「総画数索引」
【不】
一1+3=総画数4 U+4E0D [フウ、フ、ブ/]
◆~でない、~ない、not、no、否定の語、同「弗」、「不可(フカ、認められない、してはならない)」「不知(フチ、知らない)」
◆否(いな)、いや、いいや、同意できない、認められない、受け入れられない、否定・不同意の言葉、同「否」
◆~か?、~ではないだろうか、~であろうか、文末に付いて疑問・反問などを表す語
◆然(しか)らずんば、~でなければ~、同「否」
◆大きい、大きなさま、同「丕」
【丕】一1+4=総画数5 U+4E15 [ヒ/]
◆大きい、大きなさま、「丕績(ヒセキ、大きな成果、優れた功績)」、同「不」
◆「丕鄭(ヒテイ)」、人名、春秋時代(前770年~前5世紀)の晉シン国(前11世紀~前376年)の大夫(タイフ、君主を補佐する重臣)、「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷十三:僖公九年】九月晉獻公卒里克、㔻鄭欲納文公…(《注》㔻鄭晉大夫…)」
【否】口3+4=総画数7 U+5426 [ヒ、ビ、フウ、フ/いな、いや]
◆いな、いや、いいや、同意できない、認められない、受け入れられない、否定・不同意の言葉、同「不」
◆然(しか)らずんば、~でなければ~、同「否」
◆そうではない、他の語に続いて逆の意を表す語、「然否(ゼンピ、そうであるかそうでないか)」「存否(ソンピ、存あるかないか)」
◆悪い、良くない
◆周易の六十四卦の一つ、「天地否(テンチヒ)」、䷋
【坏】土3+4=総画数7 U+574F [ハイ、ヒ、ビ、カイ、エ/つき]
◆一段と盛り上げた土盛り、また小さな丘、同「坯」
◆焼く前の瓦や器、同「坯」
◆繁「壞」
◆[日]「高坏(たかつき)」、物を盛る比較的浅い皿状また盆状の素焼きの器に足が付いたもの
【抔】手3+4=総画数7 U+6294 [ホウ、ブ/]
◆両手で掬(すく)う
◆両手で掬い取れる量を表す単位、「一抔(イッポウ、一度に両手で掬い取れる量)」、同「掊」
◆[日]など、等
【杯】木4+4=総画数8 U+676F [ハイ、ヘ/さかずき]
◆酒・茶・スープsoupなどの液状の飲み物を飲むための器の総称、一般に手に持てる程度の大きさのものでやや浅めの器
◆液体の入った容器の数また容器に液体を満たした回数を表す語
【盃】皿5+4=総画数9 U+76C3 [ハイ、ヘ/さかずき]
◆酒・茶・スープsoupなどの液状の飲み物を飲むための器の総称、一般に手に持てる程度の大きさのものでやや浅めの器
◆液体の入った容器の数また容器に液体を満たした回数を表す語
【罘】网5+4=総画数9 U+7F58 [フウ、ブ/]
◆野兎(のうさぎ)を捕(と)る網
◆「罘罳(フシ)」、同「罦罳」◇(門外に設えた)木を格子状に組んだ衝立(ついたて)、「【廣雅:卷七:釋室】罦(浮)罳(思)謂之屏」「【釋名:釋宮室】罘罳在門外罘復也罳思也臣將入請事於此復重思之也」◇鳥などが入り込まないように(軒下に)張る網
【芣】艸3+4=総画数7 U+82A3 [フ、ブ/]
◆「芣苡、芣苢(フイ)」、オオバコ(大葉子、車前)、オオバコ科オオバコ属の草、別名「車前(シャゼン)」
【覔】見7+4=総画数11 U+8994 [ベキ、ミャク/もと・める]
◆探(さが)す、探し求める、同「覛」
【丑】
一1+3=総画数4 U+4E11 [チュウ/うし]
◆十二支の二番目、時刻では午前二時を中心とした二時間、方角では北北東、動物ではウシ(牛)を当てる
◆醜(みにく)い、容姿・有様(ありさま)・言動などが良くない、好ましくない、不快で見苦しい、みっともない、同「醜」
◆繁「醜」
【忸】心3+4=総画数7 U+5FF8 [ジク、ニク/]
◆恥じる、恥じ入る、恥ずかしく思う、「忸怩(ジクジ)」、同「𩈇」
◆慣れる、習慣になる、同「狃」
【杻】木4+4=総画数8 U+677B [ジュウ、ニュウ、チュウ/]
◆木名、未詳、材質は堅(かた)く車輪の外枠(「車牙シャガ」という)や弓などに用いられるという、同「檍」、「【爾雅注疏:釋木】杻檍(似棣細葉新生可飼牛材中車輞關西呼杻子一名土橿)」
◆手枷(てかせ)、両手に嵌(は)める刑具、同「杽」
【狃】犬3+4=総画数7 U+72C3 [ジュウ、ニュウ/]
◆慣れる、習慣になる、同「忸」
◆懐(なつ)く、馴(な)れ馴れしい、同「狎」
【紐】糸6+4=総画数10 U+7D10 [ジュウ、ニュウ、チュウ/ひも]
◆何本かの糸を縒(よ)り合わせた太い糸
◆(紐で)結ぶ、(紐で)束ねる
◆「紐扣(チュウコウ)」、紐を編んだボタンbutton(衣服の合わせ部分を留めるもの)
◆「龜紐(キチュウ)」、紐をカメ(亀)の形に編んだもの、印章(インショウ、印鑑)のつまみ(摘まみ持つ取っ手)などの飾りとして使われる
【衄】血6+4=総画数10 U+8844 [ジク、ニク/]
◆鼻血、鼻からの出血、同「𧖷」
◆挫(くじ)ける、意欲が萎(しぼ)む
【鈕】金8+4=総画数12 U+9215 [ジュウ、ニュウ、チュウ/]
◆手で撮(つま)み持ったり紐(ひも)を通したりするための突起、印鑑や鏡(かがみ、金属製の古鏡)などの突起
◆器物の突起
◆衣服の釦(ボタンbutton)、同「釦」
◆スイッチswitchの類
◆手枷(てかせ)、両手に嵌(は)める刑具、同「杻」「杽」
【中】
丨1+3=総画数4 U+4E2D [チュウ/なか]
◆ものとものの間にあってどちらにも偏(かたよ)らない位置
◆上下・高低・大小などの間(あいだ)に位置する人や物や場所、同「仲」
◆始点(出発地)から終点(目的地)までの範囲の間、半(なか)ば、「途中(トチュウ)」
◆閉じられた範囲・領域の内側、同「内」
◆ある範囲に含まれるもの、またその全て
◆(物の真ん中に)当てる、当たる
注解:「中(𠁧𠁦𠁩)」はたなびく旗(口)とその真ん中に立つ旗竿(丨)を象ったもので「物の真ん中」、また旗のたなびく方向で風向きを「当てる」の意味を持つ
【仲】人2+4=総画数6 U+4EF2 [チュウ、ジュウ/なか]
◆間(あいだ)、中(なか)、中間、上位と下位の間、長子と末子の間の子、上下・高低・大小などの間に位置する人、始まりと終わりの中間、同「中」
◆人と人の間に立って互いの求めや言い分を取り纏(まと)める、「仲介(チュウカイ)」
◆[日]人と人の関係や付き合いの程度、間柄(あいだがら)
【冲】冫2+4=総画数6 U+51B2 [チュウ/おき]
◆氷を衝(つ)き割る、またその音、「冲冲(チュウシュウ)」、同「衝」
◆幼い、幼少の、同「沖」
◆虚(むな)しいさま、空虚なさま、同「沖」
◆繁「衝」
◆繁「沖」
◆[日]岸から遠く離れたところ、同「沖」
【忠】心4+4=総画数8 U+5FE0 [チュウ/]
◆心からの誠意(セイイ)、私心(シシン)がなく偽(いつ)りのない気持ちや態度
◆(主君に対し)私心を捨て一途(イチズ)に誠(まこと)を尽くす
◆[日]律令制で弾正台(ダンジョウダイ、京内の非違や官人の綱紀粛正を司る役所)の官位(尹・弼・忠・疏)の第三位
【忡】心3+4=総画数7 U+5FE1 [チュウ/]
◆憂(うれ)える、あれこれと思いが巡(めぐ)り悩む、「忡忡(チュウチュウ)」、同「𢥞」「㤏」、「【楚辭(王逸):卷第五:雲中君】…思夫君兮太息極勞心兮𢥞𢥞…」
◆「怔忡(セイチュウ)」、動悸(ドウキ)、恐怖・不安・緊張・興奮・病気などによって拍動(ハクドウ、心臓の脈動運動)が乱れる(速くなる、大きくなる、不規則になるなど)こと、胸がどきどきすること
【沖】水3+4=総画数7 U+6C96 [チュウ/おき]
◆水が涌(わ)き上がる、高く衝(つ)き上がる
◆穏やかな
◆虚(むな)しいさま、空虚なさま、同「冲」
◆幼い、幼少の、同「冲」
◆「沖澹(チュウタン)」、淡々としたさま、さっぱりとしたさま、同「祌禫」「祌䄡(チュウセン)」、「【別雅:卷三】祌䄡祌禫沖澹也…註祌䄡當為沖澹謂其言澹薄也…」
◆簡「冲」
◆[日]岸から遠く離れたところ、同「冲」
【狆】犬3+4=総画数7 U+72C6 [チュウ/ちん]
◆「狆家(チュウカ)」、中国南部の少数民族の名
◆[日]小型の犬の一種、英名をJapanese Chinという
【盅】皿5+4=総画数9 U+76C5 [チュウ、ジュウ/]
◆器が空(から)であるさま、同「𥁵」
◆碗(ワン)、飲み物や食べ物を盛る口の広がった深めの容器、同「甌」
【迚】辵4+4=総画数8 U+8FDA [/とて・も]
◆[日]とても、とっても、甚(はなは)だ
【丰】
丨1+3=総画数4 U+4E30 [ホウ、フウ/]
◆草木が盛んに茂るさま、実(みの)り豊かなさま、同繁「豐」
◆様子、容姿、風采(フウサイ)
【蚌】虫6+4=総画数10 U+868C [ホウ、ボウ/はまぐり]
◆ハマグリ(蛤)、マルスダレガイ科ハマグリ属の二枚貝
◆ハマグリ(蛤)やイガイ(胎貝)などの食用とする二枚貝の総称、また真珠などを産する二枚貝の総称、一般に丸みを帯びたものを「蛤」、細長い(楕円)ものを「蚌」という
【邦】邑3+4=総画数7 U+90A6 [ホウ/くに]
◆君主から与えられた領土、大きいものを「邦」、小さいものは「国」
◆国、国土、国家
【丹】
丶1+3=総画数4 U+4E39 [タン/に]
◆「丹砂(タンサ、タンシャ)」、水銀と硫黄を含む赤い鉱物、水銀の原材料であると同時に、朱色の顔料や漢方薬にも用いられる、同「辰砂(シンシャ)」「朱砂(シュシャ)」
◆朱色、赤い
◆幾つかの原料を練った薬、丸い粒状にした薬
◆真心(まごころ)、誠(まこと)
【彤】彡3+4=総画数7 U+5F64 [トウ、ドウ/]
◆朱色、明るい赤色
【乏】
丿1+3=総画数4 U+4E4F [ホウ、ボウ/とぼ・しい]
◆貯(たくわ)えが底を突く、金や物や力が尽きる、同「匱」
◆空(あ)く、空(から)になる
◆矢を遮(さえぎ)る盾(たて)、また衝立(ついたて)
注解:「正」を左右に反転させた字で「本来の或いは普段・普通の状態や様子でない」の意
【泛】水3+4=総画数7 U+6CDB [ハン、ボン/]
◆水面や空中に浮(う)かぶ、浮かび漂(ただよ)う、同「汎」
◆溢(あふ)れ出た水が一面に広がり覆(おお)う、同「氾」
◆一面に広がる、隅々まで覆い尽くす、同「氾」「汎」
◆覆(くつがえ)る、覆す
【砭】石5+4=総画数9 U+782D [ヘン/いしばり]
◆治療のために皮膚に刺す石で作った針、石針(いしばり)
◆石針を刺す、針を刺して治療する
◆諭(さと)す、「針を刺して(注意して)治す」の意
【貶】貝7+4=総画数11 U+8CB6 [ヘン/おと・す、おとし・める、さげす・む、けな・す]
◆人の評判や地位などを落とす、人の地位や価値などを下げる、人の評価や品格などに傷を付ける、損(そこ)ねる
◆人を謗(そし)る、悪く言う
【予】
亅1+3=総画数4 U+4E88 [ヨ/あらかじ・め、かね・て]
◆我(われ)、自分を指す語、同「余」「吾」「我」
◆与える、授ける、「賜予(シヨ)」
◆前もって、同「豫」「預」
◆余裕があるさま、ゆとりがあるさま、「猶予(ユウヨ)」
【伃】人2+4=総画数6 U+4F03 [ヨ/]
◆「倢伃(ショウヨ)」、漢(前202年~220年)の武帝(ブテイ、前156年~前87年)が設けた女官(ニョカン、帝の側室)の位階の名、同「婕妤」、以降歴代・諸国でも用いられたとされ、以下「娙娥(ケイガ)」「傛華(ヨウカ)」「充依(ジュウイ)」の順だったという、「【史記:卷四十九:外戚世家第十九】武帝時幸夫人尹婕妤(《索隱》韋昭云婕承妤助也一云美好也聲類云幸也…」)「【前漢書(漢書):卷九十七上:外戚列傳第六十七上】至武帝制倢伃娙娥傛華充依各有爵位(師古曰倢言接幸於上也伃美稱也…)」
【妤】女3+4=総画数7 U+59A4 [ヨ/]
◆「婕妤(ショウヨ)」、漢(前202年~220年)の武帝(ブテイ、前156年~前87年)が設けた女官(ニョカン、帝の側室)の位階の名、同「倢伃」、以降歴代・諸国でも用いられたとされ、以下「娙娥(ケイガ)」「傛華(ヨウカ)」「充依(ジュウイ)」の順だったという、同「倢伃」、「【史記:卷四十九:外戚世家第十九】武帝時幸夫人尹婕妤(《索隱》韋昭云婕承妤助也一云美好也聲類云幸也…」)「【前漢書(漢書):卷九十七上:外戚列傳第六十七上】至武帝制倢伃娙娥傛華充依各有爵位(師古曰倢言接幸於上也伃美稱也…)」
【序】广3+4=総画数7 U+5E8F [ショ、ジョ/つい・で]
◆次第(シダイ)、順序
◆述べる
◆はしがき、文書の最初に記す文章、最後に記す文章は「跋」
◆端緒、物事の始め
◆中庭を囲むように東西南北に家屋を配する中国の伝統的様式で東西側に建てられた家屋(「廂」という)、屋敷の東西側の塀(へい)、同「㘧」
◆(屋敷の東西側の建物で教えたことから)私立の学校、殷代(前17世紀~前11世紀)の称、夏代(約前21世紀~前16世紀)では「校」、周代(前11世紀~前3世紀)では「庠」
◆[日]つい・で、~する際、~の機会
【抒】手3+4=総画数7 U+6292 [ショ、ジョ/]
◆汲(く)み出す、取り出す、中にあるものを外に出す
◆(心の中にある)考えや思いを言葉や態度で表す、考えや思いを述べる、同「攄」「捈」
◆解(ほぐ)す、弛(ゆる)める
【杼】木4+4=総画数8 U+677C [チョ、ジョ、ショ、ジョ/ひ]
◆ひ、緯糸(よこいと)を巻き付け経糸(たていと)の間を通す舟形の道具、これを往復させることで布にする機織(はたお)り道具の一つ、同「䇡」「梭」
◆コナラ(小楢)やクヌギ(櫟、椚、橡、櫪)などのドングリ(団栗)の成るブナ科コナラ属の木、同「櫟」「栩」「杼」「𣏗」「芧」
【𥝱】禾5+4=総画数9 U+25771 [シ/じょ]
◆10の24乗
【紓】糸6+4=総画数10 U+7D13 [ショ、ジョ/]
◆(ぴんと張っていたものを)緩(ゆる)める、緩む、(しっかりと結んだり編んであったものを)解(ほぐ)す、解れる
◆(押さえ付けようとするものがなく)ゆったりしたさま、のびのびとしたさま、同「舒」「忬」
【野】里7+4=総画数11 U+91CE [ヤ/の]
◆郊外(コウガイ)、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地で都から百里以内の地を「郊」、その外を「野」、その外を「林」、その外を「冂」といった、「【說文解字: 冂部:冂】邑外謂之郊郊外謂之野野外謂之林林外謂之冂」
◆都から離れているところ、(周りに遮(さえぎ)るものがない)広々としたところ、またその区域・範囲
◆民間(ミンカン)、「都(朝廷)の外にある」の意
◆自然のままであるさま、田舎びたさま、洗練されていないさま
【預】頁9+4=総画数13 U+9810 [ヨ/あず・ける、あず・かる]
◆予(あらかじ)め、前もって、同「予」「豫」
◆関(かか)わる、関与(カンヨ)する、同「与」「豫」
◆[日]事前に金や物や人を渡しておく(或いは受け取っておく)、後でそのまま引き取る(或いは引き渡す)、或いは渡しておいたものの代わりにそれに見合うものを後で受け取る(或いは受け渡す)
【云】
二2+2=総画数4 U+4E91 [ウン/い・う]
◆(他からの伝聞や引用などの言葉に続けて、~は、~によれば)~と言う
◆「雲」
【会】人2+4=総画数6 U+4F1A [カイ、エ/あ・う]
◆人が集まる、同じ時間や場所に(同じ目的で)集まる、「会合(カイゴウ)」
◆多くの人が(出向いて)集まる、また集まったところ、「集会(シュウカイ)」「都会(トカイ)」
◆(出向いて)顔を合わせる、「面会(メンカイ)」
◆出合(であ)う、出くわす
◆「機会(キカイ)」◇時間や場所を決めて会う、またその場所や時(とき)◇物事が起こったり変化したりする際の要(かなめ)となる時(とき)◇丁度良いタイミングexact timing、チャンスchance
◆集めて計算を合わせる、計算が合う、「会計(カイケイ)」
【伝】人2+4=総画数6 U+4F1D [ウン、テン、デン/つた・える、つた・わる、つた・う、つて]
◆「伝伝(ウンウン)」、雲のように留(とど)まることなく漂い行くさま、「【白虎通義:卷八:情性】魂魄者何謂魂猶伝伝也行不休於外也主於情…」
◆[日]同「傳」
【呍】口3+4=総画数7 U+544D [未詳/]
◆未詳
【紜】糸6+4=総画数10 U+7D1C [ウン/]
◆多くのものが入り乱れるさま、「紛紜(フンウン)」、同「𧶊」
【耘】耒6+4=総画数10 U+8018 [ウン/]
◆田畑を耕(たがや)し除草する
【芸】艸3+4=総画数7 U+82B8 [ゲイ、ゲ、ウン/]
◆田畑の雑草を取り除く、同「耘」
◆「芸香(ウンコウ)」、ヘンルーダwijnruit、ミカン科ヘンルーダ属の草
◆「芸臺(ウンタイ)」、書庫、「芸香」に書物を食い荒らす虫を寄せ付けない効果があることから
◆「芸薹(ウンタイ)」、ブラッシカ・ラパBrassica rapa、アブラナ科アブラナ属の草、変種にアブラナ(油菜)・カブ(蕪、蕪菁)・ハクサイ(白菜)などがある、同「蕓薹」「蒷薹」
◆繁「蕓」
◆[日]技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術(ゲイジュツ)」、中国では「藝」
【転】車7+4=総画数11 U+8EE2 [テン/ころ・がる、ころ・がす、ころ・げる、ころ・ぶ、うたた]
◆(車輪が回るように)ごろりと回る、ぐるりと回る、「回転(カイテン)」
◆(車輪が接地する位置を変えながら転がり進んで行くように次へ次へと)位置や方向を変える、また変える、「移転(イテン)」
◆次へ次へと運ばれて行く、次へ次へと移って行く、「転移(テンイ)」
◆変化する、移り変わる
【雲】雨8+4=総画数12 U+96F2 [ウン/くも]
◆空中の細かい水滴が集まり浮かんでいるもの、水滴が大きくなり地表付近にまで落下してくるものが「雨」「雪」
◆(雲のように)もやもやとしたもの、たくさん集まっているさま、天空高くにあるさま
◆簡「云」
