾雅注疏:釋草】蒡隱荵(《注》似蘇有毛今江東呼爲隱荵藏以爲葅亦可瀹食也)†[「隱荵」は「蘟荵」であると思われるが未詳]†」‡
◆「牛蒡ゴボウ」、キク科ゴボウ属の草、「牛蒡子ゴボウシ(ゴボウの種、乾燥させて生薬として利用される)」
【謗】言7+10=総画数17 U+8B17 [ホウ、ボウ/そし・る]
◆人を悪く言う、悪意を持ってあれこれと言い立てる、悪口を言い広める
◆辱(はずかし)める、人の名誉を傷付ける
【旅】 方4+6=総画数10 U+65C5 [リョ、ロ/たび]
◆兵士数を基にした軍隊の規模の単位、周朝(西周、前11世紀~前771年)では500人を単位とした「【周禮:卷第三:地官司徒】乃會萬民之卒伍而用之五人爲伍五伍爲兩四兩爲卒五卒爲旅五旅爲師五師爲軍…(用謂使民事之伍兩卒旅師軍皆衆之名兩二十五人卒百人旅五百人師二千五百人軍萬二千五百人…) (注:人数や呼称は時代や国によって異なる)」
◆列を成(な)して行軍する、またその軍隊
◆(大勢で)遠くへ出掛ける
◆(多くのものが)列を成なす、連(つら)なる
◆供物クモツ(そなえもの)を祭壇サイダンに並べ山や川の神を祀(まつ)る祭礼、同「祣」
◆周易の六十四卦の一つ、「火山旅カザンリョ」、䷷
◆背骨(せぼね)、同「膂」
【膂】月(肉)4+10=総画数14 U+8182 [リョ、ロ/]
◆背骨(せぼね)
◆「膂力リョリョク」、(肉体の、身体の)力があるさま
【既】 无5+5=総画数10 U+65E2 [キ、ケ/すで・に、すんで・に]
◆~し尽(つ)くす、~し終わる
◆もう~、最早(もはや)~、とっくに~、終了或いは完了してしまっていることを指す
◆~の上に(更に)~、~したからには~
◆[日]すんで・に、もう少しのところで
【慨】心3+10=総画数13 U+6168 [カイ、ガイ/]
◆心中に様々な感情(悲しみ・怒り・喜びなど)が満ちる
◆思いが詰まって思わず溜息(ためいき)をつく
◆「慷慨、忼慨コウガイ」、高まる、気分が高ぶる、意気が高揚する、同「慷愾」
【概】木4+10=総画数14 U+6982 [カイ、ガイ/おおむ・ね]
◆斗掻(とかき)、枡掻(ますかき、升掻)、穀物を入れた枡(ます)から盛り上がった部分を削(けず)り落して平らにする(枡の高さと同じにする)棒、同「𣏙」
◆おおむ・ね、全体を均(なら)してみると、凡(おおよ)そ
◆あらまし、大略タイリャク、大率(タイソツ)、「梗槩コウガイ」
◆(全体の)様子、有様(ありさま)
【時】 日4+6=総画数10 U+6642 [シ、ジ/とき]
◆一年の四分の一、季節、「一時イチジ(三カ月、一季節)」「四時シジ(四つの季節、四季)」
◆一日の十二分の一、現在は二十四分の一、「時刻ジコク」
◆年代、期間、「時世ジセイ」「時期ジキ」
◆機会、頃(ころ)、頃合い、「時機ジキ」「時宜ジギ(都合の良い時間・時期・機会)」
【塒】土3+10=総画数13 U+5852 [ジ、シ/ねぐら、とぐろ]
◆ねぐら、鳥などの出入り口だけが開いた洞穴(ほらあな)状の住み家(すみか)
◆[日]とぐろ、細長いものが渦巻状になった形
【蒔】艸3+10=総画数13 U+8494 [シ、ジ/ま・く]
◆苗を植える、苗代で育った苗を植え替える、同「𦸎」「𦱎」
◆「蒔蘿ジラ」、イノンドeneldo、セリ科イノンド属の草、別名ディルdill、薬草や香草として利用される
◆[日]種を畑に撒(ま)く、細かいものを撒き散らす
【晃】 日4+6=総画数10 U+6643 [コウ、オウ/]
◆(太陽の)光(ひかり)
◆(太陽の)明るい光が満ちるさま、同「晄」
【幌】巾3+10=総画数13 U+5E4C [コウ、オウ/ほろ]
◆もの(窓や髪など)を覆(おお)う布
◆酒屋などの目印として掲げる幟(のほり)、「幌子コウシ・ホォンズ」、同「帘」「𣄐」
◆看板、見せ掛け、外見ガイケン
◆[日]母衣(ほろ)、矢などを防ぐために背負う布また袋、同「縨」
【滉】水3+10=総画数13 U+6EC9 [コウ、オウ/]
◆深々とした水がどこまでも広がっているさま、またどこまでも流れ行くさま、「滉瀁コウヨウ」
【晉】 日4+6=総画数10 U+6649 [シン/]
◆前に進む、進んで行く
◆上(のぼ)る、昇(のぼ)る
◆周代(西周、前11世紀~前771年)・春秋時代(前770年~前5世紀)の諸侯国名、現山東省一帯
◆王朝名、「西晋(265年~316年)」「東晋(317年~420年)」と続いた
◆五代十国時代の古国名、五代の一つ、別名「後晋」
◆山西省の別称
【縉】糸6+10=総画数16 U+7E09 [シン/]
◆浅い(薄い)赤色、またその色の布
◆(帯などに)挟(はさ)み込む、差し込む、同「搢」
◆「縉紳シンシン」◇官吏カンリ(役人)が笏(シャク、天子に拝謁ハイエツする際に手に持つ細長い板)を帯に差し込む◇官位や身分の高い人
【朔】 月4+6=総画数10 U+6714 [サク/ついたち]
◆太陽と月の位置が同じになること、またその日、各月の最初の日、一日(ついたち)
◆物事の始まり
◆(方角の)北
【塑】土3+10=総画数13 U+5851 [ソ、ス/]
◆粘土などで物の形を作る、またそれで作った像ゾウ、「塑像ソゾウ」
◆軟らかく容易に変形させることができ、且つ大きな力を加えるなどをしなければそのままの状態を保つことができる性質のもの、「塑性ソセイ」
【愬】心4+10=総画数14 U+612C [ソ、ス、サク/]
◆訴(うった)える、告げる、同「訴」
◆驚き慄(おのの)くさま、同「虩」
【槊】木4+10=総画数14 U+69CA [サク/]
◆長い柄(え)の先に矛(ほこ、柄の先に取り付けられるようにした短めの両刃の剣)を取り付けた武器、同「㮶」「鎙」「矟」
◆「棊槊キサク」、盤バン(ボードboard)を使うゲームgameの一種、バックギャモンbackgammon、或いはそれに似たボードゲームboard game、「棋」はその駒、「槊」はその盤
【溯】水3+10=総画数13 U+6EAF [ソ、ス/さかのぼ・る]
◆水や時間・物事などの本来の流れとは逆方向に流れて行く、上流に向かって行く、同「泝」「遡」、流れと同じ方向に行くのは「沿」
【遡】辵4+10=総画数14 U+9061 [ソ、ス/さかのぼ・る]
◆水や時間・物事などの本来の流れとは逆方向に進む、上流に向かって進む、同「溯」
◆源(みなもと、流れや物事の始まるところ)に向かって行く
◆訴(うった)える、告げる、同「愬」「訴」
【能】 月(肉)4+6=総画数10 U+80FD [ドウ、ノウ、ノ、ダイ、ナイ/よ・くする、あた・う]
◆ことを成し遂(と)げる技量ギリョウや力量リキリョウ、「能力ノウリョク」「才能サイノウ」
◆十分に或いは上手にできる、~をすることができる(技能・能力がある)、~ができる(可能である)
◆他に働きかける、またその力やエネルギーenergie[独]、「能動ノウドウ」
◆[日]日本の伝統的舞楽の一つ、「能楽ノウガク」
【態】心4+10=総画数14 U+614B [タイ/わざ・と]
◆心中の思いや考えなどが表に(体の動きになって)現れ出る、またその様子、「態度タイド」‡「【說文解字注:心部:態】意態也(…意態者有是意因有是狀故曰意態…)」‡
◆様子、容姿や立ち振る舞いの様子、物事の有様ありさま
◆[日]わざ・と、故意に、ことさらに
【熊】火4+10=総画数14 U+718A [ユウ、ウ/くま]
◆クマ(熊)、クマ科の哺乳類
【罷】网5+10=総画数15 U+7F77 [ハイ、ベ、ヒ、ビ/まか・る]
◆(有能な人が網(网)にかかり)力が出ない、疲れる
◆(力を発揮できずに)途中で止(や)める、停(と)まる
◆役目や拘束を解(と)く、職や罪を免(めん)ずる
◆[日]まか・る、退く
【脊】 月(肉)4+6=総画数10 U+810A [セキ、シャク/せ、せい]
◆背骨(せぼね)、椎骨ツイコツが連なり首から腰に至る骨、背の中央を小高く盛り上がりながら連なっている骨、「頸椎ケイツイ」「胸椎キョウツイ」「腰椎ヨウツイ」「仙椎センツイ」「尾椎ビツイ」から成る、同「呂」
◆背骨が小高く盛り上がっているところ、背骨や屋根の棟のように高みが連なっているところ
【瘠】疒5+10=総画数15 U+7620 [セキ、ジャク/や・せる]
◆痩(や)せ細る、肉が削げ落ち骨が露(あらわ)になる、同「痩」「膌」
◆地味(ちみ、作物などを育てるための土壌の質)が衰え土地が痩せる、同「痩」
◆露骨なさま、思いやりがなく自分の意が剥(む)き出しなさま、薄情なさま