【魂】鬼10+4=総画数14 U+9B42 [コン、ゴン/たま、たましい]
◆陽の精気、人の思考や感情などを掌(つかさど)ると考えられたもの、死後は肉体を離れ滅びることなく存在すると考えられたもの、陰の精気で肉体を掌るのは「魄」
◆心、精神
【互】
二2+2=総画数4 U+4E92 [コ、ゴ/たが・い]
◆二つのものが逆の方向から(別の方向から)同じところで合わさる、行き来し合う、代わる代わる(かわるがわる)にする、~し合う
【冱】冫2+4=総画数6 U+51B1 [コ、ゴ/]
◆凍(こお)る、凍(い)て付く、同「沍」
【沍】水3+4=総画数7 U+6C8D [コ、ゴ/]
◆塞(ふさ)がる、塞ぐ
◆水が涸(か)れる
◆凍(こお)る、凍(い)て付く、同「冱」「𠗂」
【五】
二2+2=総画数4 U+4E94 [ゴ/いつ、いつ・つ]
◆数の名、五番目の数、真ん中の数
◆五人を一組とした軍隊の編成単位、同「伍」
◆工尺譜(コウセキフ、コウシャクフ、楽譜の表記法の一つ)で「ラ」の音を表す
【伍】人2+4=総画数6 U+4F0D [ゴ/]
◆人数の五人、五人を一組にした集団
◆五人を一組とした軍隊の編成単位、「伍長(ゴチョウ、五人から成る組織の長)」、十人は「什」、百人は「佰」、千人は「仟」
◆隊列、列に加わる、仲間に入る
◆数字の五、「五」の大写字(「一」は「壹」・「二」は「貳」のような大文字のこと)
【吾】口3+4=総画数7 U+543E [ゴ、グ/われ、わ・が]
◆我(われ)、自分を指す語、主に主格(I)として用いられ、所有格(my)や目的格(me)では「我」が用いられる、同「余」「予」
【井】
二2+2=総画数4 U+4E95 [セイ、ジョウ/い]
◆地面を掘り湧き出る水を汲(く)む所
◆人が集まり住むところ、「市井(シセイ)」、水がある所に人が集まることから
◆「井」状に区切られているもの、「天井(テンジョウ)」
◆「井田制(セイデンセイ)」、一里四方の土地を縦横それぞれ三分して九区画に分けた耕作地、周代(シュウ、前11世紀~前256年)の税法で、八戸に一区画(私田)ずつ与え、中央の一区画(公田)を八戸で共同耕作し、そこからの収穫を税とした、一井=九夫=九百畝、「【孟子注疏:卷五上:滕文公章句上】方里而井井九百畝其中爲公田八家皆私百畝同養公田…(《注》…公田八十畝其餘二十畝以爲盧井宅園圃家二畝半也…)」
◆二十八宿南方朱雀(スザク)の第一宿
【丼】丶1+4=総画数5 U+4E3C [セイ、ショウ/どんぶり]
◆井戸、同「井」
◆井戸の中に物を投げ入れた時の音
◆[日]どんぶり◇大きめの陶製の碗、またそれにご飯を盛り具を載せた料理◇職人などの前掛けや腹掛けの前に付いている物入(ものいれ、ポケットpocket)
【囲】囗3+4=総画数7 U+56F2 [イ、エ/かこ・む、かこ・う]
◆四周を取り巻く
◆外から中に入らないように或いは中から外に出ないように周(まわ)りに設けられた区切り
◆長さの単位、両手を広げた長さ、一抱(ひとかか)え
【畊】田5+4=総画数9 U+754A [コウ、キョウ/たがや・す]
◆田畑の土を掘り返す、土を柔らかくすると同時に土中に空気を入れる作業をいう
◆怠らず力を尽くす、「【揚子法言:卷第一:學行】曰耕道而得道獵德而得德是穫饗已」「【正字通:未集:耒部:耕】…凡致力不怠計之耕…」
【穽】穴5+4=総画数9 U+7A7D [セイ、ジョウ/]
◆獣などを捕えるための落とし穴、同「阱」
【耕】耒6+4=総画数10 U+8015 [コウ、キョウ/たがや・す]
◆田畑の土を掘り返す、土を柔らかくすると同時に土中に空気を入れる作業をいう
◆怠らず力を尽くす、「【揚子法言:卷第一:學行】曰耕道而得道獵德而得德是穫饗已」「【正字通:未集:耒部:耕】…凡致力不怠計之耕…」
【亢】
亠2+2=総画数4 U+4EA2 [コウ/たか・ぶる]
◆咽喉(インコウ、のど)、喉首(のどくび)
◆高く立つ、ぐいと立つ
◆驕(おご)り高ぶる
◆抗(あらが)う、抵抗(テイコウ)する、同「抗」
◆二十八宿東方青龍(セイリュウ)の第二宿
【伉】人2+4=総画数6 U+4F09 [コウ/]
◆まっすぐなさま、まっすぐに立つさま、同「抗」
◆正面から対する、相対する、同「抗」
◆正面から相対する相手、「伉儷(コウレイ、夫婦)」
【吭】口3+4=総画数7 U+542D [コウ、ゴウ/]
◆喉(コウ、のど)、咽(イン、口の奥から食道の入口までの部分)の途中から分かれて気管に通じる部分、喉笛(のどぶえ)
◆声、声を出す、喉頭(コウトウ、喉の入り口近く)に声帯があることから
【坑】土3+4=総画数7 U+5751 [コウ、キョウ/]
◆底深い穴、或いは奥深い穴、同「阬」
◆陥(おとしい)れる、穴に入れる
【抗】手3+4=総画数7 U+6297 [コウ/あらが・う]
◆まっすぐなさま、まっすぐに立つさま、同「伉」
◆正面から対する、相対する、同「伉」
◆あらが・う、向かって来るものを正面から防ぎ止める、拒(こば)む
◆「拮抗(キッコウ)」、力の差が殆(ほとん)どなく優劣つけ難いさま、互いが譲らず勝敗・優劣が決まらないさま、同「頡頏(ケッコウ)」
【杭】木4+4=総画数8 U+676D [コウ、ゴウ/くい]
◆船で川や海を渡る、同「航」「斻」、「【楚辭:惜誦】昔余夢登天兮魂中道而無杭(杭度也詩曰一葦杭之魂一作䰟杭一作航…)」
◆浙江省杭州コウシュウ市の略称
◆地中に打ち込んで直立させた棒、「【康熙字典:辰集中:木部:杭】《禮記註引士喪禮下篇》陳器曰杭木葬者杭木在上茵在下」
【沆】水3+4=総画数7 U+6C86 [コウ、ゴウ/]
◆水が果てしなく広がっているさま、「沆瀁(コウヨウ)」「沆茫(コウボウ)」「漭沆(ボウコウ)」
◆「沆瀣(コウカイ)」、夜半に空気中に立ち籠める靄(もや)や霧(きり)、地表付近で空気中の水蒸気が凝結し無数の小さな水滴となって浮かんでいるもの、靄は霧よりも薄い(遠くまで見える)
【秔】禾5+4=総画数9 U+79D4 [コウ、キョウ/うるち]
◆粘り気の少ない米、一般的な米、またその米が採れる稲、同「粇」、粘りがあるものは「糯」
【航】舟6+4=総画数10 U+822A [コウ、ゴウ/]
◆方舟(はこぶね)、二艘(そう、船の数の単位)の舟を並べ互いに繋ぎ合わせた舟(船首が二つあるような形の舟)、同「斻」「舫」
◆船が並んで進むさま、同「𦨵」
◆舟、船
◆船で川や海を渡る(広く乗り物に乗って川や海を渡ることをいう)、同「斻」「杭」
【頏】頁9+4=総画数13 U+980F [コウ、ゴウ/]
◆鳥が下に向かって(群れの下を、低いところを)飛ぶ、同「𦐄」、上に向かって(群れの上を、高いところを)飛ぶのは「頡」
◆「頡頏(ケッコウ)」◇鳥が(交互に)上へ下へを繰返しながら飛ぶさま、同「翓𦐄」◇力や能力などの差が殆(ほとん)どなく優劣・甲乙付け難い(つけがたい)さま、同「拮抗 (キッコウ)」
◆(人の)首、咽喉(インコウ、のど)、咽(イン、口の奥から食道の入口までの部分)と喉(コウ、咽の途中から分かれ気管までの部分)の総称
【仄】
人2+2=総画数4 U+4EC4 [ソク、シキ/ほの・か、ほの・めかす]
◆片方に(一方に)傾(かたむ)く、片方に寄る、偏(かたよ)る、同「側」
◆狭(せま)い、狭(せば)める、狭まる
◆[日]ほの・か、ぼんやりとしていてはっきりしないさま、ほんの僅(わず)かなさま、微(かす)かなさま
◆[日]ほの・めかす、それとなく言う
【昃】日4+4=総画数8 U+6603 [ソク、シキ、ショク/]
◆太陽が正午を過ぎて西に傾く、またその頃、同「昳」
【今】
人2+2=総画数4 U+4ECA [キン、コン/いま]
◆現在、この時(とき)、この時代、現在を挟んで前後に比較的短い時間また月日また時代
◆すぐに、間もなく
【吟】口3+4=総画数7 U+541F [ギン、ゴン/]
◆口をあまり開けずに低い声を長く伸ばす、また、そのようにして詩歌を口ずさむ、「呻」程には長く伸ばさない
◆呻(うめ)きの声、歎きの声
【含】口3+4=総画数7 U+542B [カン、ゴン、ガン/ふく・む]
◆中にものが入っている、中に包み入れる、中に入れたものまた入っているものを外に出さない、口に物を入れて閉じたまま噛んだり吐き出したり飲み下したりしない状態をいう
◆死者を送るために口に含ませる玉(ギョク、美しく高貴な石)や珠(たま、球状の真珠)、同「唅」「琀」
【岑】山3+4=総画数7 U+5C91 [シン、ジン/]
◆(山が)ひときわ高く鋭く聳(そび)え立つさま
◆「嶜岑(シンシン)」、(山が)高く険(けわ)しいさま
【念】心4+4=総画数8 U+5FF5 [デン、ネン/おも・う]
◆常に心に留めて思い考える、心の中に留まり去らない思いや考え
◆口をほとんど閉じた状態で低い声を長く伸ばして読む
◆二十、「廿」の大写字(「二」は「貳」、「三」は「參」のような大文字のこと)
【矜】矛5+4=総画数9 U+77DC [キョウ、キン、ゴン、カン、ケン/]
◆矛(ほこ、両刃の短い剣)などを取り付ける柄(え)、同「㮗」「𥍵」「𥎊」
◆自分の力(能力や才能など)を信じ誇(ほこ)る、自負(ジフ)する、「矜持、矜恃(キョウジ)」「自矜(ジキョウ)」「驕矜(キョウキョウ、得意気に自らを誇るさま)」、「武器などを装着する柄は固くしっかりいしている」ことから
◆哀(あわ)れに思い心を痛める、同「㥤」
◆老いて妻を亡(な)くした夫(おっと)、同「鰥」「𥎅」、「矜寡(カンカ、キンカ、老いて妻を亡くした夫と夫を亡くした妻)」、「【禮記注疏(禮記正義):卷十一:王制】…老而無妻者謂之矜老而無夫者謂之寡…(《疏》正義曰此一節論矜恤鰥寡孤獨之事無妻無夫謂之矜寡者…)」
【笒】竹6+4=総画数10 U+7B12 [キン、ゴン、カン、ゴン、シン、ジン/]
◆竹製の籤(くじ)
◆「笒𥳔(カンタ)」、竹名、太さは足の(親)指程で、堅く、中は白く柔らかいものがぎっしりと詰まっており、生垣(いけがき)などに利用されるという、同「筨𥳔、䈄𥳔」
◆竹名、未詳、「【正字通:未集上:竹部:笒】舊註音岑汎云竹名按艸木疏芩艸莖如釵股葉似竹蔓生澤中牛馬喜食之詩小雅食野之芩卽此艸似竹而非竹類後人不考…[†「芩」に「此艸似竹」とあり、「竹に似る」を「竹」と誤認し、「笒{⿱竹今}」を「芩{⿱艹今}」と同義としたのではないかという†]」
【芩】艸3+4=総画数7 U+82A9 [キン、ゴン/]
◆草名、未詳、葉は竹の葉に似て細く、根は二股に分かれ、牛馬が好んで食べるという
◆「黄芩(オウゴン)」、同「黄菳」、コガネバナ(黄金花)、シソ科タツナミソウ属の草、またその根を乾燥させた生薬
【衾】衣6+4=総画数10 U+887E [キン、コン/ふすま]
◆寝る時に体を覆(おお)うように掛ける大きなシーツsheet、掛布(かけふ)
◆死者を覆う布
【衿】衣5+4=総画数9 U+887F [キン、コン/えり]
◆衽(おくみ)の縁(へり)の部分、帯(おび)を使わないような場合に衣服の前がはだけないように(開かないように)するための紐(ひも)や釦(ボタンbutton)を付けるところ、首周りの「えり」は「領(リョウ、えり)」、日本では「襟(キン、えり)」を用いるが中国で「襟」は「前身頃まえみごろの帯よりも上の部分」を指す
◆衣服の前がはだけないように(開かないように)留(と)めるための紐、またその紐を結ぶ、同「袸」
【貪】貝7+4=総画数11 U+8CAA [タン、トン、ドン/むさぼ・る]
◆必要以上に(また能力以上に)ものを得ようとする、欲張(よくば)る、「貪欲(ドンヨク)」
◆どこまでも追い求める、同「探」、「貪求(タンキュウ)」
【鈐】金8+4=総画数12 U+9210 [ケン、ゲン/]
◆轄(くさび)、車輪の脱落を防ぐために軎(エイ、車軸両端の円筒状の部品)と車軸を固定するための部品、同「轄」
◆楔(くさび)、扉や戸を閉じる錠(ジョウ)、鎖(くさり)などの戸締り用の道具
◆封をする、封印する、封印するための印鑑
◆「鈐𨬍(ケンタ)」、大きな犂(すき、牛に引かせて土を起すための農具)
◆「鉤鈐(コウケン)」、二十八宿東方青龍(セイリュウ)の一つ房宿(ボウシュク)に属する星官(セイカン、中国古来独自の星座)の名、現在の星座では蠍座(さそりざ)に属する
【黔】黑12+4=総画数16 U+9ED4 [ケン、ゲン/]
◆黒い、黒ずむ
◆中国貴州省の略称
【介】
人2+2=総画数4 U+4ECB [カイ、ケ/すけ]
◆画(カク)する、区切る、境(さかい)、境目(さかいめ)、境界(キョウカイ)、同「界」
◆~の間(あいだ)、二つのものの間
◆両側から挟(はさ)まれる、二つのものの(二人の)間に立つ、仲立(なかだ)ちする、「紹介(ショウカイ、両者の間に立って引き合わせる)」
◆人に手を貸し助ける
◆殻(から)や甲羅(コウラ)のよう硬いもの、「介胄(カイチュウ、甲冑カッチュウ)」
◆硬(かた)いさま、堅(かた)いさま、「耿介(コウカイ、何にも屈せず信念を貫くさま)」
◆大きいさま、同「𡗦」
◆一つ、一人、人数や個数などの一つ一つを指す語、「一介(イッカイ、一人、一個)」、同「个」
◆[日]すけ、官位の名
【价】人2+4=総画数6 U+4EF7 [カイ、ケ/]
◆善(よ)い、優(すぐ)れている、立派な
◆「价人(カイジン)」、手本とすべき立派な人
◆使いの者、「【宋史:宋史卷二百五十八:列傳第十七】鄰道守將走价馳書來詣」
◆価(あたい)、値打ち、同繁「價」
【玠】玉4+4=総画数8 U+73A0 [カイ、ケ/]
◆大きな圭(ケイ、正式な式典などの際に手に持つ玉製の礼器)
【界】田5+4=総画数9 U+754C [カイ、ケ/さかい]
◆境(さかい)、境目(さかいめ)、区切り、同「堺」「𨺬」
◆周(まわ)りが仕切られているところの内側、範囲(ハンイ)
【畍】田5+4=総画数9 U+754D [カイ、ケ/さかい]
◆境(さかい)、境目(さかいめ)、区切り、同「堺」「𨺬」
◆周(まわ)りが仕切られているところの内側、範囲(ハンイ)
【疥】疒5+4=総画数9 U+75A5 [カイ、ケ/]
◆寄生虫によって引き起こされる痛みと痒(かゆ)みを伴う皮膚病、「疥癬(カイセン)」
◆汚(よご)す
【芥】艸3+4=総画数7 U+82A5 [カイ、ケ/あくた、ごみ]
◆カラシナ(芥子菜)、アブラナ科アブラナ属の草、「芥菜(カイサイ)」、「芥子(カイシ、カラシナの実)」、「芥末(カイマツ、カラシナの実を粉末にしたもの、マスタードmustard)」 、「芥醬(カイショウ、ペーストpaste状のマスタード)」
◆小さく細(ほそ)い、細(こま)かい
◆役に立たないもの、つまらないもの
◆塵(ごみ、ちり)
◆[日]「芥子(ケシ)」、ケシ(罌粟)、ケシ科ケシ属の草、また同科同属の草の称
【仍】
人2+2=総画数4 U+4ECD [ジョウ、ニョウ/よ・る]
◆~に依(よ)る、~に因(ちな)む、「【論語注疏:卷十一:先進】…仍舊貫…(《注》…仍因也貫事也因舊事則可也何乃復更改作也) (注:「仍舊貫」は「旧来の習慣に依る、旧来の習慣を変え改めることなくそのまま続ける」の意)」
◆依然(イゼン)として、今も変わらずに(変えずに)
◆重(かさ)なる、重ねて、繰り返す、繰り返して
【芿】艸3+4=総画数7 U+82BF [ジョウ、ニョウ/]
◆伸び放題の草
◆刈り取ったり枯れたりした後から新たに生え出た若草、同「艿」
【从】
人2+2=総画数4 U+4ECE [ショウ、ジュウ、ジュ/したが・う、したが・って]
◆付き随(したが)う、前の人や物事の後(あと)に付いて行く、同「蹤」「䢨」「𨑢」
◆考え・規則・指示・命令・前例などを受け入れる、また逆らうことなくその通りにする
◆主となるものの次(つぎ)、次(つ)ぐ、後(あと)に続く
◆仕事に就(つ)く
◆「从容(ショウヨウ)」◇ゆったりとしたさま◇立ち居振る舞い(たちいふるまい)、挙動(キョドウ)
◆~より、~から
◆[日]したが・って、それが理由また原因で、そのために、それによって
【坐】土3+4=総画数7 U+5750 [サ、ザ/すわ・る、いま・す、ましま・す、ま・す、いなが・ら、すず・ろ、そぞ・ろ]
◆座る、膝を折り尻を踵の上に載せて座る(正座)、また椅子などの上に腰を下ろす、席に着く、「坐」は座るという動作を指す語で「座」は座るための席や場所・位置を指す語
◆向かい合って座る
◆同じ席に座っていたことで罪に問われる
◆座ったままで成すところがないさま
◆何することもなく、ただ何となく
【夾】大3+4=総画数7 U+593E [コウ、キョウ/]
◆(二人或いは両手で)両側から押さえる、挟(はさ)む、同「挟」
◆ものの間(あいだ)に挟まる、間にある
◆裏地の付いた着物、同「裌」
注解:別「㚒」
【巫】工3+4=総画数7 U+5DEB [ブ、ム、フ/]
◆舞いながら祈祷し神意(シンイ、神の心、神の意志・考え)を問い伺い、それを人に伝える女性、男性は「覡(ケキ、ゲキ)」、周代(シュウ、前11世紀~前256年)では、男性は「覡」以外に「巫(フ、ブ)」の名も用いられたが、女性は「巫」のみだったという、「【周禮注疏:春官宗伯】…凡以神仕者掌三辰之灋…(《疏》…言在男曰覡在女曰巫者男子陽有兩稱名巫名覡女子陰不變直名巫無覡稱…)」
◆災(わざわ)いや穢(けが)れや病(やまい)を祓(はら)う祈祷師
【來】木4+4=総画数8 U+4F86 [ライ/く・る、きた・る、きた・す]
◆(人や時間や物事が)向こうからこちらに近づく、「到来(トウライ)」、同「倈」「徠」「逨」「𧼛」
◆招き寄せる、「こちらに来させる」の意
◆ある時点から今まで、今に至る、「以来(イライ)」
◆きた・す、(~が原因・発端・理由で)~になる、「由来(ユライ)」
◆きた・る、これから先の
注解:「來」は、古く「麥(むぎ、麦)」の「芒(のぎ、毛のように細く尖ったもの)」を象った字で「麥(小麥)」の意であったが、後にコムギ(小麦)は「麳{⿰麥來}」を用い、「來」は専ら「来、くる、きたる」の意で用いられるようになった、「【字源:來部:來】象形字。像麦子长有麦穗芒朿之形。…來的本义指小麦。…商代甲骨文常见"𣥌(往)來亡■"…往是前往、來是返回。…」
【允】
儿2+2=総画数4 U+5141 [イン/]
◆誠(まこと)に、正(まさ)に、正しく
◆「允文允武(インブンインブ)」、誠に文、誠に武、文武を共に備え持つさま
◆「允執其中(インシツキチュウ)」、正しくその真ん中(その中間)を執(と)る
◆誠実(セイジツ)なさま、嘘偽(うそいつわ)りがないさま、「允恭(インキョウ)」
◆妥当(ダトウ)なさま、適正なさま、「允当(イントウ)」
◆(相手の言うことを)聞き入れる、受け入れる、「允許(インキョ、認める、許容する)」
【吮】口3+4=総画数7 U+542E [シュン、ジュン/]
◆口を窄(すぼ)ませて啜(すす)る、また吸う
【元】
儿2+2=総画数4 U+5143 [ゲン、ゴン、ガン/もと]
◆物事の発端(ホッタン)、起源、始まり、「元年(ガンネン)」
◆物事の基(もと)となるもの、根本(コンポン)
◆物事の先頭にあるもの、頭(かしら)、「元首(ゲンシュ)」
◆王朝名、正式名は「大元」、1271年~1368年、都を大都(ダイト、現北京)に置き、現中国と現モンゴル国・現ロシア東部を版図とした
【尭】儿2+6=総画数8 U+5C2D [ギョウ/]
◆高いさま、高く聳(そび)えるさま
◆名君との誉(ほま)れ高い伝説上の人物の名
【刓】刀2+4=総画数6 U+5213 [ガン/]
◆角(かど)を削り取る、角が取れて丸くなる、同「园」
【完】宀3+4=総画数7 U+5B8C [カン、ガン/]
◆全(すべ)て、全(まった)く
◆欠点や不足がなく全てが揃(そろ)っている、また備(そな)わっている
◆全てが揃って(整って)終わる、出来上がる、やり遂(と)げる
【岏】山3+4=総画数7 U+5C8F [ガン/]
◆「巑岏(サンガン)」、山が高く鋭く切り立っているさま
【沅】水3+4=総画数7 U+6C85 [ゲン、ゴン/]
◆「沅江(ゲンコウ)」、川名、湖南省南西部を源とし同省常徳ジョウトク市を経て洞庭ドウテイ湖に注ぐ
【玩】玉4+4=総画数8 U+73A9 [ガン/もてあそ・ぶ]
◆手の中に入れて飽(あ)きずに愛(め)でる、飽くまで手放さない、同「翫」
◆(相手が嫌がるのも構わずに)むやみに手を加える、意味もなくあれやこれやに口や手を出す、弄(もてあそ)ぶ、同「弄」
【芫】艸3+4=総画数7 U+82AB [ゲン、ゴン、ガン/]
◆「芫花(ゲンカ)」、フジモドキ(藤擬)、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の木
◆「芫荽、芫荾(ゲンスイ)」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、また同属の草の称、多くは食用となる、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ(香菜)」
【酛】酉7+4=総画数11 U+915B [/もと]
◆酒母(シュボ)、麹に水・蒸し米・酵母菌を加え培養したもの
【阮】阜3+4=総画数7 U+962E [ゲン、ゴン/]
◆「五阮關(ゴゲンカン)」、漢代(前202年~23年)に設けられた関所の名、万里の長城の関の一つで現在の紫荊関(シケイカン)といわれる、現河北省保定ホテイ市易イ県
◆「阮籍(ゲンセキ)」、210年~263年、竹林七賢(チクリンシチケン)の一人
◆「阮咸(ゲンカン)」◇月琴(ゲッキン)に似た弦楽器の名◇竹林七賢(チクリンシチケン)の一人、生没年未详、阮籍(ゲンセキ)の従子(ジュウシ、兄弟或いは姉妹の子)
【頑】頁9+4=総画数13 U+9811 [ガン、ゲン/かたくな]
◆頭が固くやり方や考えを変えないさま、強情(ゴウジョウ)なさま、「頑固(ガンコ)」
◆鈍いさま、愚かなさま、「頭が固くやり方や考えを変えられない」ことから、「頑迷(ガンメイ)」
◆固く丈夫なさま、「頑強(ガンキョウ)」
【公】
八2+2=総画数4 U+516C [コウ、ク/おおやけ、きみ]
◆私(わたくし)することなく広く平らなさま、偏(かたよ)らないさま、「公平(コウヘイ)」
◆私・個人ではなく多くの人の集まり、社会的なこと、「公共(コウキョウ、多くが一つになるさま、多くが共にするさま)」
◆国家、朝廷、政府、またそれに属する人、またそれに関すること
◆最高位の官職、「三公(サンコウ、周代前11世紀~前771年では太師・太傅・太保)」
◆最も上位の爵位(シャクイ、公・侯・伯・子・男)
◆年長の男性に対する尊称
◆牡(おす)、雄(おす)、「公牛(コウギュウ、牡牛)」
【兊】儿2+4=総画数6 U+514A [タイ、ダイ、ダ/]
◆内と外(こちらと向こう)とが通じている、またそのようなところ(穴や門や道など)、通り道、「【淮南鴻烈解:卷十二:道應訓】…王若欲久持之則塞民於兌(兊耳目鼻口也老子也曰塞其兊也)」
◆悦(よろこ)ぶ、同「悦」
◆交換する、ものや金を渡し欲しいもの(別のもの)を得る、「兌換(ダカン)」
◆鋭い、先が尖っている、同「鋭」
◆八卦(ハッカ、「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」)の一つ
【忩】心4+4=総画数8 U+5FE9 [ソウ、ス/]
◆慌ただしい、慌てる、気が急(せ)く、忙(せわ)しい、同「匆」
【松】木4+4=総画数8 U+677E [ショウ、シュ/まつ]
◆マツ(松)、マツ科マツ属の植物の称、同「㮤」「枩」
◆緩(ゆる)い、緩やか、きつくない、ゆとりがある、詰まっていない、間(あいだ)が空(あ)いている、緩む、弛(ゆる)める、同繁「鬆」
【枩】木4+4=総画数8 U+67A9 [/まつ]
◆[日]マツ(松)、マツ科マツ属の植物の称、同「松」
【瓮】瓦5+4=総画数9 U+74EE [オウ、ウ/かめ]
◆口はやや大きく胴が膨(ふく)らんだ大きな容器、酒や水を貯(たくわ)えたり、食品を漬けたり熟成させたりするなど、用途は広い、「【說文解字注:瓦部:瓮】罌也(罌者𦉈也𦉈者小口罌也然則瓮者罌之大口者也…)」
◆「甕牖(オウユウ)」、割れた甕(かめ)の口を窓にした家、貧しい家
【翁】羽6+4=総画数10 U+7FC1 [オウ、ウ/おきな]
◆鳥の首から胸にかけての羽、同「𩔚」
◆父親、夫の父親、妻の父親
◆老齢の男性に対する尊称
【舩】舟6+4=総画数10 U+8229 [セン、ゼン/ふな、ふね]
◆川や沿岸を行き来する舟、外洋に出られる大きな舟は「舶」
注解:「舟」と「船」は同義だが、漢代では東方で「舟」・西方で「船」といい、後には一般に「舟」は小形のものを、「船」は大形のものを指すようになった、「【方言:第九】舟自關而西謂之船自關而東或謂之舟或謂之航」「【太平御覽:卷第七百七十:舟部三:舟下】周處風土記曰小曰舟大曰船」
【蚣】虫6+4=総画数10 U+86A3 [コウ、ク、ショウ、シュ/]
◆「蜈蚣(ゴコウ)」、ムカデ(百足)、ムカデ綱の節足動物の総称、また多足の虫、別名「蝍蛆(ショクショ)」
◆「蚣蝑(ショウショ)」、イナゴ(蝗)・バッタ(飛蝗)・キリギリス(螽斯)などバッタ目の昆虫の総称、同「蜙蝑」、別名「蜤螽(シシュウ)」
【訟】言7+4=総画数11 U+8A1F [ショウ、ズ、ジュ/]
◆口々に言い合う、言い争う、同「吅」
◆法廷などの公(おおやけ)の場で理非曲直(リヒキョクチョク、理に適っているかどうか、正しいかどうか)について論争する
【頌】頁9+4=総画数13 U+980C [ショウ、ズ、ジュ/]
◆功績や徳行などを褒(ほ)め称(たた)える言葉や詩歌、またその言葉や詩歌を抑揚をつけて唱(とな)える
◆褒め称える、祝福する
◆姿形(すがたかたち)、容貌、外見、同「容」
【六】
八2+2=総画数4 U+516D [リク、ロク/む、むい、むっ・つ、む・つ]
◆数の名、六番目の数
◆工尺譜(コウセキフ、コウシャクフ、楽譜の表記法の一つ)で「ソ」の音を表す
【宍】宀3+4=総画数7 U+5B8D [ジク、ニク/しし]
◆肉(にく)、古同「肉」
◆[日](食用とする)動物の肉
【兮】
八2+2=総画数4 U+516E [ケイ、ゲ/]
◆文中・語末・文末に置き語調を整える助詞
【盻】目5+4=総画数9 U+76FB [ケイ、ゲ/]
◆恨(うら)めしげな目付きで見るさま、憎(にく)しみに満ちた目で見るさま
◆「盻盻(ケイケイ)」、(休むことなく励み勤めても得るものがなく)恨み憎しみを込めた目で見るさま、「【孟子注疏:卷五上:滕文公】…為民父母使民盻盻然將終歲勤動不得以養其父母…(《注》盻盻勤苦不休息貌…)」
【内】
冂2+2=総画数4 U+5185 [ダイ、ナイ/うち]
◆外から中に入る、入れる
◆限られた範囲・領域の中、区切りや境目の中、同「中」
◆ある一定の範囲に含まれるもの、囲われたり覆われたりしていて外からは見えないもの、公(おおやけ)ではない私的なもの、またそのようなこと、またそのようなところ、逆は「外」
◆「内室(ナイシツ)」◇部屋、特に奥の部屋、寝室、婦女子の居室◇(奥の部屋に住まうことから)妻
◆宮中、朝廷
注解:「内」の本字「內」は、覆われた(囲われた)ところ(冂)の外側から内側に入れる(入る)さま(入)を象ったもので「周りが覆われたものの内」の意味を持つ、「内」の「人」は「入」が変化したもの
【丙】一1+4=総画数5 U+4E19 [ヘイ、ヒョウ/ひのえ]
◆ひのえ、十干(ジッカン、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の三番目、五行で「丁」と共に「火」「南」を意味する
◆三、第三、三番目
【枘】木4+4=総画数8 U+6798 [ゼイ、ナイ/ほぞ]
◆二本の木材を繋(つな)ぐ時に一本の端を凸状に作り(「枘(ほぞ)」「筍(ジュン)」という)、もう一本の端は凹状に作って(「枘穴(ほぞあな)」という)これを繋(つな)ぎ合わせる、その凸状の部分、同「榫」「筍」
【納】糸6+4=総画数10 U+7D0D [ドウ、ノウ、トウ、ナッ、ナ、ナン/おさ・める、おさ・まる]
◆外にあるものを内(うち)に入れる、建物や容器の中に入れる
◆他のものを受け入れる、自分のものを他へ渡す
◆ここで止(や)めて終わりにする、これまでのことを終わりにする、同「弭」
【芮】艸3+4=総画数7 U+82AE [ゼイ、ネイ/]
◆草が生え出るさま、葉が柔らかく細いさま、「芮芮(ゼイゼイ)」
◆「芮芮(ゼイゼイ)」◇葉が柔らかく細いさま◇柔然(ジュウゼン)、5世紀~555年、現モンゴル南部を領した遊牧民族国家、同「蠕蠕(ゼンゼン)」
◆水が山や崖の奥深くまで入り込んだところ、同「汭」
◆周(西周)代(前11世紀~前771年)・春秋時代(前770年~前5世紀)の諸侯国名、現山西省運城ウンジョウ市芮城ゼイジョウ県 、一説に現陝西省渭南イナン市大茘ダイレイ県
【蚋】虫6+4=総画数10 U+868B [ゼイ、ネイ/ぶよ、ぶゆ]
◆ブヨ(蚋)、ブユ(蚋)、ブユ科の虫の総称
【衲】衣5+4=総画数9 U+8872 [ドウ、ノウ/]
◆繕(つくろ)う、綻(ほころ)びを縫(ぬ)う
◆僧衣、僧侶(ソウリョ)の着る衣服
◆僧、僧侶
【靹】革9+4=総画数13 U+9779 [未詳/とも]
◆未詳、「【呂氏春秋:卷第二十六:士容論第六:上農】五曰凡耕之道必始於壚(…)為其寡澤而後枯(…)必厚其靹(厚深也○靹音義缺)…堅者耕之澤(…)其靹…」「【中華字海:革部:靹】同"䪏"」
◆[日]弓の弦が直接肌に当たることを防ぐために手首近くに巻く革製の帯、同「鞆」
【凶】
凵2+2=総画数4 U+51F6 [キョウ、ク、クウ/]
◆よくない、不吉な、忌(い)まわしい、不運な、不幸な、逆は「吉」、同「兇」「㓙」「𣧑」
◆農作物のできが悪い
◆酷(ひど)い、酷(むご)い、厳(きび)しい
◆懼(おそ)れるようなこと、不安や恐れで怯(おび)えるようなこと、同「兇」
注解:「穴(凵)にはまってしまったさま(㐅)」の象形で「不運なこと、よくないこと」の意
【兇】儿2+4=総画数6 U+5147 [キョウ、ク/]
◆不幸な、不運な、不吉な、よくない、同「凶」
◆懼(おそ)れる、不安や恐れに怯(おび)える、またそのようなこと、同「恟」
【匈】勹2+4=総画数6 U+5308 [キョウ、ク/]
◆胸(むね、体の前の首の下から腹の上までの部分)、胸の内、同「胸」
◆「匈匈(キョウキョウ)」、不安や怯えで大勢が大声で言い合い騒然とするさま、「【荀子:天論篇第十七】天不爲人之惡寒也…輟廣君子不為小人之匈匈也輟行(匈匈喧譁之聲與訩…)」
◆「匈奴(キョウド)」、秦代から西晋代(紀元前3世紀~4世紀)にかけて中国北方現モンゴル付近を勢力範囲とした遊牧騎馬民族の名
【分】
刀2+2=総画数4 U+5206 [ブ、フン、ブン/わ・ける、わ・かれる、わ・かつ、わ・かる]
◆一つに纏(まと)まっているものを幾つかに切り離す、また幾つかに仕切る(区切る)、「分割(ブンカツ)」、切り離したものを仕分けることを「別」
◆一つの纏まりから一部を切り離す、「分派(ブンパ)」
◆幾つかに切り離した(区切られた、区画された)ものの一つ一つ、「部分(ブブン)」
◆一つのものを何人かに与える、それぞれに与えられた役割・役目・地位など、「分配(ブンパイ)」「分担(ブンタン)」
◆それぞれに与えられた役割・役目・地位などに応じた権利や責任、またその範囲、「身分(ミブン)」
◆区別する、判別する
◆十分の一、10の-1乗、デシdeci
◆長さの単位
◆重量の単位
◆面積の単位
【份】人2+4=総画数6 U+4EFD [ヒン、フン/]
◆文(ブン、紋様や文章など表面に現れ目に見えるもの)と質(しつ、外からは見えない中身、内容)が共に優れているさま、文と質が調和しているさま、同「彬」「斌」
◆同「分」
【吩】口3+4=総画数7 U+5429 [フン/]
◆噴(ふ)く、噴き出す
◆「吩咐(フンフ、フェンフォゥ)」、指図(さしず)する、言い付ける
◆「卟吩(ホフン)」、ポルフィンporphine、有機化合物の一種
◆「噻吩(サイフン)」、チオフェンthiophene、有機化合物
【岔】山3+4=総画数7 U+5C94 [タ/]
◆山脈・道・川などが分岐(ブンキ)する、またそのようなところ、同「岎」
◆脇道に逸(そ)れる
【忿】心4+4=総画数8 U+5FFF [フン/]
◆憤(いきどお)る、怒(おこ)る、突然怒り出す
【扮】手3+4=総画数7 U+626E [フン、ハン、ヘン/]
◆装(よそお)う、実際とは違う姿に装う
注解:別「𢪅」
【枌】木4+4=総画数8 U+678C [フン、ブン/そぎ]
◆木名、ニレ(楡、ニレ科ニレ属)の一種で皮が白い、白楡(ハクユ)
◆「枌楡(フンユ)」◇木名、ニレ(楡、ニレ科ニレ属)の一種◇漢の高祖(コウソ、劉邦リュウホウ、前漢の初代皇帝、前256年或前247年~前195年)の郷里の社(やしろ、土地の神を祀ったところ)の名、高祖が即位後に現陝西省西安セイアン市臨潼リンドウ区に移設したという、「【史記:卷二十八:封禪書】漢興高祖…高祖初起禱豐枌榆社(《集解》張晏曰枌白榆也社在豐東北十五里或曰枌榆郷名高祖里社)」 ◇郷里
◆[日]そぎ、削ぎ板(そぎいた)、木を削(そ)いで薄くした板
【氛】气4+4=総画数8 U+6C1B [フン、ブン/]
◆霧や雲などのような空中を漂う細かい水滴、同「雰」
◆辺りを漂うもやもやとした気、雰囲気、気配、特に不吉な(嫌な)気配
【汾】水3+4=総画数7 U+6C7E [フン、ブン/]
◆「汾河(フンガ)」、山西省を流れる川の名、黄河の支流の一つ
【玢】玉4+4=総画数8 U+73A2 [ヒン、フン/]
◆玉(ギョク、美しく高貴な石)のような美しい紋様(モンヨウ)、「玢豳(フンヒン)」
◆玉(ギョク、美しく高貴な石)の名
◆「賽璐玢(セロフン)」、セロファンcellophane、薄く透明なフィルムfilm状の物質、別名「玻璃紙(ハリシ)」
【瓰】瓦5+4=総画数9 U+74F0 [/デシグラム]
◆[日]デシグラムdecigram(decigramme、dg)、重量の単位、1dg=0.1g、「瓦(グラムgram)」と「分(十分の一)」を組み合わせた和製の漢字、中国では「分克」「兝(旧単位)」
【盆】皿5+4=総画数9 U+76C6 [ホン、ボン/]
◆口が開き底が平らな容器、水を入れる鉢(ハチ)やボウルbowlの類、形や用途はさまざま、「水盆(スイボン、手洗いなどに用いる器)」「臉盆(レンボン、洗面用の器)」「花盆(カボン、植木鉢)」
◆周りが高く中央が窪(くぼ)み底が平らな形をしたもの、「盆地(ボンチ)」
◆「盂蘭盆會(うらぼんえ)」、七月十三日から十五日に行われる先祖の霊を供養する行事、お盆
◆[日]料理などを乗せて運ぶ縁(ふち)の付いた浅い器、トレイtray、托盤(タクバン)
【盼】目5+4=総画数9 U+76FC [ハン、ヘン/]
◆黒目と白目がはっきりしているさま、目が美しいさま
◆視(み)る、じっと見る
◆「盼望(ハンボウ)」◇じっと目を凝(こ)らして待ち望む◇期待する、希望する
【竕】立5+4=総画数9 U+7AD5 [/デシリットル]
◆[日]デシリットルdL、体積の単位、100mL=10cL=1dL=1/10L
【粉】米6+4=総画数10 U+7C89 [フン/こな、こ]
◆穀物を細(こま)かく砕(くだ)いたもの、「粒(リュウ、つぶ)」よりも更に細かいもの、またそのような形状のもの
◆砕いて小さく細かくする、またそのようにしたもの、「粉末(フンマツ)」
◆白い、また細かく(粉状の)白いもの、「白粉(ハクフン、おしろい)」
【紛】糸6+4=総画数10 U+7D1B [フン/まぎ・れる、まぎ・らす、まぎ・らわしい]
◆旗などがひらひらと激しくはためくさま、馬の尾がひらひらと揺れ乱れるさま
◆細かいもの(細いもの、小さいもの)が入り乱れる、乱れて絡(から)み合う、縺(もつ)れ合う
◆入り乱れて(絡み合って、縺れて)どうなっているのか分からなくなる、「紛糾(フンキュウ)」