【蹐】足7+10=総画数17 U+8E50 [セキ、シャク/]
◆小刻みにそろそろと歩く、抜き足差し足で歩く
【鶺】鳥11+10=総画数21 U+9DBA [セキ、シャク/]
◆「鶺鴒・䳭鴒セキレイ」、セキレイ科の鳥、別名「䴇鳥レイチョウ」「𪄉𪆫・雝渠ヨウキョ」
【栗】 木4+6=総画数10 U+6817 [リツ、リチ/くり]
◆クリ(栗)、ブナ科クリ属の果樹、またその実
◆(栗の木は堅く腐りにくいことから)堅い
◆慄(おのの)く、恐れや寒さで体が震える、同「慄」
◆繁「慄」
【慄】心3+10=総画数13 U+6144 [リツ、リチ/おのの・く]
◆恐れや寒さで体が震える、恐れで身が竦(すく)む
◆簡「栗」
【篥】竹6+10=総画数16 U+7BE5 [リツ、リチ、リキ/]
◆「觱篥・𥷑篥・篳篥ヒチリキ」、竹製の縦笛
【桀】 木4+6=総画数10 U+6840 [ケツ、ゲチ/]
◆ニワトリ(鶏)の止まり木、木製の杭(くい)、同「榤」
◆高く掲げる
◆罪人を柱に縛り付けて殺す、磔(はりつけ)にする
◆突出している、抜きん出ている、古くは良し悪しいずれの意でも用いられたが、後に「群を抜いて悪い」の意では「桀」を、「群を抜いて良い」の意では「傑」が用いられるようになった
◆凶暴な、悪逆非道な、同「𩣏」
◆夏の王の名、暴虐の限りを尽くしたとされ殷の紂と併せ「悪逆非道の暴君」の意に用いられる
【傑】人2+10=総画数12 U+5091 [ケツ、ゲチ/]
◆突出している、抜きん出ている、群を抜いて秀(ひい)でている、またそのような人、「英」は万人、「俊」は千人、「傑」は百人、「豪」は十人に一人の逸材、同簡「杰」‡「【春秋繁露:卷八:爵國第二十八】…萬人者曰英千人者曰俊百人者曰傑十人者曰豪…」‡
【磔】石5+10=総画数15 U+78D4 [タク、チャク/はりつけ]
◆犠牲ギセイ(神などに供える家畜)を切り裂(さ)く、(厄災が市中に入り込まないように)切り裂いた犠牲を市門(シモン、市街の出入り口の門)に晒(さら)す‡「【禮記注疏(禮記正義):卷十四:月令】命國難九門磔攘以畢春氣(《注》…磔牲以攘於四方之神所以畢止其災也…)」‡
◆罪人の体を引き裂く、またその刑罰、同「矺」
◆永字八法の一つ、左上から右下に向かってのはらい、現代では「捺ナツ」
【殷】 殳4+6=総画数10 U+6BB7 [イン、オン、アン、エン/]
◆大きなさま、盛大なさま
◆豊かなさま、栄える(栄えている)さま
◆古代(紀元前17世紀~前11世紀頃)の王朝の名、当初は亳ハク(現河南省北部)に都を置き当時は「商ショウ」と呼ばれたという、後の盤庚バンコウの代に現河南省安陽市殷都区小屯村付近に遷都し「殷」と称した、そのため「商ショウ」「殷商インショウ」とも呼ばれる
【慇】心4+10=総画数14 U+6147 [イン、オン/]
◆心を痛める、気に掛ける、心配する、「慇慇インイン」
◆「慇懃・慇懄インギン」、丁寧テイネイなさま、細かいところまで心が行き届いているさま
【氣】 气4+6=総画数10 U+6C23 [キ、ケ/]
◆中国古来の考えで、天地全ての事物の基本要素、目に見えず形状は一定しない、あらゆる事物の生死・盛衰などの変化・変動はこの「気」の移動・集散によるものと考えられた
◆形状が一定せず目に見えないが確かに存在しているもの、また感じ取れるもの、「空気クウキ」「雰囲気フンイキ」
◆ガスgas状のもの、「気体キタイ」
◆口から吐き出される息、「呼気コキ」
◆精神や活動の元となる力、「気力キリョク」「元気ゲンキ」
◆天候、またその変化や様子、「天気テンキ」「気候キコウ」
◆簡「气」
【愾】心3+10=総画数13 U+613E [キ、ケ、カイ、ガイ/]
◆心中に様々な感情(悲しみ・怒り・喜びなど)が満ちる
◆(心中に鬱積するものがあって)大きな溜息(ためいき)をつく、「体の中(心)の気が口から出てくる」の意
◆(心中に満ちたものを一気に吐き出すように)怒る
◆簡「忾」
【浦】 水3+7=総画数10 U+6D66 [ホ、フ/うら]
◆海・川・湖などの水辺(みずべ)、水際スイサイ(みずぎわ)
◆川が合流するところ、川が合流して海などに注ぐところ
◆[日]海や湖などが陸地に入りり込んだところ
【蒲】艸3+10=総画数13 U+84B2 [ホ、ブ/がま]
◆ガマ(蒲)、ガマ科ガマ属の草
◆「菖蒲ショウブ」、ショウブ科ショウブ属の草 †[日本ではアヤメ(アヤメ科アヤメ属)に「菖蒲」を当てるが、中国でアヤメは「溪蓀ケイソン」、ショウブとアヤメはよく似るが、ショウブの葉にははっきりとした主脈が認められるのに対して、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない]†
◆腹這(はらば)う、同「匍」
【涌】 水3+7=総画数10 U+6D8C [ヨウ、ユウ/わ・く]
◆湧(わ)く、水が(勢いよく)噴(ふ)き出る、同「湧」
◆(それまでなかったものが)現れ出る、湧き出る、同「湧」
◆川名、夏水カスイ(湖北省荆州市を流れる)から別れ湖北省・湖南省の省境付近で長江チョウコウに注ぐ「【水經注:卷第三十五:江水】…又東南當華容縣南涌水入焉(…攷涌水乃夏水枝分入江…)」
【慂】心4+10=総画数14 U+6142 [ヨウ、ユウ、ユ/]
◆「慫慂ショウヨウ」、傍から相手を説いてやらせようとする、唆(そそのか)す、嗾(けしか)ける、同「慫恿」
【烏】 火4+6=総画数10 U+70CF [オ、ウ/からす]
◆カラス(烏・鴉)、カラス科の鳥、同「烏鴉オア・オウ」「孝鳥コウチョウ」
◆(カラスが黒いことから)黒い、また黒色
◆いずく・んぞ、どうして~、どうして~か、疑問や反問の語
◆「ああ」「おう」などの感嘆の声、同「於」「𥾪」「𤚶」、同「烏乎・烏呼アア」
【嗚】口3+10=総画数13 U+55DA [オ、ウ/]
◆「あぁ」「おぅ」という感嘆カンタンの声、「嗚呼・烏乎アア」
◆「嗚咽オエツ」、咽(むせ)び泣く、小刻みに声を詰まらせて泣く
【塢】土3+10=総画数13 U+5862 [オ、ウ/]
◆外からの侵入を遮(さえぎ)るための土塁(どるい)などの構築物、村落の周囲に築くものなどの比較的小規模のものを指すという、同「䃖」
【烝】 火4+6=総画数10 U+70DD [ショウ、ジョウ/]
◆蒸気や熱気が立ち昇る、蒸(む)す、蒸(ふ)かす、同「蒸」
◆たくさんの、多くの、同「蒸」
◆祖先を祀(まつ)るために冬に行われる祭礼の名、春は「礿ヤク(夏代・商代)」「祠シ(周代)」、夏は「禘テイ(夏代・商代)」「礿ヤク(周代)」、秋は「嘗ショウ」
【蒸】艸3+10=総画数13 U+84B8 [ショウ、ジョウ/む・す、む・らす、む・れる、ふか・す]
◆湯気(水蒸気)が立ち昇る、同「烝」
◆湯気(水蒸気)を立ち昇らせて熱する、同「烝」
◆皮を取り去ったアサ(麻)の茎を乾燥させたもの、麻幹あさがら・おがら
◆細い枝や茎、麻幹と共にいずれも薪(たきぎ)にするためのもので薪よりも細いもの
◆多くの、たくさんの、同「烝」
◆祖先を祀(まつ)るために冬に行われる祭礼の名、同「烝」
【留】 田5+5=総画数10 U+7559 [リュウ、ル/と・まる、と・める、とど・まる、とど・める]
◆動きを止(と)める、動きを止めて同じ場所や状態に止(とど)まる
◆同じ状態が残る、同じ状態で残す
【榴】木4+10=総画数14 U+69B4 [リュウ、ル/]
◆「石榴セキリュウ」、ザクロ(石榴・柘榴・若榴)、ミソハギ科ザクロ属の木、またその果実
◆「榴槤・榴蓮リュウレン」、ドリアンdurian、アオイ科ドリアン属の木、またその果実
【溜】水3+10=総画数13 U+6E9C [リュウ、ル/た・まる、た・める]
◆雨が滴(したた)り落ちる、雨垂れ
◆軒先から流れ落ちる雨でできた水溜り、雨垂れを受ける雨樋(あまどい)
◆滑る、つるつるの、滑り落ちる
◆すっと流れる、さっと抜ける、また抜け出す、滑るような動きを指す
◆[日]水が一か所に集まって流れない、また集まって次第に増えて行く
【瑠】玉4+10=総画数14 U+7460 [リュウ、ル/]
◆「瑠璃・琉璃ルリ」、濃く深みのある紺色の宝石の名、またその色の名
【瘤】疒5+10=総画数15 U+7624 [リュウ、ル/こぶ]
◆腫物はれもの、体の組織の一部が丸く盛り上がったもの、同「𦠝」「𥏵」
◆(瘤のように)丸く盛り上がったもの
【霤】雨8+10=総画数18 U+9724 [リュウ、ル/]