【芬】艸3+4=総画数7 U+82AC [フン/]
◆草が芽生え芳(かぐわ)しい香りが辺りに広がるさま、「芬芬(フンプン)」
◆芳(かぐわ)しい香り、良い香り
◆良い評判(ヒョウバン)、名声(メイセイ)
【貧】貝7+4=総画数11 U+8CA7 [ヒン、ビン/まず・しい]
◆貯(たくわ)えが乏(とぼ)しい、生活するための財貨が足りていない、「貧乏(ビンボウ)」「貧困(ヒンコン)」
◆経験や知識が足りていない、「貧僧(ヒンソウ、僧侶の謙遜の自称、「自分はまだまだ修行が足りていない」の意)」
◆足りていない、欠乏(ケツボウ)する、「貧血(ヒンケツ)」
【雰】雨8+4=総画数12 U+96F0 [フン/]
◆霧や雲などのような空中を漂う細かい水滴、同「氛」
◆雨や雪や霧など(一つ一つは小さく見分けが難しいが、全体としてはそこにあることが分かるもの)が辺りに立ち籠(こ)めるさま
【頒】頁9+4=総画数13 U+9812 [ハン、ヘン、フン、ブン/わけ・る、わか・つ]
◆(多くの人に)分け与える、分賜(ブンシ)する、分配する、配布する、同「攽」
◆多くの人に広める、広く行き亘(わた)らせる
◆頭が大きいさま
◆鬢(ビン)、顔の側面の耳際の髪
【魵】魚11+4=総画数15 U+9B75 [フン/]
◆オオサンショウウオ(大山椒魚)、オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属に分類される両生類、同「鰕」、「【爾雅注疏:釋魚】魵鰕(《疏》魵魚一名鰕…)」「【說文解字注:魚部:鰕】鰕魚也(…鰕者今之蝦字古謂之鰕魚如鼉曰鼉魚…)」
◆小魚、小形の魚、同「𩸂」
【切】
刀2+2=総画数4 U+5207 [セツ、セチ、セイ、サイ/き・る、き・れる、き・り]
◆刃物などですっと断(た)つ、裁(た)つ、割(さ)く
◆ぴったりとしたさま、隙(すき)がないさま、「親切(シンセツ)」
◆近くまで迫(せま)る、差し迫る、「切近(セッキン、接近)」
◆「一切(イッサイ)」、全(すべ)て、押し並(な)べて
◆漢字の音(オン、読み)の表し方の一つ、「反切(ハンセツ)」、「切」は「千結切」で表され、「千(セン)」の声母「セ」と「結(ケツ、ケチ)」の韻母「ツ、チ」を組み合わせて「セツ、セチ」と読む、最後の「切」は「反切」で表していることを示す
【砌】石5+4=総画数9 U+780C [セイ、サイ/みぎり]
◆平らに切り揃えた煉瓦(レンガ)状・板状の石
◆(切り揃えた石を)積む、積み重ねる、「階砌、砌階(カイセイ、セイカイ、石を並べ積んだ石段・階段)」「砌牆(セイショウ、石積みの障壁ショウヘキ)」「磚砌(センセイ、煉瓦積み)」、同「磜」
◆[日]軒下(のきした)などに敷き詰めた石畳(いしだたみ)
◆[日]みぎり、~の頃、~の時
【窃】穴5+4=総画数9 U+7A83 [セツ、セチ/]
◆こっそり盗む、密(ひそ)かに奪う
◆こっそりと、密かに
◆浅い色、深みがなく薄めの色
◆「窃衣(セツイ)」、オヤブジラミ(雄藪蝨)、セリ科ヤブジラミ属の草、別名「蘮蒘(ケイジョ)」
【苆】艸3+4=総画数7 U+82C6 [/すさ、つた]
◆壁土のひび割れを防ぐための藁などの繊維質の材料
【刈】
刀2+2=総画数4 U+5208 [ガイ、ゲ/か・る]
◆刃物で草木を切る、同「乂」「艾」「苅」
◆切る、切り取る、切り払う、切り落とす、「【孔子家語:卷第四:六本】…斬刈黎民如草芥焉…」
【苅】艸3+4=総画数7 U+82C5 [ガイ、ゲ/か・る]
◆草などを刈(か)る、同「刈」
【勾】
勹2+2=総画数4 U+52FE [コウ、ク/]
◆曲がる、湾曲する、同「句」
◆"」J"字状(鉤状)に曲がる、同「句」「鈎(鉤)」
◆鉤(かぎ)状のものでひっかける、同「拘」
◆言葉や文章の区切りの記号("」"、閉じ鉤括弧、縦書きの場合は"L"のような形で表す)や誤りであることや削除すことを示す記号("✓"、チェックマーク、勾号)
注解:古くは「句」と同字(同音同義字)だが、現代では「句」は多く「言葉や文章の区切り」の意に用い、「勾」は「曲がる」の意に用いる
【抅】手3+4=総画数7 U+6285 [コウ、ク/こだわ・る、かかわ・る]
◆「掌(てのひら)の中に入れ指を閉じて握(にぎ)る」「腕を回して抱(かか)える」のように、周りを取り囲んで押さえ自由に動けないようにする、束縛(ソクバク)する、「拘束(コウソク)」
◆こだわ・る、あることに囚(とら)われる、また縛(しば)られる、固執(コシツ)する、「拘泥(コウデイ)」
◆「不抅(フコウ、かかわらず)」◇~に縛られることなく◇~に関係なく
【鈎】金8+4=総画数12 U+920E [コウ、ク/かぎ]
◆引っ掛けるために"」J"字状に針や棒の先を曲げたもの、フックhook、またそこに引っ掛ける、「帯鈎(タイコウ、帯の留め具)」
◆"」J"字状に曲がったもの、引っ掛けるようにして切る刀や鎌など
◆(奥にあるものを)引っ掛けるようにして取り出す
◆「鉤繩規矩(コウジョウキク)」「規矩鉤繩(キクコウジョウ)」◇曲がる線を描く道具(曲尺や雲形定規のようなものと思われる)と縄(墨縄、直線を引く道具)◇物事の基準となるもの
【勿】
勹2+2=総画数4 U+52FF [ブツ、モチ/なか・れ]
◆なか・れ、~するな、禁止の助字
◆~ない、~しない、~でない、否定の助字
◆「勿吉(モツキチ)」、南北朝時代(420年~589年)現中国北東部吉林省・黒竜江省から極東ロシア南部沿海地方・ハバロフスク地方一帯に住んでいた遊牧民族の名、隋代(581年~618年)以降は靺鞨(マツカツ)と呼ばれるようになる
注解:棹(さお)に三枚(或いは数枚)の細長い布を垂らした旗(はた)を象った字、「【說文解字:勿部:勿】州里所建旗象其柄有三游雜帛幅半異所以趣民故遽稱勿勿凡勿之屬皆从勿𣃦勿或从於」
【刎】刀2+4=総画数6 U+520E [ブン、モン、フン/は・ねる]
◆首を切る、首を切って死なす(死ぬ)、同「歾」
◆「刎頸之交(フンケイのまじわり)」、首切られるようなことになっても変わることのない交(まじ)わり
【吻】口3+4=総画数7 U+543B [ブン、モン、フン/]
◆唇(くちびる)「唇」「肳」
◆「口吻(コウフン)」、口振(くちぶ)り
◆「吻合(フンゴウ)」、(上下の唇のように)ぴったりと合うさま、ぴったりと合わせる、同「肳合」
【忽】心4+4=総画数8 U+5FFD [コツ、コチ/たちま・ち、ゆるがせ]
◆すぐに、急に、あっという間に
◆軽(かろ)んじる、疎(おろそ)かにする、うっかり忘れる
◆蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取り出した繊維の一本、五本を縒(よ)ったものが「糸」、十本を縒ったものが「絲」、「【說文解字繫傳:糸部:糸】細絲也象束絲之形凡糸之屬皆从糸讀若覛徐鍇曰一蠶所吐為忽十忽為絲糸五忽也」
◆数の単位、1糸(絲)=10忽、1忽=10微=10-5
【易】日4+4=総画数8 U+6613 [エキ、ヤク、イ/やさ・しい、やす・い]
◆換(か)える、替(か)える、代(か)える、交換する
◆占いの書、また占いの法、「爻(コウ)」と呼ばれる「陽と「陰」の並びを換えながら組み合わせた「八卦」「六十四卦」で事象を占うことから、「【說文解字:易部:易】…祕書說曰日月為易(…)象侌易也(謂上从日象陽下从月陰…)」
◆平らな、平穏で和(なご)やかな
◆平らで障害も抵抗もない、簡単な、難(むずか)しくない
◆軽(かろ)んずる
【物】牛4+4=総画数8 U+7269 [ブツ、モツ、モチ/もの]
◆(天地の間に存在する)人以外の形のあるもの、人は「者」、形のないものは「事」
【笏】竹6+4=総画数10 U+7B0F [コツ、コチ/しゃく]
◆天子に拝謁(ハイエツ)する際に手に持つ細長い板、古くは竹製・木製で天子の指示・命令を書き留めるためのものだったが、後には単に拝謁する際の携帯品となった、同「𡇉」
【匀】
勹2+2=総画数4 U+5300 [イン、キン/]
◆揃う、偏(かたより)りがない、同「均」
【均】土3+4=総画数7 U+5747 [キン、イン/ひとし・い、なら・す]
◆(土地を)平等に或いは公平に分配する
◆どれも同じように揃っている、偏(かたより)りがない、凹凸・大小・軽重などがない
◆等しく、同じように
【昀】日4+4=総画数8 U+6600 [イン/]
◆日光、太陽の光
【鈞】金8+4=総画数12 U+921E [キン/]
◆重量の単位
◆陶器を作るときに用いる轆轤台(ロクロダイ)
◆(力や形などが)均(ひと)しいさま、釣り合うさま、またそのような役割を担う人、また能力のある人
◆尊敬を表す語、「鈞鑒」は「ご高覧いただきたい」の意
【韵】音9+4=総画数13 U+97F5 [イン、ウン/]
◆漢字の読みの最初の子音を除いた部分、「韻母(インボ)」、「韻」の読み[yùn]の最初の子音[y]を「声母(セイボ)」、[y]を除いた[ùn]を「韻母(インボ)」という、[ù]の上の記号は「声調(セイチョウ、アクセントaccent)」という
◆(「韻」を踏んで)心地よい響きの詩歌や言葉、調和して快い声や音
◆趣(おもむき)のあるさま
【化】
匕2+2=総画数4 U+5316 [カ、ケ/ば・ける]
◆性質・形状・状態などが元とは全く違ったものに変わる、まだ元の様子が分かる程度の変化は「変」
◆他の影響を受けて、また時間を経ることによって考えや態度などが変わる
◆教え導くことによって考えや態度などを変える
【囮】囗3+4=総画数7 U+56EE [ガ、カ/おとり]
◆鳥獣を誘(おび)き寄せ捕(つか)まえるために籠(かご)に入れた同類の鳥獣、同「㘥」「𡈸」
【花】艸3+4=総画数7 U+82B1 [カ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ]
◆種子植物の生殖のための器官、雌蕊(シズイ、めしべ)や雄蕊(ユウズイ、おしべ)やその外側にある部分を総じた名
◆(花のように)美しいさま、華(はな)やかなさま、同「華」
◆花のような形や姿
【訛】言7+4=総画数11 U+8A1B [ガ、カ/なま・る、なまり]
◆本来のものとは違った使い方をする、意図して誤った使い方をする
◆偽(いつわ)る、騙(だま)す
◆文字・言葉・意味・発音などが時代・世代・地域・環境などの違いで変化する、またそのように変化した文字・言葉・意味・発音など
【貨】貝7+4=総画数11 U+8CA8 [カ/]
◆品物を買うための金銭、「貨幣(カヘイ)」
◆金銭に交換できる(金銭と同じ価値がある)品物、財物
◆商品、売り物、(金銭に変えることができる)品物
◆賂(まいない)、自らの利益になるように便宜を図って貰おうという不正な意図を以って人に金銭(価値あるもの)を贈る
注解:金銭(「貝」)が品物に、また品物が金銭に形を変える(「化」)の意
【靴】革9+4=総画数13 U+9774 [カ、ケ/くつ]
◆(革製の履物で)踝(くるぶし)より上から足までを包む履物の総称、長靴、踝より上を覆わないものは「鞋」
【匹】
匚2+2=総画数4 U+5339 [ヒツ、ヒチ、ヒキ/]
◆一対(ツイ)になる、二つで一組になる
◆対になること、互いに釣り合いが取れること、「匹敵(ヒッテキ、釣り合うこと、対等であること、またその相手)」
◆「匹配(ヒッパイ)」◇対になること、釣り合いが取れるように互いを組み合わせる(結び付ける)こと◇夫婦になること
◆一対になるものの片方、相手
◆「匹夫、匹婦(ヒップ)」◇一人の男性、女性◇一般の(庶民の)男性、女性
◆動物を数える言葉、同「疋」
◆布の長さの単位、1匹=4丈
【甚】甘5+4=総画数9 U+751A [シン、ジン/はなは・だ、はなは・だしい、いた・く]
◆(本来そこまで立ち入るべきではないところにまで)深入りする、度が過ぎる
◆度を超えて、非常に、極めて、とても、とっても
◆なに(what)、同「什」
【区】
匚2+2=総画数4 U+533A [ク、オウ、ウ/]
◆ある大きさのものを幾つかに別(わ)ける、仕切(しき)る
◆周りを仕切ったところ、他から仕切られたところ
◆行政上の地域の単位
◆小さいさま、細かいさま
◆戦国時代(前5世紀~前221年)の齊国(セイ、前386年~前221年)の容量の単位、1区(オウ)=4豆=1斗4升
【枢】木4+4=総画数8 U+67A2 [シュ、ス、スウ/とぼそ、とまら、くるる]
◆開き戸(押したり引いたりして開閉する戸)を開閉する際に回転軸となる部分の、扉の上("∩"字状)下("∪"字状)の突起(「枢、とまら」という)とその突起を差し込む穴(「枢、とぼそ」という)、またそのような扉を開閉する仕掛け(「枢、くるる」という)、「戸枢(コスウ)」「枢軸(スウジク)」
◆物事を動かす(物事の動きの)中心となるところ、要(かなめ)となる部分、「枢要(スウヨウ)」「枢機(スウキ)」
【欧】欠4+4=総画数8 U+6B27 [オウ、ウ/]
◆もの(食べたものなどの固形物・液状物)を声と共に口から体外に吐(は)き出す、同「嘔」
◆歌(うた)う、声を出して謳(うた)う、同「謳」
【殴】殳4+4=総画数8 U+6BB4 [オウ、ウ/なぐ・る]
◆鞭(むち)・杖(つえ)・拳(こぶし)などで叩(たた)く、また打ち据(す)える
【躯】身7+4=総画数11 U+8EAF [ク/]
◆(頭部を除いた)体(からだ)、「身軀(シンク)」、同「身」
【駆】馬10+4=総画数14 U+99C6 [ク/か・ける、か・る]
◆馬に鞭(むち)を当て走らせる
◆追い立てる、急(せ)かす
◆追う、追い払う、追い遣(や)る
◆速く走る、疾走する
【鴎】鳥11+4=総画数15 U+9D0E [オウ、ウ/かもめ]
◆カモメ(鴎)、カモメ科カモメ属の鳥、また同科同属の鳥の称
【卆】
十2+2=総画数4 U+5346 [ソツ、ソチ、シュツ/お・わる、お・える、つい・に、にわか・に]
◆下級の兵士、歩兵、上官に付き従い身の回りの世話をする兵
◆終わる、尽きる
◆大夫(タイフ、君主を補佐する重臣)の死、高位の人の死、同「𣨛」、「【禮記注疏(禮記正義):曲禮下】天子死曰崩諸侯曰薨大夫曰卒士曰不祿庶人曰死」
◆終(つい)に、最後に
◆俄(にわか)に、急に、突然に
【伜】人2+4=総画数6 U+4F1C [サイ、ソツ、ソチ/せがれ]
◆付き添う、付き従う、同「卒」
◆予備や補助を目的に主となるものに副(そ)う、同「副」
◆[日]せがれ、息子
【忰】心3+4=総画数7 U+5FF0 [スイ、ズイ/せがれ]
◆憂い悩んで痩(や)せ衰える、同「顇」
◆[日]せがれ、自分の息子の謙称、但し「倅(伜)」の誤用
【枠】木4+4=総画数8 U+67A0 [/わく]
◆[日]ものの周りを囲(かこ)うもの、ものの形を決める(固定する)ための囲い、フレーム(frame)、「窓枠(まどわく)」「型枠(かたわく)」
◆[日]範囲、輪郭、周りが囲まれているものの全体の形、「枠組(わくぐみ)」
【砕】石5+4=総画数9 U+7815 [サイ/くだ・く、くだ・ける]
◆塊(かたまり)や形を成しているものが粉々に(ばらばらに)なる、また粉々にする、細かく(小さく)割る、壊して細かくする、「粉砕(フンサイ)」
◆細々(こまごま)している、纏(まと)まりがない
◆細かくて煩(わずら)わしい、くどい、くだくだしい
【粋】米6+4=総画数10 U+7C8B [スイ/いき]
◆他のものが全く混じっていないさま、「純粋(ジュンスイ)」
◆[日]いき、身形(みなり)や立ち振る舞いが垢抜けしているさま
【紣】糸6+4=総画数10 U+7D23 [サイ、スイ/]
◆五色(「さまざまな色」の意)の糸で美しい模様を織り出した絹織物、さまざまな色の糸が織り交ざるさま
◆「紣䌨」、色鮮やかな絹織物、衣擦れの音
【翆】羽6+4=総画数10 U+7FC6 [スイ/みどり]
◆青みを帯びた緑色
◆「翡翆(ヒスイ)」◇カワセミ(川蝉、翡翠)、カワセミ科カワセミ属の鳥、また同科同属の鳥の称、頭から背にかけて美しい青色をしている、雄を「翡」、雌を「翠」◇美しく光沢のある青緑色、またそのような色をしたもの◇光沢のある青緑色をした「玉(ギョク、美しく高貴な石)」と呼ばれる宝石、「硬玉(コウギョク)」
【酔】酉7+4=総画数11 U+9154 [スイ/よ・う、え・い]
◆酒を適度に(心地よく酔う程度に)飲み楽しむ、「【說文解字注:酉部:醉】卒也卒其度量不至於亂也(…)一曰酒潰也(此別一義…)」
◆飲み潰れる、(酒を飲んで)正常な認識や判断ができなくなる
◆物事に夢中になる、のめり込む
◆酒に漬ける、また酒漬けにしたもの、同「酻」、「【說文解字注:酉部:醉】…若今醉蠏醉鰕之類」
【升】
十2+2=総画数4 U+5347 [ショウ/ます]
◆容量の単位、1升=10合
◆容量を量る枡(ます)
◆布の経糸(たていと)の数の単位、【西京雜記】によれば1升=2䌰=10絲(10本)、【儀禮】によれば1升=80縷、いずれも布幅が示されていない、「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」「【禮記:雜記上】朝服十五升…(…正義曰朝服精細全用十五升布爲之…)」
◆昇(のぼ)る、上の方向に行く、同「昇」
◆登(のぼ)る、高い方(上の方)に進む、同「登」「陞」
◆穀物が実る、また熟す、同「登」
【昇】日4+4=総画数8 U+6607 [ショウ/のぼ・る]
◆太陽が上がる
◆上の方向に行く、同「升」、一般に浮くようにして上がることを指し、足掛りなどを踏みながら上がるのは「登」
注解:中国で「昇る」は「升」を用い「昇」は殆ど使われない
【枡】木4+4=総画数8 U+67A1 [未詳/ます]
◆窪(くぼ)み、穴、「【廣雅:卷八:釋水】…欿窞(徒感)枡臽(陷)坑也…」
◆救い上げる、「【周易象旨決錄:卷三:明夷䷣】…拯子夏作枡上舉也…」
◆[日]升(ます)、容積を量る四角い容器、同「桝」
◆[日]四角い、四角に区切った形、同「桝」
【午】
十2+2=総画数4 U+5348 [ゴ/うま、ひる]
◆十二支の七番目、時刻では午前十二時を中心とした二時間、動物では馬、方角では南
◆農歴(ノウレキ、中国の伝統的な暦法、旧暦)の五月、「午日(ゴジツ、旧暦の五月五日)」
◆縦方向(南北、上下)に交差するさま、「子午(シゴ)」「旁午(ボウゴ◇縦横に交差するさま◇縦横に入り乱れるさま)」「午道(ゴドウ、道が交差し四方八方に通じるさま)」
◆背(そむ)く、逆(さか)らう、従(したが)わない、同「忤」「迕」
【忤】心3+4=総画数7 U+5FE4 [ゴ、グ/]
◆逆(ギャク)の方を向く、向かうべき方に向かない、「忤視(ゴシ、直視しない、まっすぐその方を見ないさま)」、同「迕」「逜」「啎」
◆「忤逆(ゴギャク)」、同「迕逆」「逜逆」◇従(したが)わないさま◇進むべき方に向かって進まないさま、背(そむ)く
【杵】木4+4=総画数8 U+6775 [ショ/きね]
◆臼(うす)に入れた穀物を搗(つ)く木の棒、洗濯物を叩(たた)く棒
◆「金剛杵(コンゴウショ)」、古く武器の一種、また密教(ミッキョウ)で用いられる法具の一つ
【許】言7+4=総画数11 U+8A31 [キョ、コ/ゆる・す、もと、ばか・り]
◆ゆる・す、願いや話を聞き入れる、受け入れる
◆ゆる・す、認める
◆もと、~のところ(処、所)
◆ばか・り、凡(おおよ)そ~、~程(ほど)
◆「何許(カキョ)」◇何処(いずこ、どこ)、何処の~◇如何許(いかばかり)り、どれ程
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の古諸侯国名、現河南省許昌キョショウ市付近、古くは「鄦」字が使われた、「【史記:卷四十二:鄭世家第十二】悼公元年鄦公(《集解》徐廣曰鄦音許許公靈公也)惡鄭於楚」「【說文解字注:邑部:鄦】炎帝大嶽之胤甫矦所封(…鄦許古今字…)」
【卞】
卜2+2=総画数4 U+535E [ヘン、ベン/]
◆法、筋(すじ)、筋道、決まり
◆せっかちなさま
◆頭に被(かぶ)る冠(かんむり)や帽子、同「弁」
【抃】手3+4=総画数7 U+6283 [ヘン、ベン/]
◆両手をぱんぱんと打ち鳴らす、拍子をとりながら両手を打ち鳴らす、同「拚」
【汴】水3+4=総画数7 U+6C74 [ヘン、ベン/]
◆「汴水(ベンスイ)」、河南省開封カイホウ市付近を流れる川名、古くは「汳水」の名が用いられていたが、「反」の字を避け「卞」に変えたといわれる、「【宋史:卷九十三:河渠志第四十六:河渠】…汴字古人避反字改從汴字…」
◆「汴州(ベンシュウ)」、古地名、現河南省開封市
【厄】
厂2+2=総画数4 U+5384 [アク、ヤク/]
◆行き詰まる、進退窮(きわ)まる、打つ手がなく困り果てる、同「戹」「阨」「阸」
◆木の節(ふし)、「行き止まりになっている」の意、同「戹」「枙」
◆[日]良くないこと、不吉なこと、災(わざわ)い
【扼】手3+4=総画数7 U+627C [アク、ヤク/]
◆押(お)さえる、(動かないように)しっかりと押さえる、抑(おさ)える、同「㧖」
◆しっかりと掴(つか)む、しっかりと握(にぎ)る、同「㧖」「搤」「搹」
【軛】車7+4=総画数11 U+8EDB [アク、ヤク/くびき]
◆車や農耕用の鋤(すき)などを曳かせるために牛馬の項(うなじ)に掛ける"へ"字状の馬具、これを縄・紐で首周りに固定し車や農耕用の鋤(すき)などを繋ぐ
◆束縛する、拘束する
【阨】阜3+4=総画数7 U+9628 [アイ、エ、アク、ヤク/]
◆(山などが両側から迫っていて)狭くなっているところ、同「隘」
◆狭くて或いは行く手が遮(さえぎ)られていてそれより先に進めないさま、同「阸」
◆行き詰まる、進退窮(きわ)まる、打つ手がなく困り果てる、同「厄」「戹」「阸」
【友】
又2+2=総画数4 U+53CB [ユウ、ウ/とも]
◆同じ思いや考えを持つ、またそのような人、「朋」は同じ師の教えを受ける人、「【論語注疏:卷一】「【論語注疏:卷一:學而】有朋自逺方來不亦樂乎(…正義曰鄭𤣥注大司徒云同師曰朋同志曰友…)」
◆親しく交わる、気心が通じる、またそのような人
【抜】手3+4=総画数7 U+629C [ハツ、バチ、バツ/ぬ・く、ぬ・ける、ぬ・かす、ぬ・かる]
◆多くの中で一部だけが見えているところを掴んで引っ張り出す
◆多くの中から必要なもの或いは不必要なものを選んで取り出す
◆多くの中でそこだけ(それだけ)が突き出ている、他よりそこだけ(それだけ)が優れている
◆[日]肝心なところを見落とす
【髪】髟10+4=総画数14 U+9AEA [ハツ、ホチ/かみ]
◆人の頭部の毛
◆(山に生える草木が頭に生える髪に似ていることから)草木
【反】
又2+2=総画数4 U+53CD [ハン、ホン、タン/そ・る、そ・らす、かえ・る、かえ・す]
◆覆(くつがえ)る、表裏が逆になる、ひっくり返る
◆逆(ギャク)、逆である、「反対(ハンタイ)」、「【韓非子:卷十八:六反】害者利之反也…亂者治之反也」
◆背(そむ)く、背(せ)を向ける、「反逆(ハンギャク、叛逆)」、同「叛」
◆顧(かえり)みる、振り返る、「【孟子注疏:卷三上:公孫丑章句上】自反而縮雖千萬人吾往矣(…自省有義雖敵家千萬人我直往突之…)」
◆「反切(ハンセツ)」、二つの漢字を用い、先の漢字の声母(音節の初めの子音)と、後の漢字の韻母(音節の初めの子音を除いたもの)組み合わせて音を表す、「漢」は「呼旰切」で表され、「呼」の音「hū」の「h」と「旰」の音「gàn」の「àn」を合わせ「hàn(カン)」と発音する
◆[日]そ・る、弓のような形に曲がる
◆[日]面積の単位 、1反=10畝
◆[日]布の長さの単位 、1反=10m前後
【仮】人2+4=総画数6 U+4EEE [カ、ケ/かり]
◆他から(他のものを)一時的に借りる、他に一時的に貸す、同「叚」
◆実際とは違うが一時的に他のものを用いる、足りないところに他のものを借りて当てる、他のもので間に合わせる
◆取り敢えず~する、一時的に~する
◆(実際はどうか分からないが)もしも~であるならば、もしも~とするならば、if
◆暇(いとま)、(仕事などの合間の)何もすることがない時間、同「暇」
【坂】土3+4=総画数7 U+5742 [ハン、ホン、バン/さか]
◆傾斜した地形、傾斜した道、同「岅」「坡」「陂」「岥」
◆土手、堤(つつみ)、同「坡」「陂」、「【說文解字:𨸏部:阪】坡者曰阪一曰澤障一曰山脅也」
【板】木4+4=総画数8 U+677F [ハン、ヘン、バン/いた]
◆薄く平らな木、薄く平らなもの
◆印刷する文字や絵などを彫(ほ)り込んだ板、同「版」
◆(古くは板に書かれたことから)詔書(ショウショ)、文書、「【後漢書:卷八十四:楊震列傳】…割用板之恩…(板謂詔書也…)」
◆(板のように)堅(かた)い、動かない、変化がない、「呆板(ホウハン、融通が利かない、柔軟性がない)」
◆舞曲の間で取る拍子(ヒョウシ)、拍子を取る平たく細長い木
◆「老板(ラオパン)」、(小規模店・個人経営店の)社長、店主、店の主人、同「老闆」、繁「闆」
【汳】水3+4=総画数7 U+6C73 [ヘン、ベン/]
◆「汳水(ベンスイ)」、川名、「反」の字を避け「卞」に変えたといわれ、現在は「汴水」の名が用いられる、河南省、「【宋史:卷九十三:河渠志第四十六:河渠】…汴字古人避反字改從汴字…」
【版】片4+4=総画数8 U+7248 [ハン、ヘン/]
◆印刷する文字や絵などを彫(ほ)り込んだ板、同「板」
◆印刷物用の板(版)に関する語、「出版(シュッパン、出版物の印刷が出来上がること、書籍・出版物を刊行すること)」「再版(サイハン、同じ出版物の版を彫り直して刊行すること)」「版次(ハンジ、版を彫り直した回数)」
◆薄い木の板(いた)、同「板」「㸞」
◆木の札(ふだ、薄く細長い板)、また札状のもの
◆戸籍、(札に戸籍などを書いたことから)
◆「版図(ハント)」◇宮中に勤める官吏とその子の戸籍簿(版)と王や皇后や世子の居宅の位置図(図)、「【周禮注疏:卷七:司書掌】内宰掌書版圖之灋…(《注》版謂宫中閽寺之屬及其子弟録籍也圖王及后世子之宫中吏官府之形象也…)」◇戸籍や所有他の位置・大きさ・形状の図、「【周禮注疏:天官冢宰】…書契版圖…(《注》…契要云版戸籍也者漢之戸籍皆以版書之故以漢法況云圖土地形象田地廣狹者…)」◇支配下にある国名とその領地を図にしたもの、領域図、領土
【皈】白5+4=総画数9 U+7688 [キ/]
◆帰る、元の(本来の)状態や位置に戻る、同「歸(帰)」
◆「皈依(キエ)」、神仏に縋(すが)ること、神仏の教えを信じ従うこと、仏教では仏門に入ること、またその儀式、同「帰依」
【販】貝7+4=総画数11 U+8CA9 [ハン、ホン/ひさ・ぐ]
◆品物を安く買い高く売る、「【說文解字:貝部:販】買賤賣貴者」
◆市場に行って品物を売る、商売する、「【周禮:地官司徒】…夕市夕時而市販夫販婦爲主(…販夫販婦朝資夕賣…)」
【返】辵3+4=総画数7 U+8FD4 [ハン、ホン、ヘン/かえ・る、かえ・す]
◆帰る、行った先から出発したところに戻る、同「𢓉」
◆元に戻る、元に戻す
◆[日]反対向きにする、反対向きになる
【鈑】金8+4=総画数12 U+9211 [ハン、ヘン、バン/]
◆金属の板(いた)、金属を叩いて薄く平らに延ばしたもの、「鈑金、板金(バンキン)」
【阪】阜3+4=総画数7 U+962A [ハン、ホン、バン/さか]
◆傾斜した地形、傾斜した道、同「岅」「坡」「陂」「岥」
◆土手、堤(つつみ)、同「坡」「陂」、「【說文解字:𨸏部:阪】坡者曰阪一曰澤障一曰山脅也」
【飯】食8+4=総画数12 U+98EF [ハン、ボン/めし、いい]
◆米などの穀物を煮たり炊(た)いたりして柔らかくした(食べやすくした)もの
◆(毎日定期的に摂とる)食事
◆食べ物を食べる、食べ物を与える
【壬】
士3+1=総画数4 U+58EC [ジン、ニン/みずのえ]
◆みずのえ、十干(ジッカン、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の九番目
◆媚(こ)び諂(へつら)う、相手に気に入られようとする、同「佞」
注解:別「𡈼」
【任】人2+4=総画数6 U+4EFB [ジン、ニン/まか・す]
◆役目や仕事を与える、また委(ゆだ)ねる、また託(たく)す、「任命(ニンメイ)」
◆(仕事を託し、その)扱いをその人の裁量(サイリョウ)に委ねる、「放任(ホウニン)」
◆仕事や役割を担当する、また引き受ける
◆託した仕事、引き受けた仕事、また職務、役割、「任務(ニンム)」「責任(セキニン)」
【妊】女3+4=総画数7 U+598A [ジン、ニン/]
◆身籠(みごも)る、孕(はら)む、「妊娠(ニンシン)」「懐妊(カイニン)」
【紝】糸6+4=総画数10 U+7D1D [ジン、ニン/]
◆機織(はたおり)用の糸、またその糸を巻き付けた糸巻き
◆布を織る
【衽】衣5+4=総画数9 U+887D [ジン、ニン/おくみ]
◆おくみ、交領(コウリョウ、体の前で領えりが重なり合う衣服)の場合に、前見頃(まえみごろ、体の前の部分)だけでは前合わせが足りず胸が空いてしまうため、前見頃の先に布を補う、その部分を「衽」という、同「褸」
◆衣服の襟(キン、体の前を覆う部分、特に胸を覆う部分)
◆衣裳の裾(すそ)、襟(キン)の帯より下の部分
◆寝る際に体の下に敷く布団(ふとん)
【天】
大3+1=総画数4 U+5929 [テン/あま、あめ]
◆軽い陽気が(上に浮き)集まるところ、重い陰気が(下に沈み)集まるところを「地(チ)」、「【說文解字注:土部:地】元气初分輕清陽爲天重濁侌爲地萬物所陳𠛱也…」
◆(「地」に対する語で)上にあるもの、頭上高くに広がっているところ、地を広く覆(おお)っているもの
◆地に存在する万物を創造・采配するもの
◆自然(シゼン)、自然界の動きや働き、自然現象、時(とき)、季節、気候、「天が采配するもの」の意
◆(天の命を受けて)人を支配する者
【昊】日4+4=総画数8 U+660A [コウ、ゴウ/]
◆天、無限に広がる天空
◆明るく大きく広がった夏の空、同「皞」
◆「昊天上帝(コウテンジョウテイ)」、天の中心である北極星に住むという最高神の名、宇宙全体を司(つかさど)るとされる、別名「旲天上帝(タイテンジョウテイ)」「北辰天皇(ホクシンテンノウ)」
◆「太昊(タイコウ、太皞)」「少昊(ショウコウ、少皞)」、いずれも古代の伝説上の帝王(或いは神)の名
【癸】癶5+4=総画数9 U+7678 [キ/みずのと]
◆みずのと、十干(ジッカン、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の十番目
◆月経(ゲッケイ)、成熟した女性の子宮の内膜が剥(は)がれ落ちて腟(チツ)から出血すること、「天癸(テンキ)」「癸水(キスイ)」
【祆】示5+4=総画数9 U+7946 [ケン/]
◆「祆教(ケンキョウ)」、ゾロアスター教Zoroastrianism
【蚕】虫6+4=総画数10 U+8695 [サン、ゾン/かいこ]
◆「蜸蚕(ケンサン)」、ミミズ(蚯蚓)、環形動物門貧毛綱に属する動物の総称
◆カイコ(蚕)、カイコガ科カイコガ属の昆虫の幼虫、同「蠶」
◆繁「蠶」、「蚕」は「蠶」の俗字
【太】
大3+1=総画数4 U+592A [タイ、タ、ダ/ふと・い、ふと・る]
◆大きい、同「大」
◆甚(はなは)だしい、非常に、極めて、あまりにも~過ぎる、同「泰」、「太」は「泰」の略字
◆[日]ふと・い、ふと・る、肥えている、ふっくらとしている
【汰】水3+4=総画数7 U+6C70 [タイ、タ/]
◆たっぷりの水で濯(すす)ぐ、たっぷりの水で濯ぎ必要なもの以外を取り除く、同「汏」
◆大きな波
◆驕(おご)り高ぶる、同「泰」
◆「沙汰(サタ)」◇水中で揺すって砂(沙)を取り除く、必要なものと不必要なものとを選り分ける◇[日]朝廷や役所の定めた決まり・指示・判定◇[日]便り、音信
◆「淘汰(トウタ)」◇水中で揺すって砂(沙)を取り除く◇必要なものと不必要なものとを選り分ける◇適応できないものは滅び適応できるものだけが残る
【粏】米6+4=総画数10 U+7C8F [/た、だ]
◆[日]「糂粏(じんた、じんだ)」◇糠味噌(ぬかみそ)◇枝豆などを潰(つぶ)してペーストpaste状にしたもの {和製漢字の辞典:米部:粏}
【駄】馬10+4=総画数14 U+99C4 [タ、ダ/]
◆牛馬などの家畜の背に荷物を載せる、同「駝」
◆牛馬などに背負わせる荷物
◆[日]あまり役に立たない、あまり値打ちがない、「荷物の運搬用にしか使えない馬」の意
【夫】
大3+1=総画数4 U+592B [フ、フウ/おっと、それ]
◆成年の男子
◆おっと、妻の配偶者、妻が配偶者を呼ぶ語
◆それ、言い出しの言葉
【妋】女3+4=総画数7 U+598B [フ、ユウ/]
◆貪る
◆恨めしそうな顔付きをするさま
【扶】手3+4=総画数7 U+6276 [フ、ブ/たす・ける]
◆手を添え助ける、支え助ける、同「𢻳」
◆「扶桑(フソウ)」◇東方の太陽が出るところにあるという神木、同「榑桑」◇東方の地◇日本の異称◇ブッソウゲ(仏桑華)、アオイ科フヨウ属の植物
◆「右扶風(ユウフフウ)」、西漢代(セイカン、前漢、前202年~9年)に首都長安チョウアン(現陝西省西安セイアン市)を中心に置かれた三つの行政区の一つ、京兆尹(ケイチヨウイン)・左馮翊(サヒヨウヨク)と合わせ「三輔(サンポ)」と呼ばれた、現陝西省宝鶏ホウケイ市扶風フフウ県
【畉】田5+4=総画数9 U+7549 [フ、ブ/]
◆田を耕(たがや)す
【芙】艸3+4=総画数7 U+8299 [フ、ブ/]
◆「芙蓉(フヨウ)」◇アオイ科フヨウ属の木 ◇ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、別名「芙蕖(フキョ)」
【規】見7+4=総画数11 U+898F [キ/のり]
◆ぶんまわし(規)、コンパスcompass、正しく円を描く道具、直線や角度を描く道具は「矩」
◆基準・標準となるもの、基準・標準とすべき決まりごと
◆基準・標準となるものに従って長さや程度など測る
◆「規矩(キク)」◇コンパスcompassと物差しruler◇行動や判断・評価などの則(のっと)るべき基準
【趺】足7+4=総画数11 U+8DBA [フ/]
◆足の甲
◆両足を組んで座る、胡坐(あぐら)をかく
【鈇】金8+4=総画数12 U+9207 [フ/]
◆斧(おの)、草などを切る斧(おの)、同「斧」
◆フレロビウムFlerovium(Fl)、元素名
【麩】麥11+4=総画数15 U+9EA9 [フ/ふすま]
◆小麦を碾(ひ)いた時に出る粉状の穀皮(コクヒ、種子を覆っている殻)、また小麦の穀皮を粉状にしたもの、麦滓(むぎかす)、同「麬」「䴸」「麱」
◆[日]水を加えて練った小麦粉に含まれるグルテンgluten(タンパク質の一つ)を使った食品
【麸】麥7+4=総画数11 U+9EB8 [フ/ふすま]
◆小麦を碾(ひ)いた時に出る粉状の穀皮(コクヒ、種子を覆っている殻)、また小麦の穀皮を粉状にしたもの、麦滓(むぎかす)、同「麬」「䴸」「麱」
◆[日]水を加えて練った小麦粉に含まれるグルテンgluten(タンパク質の一つ)を使った食品
【夬】
大3+1=総画数4 U+592C [カイ、ケ/]
◆分(わ)ける、区別する
◆弓を射るときに弦(つる)を引く手の親指に嵌(は)める筒状(幅広の指輪状)の用具、同「𢎹」「弽」「韘」
◆六十四卦の一つ
【决】冫2+4=総画数6 U+51B3 [ケツ、ケチ/き・まる、き・まり、き・まって]
◆堤(つつみ)などが破(やぶ)れる、また(堤防などが破れて)水が流れ出る
◆破る、突き破る
◆(妨げとなっている物や事を突き破って、押し退けて)きっぱりと、「決断(ケツダン、すぱっと断ち切る、きっぱりと決める)」「決心(ケッシン、きっぱりと心を決める)」