◆家屋の軒(のき、屋根の建物から外に張り出した部分)から雨が滴(したた)り落ちる、雨垂れ、同「溜」
◆家屋の軒(のき)
【餾】食9+10=総画数19 U+993E [リュウ、ル/]
◆蒸し直す、一度蒸した飯(「饙」という)を再び蒸す
◆「蒸餾ジョウリュウ」、液体を蒸発させその蒸気を液化することで不純物を取り除くこと、同「蒸留」
【鰡】魚11+10=総画数21 U+9C21 [リュウ/ぼら]
◆ボラ(鯔・鰡)、ボラ科ボラ属の海水魚、同「鯔」
【畜】 田5+5=総画数10 U+755C [キク、チク/]
◆人間が飼(か)い馴らした動物、同「𤛅」、「家畜カチク」
◆家畜を飼(か)う、飼い育てる、養(やしな)う、同「嘼」「蓄」
◆蓄(たくわ)える、同「蓄」
【蓄】艸3+10=総画数13 U+84C4 [キク、チク/たくわ・える]
◆(冬に備えて野菜を)貯(たくわ)える、集めて堆(うずたか)く積む、しまっておく、「備蓄ビチク」、同「畜」「𧁃」「稸」
◆飼(か)う、飼い育てる、養(やしな)う、同「畜」
【畠】 田5+5=総画数10 U+7560 [/はた、はたけ]
◆[日]水を張らずに(但し水やりはする)農作物を栽培する耕作地、同「畑」
【畠】田5+5=総画数10 U+7560 [/はた、はたけ]
◆[日]水を張らずに(但し水やりはする)農作物を栽培する耕作地、同「畑」
【疾】 疒5+5=総画数10 U+75BE [シツ、ジチ/はや・い、はや・し、と・し、と・っく]
◆急に、速い、あっという間に、一瞬のうちに
◆症状が急速に悪化する病気
◆病(やまい)、病(や)む、患(わずら)う
◆辛(つら)い、苦しい
◆怨(うら)む、憎む、嫉(そね)む、同「嫉」
【嫉】女3+10=総画数13 U+5AC9 [シツ、ジチ/ねた・む、そね・む]
◆自分と比較して他人がより賢い・重く用いられることなどを羨(うらや)み憎(にく)らしく思う、「嫉妬シット」、同「愱」「㑵」「疾」「𧪠」
【盍】 皿5+5=総画数10 U+76CD [コウ、ゴウ/]
◆器の蓋ガイ(ふた)、蓋をする、覆(おお)う、同「蓋」
◆なぜ、どうして、どうして~しないのか「【論語注疏:卷五:公冶長】…子曰盍各言爾志… (注:孔子が言う「どうしてそれぞれ自らの志すところを述べないのか」と)」「【墨子:卷十二:公孟】…盍學乎… (注:「どうして学ばないのか?)」
【溘】水3+10=総画数13 U+6E98 [コウ/]
◆忽(たちま)ち、あっという間に、突然に、同「𣩄」
◆「溘死コウシ」、あっという間に亡くなる、死ぬ
◆「溘溘コウコウ」、水が流れる音
【蓋】艸3+10=総画数13 U+84CB [カイ、コウ、ゴウ、ガイ/おお・う、ふた、けだ・し]
◆(草を編んで作った)上からの雨や日差しを遮(さえぎ)る覆(おお)い
◆雨や日差しを遮(さえぎ)るために頭の上に翳(かざ)す傘(かさ)
◆全体を覆う
◆(家を)造(つく)る、雨や日差しを遮(さえぎ)るための屋根を設けることから
◆ふた、器の口を覆(おお)い塞(ふさ)ぐもの
◆けだ・し、多分、恐らく
【闔】門8+10=総画数18 U+95D4 [コウ、ゴウ/]
◆門の両開きの扉
◆門の扉を閉(し)める、閉(と)ざす
◆ある領域・範囲の中にある(含まれる)全て、全体
◆「闛闔・閶闔ショウコウ」◇天門、天帝テンテイ(天にあって万物を支配する神、上帝)の宮殿であるに紫微宮シビキュウに通じる門‡「【淮南鴻烈解:卷第一:原道訓】經紀山川蹈騰崑崙排閶闔淪天門(…閶闔始升天之門也天門上帝所居紫微宮門也…)」‡◇地の西の果てにあるという門‡「【淮南鴻烈解:卷第四:墬形訓】八紘之外乃有八極…西方曰西極之山曰閶闔之門(…閶大也闔閉也大聚萬物而閉之故曰閶闔之門也)」‡◇宮城キュウジョウの門◇秋に吹く西風
【眞】 目5+5=総画数10 U+771E [シン/ま、まこと、まこと・に]
◆手が加えられていない、本来の、本当の、確かな、嘘(うそ)や偽(いつわ)りがない
◆正しい、正当な
【嗔】口3+10=総画数13 U+55D4 [シン、テン、デン/]
◆感情を抑えきれずに声を荒げる、激しく怒る、同「謓」
【愼】心3+10=総画数13 U+613C [シン、ジン/つつし・む]
◆謹(つつし)む、隅々まで心を配(くば)る、気を配る、またそのように振る舞う、同「㥲」「謹」
◆「愼重シンチョウ」、隅々まで配慮すること
【槇】木4+10=総画数14 U+69C7 [テン、シン/まき]
◆木の先の細い部分、梢(こずえ)
◆倒れた木
◆木目(もくめ)がびっしりと詰まっているさま‡「【類篇:卷十六:槇】一曰木理堅密」‡
◆イヌマキ(犬槇)、マキ科マキ属の常緑針葉高木、同「羅漢松ラカンショウ」
◆[日]マキ(槇)、マキ科の木、またコウヤマキ科などの木
【瞋】目5+10=総画数15 U+778B [シン/]
◆(怒って)目を大きく見開く、目を大きく見開いて睨(にら)みつける、同「䀼」「䀔」
【鎭】金8+10=総画数18 U+93AD [チン/しず・める、しず・まる]
◆重みをかけて抑(おさ)え付ける
◆力で抑え付ける、乱れを静める、安定させる
◆抑えとなる軍隊、その軍隊が駐屯している所
◆県の下の行政単位、比較的大きな町
◆常に、何時も、づっと
【鷆】鳥11+10=総画数21 U+9DC6 [テン、デン/]
◆ヨタカ(夜鷹)、ヨタカ科の鳥、別名「蚊母鳥ブンボチョウ」「吐蚊鳥トブンチョウ」
【真】 目5+5=総画数10 U+771F [シン/ま、まこと、まこと・に]
◆手が加えられていない、本来の、本当の、確かな、嘘(うそ)や偽(いつわ)りがない
◆正しい、正当な
【填】土3+10=総画数13 U+586B [テン、デン、チン/う・める、うず・める、は・める]
◆空いているところを埋める、埋めて塞ぐ、同「窴」
◆埋める、満たす、空いているところがなくなるようにする
◆乱れを静める、安定させる、同「鎮」
【慎】心3+10=総画数13 U+614E [シン、ジン/つつし・む]
◆謹(つつし)む、隅々まで心を配(くば)る、気を配る、またそのように振る舞う、同「㥲」「謹」
◆「慎重シンチョウ」、隅々まで配慮すること
【槙】木4+10=総画数14 U+69D9 [テン、シン/まき]
◆木の先の細い部分、梢(こずえ)
◆倒れた木
◆木目(もくめ)がびっしりと詰まっているさま‡「【類篇:卷十六:槇】一曰木理堅密」‡
◆イヌマキ(犬槇)、マキ科マキ属の常緑針葉高木、同「羅漢松ラカンショウ」
◆[日]マキ(槇)、マキ科の木、またコウヤマキ科などの木
【鎮】金8+10=総画数18 U+93AE [チン/しず・める、しず・まる]
◆重みをかけて抑(おさ)え付ける
◆力で抑え付ける、乱れを静める、安定させる
◆抑えとなる軍隊、その軍隊が駐屯している所
◆県の下の行政単位、比較的大きな町
◆常に、何時も、づっと
【顛】頁9+10=総画数19 U+985B [テン/]
◆頂いただき、頂上、同「巓」、「白顚ハクテン(頭髪が白いさま)」
◆ものの先端、最初、「顚末テンマツ(始めから終わりまで)」
◆倒れる、逆(さか)さまになる、逆ギャクになる、同「傎」、「顚倒テントウ(上下が逆になるさま)」
◆気が狂う、錯乱サクランして気を失い倒れる、同「癲」
【鷏】鳥11+10=総画数21 U+9DCF [テン、デン/]
◆ヨタカ(夜鷹)、ヨタカ科の鳥、別名「蚊母鳥ブンボチョウ」「吐蚊鳥トブンチョウ」
【秦】 禾5+5=総画数10 U+79E6 [シン、ジン/はた]
◆周代(西周)後期から戦国時代にかけての古国名、前905年頃~前220年、後に諸国を統一して建った古王朝名、前221年~前207年
◆晋代の古国名、氐テイ族の建てた「前秦(350年~394年)」 、羌キョウ族の建てた「後秦(384年~417年)」、鮮卑センピ族の建てた「西秦(385年~431年)」がある
◆陝西省の別称
【榛】木4+10=総画数14 U+699B [シン/はしばみ、はり、はる]
◆ハシバミ(榛)、カバノキ科ハシバミ属の木、英名を「ヘーゼルhazel」といい実は「ヘーゼルナッツhazelnut」と呼ばれる
◆木や草が叢(むら)がり生えるさま、同「㰉」「𦿒」「蓁」
◆[日]ハンノキ(榛の木)、ハリノキ(榛の木)、カバノキ科ハンノキ属の木
【臻】至6+10=総画数16 U+81FB [シン/]
◆至(いた)る、(次々に)やって来る、同「𧽕」
【蓁】艸3+10=総画数13 U+84C1 [シン/]
◆草木が叢(むら)がり生えるさま、同「榛」