◆(迷いを振り払って、迷いがないように)はっきりと、「決定(ケッテイ、はっきりと定める)」「判決(ハンケツ、どちらが正当なものかを見分けて決める)」
◆き・まって、必ず、間違いなく
【刔】刀2+4=総画数6 U+5214 [ケツ、ケチ/]
◆削(そ)ぐ、削ぎ取る、同「剔」
【快】心3+4=総画数7 U+5FEB [カイ、ケ/こころよ・い]
◆こころよ・い、心がすっきりする、心地がよい、気持ちがよい、「爽快(ソウカイ)」
◆すっきりとするさま、さっぱりとしたさま、すっぱりとしたさま
◆動きが速い
【抉】手3+4=総画数7 U+6289 [ケツ、ケチ/えぐ・る、こじ・る]
◆えぐ・る、こじ・る、細長いものを突き入れて埋まっているものを穿(ほじく)る、「剔抉(テキケツ)」
◆弓を射るときに弦(つる)を引く手の親指に嵌(は)め、弦に掛けて引く用具、「抉拾(ケツシュウ、弓を射るときに指や腕を保護する防具)」
【決】水3+4=総画数7 U+6C7A [ケツ、ケチ/き・まる、き・まり、き・まって]
◆堤(つつみ)などが破(やぶ)れる、また(堤防などが破れて)水が流れ出る
◆破る、突き破る
◆(妨げとなっている物や事を突き破って、押し退けて)きっぱりと、「決断(ケツダン、すぱっと断ち切る、きっぱりと決める)」「決心(ケッシン、きっぱりと心を決める)」
◆(迷いを振り払って、迷いがないように)はっきりと、「決定(ケッテイ、はっきりと定める)」「判決(ハンケツ、どちらが正当なものかを見分けて決める)」
◆き・まって、必ず、間違いなく
【玦】玉4+4=総画数8 U+73A6 [ケツ、ケチ/]
◆環(わ)の一部が途切れた環状の飾り、耳飾りや組佩(ソハイ、幾つかの宝石を連ねた飾り)などにも利用する
◆弓を射るときに弦(つる)を引く手の親指に嵌(は)める筒状(幅広の指輪状)の用具、同「弽」「韘」、同「射決(シャケツ)」「扳指(ハンシ)」
【缺】缶6+4=総画数10 U+7F3A [ケツ、ケチ/]
◆(器が)欠ける、割れて一部が損(そこ)なわれる、同「欠」
◆欠(か)ける、あるべきものの一部がない、同「欠」「𡙇」
◆足(た)りない、満(み)たない、同「欠」
【袂】衣5+4=総画数9 U+8882 [ベイ、マイ/たもと]
◆衣服の袖(そで)、また袖のうち袪(キョ、袖口)を除いた部分、また袖の下部のゆとりを持たせた部分
◆[日]、山の裾(すそ)、橋の岸に繋がる所、「衣服の見頃(みごろ)に袖が繋がってるような」の意
【訣】言7+4=総画数11 U+8A23 [ケツ、ケチ/]
◆長い別れ、永遠の別れ、きっぱりと分かれる、「訣別(ケツベツ)」
◆別れの言葉
◆技術や方法などを韻を踏んだ文句(モンク)に纏(まと)めたもの、こつ、極意(ゴクイ)、「口訣(コウケツ)」「秘訣(ヒケツ)」
【鴃】鳥11+4=総画数15 U+9D03 [ケツ、ケチ/]
◆モズ(百舌、鵙)、モズ科モズ属の鳥、また同科同属の鳥の称、同「鵙」、別名「博労、伯労(ハクロウ)」[†和名の「百舌」は中国ではクロウタドリ(黒歌鳥、ツグミ科ツグミ属の鳥)を指す†]
◆「鸋鴃(ネイケツ)」、ミソサザイ(鷦鷯)、ミソサザイ科ミソサザイ属の鳥、別名「巧婦鳥(コウフチョウ)」「桑飛(ソウヒ)」
◆「鶗鴃、鷤鴃、鵜鴃(テイケツ)」、カッコウ(郭公)やホトトギス(杜鵑)などカッコウ科カッコウ属の鳥、同「杜鵑(トケン)」「子規(シキ)」
◆「鴃舌(ケツゼツ)」◇モズ(百舌、鵙)の喧(やかま)しい鳴き声◇蛮夷(バンイ、異国)の人の煩(うるさ)いだけで意味の分からない言葉
【夭】
大3+1=総画数4 U+592D [ヨウ/]
◆(動物や草木が)若々しいさま
◆草木が十分に生長する前に(これから成長しようとする途中で)折れる、若くして死ぬ、同「殀」「𣨘」「𡕟」
【呑】口3+4=総画数7 U+5451 [トン、ドン/の・む]
◆口に入れたものを噛(か)まずに嚥下(エンカ、エンゲ、咽下)する、丸のまま飲み込む
◆相手を飲み込む、丸飲みにする、「兼吞(ケンドン、他国を自国の支配下に併合すること、併呑ヘイドン)」
【妖】女3+4=総画数7 U+5996 [ヨウ/あや・しい]
◆人を惑わし誘うような美しさ、艶(なま)めかしく美しいさま
◆怪(あや)しいものごと、人を惑わすようなものごと、不吉なものごと、災(わざわ)い
【忝】心4+4=総画数8 U+5FDD [テン/かたじけな・い]
◆辱(はずかし)める
◆(謙遜して)光栄なことだが自分には分不相応である、自分にはもったいない
◆(謙遜して)小身の自分には過分なことで大変有難い
【殀】歹4+4=総画数8 U+6B80 [ヨウ/]
◆これから成長しようとする途中で断たれる(折れる)、若くして死ぬ、同「夭」「𣨘」
【沃】水3+4=総画数7 U+6C83 [オク、ヨク/]
◆水を掛ける、水を注ぐ、水を行き渡らせる
◆潤(うるお)す、潤う
◆土が柔らかく肥えている
【祅】示5+4=総画数9 U+7945 [ヨウ/]
◆地が齎(もたら)す不思議な出来事・異変・災い、動物が齎すものを「蠥」
【笑】竹6+4=総画数10 U+7B11 [ショウ/わら・う、え・む]
◆喜び顔を綻(ほころ)ばせる、顔を綻ばせ歯を見せる、同「𥬇」「㗛」「咲」
◆面白(おもしろ)おかしい
◆侮(あなど)って小さく口を開く、嘲笑う(あざわらう)
◆花が咲く、蕾(つぼみ)が綻(ほころ)ぶ、同「咲」、「【史通:卷十六:外篇:雜説上:春秋二條】…鳥鳴為啼花發為笑…」
【飫】食9+4=総画数13 U+98EB [ヨ、オ/]
◆心置き無く(こころおきなく、気兼ねすることなく)飲食する、食べたいものを食べたいだけ食べ、飲みたいものを飲みたいだけ飲む、腹を満たす、また満たされる、同「𩜈」「饇」
◆たっぷりの酒食、同「𩜏」
【孔】
子3+1=総画数4 U+5B54 [コウ、ク、クウ/あな]
◆(トンネルtunnelやパイプpipeや穴明き銭のように)反対側に突き抜けている穴、行き止まりになっていたり底があるものは「穴」
◆(突き抜けて向こう側に)通じる、通じている
◆甚(はなは)だ、甚だしいさま
◆孔子(こうし、中国春秋時代前770年~前476年の哲学者、儒家の祖、その言行や思想は「論語」に纏められている)の略称
【吼】口3+4=総画数7 U+543C [コウ、ク/ほ・える]
◆獣などが威嚇するように大きな声で鳴く
◆響くような大きく低い声で怒鳴る
【芤】艸3+4=総画数7 U+82A4 [コウ、ク/]
◆ネギ(葱、ネギ科の野菜)の別名
【少】
小3+1=総画数4 U+5C11 [ショウ/すく・ない、すこ・し]
◆数や度量(ドリョウ、ものの多少・軽重・長短・高低・深浅・強弱など)が、あるべき(必要とする)数や度量より小さい、またそれに足りない、またそれに及ばない、同「寡」、多いのは「多」
◆幼い、若い
◆ちょっと、僅(わず)か
【劣】力2+4=総画数6 U+52A3 [レツ、レチ/おと・る]
◆他のものや標準的・平均的なものと比較して(まったく欠けているわけではないが、やや)少ない、また小さい、また足りない、また及ばない、また低い、また弱い、また良くない、同「𢚃」
【妙】女3+4=総画数7 U+5999 [ビョウ、ミョウ/たえ]
◆(人の手によるものとは思われないほど)繊細なさま、精巧なさま、技が巧(たく)みなさま
◆繊細で美しいさま
◆年若く繊細なさま、年若く美しい人
◆人の手によるものとは思われないさま、不可思議なさま
【抄】手3+4=総画数7 U+6284 [ソウ、ショウ/す・く]
◆(さっと)奪い取る、掠(かす)め取る、盗み取る、同「鈔」
◆(さっと)掬(すく)い取る、掬い上げる、同「鈔」「摷」
◆書き写す、謄写(トウシャ)する、同「鈔」、「抄本(ショウホン)」
◆一部分だけを選び書き写す、またそれを一つに纏(まと)めた書物、同「鈔」
◆容量の単位、1合=10勺、1勺=10撮、1撮=10抄
◆[日]紙を漉(す)く
【杪】木4+4=総画数8 U+676A [ビョウ、ミョウ/]
◆枝の先、梢(こずえ)、細い枝
◆細いさま、とても小さいさま、同「秒」
◆(「季節や一年が次第に細る」の意で)季節の終わり頃、年の終わり頃、「秋杪(シュウビョウ、秋の暮れ)」
【歩】止4+4=総画数8 U+6B69 [ホ、ブ、フ/ある・く、あゆ・む]
◆片足を地に着け止め、残る片足を前に運んで止める、という動作を左右の足で交互に繰り返す、この動作を速く繰り返すことを「走」
◆物事が前に進む、またその進み具合
◆左右の足を交互に前に踏み出して進む距離、1歩=2跬(2武)=6尺、半歩(ハンポ)は「跬」「武」
◆[日]六尺を一辺とする面積の単位、30歩(坪)=1畝、同「坪」
◆[日](特に儲けの)割合
【毟】毛4+4=総画数8 U+6BDF [サ、シャ/むし・る]
◆「𣮫毟(ケサ、kāṣāya[梵]の音写)」、僧侶の衣服、一枚の布を左肩に掛け右脇の下から体全体を巻き包むように着る、同「毠㲚」「袈裟」、「【通雅:卷三十六:衣服】…應法師舊作𣮫毟葛洪改袈裟具云迦羅沙曳此云不正色」
◆[日]毛を摘(つま)んで引き抜く
【沙】水3+4=総画数7 U+6C99 [サ、シャ/すな]
◆砂、細かい砂、同「𡋷」
◆砂地、砂が広がっているところ
◆細かい粒状のもの、細かいさま、小さいさま
◆ざらざらとしたさま
◆淘(よな)げる、水の中で揺り動かして洗いながら不要なものを取り除き必要なものだけを残す
◆10の-8乗
【炒】火4+4=総画数8 U+7092 [ソウ、ショウ/いた・める、い・る]
◆鍋などに油を引き食材を入れて掻(か)き混ぜがら熱を加える、基本的にはじっくりと時間をかけて食材に火を通することではなく高温でさっと火を通すこと、「煎」参照
【省】目5+4=総画数9 U+7701 [セイ、ショウ/かえり・みる、はぶ・く]
◆目を細めて詳(くわ)しく見る、同「䚇」
◆かえり・みる、これまでの自分の思いや行いなどを詳しく振り返ってみる
◆はぶ・く、必要な部分だけを残して不要な部分を取り除く、本来の形を変えずに枝葉(シヨウ、えだは)を切り落として簡潔(カンケツ)な形にする
◆安否や様子を細かく尋ねる、ご機嫌を伺(うかが)う
◆中央の役所、同「𨵥」「𡨽」
◆行政区画名、一般には「郡」「県」よりも大きい区画
【眇】目5+4=総画数9 U+7707 [ビョウ、ミョウ/すが・める]
◆片方の目が細い、片方の目が見えない
◆目を細めて見る、同「𥇇」
◆遥(はる)か遠いさま、同「渺」
◆微(かす)かなさま、小さいさま、細かいさま、同「渺」「𦕈」
【砂】石5+4=総画数9 U+7802 [サ、シャ/すな]
◆細かい粒状の石、同「沙」
◆小さく硬い粒状のもの
【秒】禾5+4=総画数9 U+79D2 [ビョウ、ミョウ/]
◆芒(のぎ)、イネ(稲、イネ科イネ属の穀物)などの穀物の穂の先端から伸びる細いひげ状のもの、同「𥤎」「𥢕」
◆微細(ビサイ)なさま、とても小さいさま、同「杪」
◆時間・角度・経緯度の単位、1分=60秒
【紗】糸6+4=総画数10 U+7D17 [サ、シャ/うすぎぬ]
◆細い糸、絹糸(ケンシ、きぬいと)・綿糸(メンシ)・麻糸(あさいと)などの細いもの、同「㠺」
◆細糸を使った薄く軽い布、またその布を使った布製品
【鈔】金8+4=総画数12 U+9214 [ソウ、ショウ/]
◆(さっと)奪い取る、掠(かす)め取る、盗み取る、同「抄」
◆(さっと)掬(すく)い取る、掬い上げる、同「抄」「摷」
◆書き写す、謄写(トウシャ)する、同「抄」、「鈔本(ショウホン)」
◆一部分だけを選び書き写す、またそれを一つに纏(まと)めた書物、同「抄」
◆札(サツ)、紙幣、版を作り印刷した通貨、「鈔票(ソウヒョウ、ショウヒョウ)」、宋代(960年~1279年)の頃から発行されるようになったという
【魦】魚11+4=総画数15 U+9B66 [サ、シャ/はぜ]
◆サメ(鮫)、鰓孔(サイコウ、えらあな)が側面にある板鰓亜綱の魚類の総称、鰓孔が腹部にあるものはエイ類、同「鮫」
◆比較的浅い水底に棲む小魚、口や鰓(えら)から吐き出された水(呼吸のために取り込んだ水や、餌と一緒に呑み込んだ水など)の勢いで水底の砂が吹き上がることから「吹沙魚」「沙魚」とも呼ばれ、ハゼ(沙魚、鯊、蝦虎魚)もこの一種、同「鮀」
◆ハゼ(沙魚、鯊、蝦虎魚)、ハゼ亜目の魚、また同目の魚の総称、別名「鰕虎、蝦虎(カコ)」
【尤】
尢3+1=総画数4 U+5C24 [ユウ、ウ/もっと・も、とが]
◆誤(あやま)り、過(あやま)ち
◆咎(とが)める、責(せ)める
◆その上に~、とび抜けて~、なかでも特に~
◆[日]もっと・も、その通りである、理(リ)に適(かな)っている
【肬】月(肉)4+4=総画数8 U+80AC [ユウ、ウ/いぼ]
◆疣(いぼ)、皮膚の表面にできる小さな肉の突起、同「疣」「𪐤」
【犹】犬3+4=総画数7 U+72B9 [ユウ、ユ/]
◆サル(猿)、またサル(猿)の一種、同簡「猶」
◆犬の吠える声、「【龍龕手鑑:卷二:犬部第二十一:犹】音尤犬吠聲也」
【疣】疒5+4=総画数9 U+75A3 [ユウ、ウ/いぼ]
◆皮膚の表面にできる小さな肉の突起、同「肬」「𪐤」
◆ものの表面の小さな突起
【蚘】虫6+4=総画数10 U+8698 [カイ、エ/]
◆人や動物の消化器官に寄生する虫、カイチュウ(蛔虫、回虫、蚘蟲、カイチュウ目カイチュウ科の寄生虫)の類、同「蛔」
【尹】
尸3+1=総画数4 U+5C39 [イン/]
◆治(おさ)める、正(ただ)す、秩序(チツジョ)ある状態にする
◆行政区の長官、「府尹(フイン、州の下に置かれた府の長官)」
【伊】人2+4=総画数6 U+4F0A [イ/]
◆かの、あの、that、これ、この、this
◆かれ(彼、三人称)、he、she
◆「伊尹(イイン)」、人名、商朝(ショウ、別名殷イン、前17世紀~前11世紀)成立に大きな役割を果たしたとされる、阿衡(アコウ)とも呼ばれた
【君】口3+4=総画数7 U+541B [クン/きみ]
◆大きな領土を有し多くの人民を統治する人、天子
◆国王から諸国の領有を認められた者、国を領有している者、国主(コクシュ)
◆きみ、あなた(you)、人を尊(とうと)び敬(うやま)って呼ぶ(指す)語
【笋】竹6+4=総画数10 U+7B0B [シュン、ジュン/たけのこ]
◆竹の若芽、柔らかい竹、同「箰」
◆枘(ほぞ)、二本の木材を繋(つな)ぐ時に一本の端は凹状に作り(「枘穴(ほぞあな)」という)、もう一本の端は凸状に作って(「枘(ほぞ)」「筍(ジュン)」という)これを繋ぎ合わせる、その凸状の部分、同「榫」「枘」
◆鍾(ショウ)や磬(ケイ)などの打楽器を吊るすための横木、同「𥯗」「栒」「簨」、それを支える縦木(支柱)は「簴」「虡」、「簨簴、簨虡、𥯗虡、筍簴、栒虡(シュンキョ、鐘・磬・鼔などを掛ける架台)」
【尺】
尸3+1=総画数4 U+5C3A [セキ、シャク/]
◆長さの単位、時代や国によって異なるが、秦代・漢代で1尺=10寸=23.1cm、日本でも時代によって異なるが、計量法施行法に従えば1尺=30.3cm
◆物差(ものさ)し、ものの長さを測る道具
◆短いさま、僅(わず)かなさま
【呎】口3+4=総画数7 U+544E [チ/フィート]
◆フィートfeet、長さの単位
【択】手3+4=総画数7 U+629E [タク、ジャク/えら・ぶ]
◆仕分けて選び出す、幾つかの中から選び出す、同「睪」「𢍰」
◆選(よ)り分ける
【沢】水3+4=総画数7 U+6CA2 [タク、ジャク/さわ]
◆水の近くの草が生い茂った湿地
◆表面が滑らかできらきらと光るさま、水分を含んで艶々(つやつや)しているさま、同「㚖」
◆潤(うるお)う、恵(めぐ)み、「潤沢(ジュンタク)」、「【忠經:聖君章】惠澤長久黎民咸懷」「【獨斷:卷上】民臣被其德澤以侥倖」
【訳】言7+4=総画数11 U+8A33 [エキ、ヤク/わけ]
◆言葉・文章や文字を、意味が通じるように(理解できるように、分かりやすいように)他の(別の)言葉・文章や文字に置き換える(言い換える)、またそれができる人(通訳)
◆[日](そうすることの)意味、(そうなった)理由や事情
【釈】釆7+4=総画数11 U+91C8 [セキ、シャク/]
◆解(と)く、縛られ固定されているものの縛りを解く、締め付けていたものを外して解き放つ
◆固まって動かなかったものが解(ほぐ)れて動くようになる、氷解(ヒョウカイ)する
◆疑問などを解消する、難しいものを平易にする
◆「釈迦(シャカ)」、仏教の開祖の名、古代インド北部の部族शाक्य(シャーカャ)の出身であることからの名で、「釋迦」はその音写、「釋迦牟尼(シャカムニ)」
【鈬】金8+4=総画数12 U+922C [タク、ダク/]
◆下向きにして揺らして鳴らす大きな鈴(すず)、揺らすことで内部に吊るした舌(ゼツ、した)が内壁にぶつかり音が出る、金属製の舌のものは「金鐸」といい軍事に関する通知・通達の際に用い、木製のものを「木鐸」といい文事(ブンジ、軍事以外のこと)に関する通知・通達の際に用いるという、「【說文解字注:金部:鐸】大鈴也(𡔷人以金鐸通𡔷注鐸大鈴也謂鈴之大者說者謂軍法所用金鈴金舌謂之金鐸施令時所用金鈴木舌則謂之木鐸…)」
◆牛などの首に掛ける鈴
【駅】馬10+4=総画数14 U+99C5 [エキ、ヤク/]
◆宿場(しゅくば)、街道の要所に置かれる旅人の宿泊所・休息所や荷物・人が乗り継ぐための人馬の手配所が設けられたところ、中継所
◆宿場ごとに配置しておく乗り継ぎ用の馬、「驛馬(エキマ)」
◆「駱駅(ラクエキ)」、人馬が次から次へと絶えることがないさま、同「絡繹」
【屯】
屮3+1=総画数4 U+5C6F [トン、ドン、チュン/たむろ・する]
◆なかなか(上に、前に)出られないさま、思うように行かないさま、停頓(テイトン)するさま
◆同じところに留(とど)まる、人が同じところに集まり留まる
◆集落、村落、同「邨」
◆「屯駐、屯住(トンチュウ)」「駐屯(チュウトン)」、ある地に留まること、軍隊がある地に駐留(チュウリュウ)すること