◆「蓁蓁・𦳳𦳳シンシン」、草が折り重なるように生えるさま‡「【楚辭章句:卷九:招魂章句第九】蝮蛇蓁蓁(蝮大蛇也蓁蓁積聚之皃)」‡‡「【爾雅注疏:釋訓】蓁蓁孽孽戴也疏周南桃夭曰其葉蓁蓁〇王應麟詩攷曰通典作其葉溱溱」‡
◆「蓁椒シンショウ」、サンショウ(山椒)、別名「花椒カショウ」、ミカン科サンショウ属の木、またその実
【窄】 穴5+5=総画数10 U+7A84 [サク、シャク/すぼ・む、つぼ・む]
◆周りから圧(お)されて狭くなる、また小さくなる
◆狭い、余裕がない
【搾】手3+10=総画数13 U+643E [サク、サ、シャ/]
◆強く締め付けたり圧(お)し付けたりすることで液体だけを(細かい穴を通して)外に出す、絞(しぼ)り出す、滲(にじ)み出させる、液体を取り除く、中国では「榨{⿰木窄}」を用いる
【竜】 立5+5=総画数10 U+7ADC [リョウ、リュウ、ロウ/たつ]
◆角(つの)と鬚(ひげ)を持ち体は細長く鱗(うろこ)があり、春分に天に昇り秋分に淵(ふち)に潜むという想像上の動物
◆天子・君主・皇帝を指す語、「龍飛リュウヒ(天子の即位)」「龍体リュウタイ(天子のお体)」
◆ひときわ優れたものを指す語
◆十二章紋の一つ
◆背が高く(八尺以上の)大きな馬、駿馬シュンメ
【槞】木4+10=総画数14 U+69DE [ロウ、ル/]
◆木などを柵(さく)状に組んだ囲(かこ)い、獣(けもの)を閉じ込めるための檻(おり)
【滝】水3+10=総画数13 U+6EDD [ロウ/たき]
◆水の流れが速いさま、急流、早瀬(はやせ)
◆[日]高い所から川のように流れ落ちる水
【篭】竹6+10=総画数16 U+7BED [ロウ、ル/かご、こ・める、こ・もる]
◆竹を編んで作った入れ物(盆状・桶状・笊状・筒状のものなど)の総称、またそれに入れる
◆箙えびら、矢を入れて背負う竹製筒状(箱形・筒形・袋形など)の容器
◆中に入(い)れる、閉じ込める、中に入(はい)る
【羔】 羊6+4=総画数10 U+7F94 [コウ/]
◆子羊(こひつじ)
【窯】穴5+10=総画数15 U+7AAF [ヨウ/かま]
◆陶器トウキや煉瓦レンガを焼くための土などで囲った穴、「陶窯トウヨウ」
【翁】 羽6+4=総画数10 U+7FC1 [オウ、ウ/おきな]
◆鳥の首から胸にかけての羽、同「𩔚」
◆父親、夫の父親、妻の父親
◆おきな、老齢の男性に対する尊称
【蓊】艸3+10=総画数13 U+84CA [オウ、ウ/]
◆草の茎から枝分れした茎や細い葉が隙間なく生え出ているさま、「蓊薹オウダイ」
◆草が鬱葱ウッソウと茂るさま
◆「蓊匌オウコウ」、辺(あた)り一面に満(み)ちるさま
【鶲】鳥11+10=総画数21 U+9DB2 [オウ、ウ/ひたき]
◆鳥名、未詳
◆ヒタキ(鶲)、スズメ目ヒタキ科の鳥
【耆】 老6+4=総画数10 U+8006 [キ、ギ、シ、ジ/]
◆六十歳またそれ以上の人、七十歳は「老」「【禮記注疏(禮記正義):卷一:曲禮上】六十曰耆指使(《注》指事使人也六十不服戎不親學)七十曰老而傳(《注》傳家事任子孫是謂宗子之父)八十九十曰耄(《注》耄惛忘也…)」
◆老いる、老境に入る多くの年を重ねる
◆力に任(まか)せて相手を踏みつけるさま、横暴なさま「【春秋左傳正義:卷五十:二十三年春王正月壬寅朔二師圍郊】不僭不貪不懦不耆(《疏》正義曰不僭守信也不貪廉正也不懦不受辱也不彊不陵人也皆論守竟之事…)」
◆致(いた)す、務(つと)めを果たす
◆嗜(たしな)む、好(この)む、愛好する、同「嗜」
【嗜】口3+10=総画数13 U+55DC [シ、ジ/たしな・む、たしな・み]
◆好(この)む、愛好する、同「耆」
◆[日]好んで取り組む趣味や余技、またそれを楽しむ
【蓍】艸3+10=総画数13 U+84CD [シ/めどぎ]
◆ノコギリソウ(鋸草)、キク科ノコギリソウ属の草、古く茎は占いに用いられたが後に竹製が主になった
◆メドハギ(蓍萩)、マメ科ハギ属の木
◆めどぎ、占いに用いる棒、筮竹ゼイチク
【鰭】魚11+10=総画数21 U+9C2D [キ、ギ/ひれ]
◆魚の背・尾・胸などから突起した羽状のもの
【致】 至6+4=総画数10 U+81F4 [チ/いた・す]
◆相手方まで持って行って届ける、「送致」
◆招き寄せる、こちらまで来させる、「招致」
◆~に至る、~に至らしめる、「致死」
◆~という結果に行く着く、~になる、「一致」
◆趣(おもむき)、気持ちが行く着くところ、「筆致」
◆官職を辞する
◆肌理(きめ)が細かい、目がぎっしりと詰まっている、同繁「緻」
【緻】糸6+10=総画数16 U+7DFB [チ、ジ/]
◆肌理(きめ)が細かい、目がぎっしりと詰まっている、またそのような布、同簡「致」
◆解(ほつ)れや破れを縫(ぬ)い繕(つくろ)った衣服、継ぎ接ぎ(つきはぎ)した衣服‡「【方言:第四】楚謂無緣之衣曰襤紩衣謂之褸秦謂之緻自關而西秦晉之間無緣之衣謂之䘪䘿」‡
【般】 舟6+4=総画数10 U+822C [ハン、バン、ヘン/]
◆巡(めぐ)る、一巡りする、一巡りして戻って来る、元に戻る
◆(一巡り見渡した)辺りの様子
◆~のようである、~と同様である
◆運搬(ウンパン)する、物を別の場所へ運ぶ、同「搬」
【搬】手3+10=総画数13 U+642C [ハン、バン/]
◆ものを別の場所へ移す、同「搫」
【槃】木4+10=総画数14 U+69C3 [ハン、バン/]
◆木製の浅い盆ボンや皿状の器、同「盤」
◆ゆったりと楽(らく)にする
【瘢】疒5+10=総画数15 U+7622 [ハン、バン/]
◆傷(きず)や腫れ物(はれもの)が治(なお)った後に残る痕(あと)、傷痕(きずあと)や染(し)み、同「㾻」「疤」
◆傷や染み、瑕疵カシ、欠点
【盤】皿5+10=総画数15 U+76E4 [ハン、バン/]
◆浅い盆ボンや皿状の器、木製は「槃」、金属製は「鎜」
◆薄く平らなもの、上部が平らな台
◆大きくどっしりとした石、同「磐」
◆円を描(えが)くように回る、回転する、丸く曲がる
◆詳細に問い調べる、問い詰める、「盤問ハンモン・バンモン」
【磐】石5+10=総画数15 U+78D0 [ハン、バン/いわ]
◆平たくどっしりとして容易に動かせない大きな岩
【芻】 艸6+4=総画数10 U+82BB [ス、シュ、スウ/]
◆草を刈(か)る、刈り取った草
◆牛馬などの家畜の飼料シリョウとする乾草(ほしくさ)、飼葉(かいば)
【皺】皮5+10=総画数15 U+76BA [スウ、シュ、シュウ/しわ、しぼ]
◆皮膚・紙・布などが縮んでできる細長い凹凸(おうとつ)、折ったり縮んだりしてできる凹凸
【蒭】艸3+10=総画数13 U+84AD [ス、シュ、スウ/]
◆「苾蒭ヒツシュ・ビチュゥ」◇草名、未詳‡「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:苾蒭】上毗逸反下測於反苾蒭梵語草名有其四徳以今左之也{⿳艹口丑}𦮊𦷝測於反同上」‡◇比丘ビク(梵語の音写)、出家して具足戒グソクカイを受け正式に僧の資格を得た男性
【趨】走7+10=総画数17 U+8DA8 [シュ、ス、スウ/]
◆足早(あしばや)に行く、早足(はやあし)で行く、さっさっと(すたすたと)行く、急いで行く、同「走」「趣」
◆(ある方向に)向う、向かって行く
◆急(せ)き立てる、急(せ)かす、同「促」
【鄒】邑3+10=総画数13 U+9112 [スウ、シュ/]
◆戦国時代(前5世紀~前221年)の古国名、春秋時代(前770年~前5世紀)の「邾シュ」「邾婁シュル」で戦国時代に「鄒」に改名された、魯ロ國鄒縣(現山東省済寧鄒市鄒城市付近)
【雛】隹8+10=総画数18 U+96DB [ス、ジュ、スウ/ひよこ、ひな]
◆生まれて間もないニワトリ(鶏)の子
◆生まれて間もない鳥の子
◆小さいさま、幼いさま
【莫】 艸3+7=総画数10 U+83AB [①ボ、モ②バク、マク/なか・れ]

◆暗くなる、陽の光が届かなくなって暗くなる、晩バン、同「暮」「𦱤」

◆無(な)い、「莫大バクダイ(それ以上はない、それ以上のものはない)」、同「𦮅」
◆~でない、~できない、同「𦮅」
◆~なかれ、~してはいけない、~してはならない
◆限りなく広いさま、同「漠」
【募】力2+10=総画数12 U+52DF [ボ、モ/つの・る]
◆広く呼び掛けて参加や金品を求める、「募兵ボヘイ」
◆[日]ますます強くなる、高じる
【墓】土3+10=総画数13 U+5893 [ボ、モ/はか]
◆はか、死者を埋葬マイソウしたところ、大きなものは「冢塚チョウ(つか)」
【寞】宀3+10=総画数13 U+5BDE [バク、マク/]
◆人の姿も声や音もなくひっそりとしているさま、「寂寞セキバク」
【幕】巾3+10=総画数13 U+5E55 [バク、マク/]
◆上から覆い被(かぶ)せるように張る布、周りを囲うように垂らす布は「帷」「幃」‡「【說文解字:巾部:幕】帷在上曰幕覆食案亦曰幕」‡
◆舞台などの左右に開閉する垂れ幕
◆外から中が見えないように仕切る
◆戦地で雨風を防ぐだめに上部と四周を覆い家屋(設営・解体が容易な仮設の家屋)のような形に作る布、テントtent
◆戦地で軍将が構えるところ、幕を張り雨露を防いだことから
◆軍事に関する政務を執(と)り行う役所、またその長の陣営、「幕府」
【慕】心4+10=総画数14 U+6155 [ボ、モ/した・う]
◆(あるものを手に入れようと、あることを成したいと)ひたすら思う
◆大切に思っている人・憧(あこが)れている人・愛している人に思いを寄せる
【摸】手3+10=総画数13 U+6478 [ボ、モ、バク、マク/]
◆手で撫(な)でる、手で触(さわ)る、手で探(さぐ)る、よく見えないものを手で触って確かめる
◆手本に倣(なら)う、手本をなぞる、同「摹」
◆似せる、真似(まね)る、同「摹」
◆ものの形、同「模」
【暮】日4+10=総画数14 U+66AE [ボ、モ、ム/くれ、く・れる、くら・す]
◆陽の光が届かなくなって暗くなる、晩バン、同「莫」
◆人生や月日・季節・年などが将(まさ)に尽きようとする、またその頃
◆[日]く・れる、(暗くなって)区別や判断ができなくなる
◆[日]くら・す、時間や歳月などの時を過ごす、生活する
【膜】月(肉)4+10=総画数14 U+819C [ボ、モ、バク、マク/]
◆生物の器官を包んだり覆(おお)ったりしている薄い皮状の組織、「粘膜ネンマク」「耳膜ジマク(鼓膜)」
◆薄い皮状のもの、フィルムfilm、「薄膜ハクマク」
◆跪(ひざまづ)き両手を額(ひたい)に当てるようにして拝礼する、「膜拝ボハイ・モハイ」
【模】木4+10=総画数14 U+6A21 [ボ、モ/]
◆目的の形に造るための木製の型かた、土製は「型」、竹製は「範」
◆手本、基本や標準となるもの
◆ものの形や大きさ
◆手本や基準となるものの形や大きさに似(に)せる、手本とするものに倣(なら)う
◆よく見えないものを手で触れて確かめる、同「摸」
◆「模糊モコ」、輪郭がぼやけてはっきりしないさま、同「糢糊」
【漠】水3+10=総画数13 U+6F20 [バク、マク/]
◆水のない砂や石だけの広大な地、「沙漠サバク(砂漠)」
◆見渡す限り広がっているさま、際限サイゲンがないさま
◆虚(うつ)ろなさま、虚ろで何もないさま、「漠漠バクバク」
◆「寂漠ジャクバク・ジャクマク」◇何もなく虚ろなさま◇ひっそりとして静かなさま
◆「漠然バクゼン」◇ひっそりとして静かなさま◇ぼんやりとしたさま、ぼんやりとして捉(とら)えどころがないさま
◆10の-12乗
【獏】犬3+10=総画数13 U+734F [バク、ミャク/]
◆バク(貘)、バク科の哺乳類
◆獣名、未詳、姿はクマ(熊)に似て黒白斑(まだら)で銅鉄を食べるという、同「㹮」「貊」
【糢】米6+10=総画数16 U+7CE2 [ボ、モ/]
◆「糢糊モコ」、輪郭がぼやけてはっきりしないさま、同「模糊」
【蟆】虫6+10=総画数16 U+87C6 [バ、メ、マ/]
◆「蝦蟆・蝦蟇カマ・ガマ」、ヒキガエル(蟾蜍)、ヒキガエル科のカエル(蛙)、別名「蟾蜍センジョ」「蛤蟆コウマ」「癞蛤蟆ライコウマ」
◆「蚊蟆ブンマ」、カ(蚊)の一種、小形で黒く日中に活動するという
【蟇】虫6+10=総画数16 U+87C7 [バ、メ、マ/]
◆「蝦蟇・蝦蟆カマ・ガマ」、ヒキガエル(蟾蜍)、ヒキガエル科のカエル(蛙)、別名「蟾蜍センジョ」「蛤蟆コウマ」
【謨】言7+10=総画数17 U+8B28 [ボ、モ/]
◆(天下国家のような)広く様々(さまざま、様様)なことについて、どうするかを議論し、それを実現するための方策ホウサクを練(ね)る、同「譕」
【貘】豸7+10=総画数17 U+8C98 [バク、ミャク/]
◆バク(貘)、バク科の哺乳類
◆獣名、未詳、姿はクマ(熊)に似て黒白斑(まだら)で銅鉄を食べるという、同「㹮」「貊」
【驀】馬10+10=総画数20 U+9A40 [バク、ミャク/]
◆馬を駆(か)る
◆突然に、いきなり、急に、「驀地バクチ」
【華】 艸3+7=総画数10 U+83EF [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ]
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
◆「華山カザン」、五岳の一つで「西嶽」ともいう、陝西省華陰市の南方、同「崋山」
【嘩】口3+10=総画数13 U+5629 [カ/]
◆わいわいと話が聞き取れないほど喧(やかま)しい、がやがやと騒々ソウゾウしい、同「譁」
【曄】日4+10=総画数14 U+66C4 [ヨウ/]
◆盛んに光る、明るく光る、同「燁」
【樺】木4+10=総画数14 U+6A3A [カ、ゲ/かば、かんば]
◆カバ(樺)、カバノキ(樺の木)、カバノキ科の木
◆[日]かば、赤味を帯びた茶色
【譁】言7+10=総画数17 U+8B41 [カ、ゲ/かまびす・しい]
◆話が聞き取れないほど喧(やかま)しい、がやがやと騒々ソウゾウしい、同「嘩」
【蚤】 虫6+4=総画数10 U+86A4 [ソウ/のみ]
◆ノミ(蚤)、ノミ目の虫
◆爪、爪で掻(か)く
◆(時間が)早い、早い時間
【騒】馬10+8=総画数18 U+9A12 [ソウ/さわ・ぐ、ざわ・めく、ざわ・つく]
◆苛立(いらだ)って落ち着きがなくなる、そわそわする
◆ざわざわする、がやがやする、多くの物や事が入り乱れて秩序がなくなる
◆思い煩(わずら)って落ち着かない
【騷】馬10+10=総画数20 U+9A37 [ソウ/さわ・ぐ、ざわ・めく、ざわ・つく]
◆苛立(いらだ)って落ち着きがなくなる、そわそわする
◆ざわざわする、がやがやする、多くの物や事が入り乱れて秩序がなくなる
◆思い煩(わずら)って落ち着かない
【蚩】 虫6+4=総画数10 U+86A9 [シ/]
◆無知なさま、愚かなさま
◆馬鹿(ばか)にする、相手を軽(かろ)んずる、同「妛」
◆「蚩蚩シシ」◇実直ジッチョクなさま、誠実で正直なさま◇乱れるさま、混乱するさま
◆想像上の海獣の名、「蚩吻シフン」
◆「蚩尾シビ」、大きな建物の屋根の棟(むね)の両端の飾り物、魚が尾を跳ね上げる形に作る、「蚩(想像上の海獣の名)」は水の精とされ、建物を火災から守るとされた、同「鴟尾」「【蘇氏演義:卷下】蚩者海獸也漢武帝作柏梁殿有上疏者云蚩尾水之精能辟火災可置之堂殿今人多作鴟字…」
【嗤】口3+10=総画数13 U+55E4 [シ/わら・う]
◆嘲笑う(あざわらう)
【衰】 衣6+4=総画数10 U+8870 [スイ、サイ、セ/おとろ・える]
◆少しずつ小さくなる、大きいものが小さくなる、次第に細る、太いものが細くなる、次第に弱る、強いものが弱くなる
◆蓑(みの)、背中に羽織って雨雪を防ぐ藁などで作った雨具、同「蓑」
◆近しい人が亡くなった際に着用する粗い麻製の喪服の名、父や子などの場合は裾(すそ)の下縁(へり)を縫わない「斬衰・斬縗ザンサイ」、祖父や兄弟などの場合は縁を縫う「齊衰・纃縗シサイ」を着用する、亡くなった人の近遠の順に「斬縗・斬衰」「纃縗・齊衰」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻シマ」があり「五服ゴフク」と呼ばれる、同「縗」
【榱】木4+10=総画数14 U+69B1 [スイ/]
◆垂木(たるき)、棟(むね)から軒(のき)に渡し屋根を支える木材、同「椽」「桷」
【簑】竹6+10=総画数16 U+7C11 [サ/みの]
◆背中に羽織って雨雪を防ぐ藁などで作った雨具、同「衰」
◆上から草で覆う
【蓑】艸3+10=総画数13 U+84D1 [サ/みの]
◆背中に羽織って雨雪を防ぐ藁などで作った雨具、同「衰」
◆上から草で覆う
【袁】 衣6+4=総画数10 U+8881 [エン、オン/]
◆衣服が長いさま、衣服がゆったりとしているさま
◆姓用字
【園】囗3+10=総画数13 U+5712 [エン、オン/その]