◆「屯田(トンデン)」、国が人を集め耕作させた田畑、集められた人によって「民屯(一般民)」「兵屯、軍屯(戦の際には兵として徴収する兵士)」などがあった、「【康熙字典:午集上:田部:田】…明初兼行官屯民屯兵屯商屯腹屯邊屯諸法…」
【沌】水3+4=総画数7 U+6C8C [トン、ドン/]
◆「混沌(コントン)」、入り混じり見分けがつかないさま、見極めができないさま、宇宙の開闢(カイビャク)
◆「沌沌(トントン)」◇水がぶつかり合い入り混じり渦巻くさま◇入り混じって見分けがつかないさま、ぼんやりどんよりしているさま
【瓲】瓦5+4=総画数9 U+74F2 [/トン]
◆[日]トンton(tonne、t)、重量の単位、1t=1000kg、「瓦(グラムgram)」と「屯(トン)」を組み合わせた和製の漢字、中国では「吨」「噸」
【純】糸6+4=総画数10 U+7D14 [シュン、ジュン/]
◆他の色が混じっていない単色の糸、単色の布や衣服
◆本来のもの以外の何ものも混じっていない、本来のままで何の手も加えられていない
【邨】邑3+4=総画数7 U+90A8 [トン、ドン、ソン/]
◆地名、未詳、「【說文解字:邑部:邨】地名从邑屯聲(臣鉉等曰今俗作村非是此尊切)」
◆集落、村落、同「屯」「村」
【鈍】金8+4=総画数12 U+920D [トン、ドン/にぶ・い、にぶ・る、のろ・い、なまくら]
◆鋭くない
◆刃物の切れ味が悪い、また悪くなる
◆反応が遅い、また遅くなる
【頓】頁9+4=総画数13 U+9813 [トン/とみ・に]
◆動作を止めて短時間(「さっと」よりも長く「ずっと」よりも短い時間)同じ状態を続ける、また留(とど)まる、「とんと突く」「とんと踏む」のような状態
◆どっしりと落ち着ける
◆休憩所や宿、休憩所や宿で食事を摂る、「一時(いっとき)腰を落ち着ける」の意
◆「頓首(トンシュ)」、額(ひたい)で地をとんと叩(たた)くようにしてお辞儀をする
◆とみ・に、急に、俄かに、「突然に」よりもゆっくりと「徐々に」よりも急速に
【飩】食9+4=総画数13 U+98E9 [トン、ドン/]
◆小麦粉などを捏ねたもの
◆「餛飩、餫飩(コントン)」、ワンタン(雲呑、餛飩)、小麦粉に水などを加え捏(こ)ね、丸めた食べ物、またそれを延ばして餡(あん)を包み込んだ食べ物、同「䐊肫」「䐊𪌋」「䊐𥸵」
◆[日]「饂飩(うどん)」、小麦粉に水などを加え捏(こ)ね、延ばして細切りにした食べ物
【巴】
己3+1=総画数4 U+5DF4 [ハ、ヘ/ともえ]
◆古国名、古族名、現四川省東部
◆腹這い(はらばい)になる
◆ぴったりと付く、へばりつく、張り付く
◆[日]ともえ、鞆絵(ともえ)、鞆(とも、弓の弦が直接腕に当たることを防ぐために手首近くに巻く革製の帯)を図案化した形
注解:ヘビ(蛇)が体をくねらせものを食べるさまを象った字、「【說文解字:巴部:巴】蟲也或曰食象蛇象形…」
【吧】口3+4=総画数7 U+5427 [ハ、ヘ/]
◆句末に付けて同意・推測・命令などを表す語
◆「ばっ」「ばん」「ぱん」などの音の表す語
【弝】弓3+4=総画数7 U+5F1D [ハ、ヘ/]
◆弓柄(ゆづか)、弓の中央の手で握る部分、同「弣」
【把】手3+4=総画数7 U+628A [ハ、ヘ/たば、わ]
◆手の中に入れてしっかりと握る、周りからしっかりと押さえる、しっかりと握って持つ
◆容器や道具の握り持つ部分
◆たば、わ、束ねたものを数える語、一般には一握り分を「1把」という
◆数詞の後に置いて凡その数であることを示す語、例「百把人、凡そ百人、百人ほど」
【肥】月(肉)4+4=総画数8 U+80A5 [ヒ、ビ/こ・える、こえ、こ・やす]
◆脂肪を多く含んだ肉が付いている、脂肪を多く含んだ肉が付いて太っている、肉付きが良い
◆土がたっぷりと養分を含んでいる、地味(ちみ)が良い
◆地味(ちみ)を良くするために与える養分
◆たっぷりと貯(たくわ)えがあるさま、豊(ゆた)かなさま、ゆとりがあるさま
【杷】木4+4=総画数8 U+6777 [ハ、ベ/]
◆熊手(くまで)、柄(え)の先に"¬"状の爪(つめ)を並べて取り付けたもので、落葉・枯草などを搔(か)き集めたりするための道具、「渠䟽(キョソ)」「淭𣖹(キョジョ)」「竹杷(チクハ、さらい)」
◆「枇杷(ビワ)」、バラ科ビワ属の果樹、実の形が楽器の琵琶(ビワ)に似ていることから「玨」を「木」に変え「枇杷」としたもの
【爬】爪4+4=総画数8 U+722C [ハ、ベ/]
◆爪を立てて引っ掻(か)く
◆腹這い(はらばい)になって進む、腹を地に着け手足で地面を掻くようにして進む、同「跁」
◆這(は)い登る、攀(よ)じ登る
【笆】竹6+4=総画数10 U+7B06 [ハ、ヘ/]
◆竹名、棘(とげ)があり、防御用に城の周りに巡(めぐ)らせるという、「笆竹(ハチク)」、別名「棘竹(キョクチク)」、「【佩文齋廣羣芳譜:卷八十三:竹譜】…棘竹駢深一叢爲林根若推輪節若朿鍼亦日笆竹城固是任…」「【酉陽雜俎:卷十八:廣動植之三】棘竹一名芭竹節皆有刺數十莖為叢南夷種以為城卒不可攻…」
◆竹を組んだ柵や垣根、「笆籬(ハリ)」、同「䈈」
【耙】耒6+4=総画数10 U+8019 [ハ/]
◆土を掘り返して土を砕き平らにする櫛状の歯を取り付けた農具、「渠䟽(キョソ)」、同「䎱」「䥯」「𣞻」、「【農書(王禎):卷十二:耒耜門】耙又作爬*仐作䎱通用宋魏之間呼為渠挐(諾諸切)又謂渠䟽陸龜䝉曰凡耕而後有耙所以散墢去芟渠疏之義也[†「*仐」は「今」†]」
◆櫛状の歯の付いた道具、熊手(くまで)
【芭】艸3+4=総画数7 U+82AD [ハ、ヘ、バ/]
◆香草名、未詳
◆「芭蕉(バショウ)」、バショウ科バショウ属の大型の草、またバショウ属の植物の総称
◆「芭茅(バボウ)」、同「五節芒」、トキワススキ(常磐薄)、イネ科ススキ属の草
【开】
廾3+1=総画数4 U+5F00 [ケン、カイ、ケ/]
◆平らなさま、並び立っているものや枝分かれしたものの先が揃っているさま、同「幵」
◆繁「開」
【刑】刀2+4=総画数6 U+5211 [ケイ、ギョウ/]
◆重い罪に対する懲(こら)らしめ、軽い罪に対するものは「罰」
◆処罰する、罰を加える、「刑罰(ケイバツ)」
◆型(かた)、基本や標準になる形、同「型」
【妍】女3+4=総画数7 U+598D [ゲン、ケン/]
◆磨(みが)かれたようにほっそりとして美しい
◆「嫶妍(ショウケン)」、憂い悲しみのあまり痩(や)せ細る
【形】彡3+4=総画数7 U+5F62 [ケイ、ギョウ/かたち、かた、なり]
◆ものの表に現れた姿、外観
◆ものの表の様子、状態
◆型、様式
【枅】木4+4=総画数8 U+6785 [ケイ、ケ/]
◆斗形(ますがた)、建物の柱の上端に置いてそれより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える方形の木材、同「枓」「欂」、"U"字形の木材(栱)と組み合わせた部材を「枓栱(斗栱、トキョウ)」という
【研】石5+4=総画数9 U+7814 [ケン、ゲン/みが・く、と・ぐ]
◆(石を使って)磨(みが)く、擦(こす)って表面を平らにする、同「揅」
◆硯(すずり)、硯で墨を磨(す)る
◆技術や学問に磨きをかける、またより深く究める、同「揅」
【笄】竹6+4=総画数10 U+7B04 [ケイ、ケ/こうがい]
◆髪に刺して整えた髪や冠などを固定するための道具、それに飾りを付けたものが簪(かんざし)
◆女子の成年、古く女子が十五歳になると髪を結い笄(こうがい)を刺したことから
◆[日]日本刀の鞘(さや)に差し込む短い箆(へら)状の道具、身嗜(みだしな)みを整えるためのものという
【邢】邑3+4=総画数7 U+90A2 [ケイ、ギョウ/]
◆周代(西周、前11世紀~前771年) の諸侯国名、在廣平コウヘイ襄國ジョウコク縣、現河北省邢台ケイダイ市付近、「【玉篇:卷二:邑部第二十:邢】胡丁切左氏傳狄伐邢杜預云邢國在廣平襄國縣又輕干切周公所封地近河內」
【開】門8+4=総画数12 U+958B [カイ、ケ/あ・く、あ・ける、ひら・く、ひら・ける、はだ・ける]
◆啓(ひら)く、閉じられている扉を真ん中から左右に押し除(の)ける
◆仕切っているもの(塞ふさいでいるもの、妨さまたげているもの)を取る、「開放(カイホウ)」
◆明け放つ、大きく広げる
◆(閉じていた扉が開いて)間が空(あ)く
◆(束縛ソクバクを解といて)動かす、動く
◆簡「开」
【引】
弓3+1=総画数4 U+5F15 [イン/ひ・く]
◆(弓の弦iに指を掛け、ぐいと)手前に寄せる、「向こうへぐいと押しやる」とは逆の動きをいう
◆ぐいと伸ばす、「引領(インレイ、首を伸ばす、首を伸ばして待ち受ける)」
◆受け入れる、「引き受ける」の意
◆、導(みちび)く、「手引する、先頭に立って皆を引っ張っていく」の意
◆退(しりぞ)く、「身を引く、引っ込む」の意
◆長さの単位、1引=10丈=100尺=(秦代から漢代前221年~220年頃では)約23.1m
【矧】矢5+4=総画数9 U+77E7 [シン/]
◆況(いわ)んや、ましてや~、同「訠」「矤」
◆歯茎(はぐき)
◆[日]竹に羽をつけて矢を作る
【蚓】虫6+4=総画数10 U+8693 [イン/]
◆「蚯蚓(キュウイン、ミミズ)」、環形動物門貧毛綱の動物の総称、別名「蜿蟺(エンセン))」「蛐蟮(キョクセン)」「螼蚓(キンイン)」「蜸蠶、蜸蚕(ケンサン)」
【心】
心4+0=総画数4 U+5FC3 [シン/こころ]
◆血液を循環させる働きをする臓器で五臓(心シン・肝カン・脾ヒ・肺ハイ・腎ジン)の一つ
◆ものの真(ま)ん中、真ん中(中心)にあるもの、ものの重要な部分、ものの本質
◆考えや思い、魂(たましい)、精神(セイシンシ)
◆二十八宿東方青龍(セイリュウ)の一つ
◆こころ、部首名
【沁】水3+4=総画数7 U+6C81 [シン/し・みる]
◆滲(し)み込む、液体が少しずつ中に入り込む、同「滲」
◆「沁水(シンスイ)」◇川名、穀遠コクエン縣(後の沁源シンゲン縣、現山西省長治チョウジ市沁源県)を源とし、南流して黄河に注ぐ◇県名、山西省晋城シンジョウ市
【芯】艸3+4=総画数7 U+82AF [シン/]
◆植物の茎の隨(ズイ)
◆物の中心部分
【戈】
戈4+0=総画数4 U+6208 [カ/ほこ]
◆"T"字に近い形の刃の付いた武器、それを長い柄(え)の先に取り付けた武器を「戟(ゲキ)」という
◆ほこづくり、部首名
【伐】人2+4=総画数6 U+4F10 [ハツ、ボチ、バツ/]
◆叩(たた)き切る、「【說文解字注:人部:伐】擊也(…尙書不愆于四伐五伐鄭曰一擊一刺曰伐詩是伐是肆箋云伐謂擊刺之按此伐之本義也…)」
◆討(う)つ、敵を討ち破る、同「傠」
◆功績や手柄(てがら)を自慢・吹聴(ふいちょう)する
【戔】戈4+4=総画数8 U+6214 [セン、サン、ザン/]
◆少ないさま、僅(わず)かなさま、小さいさま、「戔戔(センセン)」
【戝】戈4+7=総画数11 U+621D [ソク、ゾク、サイ、ザイ/]
◆同「賊」、「【字彙補:四:卯集:戈部:戝】同賊」「【龍龕手鑑:卷一:戈部第三十六:戝】音賊戔戔虛用財物也」「【龍龕手鑑:卷三:貝部第四:戝賊】作責反戔戝虛用財物也」
◆[日]同「財」
【找】手3+4=総画数7 U+627E [カ、ゲ、ソウ、ショウ/]
◆櫂(かい)を使って船を進める、またその櫂、同「划」
◆尋(たず)ねる、探(さが)す、探し求める
◆足(た)りない分(不足分)を補(おぎな)う
【戸】
戸4+0=総画数4 U+6238 [コ、グ、ゴ/と、へ]
◆開閉ができる外と内の仕切り、家や部屋の出入り口の片開きの扉、門内の建物の出入り口の扉、同「㦿」「𣥘」、大きな建物の出入り口の両開きの扉は「扉」、「【康熙字典:卯集中:戶部:戶】…《六書精薀》室之口也凡室之口曰戶堂之口曰門內曰戶外曰門一扉曰戶兩扉曰門…」
◆人の住む家、またそれを数える言葉
◆[日]横方向に滑らせるようにして開閉する内と外との仕切り
【妒】女3+4=総画数7 U+5992 [ト、ツ/ねた・む]
◆自分と比較して他人がより美しい・可愛がられる・幸せである・優れていることなどを羨(うらや)み憎(にく)らしく思う、焼餅(やきもち)を焼く(妬く)、また妻(女性)のその様子、「嫉妒(シット)」「妒忌(トキ)」「妒媢(トボウ)」
【肩】月(肉)4+4=総画数8 U+80A9 [ケン/かた]
◆首の付け根から腕の付け根までの部分、四足の動物の場合は両前足の付け根の間の部分
◆責任や任務などを担(にな)う、またそれによく耐える、「【爾雅注疏:釋詁】犯奢果毅剋捷功肩堪勝也(…《疏》皆謂得勝也舎人曰肩強之勝也…)」
【枦】木4+4=総画数8 U+67A6 [ロ、ル/はぜ]
◆枓栱(斗栱、トキョウ)、方形の木材(枓)と"U"字形の木材(栱)を組み合わせ建物の柱の上端に置いてそれより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える部材、別名「欂櫨(ハクロ)」
◆「黄枦(コウロ)」、ケムリノキ(煙の木)、ウルシ科ハグマノキ属の木、別名「ハグマノキ(白熊の木)」「スモーク・ツリー」
◆[日]はぜ、ハゼノキ(黄櫨の木, 櫨の木)、ウルシ科ウルシ属の木
【沪】水3+4=総画数7 U+6CAA [コ、ゴ、グ/]
◆川名、呉淞江(ゴショウコウ)の下流で上海シャンハイ市付近を流れる
◆上海の別称
◆水中に竹などを柵(さく)状に組み、入り込んだ魚などが出られないようにした仕掛け、同「籪」
【炉】火4+4=総画数8 U+7089 [ロ、ル/]
◆火を焚き物を温めたり焼いたりする設(しつら)え、竈(かまど)や「焜炉(コンロ)」「暖炉(ダンロ)」「囲炉裏(いろり)」、同「鑪」
【粐】米6+4=総画数10 U+7C90 [/ぬか]
◆[日]「粐蒔沢(ぬかまきざわ)」、地名、秋田県秋田市下浜桂根
【舮】舟6+4=総画数10 U+822E [ロ、ル/とも]
◆とも、船尾(センビ)、船の進む方に向かって最後部、櫓(ロ)を漕ぐところ、船首を「舳」
◆船首(センシュ)、船の進む方に向かって先端或いは前方の部分、櫂(かい)を刺して船を進めるところ、船の進む方向を操作するところを「舳」、「【說文解字注:舟部:艫】舳船後持柁處艫船頭刺櫂處」
◆「舳舮(ジクロ)」◇船首と船尾◇船首と船尾が触れ合うほどに連なり進むさま
【芦】艸3+4=総画数7 U+82A6 [ロ、ル/あし]
◆ジオウ(地黄)、ゴマノハグサ科ジオウ属の草、根茎は生薬として利用される、同「芐」
◆繁「蘆」
【鈩】金8+4=総画数12 U+9229 [ロ、ル/]
◆火を焚き物を温めたり焼いたりする設(しつら)え、囲炉裏(いろり)、同「爐(炉)」
◆炭や火種を入れる金属製の器
◆酒を温める土製の竈(かまど)、酒屋、同「壚」
◆「鑉鑪、鉀鑪(コウロ)」、矢柄(やがら、矢の棒)の名、小さく(細く)長い矢柄で途中に二つの孔を穿(うが)ったものという、同「鉀鑪(コウロ)」、「【方言:第九】箭其小而長中穿二謂之鉀鑪(今箭錍鑿空兩邊者也…)」
◆ラザホージウムRutherfordium(Rf)、元素名
【雇】隹8+4=総画数12 U+96C7 [コ、グ、ゴ/やと・う]
◆賃金を支払って人を使う、同「傭」「僱」
◆金を払って物や力を借りる
◆渡り鳥、候鳥(コウチョウ)、時候の変化を感じ取ったり農作業などの目安としたりする鳥、同「鳸」、「【說文解字:隹部:雇】九雇農桑候鳥扈民不婬者也从隹戶聲春雇鳻盾夏雇竊玄秋雇竊藍冬雇竊黃棘雇竊丹行雇唶唶宵雇嘖嘖桑雇竊脂老雇鷃也」
【魲】魚11+4=総画数15 U+9B72 [ロ、ル/すずき]
◆スズキ(鱸)、スズキ科スズキ属の海水魚、「花鱸(カロ)」
◆ペルカ科ペルカ属の魚の総称
【支】
支4+0=総画数4 U+652F [シ/ささ・える、つか・える]
◆枝(えだ)、幹(みき)となる部分から枝状に分かれ出たもの、同「枝」「肢」「𢺶」
◆分かれる、分かれ出る、幹(みき)となる部分から分かれる
◆ささ・える、落ちたり倒れたりしないように手や棒などを当てる、また当てて押さえる、同「𢺶」
◆(資金・財源などを使途ごとに)割り当てる、また割り当てられた金を出す(支出する、支払う)、同「𢺶」
◆[日]つか・える、閊(つか)える、差し障(さしさわ)る
◆し、しにょう、部首名
【伎】人2+4=総画数6 U+4F0E [キ、ギ/]
◆巧(たく)みな技(わざ)、技量、同「技」
◆巧みな技を持つ人、芸人
【妓】女3+4=総画数7 U+5993 [キ、ギ/]
◆歌や舞などで客をもてなす女性
【岐】山3+4=総画数7 U+5C90 [キ、ギ/]
◆本道から枝分かれした道、同「歧」、「岐路(キロ)」
◆もとになるものから(幾つもに)枝分かれする、離れていく、同「歧」
【技】手3+4=総画数7 U+6280 [キ、ギ/わざ]
◆手足を使い巧(たく)みに物を作る或いは操(あやつ)る、またその能力や方法
◆藝(ゲイ、芸術、技芸)、巧みに演(エン)ずる、またその能力や方法
【肢】月(肉)4+4=総画数8 U+80A2 [シ/]
◆胴から分かれ出て伸びる腕や足、「四肢(シシ、両腕と両足)」、同「𨈛」「𩨵」
◆枝(えだ)、幹(みき)となる部分から枝状に分かれ出たもの、同「支」「枝」
【枝】木4+4=総画数8 U+679D [シ、キ、ギ/えだ]
◆木の幹(みき)から分かれ出たもの、同「支」「肢」
◆本(もと、根幹、基本、本体、主流)から分れ出たもの
【歧】止4+4=総画数8 U+6B67 [キ、ギ/]
◆岐路(キロ)、本道から枝分かれした道、同「岐」
◆もとになるものから(幾つもに)枝分かれする、離れていく、同「岐」
◆足の指の数が多い、同「跂」
【翅】羽6+4=総画数10 U+7FC5 [シ/]
◆空中を飛ぶための鳥の翼また昆虫の羽
◆魚の鰭(ひれ)
◆ただ、単に、ただ~だけ、同「啻」
【豉】豆7+4=総画数11 U+8C49 [チ、ジ/]
◆「豆豉(トウチ)」、黒豆などを蒸して発酵させたもの、調味料・生薬などに利用される、同「豆䜴」「豆䜵」
【跂】足7+4=総画数11 U+8DC2 [キ、ギ/]
◆足の指の数が多い
◆多足、足が多い