◆周りを垣や柵などで囲った(樹木・果樹などの)畑‡「【說文解字:囗部:園】所以樹果也」‡
◆周りを垣や柵などで囲った広い庭、またそのような庭のある邸宅、またそのような場所
◆高く土を盛った王やその家族の墓
◆簡「园」
【猿】犬3+10=総画数13 U+733F [エン、オン/さる]
◆サル目(Primates、霊長類)のうちヒト(人、Hominidae)以外の霊長類の称、同「𤠔」「𤝌」
【轅】車7+10=総画数17 U+8F45 [エン、オン/ながえ]
◆車を牽(ひ)くための衡(コウ、車を牛馬などに繋ぐための横木、「輅ロ」ともいう)と車台を繋ぐ棒、特に大きな車台の左右両側から前方に向かって取り付ける二本の棒をいう、小さい車の場合は車台床下の中央から一本だけで「輈」という
◆「轅門エンモン」、君主や領主が外出先で野営する際に二台の車を向かい合わせに並べ轅エン(ながえ)を立てて門としたもの、後に陣の営所の門や役所の外門を指すようになった
【遠】辵3+10=総画数13 U+9060 [エン、オン/とお・い]
◆場所や時間などが遥(はる)かに離れている、間(あいだ)が大きく空(あ)いている
◆間を離す、大きく空ける
◆関係が薄い
【討】 言7+3=総画数10 U+8A0E [トウ/う・つ]
◆非ヒや罪ザイ(つみ)を厳(きび)しく咎(とが)める
◆治(おさ)める、平(たい)らげる、攻(せ)めて敵を排除ハイジョする
◆尋(たず)ねる、探(さが)す、隅々まで探し尽(つ)くす、「討論トウロン」
【罸】网5+10=総画数15 U+7F78 [ハツ、ボチ、バツ、バチ/]
◆軽い悪行に対する懲(こら)らしめ、軽い罪に対する叱責や罰金や鞭打ちなどの仕置(しおき)、重い罪に対するものを「刑」
【豈】 豆7+3=総画数10 U+8C48 [キ、ケ、カイ、ガイ/あに]
◆あに、どうして~であろうか、どうして~なのか理屈や道理に合わない、決して~ではない「【論語注疏:卷七:述而】子曰若聖與仁則吾豈敢 (注:子は「どうして私が聖人や仁徳者だといえるのでしょう、決してそんなことはありません」と言われた)」
◆(責務から解放されて、背負うものがなくなって)心が安らぐさま
◆喜ぶさま、楽しむさま、和(なご)やかで心地良いさま、「豈楽・愷樂ガイラク」
◆「豈弟ガイテイ」、穏(おだ)やかで和(やわ)らぐさま、同「愷悌」
【凱】几2+10=総画数12 U+51F1 [カイ、ガイ/]
◆喜ぶさま、楽しむさま、和(なご)やかで心地良いさま、同「愷」
◆「凱歌ガイカ」、(従軍した兵が歌う)戦いに勝利した時の喜びの歌、同「愷歌」‡「【東觀漢記:樂志】蓋周官所謂王大獻則令凱樂軍大獻則令凱歌也」‡
【剴】刀2+10=総画数12 U+5274 [ガイ、カイ/]
◆草を刈る大きな鎌
◆ごしごしと磨(みが)く
◆ごしごしと引くようにして切る
◆「剴切ガイセツ」、適切な
【榿】木4+10=総画数14 U+69BF [キ/]
◆ハンノキ(榛の木)、カバノキ科ハンノキ属の木
【皚】白5+10=総画数15 U+769A [ガイ/]
◆雪や霜(しも)のように(霜や雪に覆われて)白いさま、「皚皚ガイガイ」、同「凒」「溰」「𩄟」
【磑】石5+10=総画数15 U+78D1 [ガイ、ゲ/]
◆石臼(いしうす)、回転させながら穀物などを粉砕する道具、また石臼で磨(す)り潰す、同「磨」
◆「磑磑ガイガイ」◇ごつごつと堅いさま◇ごつごつとした岩山が高いさま
【覬】見7+10=総画数17 U+89AC [キ/]
◆強く望む、切望する
◆「覬覦キユ」、必要以上のこと(分不相応なこと)を願い望む
【鎧】金8+10=総画数18 U+93A7 [カイ、ガイ/よろい]
◆胴体部分(両肩・胴・腰)を守るための金属製の防具、皮製は「甲」
【貢】 貝7+3=総画数10 U+8CA2 [コウ、ク/みつ・ぐ]
◆君主に税として農作物などの生産品を差し出す
◆推挙する
【槓】木4+10=総画数14 U+69D3 [コウ/]
◆長い棒、棹(さお)、同「杠」
◆文章の一部分に引く傍線、「注意」「重要」などの意を示すための線
【熕】火4+10=総画数14 U+7195 [コウ/]
◆「熕船コウセン」、大砲を備えた大型の軍船の名‡「【船舶数字博物館(上海交通大学)】」‡
◆[日]「砲熕ホウコウ」、大砲
【躬】 身7+3=総画数10 U+8EAC [キュウ、ク、クウ/]
◆身(み)、(頭部を除いた)体(からだ)、同「身」
◆自身ジシン、自身で、自(みずか)ら、同「身」
◆(お辞儀をするように)背を曲げて前に屈(かが)む
【窮】穴5+10=総画数15 U+7AAE [キュウ、グ、グウ/きわ・まる、きわ・める]
◆限界まで行き着く、これ以上はない(それより先はない)ところまで行き着く、極(きわ)まる
◆行き詰る、行き詰まって身動きができない
【辱】 辰7+3=総画数10 U+8FB1 [ジョク、ニク、ノク/はずかし・める、かたじけな・い]
◆恥(はじ)をかかせる、体面タイメンを汚(けが)す、泥(どろ)を塗(ぬ)る、「恥辱チジョク」
◆忝(かたじけな)い、(恥をかかせるようなことをして下さって)申し訳なくもありがたい
◆「辱臨ジョクリン」、このようなところへ恥を忍んでまで来て下さる、遜(へりくだ)って感謝の意を伝える言葉
【溽】水3+10=総画数13 U+6EBD [ジョク、ニク、ノク/]
◆湿度が高くじっとりする、蒸し暑い
◆料理の味が濃厚なさま
【縟】糸6+10=総画数16 U+7E1F [ジョク、ニク、ノク/]
◆多くの模様や色や飾りがびっしりと並んでいるさま
◆ごてごてしていて(ごたごたしていて)煩(わずら)わしいさま、煩雑なさま
◆褥(しとね)、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、敷布団や座布団の類、同「褥」「蓐」
【耨】耒6+10=総画数16 U+8028 [ドウ、ヌ/]
◆田畑の土を掘り起こす、土を掘り起こして雑草を取り除く、同「䅶」
◆土を掘り起こし雑草を取り除く農具、鋤ソ(すき、日本で鍬(くわ)と呼ばれれる農具)、同「鎒」「槈」
【蓐】艸3+10=総画数13 U+84D0 [ジョク、ニク/]
◆びっしりと生えている草を刈(か)り取った後に、再び柔らかい芽が出て(柔らかい布団のように)きれいに生え揃う
◆褥(しとね)、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、同「縟」「褥」
【褥】衣5+10=総画数15 U+8925 [ジョク、ニク、ノク/しとね]
◆しとね、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、敷布団や座布団の類、同「縟」「蓐」
【通】 辵3+7=総画数10 U+901A [トウ、ツウ/とお・る、かよ・う]
◆途中に障害となるようなものがなく反対側・向こう側・相手方・目的地まで達する、また達している
◆支障なく行き来ができる、また行き来する、また行き来ができるようにする
◆(道路や手紙など)行き来するものの数を数える語、「四通シツウ(四方に通じる、四方に達する)」
◆こちらと向こうが同じである、また繋(つな)がっている
◆向こうまで届く、また達する、また伝わる、また知らせる
◆詳(くわ)しい、よく知っている、事情に明るい
◆一般的な
【樋】木4+11=総画数15 U+6A0B [トウ、ツウ/とい、ひ]
◆木名、未詳、【正字通】は「蓪」と同義とする、また一説に「木通」の合字で「アケビ(木通、アケビ科アケビ属の蔓性の木)」とする‡「【正字通:辰集中:木部:樋】俗字舊註音通汎云木名誤與艸部通艸作蓪同」‡
◆とい、ひ、水を通すための筒(つつ)状また筒を半分に割ったような形状のもの‡「【安平縣雜記:(農)工業:製造】…車下用桶收汁、付出樋管、流落澄清桶…」‡
【造】 辵3+7=総画数10 U+9020 [ソウ、ゾウ/つく・る]
◆(素材に手を加えて、組み合わせて)作り上げる
◆成(な)る、為(な)す、成し遂(と)げる
◆到(いた)る、行き着く
◆慌てる、慌ただしい
◆「造次ゾウジ」◇ごく短い時間、咄嗟トッサ◇急いで、あたふたと「【論語注疏:卷四:里仁】…君子無終食之間違仁造次必於是顚沛必於是(《疏》…造次急遽也…)」
◆[日]みやつこ、日本の上代の姓(かばね)の一つ
【慥】心3+11=総画数14 U+6165 [ソウ、ゾウ/たし・か]
◆慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま
◆「慥慥ソウソウ」◇言ったことにすぐ応(こた)えること◇忠実(チュウジツ)なさま
◆[日]確(たし)かに、多分、恐(おそ)らく
◆[日]拵(こしら)える
【連】 辵3+7=総画数10 U+9023 [レン/つら・なる、つら・ねる、つ・れ、つ・れる]
◆途切れずに続く、次々に間を置かずに続く、また繋(つな)がる
◆結び付く、関わり合いを持つ
◆一緒に行動する
◆続々と、次々に、間を置かずに
【嗹】口3+11=総画数14 U+55F9 [レン/]
◆「嗹嘍・謰謱レンロウ」、言葉が縺(もつ)れ乱れて或いは細かく回りくどくて意味がよく分からないさま
【漣】水3+11=総画数14 U+6F23 [レン/さざなみ]
◆風が吹いて水面にできる小さく細かい波、たくさんの小さい波が幾重にも繰り返し続くさま
◆涙が次々に連なって滴(したた)り落ちるさま
◆大きな波
注解:古く「瀾」と「漣」とは同音同義だったが、後に異音異義となり、「漣」は「瀾ラン(大きな波)」の義では使われなくなった‡「【說文解字注:水部:漣】瀾或從連(古闌連同音故瀾漣同字後人乃別為異字義異音)」‡
【縺】糸6+11=総画数17 U+7E3A [レン/もつ・れる]
◆(糸や紐などが)絡(から)み合う、絡み合って解(と)けない
【蓮】艸3+10=総画数13 U+84EE [レン/はす、はちす]
◆ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、本来は実と実を包む部分(花托カタクという)を指す、ハス全体を「荷」、根茎は「藕」‡「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏(《注》中心苦)」‡‡「【植物記:序:蓮の話・双頭蓮と蓮の曼陀羅】…蓮肉は学問上でいう子葉で、元来二片より成り、多肉で半球形をなしその辺縁は相接着して球形を呈し、その中部は空洞となり、そこにいわゆる薏(よく)と称する緑色の幼芽があります。この幼芽は味が苦いからまた苦薏とも称えます。…」‡
【鏈】金8+11=総画数19 U+93C8 [レン/くさり]
◆金属を輪状に作り繋いだ鎖(くさり)、(鎖のように)連なる
◆精錬する前の鉛(なまり)を含む鉱石、同「䃛」
【隻】 隹8+2=総画数10 U+96BB [セキ、シャク/ひとつ]
◆鳥の一羽
◆一つ、それだけ、同簡「只」
◆対ツイ(二つで一組になるもの)の片方だけ、僅(わず)か
◆鳥獣や船などを数える語
【雙】隹8+10=総画数18 U+96D9 [ソウ/ふた]
◆対ツイ、二つで一組になるものまたそれが並んでいるさま
◆対になるもの(対になって用をなすもの)を数える語
【隼】 隹8+2=総画数10 U+96BC [シュン、ジュン/はやぶさ]
◆ハヤブサ(隼)、ハヤブサ科の鳥、同「鶽」
【凖】冫2+10=総画数12 U+51D6 [シュン、ジュン/なぞら・える]
◆水平にする、均(なら)す
◆水平かどうかを調べる道具、「水準器スイジュンキ」
◆平(たいら)らな、公平な
◆手本として倣(なら)うべきもの、物事の尺度となるもの、「準則ジュンソク」「標準ヒョウジュン」
◆倣(なら)う、擬(なぞら)える、他の物に似(に)せる、他の物事を例に引く
◆同簡「准」
【準】水3+10=総画数13 U+6E96 [シュン、ジュン/なぞら・える]
◆水平にする、均(なら)す
◆水平かどうかを調べる道具、「水準器スイジュンキ」
◆平(たいら)らな、公平な
◆手本として倣(なら)うべきもの、物事の尺度となるもの、「準則ジュンソク」「標準ヒョウジュン」
◆倣(なら)う、擬(なぞら)える、他の物に似(に)せる、他の物事を例に引く
◆同簡「准」
【馬】 馬10+0=総画数10 U+99AC [バ、メ、マ/うま]
◆ウマ(馬)、ウマ科の哺乳類
◆うま、うまへん、部首名
【媽】女3+10=総画数13 U+5ABD [ボ、モ/]
◆母、母親、お母さん、「媽媽マァマ」
◆おばさん、年上の既婚女性に対する呼称
【瑪】玉4+10=総画数14 U+746A [バ、メ/]
◆「瑪瑙・碼碯メノウ」、玉ギョク(美しく高貴な石)に次いで美しい石
【碼】石5+10=総画数15 U+78BC [バ、メ/]
◆「碼碯・瑪瑙メノウ」、玉ギョク(美しく高貴な石)に次ぐ美しい石
◆「碼頭バトウ・マトウ」、波止場(はとば)、埠頭フトウ
◆ヤードyard、長さの単位
◆数を表す語、「數碼スウバ・スウマ(数字)」「号碼コウバ・コウマ(番号)」「編碼ヘンバ・ヘンマ(コードcode化された番号)」など
◆「砝碼ホウバ・ファマー」、分銅フンドウ、物の重さを量(はか)る際の基準とする錘(おもり)
【篤】竹6+10=総画数16 U+7BE4 [トク/あつ・い]
◆厚いさま、厚みがあるさま、手厚いさま、心が籠(こ)もっているさま、情けが深いさま、「篤実トクジツ」、同「䈞」「竺」
◆一つのことに打ち込むさま
◆病気が重いさま
【罵】网5+10=総画数15 U+7F75 [バ、メ/ののし・る]
◆悪口を浴びせ掛ける、「罵詈バリ」
◆刑罰の一つ、罪を厳しく責(せ)め咎(とが)める言葉を浴びせ掛ける刑罰、同「傌」
【闖】門8+10=総画数18 U+95D6 [チン/]
◆(門から馬が)突然頭を突き出すさま、突然現れるさま、行動が突然なさま
◆(門から)頭を出して外を窺(うかが)う、同「覘」
◆「闖入チンニュウ」、勝手に入ってくる、突然押し入る
◆「𦋅闖ケイチン」、「䨲杰バンケツ」「䴰䵎ショクタン」「仉䀾ショウト」と共に梁四公の一人‡「【太平廣記:卷八十一:異人一:梁四公】梁天監中有𦋅闖(上音攜下琛去)䨲杰(上萬下桀)䴰䵎(上蜀下湍)仉䀾(上掌下覩)四公謁武帝」‡
【骨】 骨10+0=総画数10 U+9AA8 [コツ、コチ/ほね]
◆脊椎(セキツイ)動物の体の内側にあって、体の各組織の位置や形を支え、保ち、また保護する役目を担う堅い組織
◆人の芯シンを貫いているもの、人となり、人としての品位や気質
◆物事の内側にあって全体を支えると同時に、その位置や形を保つ役目をするもの
◆[日](堅く丈夫な骨が折れてしまうほどの)大変な苦労
◆ほね、ほねへん、部首名
【榾】木4+10=総画数14 U+69BE [コツ、コチ/ほた]
◆ほた、火に焼(く)べる木の切れ端、木端(こっぱ)、「榾柮コツトツ」
◆「枸榾クコツ」、ヤバネヒイラギモチ(矢羽根柊黐・矢羽柊黐)、モチノキ科モチノキ属の木
【滑】水3+10=総画数13 U+6ED1 [カツ、ゲチ、コツ、コチ/すべ・る、なめ・らか、ぬめ・る]
◆凹凸がなくつるつるしている、すべすべしている、ざらざらとしていない
◆狡(ずる)い、すばしこい(すばしっこい)、するりと身を躱(かわ)してうまく逃(のが)れる、狡賢(ずるがしこ)い、「狡猾コウカツ」、同「狡獪コウカイ」、同「猾」
◆乱す、掻(か)き乱す、ごちゃごちゃさせる、同「猾」
◆「滑稽コッケイ」◇流れるようによく喋(しゃべ)る◇面白おかしいさま
◆「滑石カッセキ」、薬として利用される鉱物、英名タルクtalc、同「磆石」
【猾】犬3+10=総画数13 U+733E [カツ、ゲチ/]
◆狡(ずる)い、するりと身を躱(かわ)してうまく逃(のが)れる、同「滑」、「狡猾コウカツ」
◆乱す、掻(か)き乱す、ごちゃごちゃさせる、同「滑」
【磆】石5+10=総画数15 U+78C6 [カツ、ゲチ、カチ/]
◆「磆石・滑石カッセキ」、薬として利用される鉱物、英名タルクtalc
【鶻】鳥11+10=総画数21 U+9DBB [コツ、コチ/]
◆ハヤブサ(隼)、ハヤブサ科の鳥、同「𩾥」
◆「鶻鵃・鶻嘲コツチョウ」「鶻鳩コツキュウ」、鳥名、未詳、姿はサンジャク(山鵲、カラス科サンジャク属の鳥)に似て尾は短いという、同「鶌鳩クツキュウ」「𪈭鷜ランル」‡「【爾雅註疏:釋鳥】鶌鳩鶻鵃(《注》似山鵲而小短尾靑黑色多聲…《疏》…杜注云鶻鳩鶻鵃也…)」‡
【高】 高10+0=総画数10 U+9AD8 [コウ/たか・い、たか、たか・める、たか・まる]
◆上下の方向で上の方、標準的・平均的な程度よりも上にある
◆幾つかのものを比べた時に上にある、また優(すぐ)れている、また尊(とうと)い
◆標準・基準や想定・期待を超えている、また上回っている
◆上げる、上に向ける、昂(たかぶ)る
◆たかい、部首名
【塙】土3+10=総画数13 U+5859 [カク/はなわ、ばん]
◆(土に作物を育てるために必要な養分が含まれていない、土が固い・石が多いなど耕作地に向かない)痩(や)せた土地、同「𡒋」「墧」「墽」「墝」
◆土が盛り上がり小高くなっているところ、同「𣤇」
◆[日]はなわ、山の小高く突き出たところ
【嵩】山3+10=総画数13 U+5D69 [シュウ、スウ/かさ、かさ・む]
◆山が高いさま
◆「嵩山スウザン」、五嶽ゴガク(中国の代表的な五名山、「嶽」参照)の一つで「中嶽チュウガク」と呼ばれる、河南省鄭州市登封市、同「崧山」
◆[日]かさ◇高く積み上がったもの◇体積や容積◇高い所、高い位置(有利な状況)を利用するさま
◆[日]かさ・む、積み上がる、積み上がって大きくなる
【敲】攴4+10=総画数14 U+6572 [コウ、キョウ/たた・く]
◆こつこと(とんとんと)短く繰り返し叩(たた)く、撃(う)つ、「敲擊コウゲキ(撃つ)」「敲扑コウボク(鞭打つ)」「推敲スイコウ(◇押し或いは叩く◇文章・字句を磨くために練り直しを繰り返すこと)」、同「搞」「䯨」「摮」「𢿣」
【膏】月(肉)4+10=総画数14 U+818F [コウ/あぶら]
◆肥(こ)えている、脂肪を多く含んだ肉が付いている
◆肉の脂(あぶら)、脂が乗った肉
◆ねっとりとした脂状の、クリームcream状の、またそのような状態のもの、「膏剤コウセイ(軟膏ナンコウ、粘性のある薬)」
◆脂が乗って甘く美味しい
◆しっとりと潤(うるお)いのあるさま、潤って艶々(つやつや)しているさま、「潤いが長続きする状態」を指す
◆(土地が脂のようにしっとりと水分養分を含み)肥えているさま、(土地が)潤うさま
【槁】木4+10=総画数14 U+69C1 [コウ/]
◆木が枯(か)れる、枯木、水分を失って乾涸(ひから)びる、同「藁」
◆藁(わら)、穀物などの穂(ほ)や葉を除いた茎、また乾燥した茎、同「藁」「稿」
◆「槁本コウホン」、セリ科ミヤマセンキュウ属の草、またその根茎を乾燥させた生薬の名、同「藁本」
◆矢柄・矢幹(やがら)、矢の柄(え、棒状の部分)
【犒】牛4+10=総画数14 U+7292 [コウ/]
◆労(ねぎら)う、将兵に酒食などを振る舞い労う、同「𩝝」
【稾】禾5+10=総画数15 U+7A3E [コウ/わら]
◆藁(わら)、穀物などの穂(ほ)や葉を除いた茎、また乾燥した茎、同「藁」「槀」
◆詩文などの下書き、草案ソウアン、「草稿ソウコウ」
【稿】禾5+10=総画数15 U+7A3F [コウ/わら]
◆藁(わら)、穀物などの穂(ほ)や葉を除いた茎、また乾燥した茎、同「藁」「槀」
◆詩文などの下書き、草案ソウアン、「草稿ソウコウ」
【縞】糸6+10=総画数16 U+7E1E [コウ/しま]
◆細い絹糸で織った真っ白な布
◆白いさま
◆[日]しま、縦また横方向に同じ柄(がら)を繰り返すことで作りだされる紋様
【蒿】艸3+10=総画数13 U+84BF [コウ/よもぎ]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科ヨモギ属の草
◆「青蒿セイコウ」、カワラニンジン(河原人参)、キク科ヨモギ属の草
◆「艾蒿ガイコウ」、チョウセンヨモギ(朝鮮蓬)、キク科ヨモギ属の草
◆草から匂いが立ち昇るさま、気が立ち昇るさま
◆消耗する、消沈する
【鎬】金8+10=総画数18 U+93AC [コウ、ゴウ/しのぎ]
◆食材を煮たり水を沸かしたりする鍋や釜の類
◆周(西周、前11世紀~前771年)の武王(紀元前11世紀頃)の都の名、「鎬京コウケイ」、現陝西省西安市長安区、同「鄗」
◆鶴嘴(つるはし)の類、振り下ろして堅いものを割ったり削ったり掘ったりするする道具、「鎬頭コウトウ」
◆[日]しのぎ、刀身のほぼ中央(刃と背の間)を走る稜リョウの部分
【鬲】 鬲10+0=総画数10 U+9B32 [レキ、リャク、カク、キャク/]
◆鼎テイ(かなえ、二つの取っ手と三本の足が付いた器)の一種で足の部分が中空のもの、そこに水を入れこれを沸かして蒸したり炊いたりする、鼎は同じ三本脚だが中空ではない、同「䰛」「鎘」「䥶」
◆隔(へだ)てる、間を仕切って内(手前、こちら)と外(向こう、あちら)の行き来ができないようにする、同「隔」
◆かく、れき、れきのかなえ、部首名
【膈】月(肉)4+10=総画数14 U+8188 [カク、キャク/]
◆「横膈膜オウカクマク」、同「横隔膜」、胸と腹を仕切る膜
◆未詳、「拊膈フカク」と読み楽器名とする他、「鐘を吊るす枠木」とするものがある、同「鞷」‡「【史記:書:禮書】清廟之歌…一倡而三嘆…縣一鐘尚拊膈…朱絃而通越一也」‡‡「【史記索隱:卷八】縣一鐘尚拊隔(隔懸鍾格拊音撫隔不擊其鍾而拊其格不取其聲亦質也)」‡‡「【康熙字典:未集下:肉部:膈】又縣鍾格也」‡‡「【荀子:樂論】鞉柷拊鞷椌楬似萬物曷以知舞之意†[「鞉」「柷」「椌」「楬」はいずれも打楽器名]† 」‡
【融】虫6+10=総画数16 U+878D [ユウ、ユ/と・ける]
◆固形のものが(熱によって)柔らかくなる、また液状になる、固かったものが柔らかくなる
◆打ち解(と)ける、蟠(わだかま)りなく互いに通じ合う
【隔】阜3+10=総画数13 U+9694 [カク、キャク/へだ・てる、へだ・たる]
◆間(あいだ)を仕切る、仕切って内(手前、こちら)と外(向こう、あちら)の行き来ができないようにする
◆時間や距離などの間を空(あ)ける
◆他との関(かか)わりに距離を置く
【鬼】 鬼10+0=総画数10 U+9B3C [キ/おに]
◆人の死後(肉体は滅びても)滅びず彷徨(さまよ)うとされる霊魂
◆(姿は見えないが)人に災いを齎(もたら)すもの
◆(鬼のように)恐ろしい、無慈悲な、並外れた
◆人の死後の世界
◆二十八宿南方朱雀スザクの一つ
◆おに、きにょう、部首名
【傀】人2+10=総画数12 U+5080 [カイ、ケ/]
◆並外れて大きいさま、大きくて立派なさま
◆「傀儡カイライ」◇操人形あやつりにんぎょう◇(操人形は人が操るままに動き話すことから)他に操(あやつ)られている者、また組織
【塊】土3+10=総画数13 U+584A [カイ、ケ/かたまり、くれ]
◆かたまり、土の固まり、元はばらばらなものが固まって一つになったもの、ばらばらなものが纏(まと)まって一つになったもの
◆周りとはちがってそこだけ、一つだけ、一人だけ
【嵬】山3+10=総画数13 U+5D6C [ガイ、ゲ、カイ/]
◆山が高く大きいさま、山が高く聳(そび)え立つさま、同「巍」
◆「崔嵬サイカイ」◇山が高く聳え立つさま◇石や岩が高く折り重なって険(けわ)しいさま
◆「崴嵬ワイカイ」、山が高く険しいさま
【愧】心3+10=総画数13 U+6127 [キ/は・じる]
◆恥じる、恥じ入る、同「慙」
◆「慙愧ザンキ」、自分を恥じる、自分の至らなさや誤りなどついて恥じる
【槐】木4+10=総画数14 U+69D0 [カイ、エ/えんじゅ]
◆エンジュ(槐)、マメ科エンジュ属の木
◆「三槐サンカイ」、別称「三公サンコウ」、最高位の官位で、三人が任じられ、その並ぶ位置にエンジュが植えられたことから
【瑰】玉4+10=総画数14 U+7470 [カイ、ケ/]
◆珍しい、大変貴重な
◆並外れて大きいさま、大きくて立派なさま、同「傀」
◆「玫瑰マイカイ」◇赤い珠(たま)、また珠に似た美しい石、別名「火齊珠カセイジュ」◇バラ科バラ属の木、ハマナシ(浜梨)の一品種或いは変種 ◇ハマナシ(浜梨)、バラ科バラ属の木
【蒐】艸3+10=総画数13 U+8490 [シュウ、ソウ/]
◆アカネ(茜)、アカネ科の草、「茅蒐ボウシュウ」
◆集める、集まる
◆隠す
◆捜す
◆(天子や領主が)春に行う狩り、同「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
【醜】酉7+10=総画数17 U+919C [シュウ、シュ/みにく・い、しこ]
◆容姿・有様(ありさま)・言動などが良くない、好ましくない、不快で見苦しい
◆見るに堪(た)えない、みっともない、恥ずかしい
◆類(たぐい)、~に類する
◆簡「丑」
【隗】阜3+10=総画数13 U+9697 [ガイ、ゲ、カイ/]
◆山が高く聳(そび)え立つさま、「陮隗タイカイ」
【餽】食9+10=総画数19 U+993D [キ、ギ/]
◆食べ物や金品を人に贈る、またその贈り物、同「饋」「𧷛」
◆食べ物などを供え神や死者を祭(まつ)る


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