◆ムカデ(百足)などの多足類が"へ"字形に足を曲げて進むさま、爪先立てて進むさま
◆爪先立って遠くを見る
◆「踶跂(チキ)」、あれこれと心を配り力を尽くすさま、「【莊子集解:馬蹄】及至聖人蹩躠為仁踶跂為義而天下始疑矣」「【莊子集解:外篇】李云蹩躠踶跂皆用心為仁義之貌」
【攵】
攴4+0=総画数4 U+6535 [ホク、ボク/]
◆ぼくにょう、ぼくづくり、部首名、「攴」が旁(つくり)にあるときの字形
【孜】子3+4=総画数7 U+5B5C [シ/]
◆「孜孜(シシ)」◇力を(気を)抜くことなく励(はげ)む、ひたすら一つのことに打ち込む、同「孳孳」「汲汲(キュウキュウ)」◇ひたすら、ひたすらに、一心(イッシン)に
【枚】木4+4=総画数8 U+679A [バイ、マイ、メ/]
◆杖(つえ)などに使う程度の太さの(枝よりも太い)木の幹(みき)、木の棒
◆馬を打つ鞭(むち)
◆馬が声を立てないようにするために口に咥(くわ)えさせる木の棒
◆「個(大珠九枚)」「人(縛人者數千枚)」「本(槍二十枚)」などと同じ物を数える語、同「个」「個」「箇」
◆[日]平たい物を数える語
◆「枚挙(マイキョ)」、一つ一つと数え上げる
【牧】牛4+4=総画数8 U+7267 [ボク、モク/まき]
◆家畜を飼(か)う、家畜を養(やしな)い育てる
◆人を養い育てる、人格や学識を研き高める、修養する
◆人民を養い治(おさ)める
◆家畜を放し飼いにするところ、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地を「郊」といい、その外の地、「【爾雅:釋地】邑外謂之郊郊外謂之牧牧外謂之野野外謂之林林外謂之坰」
◆地方の長官
【玫】玉4+4=総画数8 U+73AB [バイ、マイ/]
◆「玫瑰(マイカイ)」◇赤い珠(たま)、また珠に似た美しい石、別名「火齊珠(カセイジュ)」◇バラ科バラ属の木、ハマナシ(浜梨)の一品種或いは変種 ◇ハマナシ(浜梨)、バラ科バラ属の木
【畋】田5+4=総画数9 U+754B [テン、デン/]
◆田畑を耕(たがや)す、耕作する、同「佃」
◆狩(か)りをする、同「佃」「田」
【致】至6+4=総画数10 U+81F4 [チ/いた・す]
◆相手方まで持って行って届ける、「送致」
◆招き寄せる、こちらまで来させる、「招致」
◆~に至る、~に至らしめる、「致死」
◆~という結果に行く着く、~になる、「一致」
◆趣(おもむき)、気持ちが行く着くところ、「筆致」
◆官職を辞する
◆肌理(きめ)が細かい、目がぎっしりと詰まっている、同繁「緻」
【赦】赤7+4=総画数11 U+8D66 [シャ/ゆる・す]
◆そのままにしておく、捨て置く、同「舎」
◆寛大に処遇する、同「宥」
◆過ちを見逃(みのが)す、罪を犯したことは認められるが(情状を酌んで)罪を問わない、また減免する
【文】
文4+0=総画数4 U+6587 [ブン、モン/あや、ふみ]
◆紋様や図形、「天文(テンブン、テンモン)」
◆多くの人にとって共通の意味を持つ紋様や図形、「文字(モジ、モンジ)」、古くは象形文字(ものの形を象った字、「宀」「子」もその一つ)や指事文字(形のないものを表す字、「一」「二」「上」「下」など)を「文」といい、それら(「字」を例にとれば「宀」「子」)を組み合わせたものを「字」といった、後には「文」「字」の区別はなくなり「字」が用いられる、「【說文解字:序】…倉頡之初作書蓋依類象形故謂之文其後形聲相益即謂之字…」
◆言葉を字で書き表したもの、「文章(ブンショウ)」「文書(ブンショ、モンジョ)」
◆力に依(よ)らず穏やかで洗練されているもの、またそのさま、「文明(ブンメイ、美しく洗練されているさま、知識や教養があるさま)」、勇ましく猛々(たけだけ)しいのは「武」
◆ぶん、ぶんにょう、部首名
【吝】口3+4=総画数7 U+541D [リン/しわ・い、お・しむ、やぶさ・か]
◆物惜しみする、出し惜しみする、けちけちする、同「悋」「慳」
◆思い切りが悪い
【対】寸3+4=総画数7 U+5BFE [タイ、ツイ/むか・う]
◆向かい合う、向き合う
◆二つで一組になるもの
◆二つを並べ比較する
◆問いに答える、依頼や指示に応(こた)える、相手からの働きかけに応(おう)じた結果を返す
【忞】心4+4=総画数8 U+5FDE [ビン、ミン、ブン、モン/]
◆一心に勉(つと)める、励(はげ)む
◆「忞忞(ビンビン、モンモン)」、意味がよく理解できないさま、「【揚子法言:問神:卷第五】彌綸天下之事記久明遠著古昔之㖧㖧傳千里之忞忞者莫如書(㖧㖧目所不見忞忞心所不了)」
【旻】日4+4=総画数8 U+65FB [ビン、ミン/]
◆秋の空
◆空、高く大きく広がる空、「旻天(ビンテン)」
【汶】水3+4=総画数7 U+6C76 [ブン、ボン、モン/]
◆「汶水(ブンスイ)」、現「大汶河(ダイブンガ)」、川名、山東省莱蕪ライブ市を源とし済水(セイスイ)に注ぐ
◆「汶水(ブンスイ)」、現「汶河(ブンガ)」、川名、山東省濰坊イホウ市臨朐リンク県を源とし濰水(イスイ)に注ぐ
◆「汶州(ブンシュウ)」、古州名、現四川省綿陽メンヨウ市北川ホクセン羌キョウ族自治県付近
◆未詳、「【新序(劉向):卷七:節士】屈原者名平…屈原疾闇王亂俗汶汶嘿嘿以是為非以清為濁不忍見于世…」「【論衡:對作篇】…信死之語汶濁之也…」
【玟】玉4+4=総画数8 U+739F [ビン、ミン/]
◆玉(ギョク、美しく高貴な石)に似た美しい石、同「珉」「琝」「砇」
◆玉(ギョク、美しく高貴な石)の紋様(モンヨウ)、同「珳」
【紊】糸6+4=総画数10 U+7D0A [ブン、モン、ビン/みだ・れる、みだ・す]
◆入り乱れる、乱す
【紋】糸6+4=総画数10 U+7D0B [モン、ブン/あや]
◆織物などの模様、「龍紋(リュウモン、龍を象った紋様)」
◆ものの表面の凹凸、「水紋(スイモン、水面の波模様)」
◆[日]家などの目印とする図柄、「家紋(かもん)」
【虔】虍6+4=総画数10 U+8654 [ケン、ゲン/]
◆がっしりとしている、しっかりしている、固く揺るがない
◆相手を尊(とうと)び隅々まで心を配る、またそのように振る舞う、「敬虔(ケイケン)」、同「𡨊」
◆むりやり奪い取る
【蚊】虫6+4=総画数10 U+868A [ブン、モン/か]
◆カ(蚊)、ハエ目カ科の昆虫、また同科の昆虫の称
【閔】門8+4=総画数12 U+9594 [ビン、ミン/]
◆死者に思いを致して弔(とむら)う
◆同情して心を痛める、気の毒に思う、かわいそうに思う、同「憫」
◆病(や)む
注解:「弔いに訪れた人が死者を心から悼み門をくぐるさま」を象ったもの
【雯】雨8+4=総画数12 U+96EF [ブン、モン/]
◆美しい模様を成す雲
【馼】馬10+4=総画数14 U+99BC [ブン、モン/]
◆馬名、鬣(たてがみ)が赤く目が黄色で体は白いという、【廣韻】によれば文王(ブンオウ、前1125年~前1051年、西周の王)が紂王(チュウオウ、殷イン最後の王)に送った馬という、「【廣韻:上平聲:文第二十:文:馼】馬赤鬣縞身目如黃金文王以獻紂」
【斗】
斗4+0=総画数4 U+6597 [トウ、ツ、ト/ます]
◆液体や物を掬(すく)う柄杓(ひしゃく)、また柄杓状のもの
◆容量を量るための枡(ます)
◆容量の単位、1斗=10升、約2リットル、但し時代により差がある
◆小さい
◆急に、突然に、同「陡」
◆闘(たたか)う、同「鬥」
◆「斗栱(トキョウ、トウキョウ)」、同「枓栱」、斗形(ますがた)、方形の木材(枓)と"U"字形の木材(栱)を組み合わせ建物の柱の上端に置き、それより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える部材
◆二十八宿北方玄武(ゲンブ)の一つ
◆繁「鬥」
◆とます、部首名
【抖】手3+4=総画数7 U+6296 [トウ、ツ/]
◆小刻みに震(ふる)える、また震わす、揺(ゆ)さぶる
◆「抖擻、抖藪(トウソウ)」◇揺さぶり動かす◇(気持ちを)奮(ふる)い立たせる◇振り払う、払い除(の)ける、梵語の「頭陀(ズダ、dhūta)」の漢訳、「仏僧が修行すること」の意で「(煩悩を)振り払う」の意に用いられる
【枓】木4+4=総画数8 U+6793 [ハク/]
◆酒や水などを汲む柄杓(ひしゃく)、同「斗」
◆屋根を支える梁(はり)や桁(けた)を受ける柱の上の方形の木、斗形(ますがた)
◆「枓栱(トキョウ、トウキョウ)」、同「斗栱」、方形の木材(枓)と"U"字形の木材(栱)を組み合わせ建物の柱の上端に置き、それより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える部材
【科】禾5+4=総画数9 U+79D1 [カ/しな、とが]
◆穀物の生産量や品質の良し悪しの程度を幾つかに区分し順に並べたもの、等級
◆罪の軽重に従い量刑を定める、またそれを適用する(科する)
◆分類し同等のものを一つに纏(まと)める、また纏めて順に並べる
◆丸い穴、窪(くぼ)み、同「坎」
◆(演劇などでの)動作、仕草(しぐさ)
【蚪】虫6+4=総画数10 U+86AA [トウ、ツ、ト/]
◆「蝌蚪(カト)」、オタマジャクシ、カエル(蛙)の子
【魁】鬼10+4=総画数14 U+9B41 [カイ、ケ/さきがけ]
◆羹(あつもの、多めの水に肉や野菜などの具を入れて煮込んだもの、またそれを調味したもの)などを汲(く)む柄杓(ひしゃく)
◆北斗七星の勺(シャク、液体を汲み入れる器)に当たる部分(第一星から第四星)、「斗魁(トカイ)」、「【書敘指南:卷十三:天地日月上】…斗第一至第四星曰魁(上)斗第五至第七星曰標(上)…」、また第一星、「魁星(カイセイ)」、「【太上元始天尊說北帝伏魔神咒妙經:卷十:神兵護國品】北帝曰第一魁星第二𩲃星第三𩵄星第四䰢星第五魓星第六𩳐星第七魒星等七星君北斗…」
◆先頭、一番、首位
◆首領(シュリョウ)、集団の先頭に立つ人、集団を率(ひき)いる人
◆大きいさま、抜きん出ているさま、「魁偉(カイイ)」
【斤】
斤4+0=総画数4 U+65A4 [キン、コン/]
◆斧(おの、振り下ろして物を切る重い刃の付いた道具)や手斧(ちょうな、切り出した木から不要な枝を切り落としたり皮を削り落としたりする道具)の類、斧である程度の形にまで粗削りする、同「釿」
◆重さの単位、1斤=16両
◆「斤斤(キンキン)」、細かく調べる
◆きん、おの、おのづくり、部首名
【匠】匚2+4=総画数6 U+5320 [ショウ、ゾウ/たくみ]
◆木工の技術を持つ職人、(優すぐれた)手仕事の技術を持つ職人
◆技芸の巧(たく)みなさま、技芸に秀(ひい)でているさま、またそのようなもの(作品)、またそのような人
【听】口3+4=総画数7 U+542C [ギン、ゴン、テイ、チョウ/]
◆笑う、口を大きく開けて笑う
◆耳を傾けて言わんとするところをしっかりと聞く、同繁「聽」
◆「打听(ダテイ)」、問い合わせる、尋(たず)ねる
◆[日]ポンドpound、重さの単位
【圻】土3+4=総画数7 U+573B [キ、ギン、ゴン/]
◆都(みやこ)から千里以内の地域、同「畿」
◆崖(がけ)などのように地形が大きく変わるところ、地(土地、地形)の境目、同「堮」
【忻】心3+4=総画数7 U+5FFB [キン、カン/]
◆顔を大きく綻(ほころ)ばせて喜ぶ、同「欣」「怬」
◆開(ひら)く、啓(ひら)く、同「闓」、「【說文解字注:心部:忻】闓也(闓者開也言闓不言開者闓與忻…司馬灋曰善者忻民之善閉民之惡…)」
【所】戸4+4=総画数8 U+6240 [ソ、ショ/ところ]
◆処(ところ)、ものがある場また位置(要所・箇所など)、ことをする場また位置(住所・裁判所など)
◆~のこと、「所感(感じること)」「所存(考え思っていること)
◆~のもの、「所有(持っているもの)」「所得(得たもの)」
◆木を伐採する音、その音が発せられている所の意
【折】手3+4=総画数7 U+6298 [セツ、セチ/お・る、お・れる、おり]
◆まっすぐなものや平らなものを途中から"V"字形に曲げる、また曲げて畳む、同「㪿」、単に"U"字形のように曲げるのではなく折り目が付くようにしっかりと曲げることをいう
◆きっぱりと判断する
◆途中で曲がってしまっている、損(そこ)なう
◆まっすぐに行けない、途中で挫(くじ)ける、屈する
◆若くして死ぬ、「寿命を全(まっと)うすることなくその途中で死ぬ」の意、同「歽」
◆[日]おり、機会、時
【昕】日4+4=総画数8 U+6615 [キン、コン/]
◆夜明け、薄っすらと明るくなり太陽が昇り始めようとしている頃、黎明(れいめい)の頃
【析】木4+4=総画数8 U+6790 [セキ、シャク/]
◆裂(さ)く、切り割(さ)く
◆分ける、別ける、切り分ける
◆ものの本質・性質を知るためにばらばらに分ける
【欣】欠4+4=総画数8 U+6B23 [キン、コン、ゴン/]
◆(口を大きく開けて、何の悩みも気掛かりもなく)顔を大きく綻(ほころ)ばせて喜ぶ、同「俽」「忻」「訢」、「【說文解字:欠部:欣】笑喜也」
◆喜ばしい、素晴らしい
注解:「欠」は「あくび」の意で「口を大きく開けて息をすること」
【沂】水3+4=総画数7 U+6C82 [ギ、ゲ、キ、ギン、ゴン/]
◆「沂源(ギゲン)」、県名、山東省淄博シハク市
◆「沂山(ギサン)」、山名、別名「東泰(トウタイ)山」、山東省濰坊イホウ市臨朐リンク県南部
◆「沂水(ギスイ)」◇川名、沂山を源とする、別名「沂河(ギガ)」◇古州名、現山東省臨沂リンギ市
【祈】示4+4=総画数8 U+7948 [キ、ゲ、ギ/いの・る]
◆天や神仏に望みが叶うようにと、また幸せになれるようにと願い求める
【祈】示5+4=総画数9 U+FA4E [キ、ゲ、ギ/いの・る]
◆天や神仏に望みが叶うようにと、また幸せになれるようにと願い求める
【芹】艸3+4=総画数7 U+82B9 [キン、ゴン/せり]
◆セリ(芹)、セリ科セリ属の草、また同科同属の草の称、別名「水芹(スイキン)」「楚葵(ソキ)」、同「䓅」 「𧁲」
【訢】言7+4=総画数11 U+8A22 [キン、コン/]
◆何にも煩(わずら)わされることがないさま、「【孟子注疏:卷十三上:盡心章句上】…終身訢然樂而忘天下」
◆何の悩みも気に掛ることもなく心から喜ぶ、同「欣」
◆二つのものが(互いに)ぴったりと合う、「【禮記注疏(禮記正義):卷三十八:樂記】…天地訢合隂陽相得…(…《疏》…天地訢合者訢猶熹也熹謂蒸動言樂感動天地之氣是使二氣蒸動則天氣下降地氣上騰隂陽相得者言體謂之天地言氣謂之隂陽天地動作則是隂陽相得也…)」
【近】辵3+4=総画数7 U+8FD1 [キン、ゴン、コン/ちか、ちか・い]
◆位置・時間・関係・状態などがすぐ傍(そば)にある
◆迫(せま)る、すぐ傍まで寄る、また寄せる
◆親(ちか)しい、親(した)しい(間柄や関係などが近い)
◆似ている(形状や様子などが近い)
◆(身近で)分かり易い
【釿】金8+4=総画数12 U+91FF [キン、コン、ギン、ゴン/]
◆斧(おの、振り下ろして物を切る重い刃の付いた道具)や手斧(ちょうな、切り出した木から不要な枝を切り落としたり皮を削り落としたりする道具)の類、斧である程度の形にまで粗削りする、同「斤」「䤺」
◆戦国時代の魏(紀元前403年~紀元前225年)の重さの単位、1釿=20両、後に「斤」を用いるようになる
【靳】革9+4=総画数13 U+9773 [キン、コン/]
◆服馬(フクバ、四頭立て馬車の中央の二頭)の胸から両隣の驂馬(サンバ)の首にかけ渡す革紐(かわひも)、「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷五十五:起定公五年盡九年】…猛笑曰吾從子如驂之靳(…《疏》…古人車用四馬夹轅二馬謂之服两首齊其外二馬謂之驂首差退說文云靳當膺也則靳是當胸之皮也驂馬之首當服馬之胸胸上有靳…)[†「猛笑曰吾從子如驂之靳」は「大笑いしていう、服馬が驂馬を紐で繋ぎ従えているように、わたしは我が子に紐で繋がれ従うばかりだと」の意†]」
◆物惜(ものお)しみする
◆姓用字、「靳尚(キンショウ、戦国時代前5世紀~前221年の人といわれる)」
【齗】齒15+4=総画数19 U+9F57 [ギン、ゴン/]
◆歯の付け根の部分の肉、歯茎(はぐき)
◆歯を剥(む)き出しにして言い争うさま、犬が歯茎を剥(む)き出して争うさま
【方】
方4+0=総画数4 U+65B9 [ホウ/かた]
◆四角、四角いさま、角(かど)が直角になっているさま、「方形(ホウケイ)」
◆数学で二つの数を掛け合わせた数(正方形・長方形の一つの角を成す二辺を掛け合わせた数)=面積、「平方(ヘイホウ)」
◆(曲がることなく)まっすぐな、正しい、「方正(ホウセイ)」
◆前後・左右・上下などの向き、向かう先、向かう側、「方向(ホウコウ)」「四方(シホウ)」「方面(ホウメン)」
◆(中心となる場所から見て)向こうにある土地、「地方(チホウ)」「方言(ホウゲン)」
◆あるところに向かう手立て、何かを行うための手段、技(わざ)、術(すべ)、「方法(ホウホウ)」
◆他のものと比べる、「比方(ヒホウ)」
◆今、たった今、ちょうど今
◆ほう、ほうへん、かたへん、部首名
【仿】人2+4=総画数6 U+4EFF [ホウ、ボウ/]
◆倣(なら)う、似せる、真似る、同「倣」、「模仿(モホウ)」
◆「仿佛(ホウフツ)」◇はっきりと見分けがつかないさま、よく似ていて紛(まぎ)らわしいさま◇はっきりと見分けはつかないがよく似ている、「まるで~のよう」「~にそっくり」のような意◇同「方弗」「彷彿」「㧍拂」「眆䀟」「髣髴」「髣𩭬」
【坊】土3+4=総画数7 U+574A [ホウ、ボウ/]
◆市街を区画(クカク)する道、街巷(ガイコウ)、里巷(リコウ)
◆市街の道で区切られた区画
◆住まい、住居、同「房」「𠩝」
◆防(ふせ)ぐ、遮(さえぎ)る、同「防」
◆[日]僧侶(ソウリョ)、「坊主(ぼうず)」
◆[日]男児を親しんで呼ぶ語、「坊ちゃん」
◆[日]親しみ或いは嘲(あざけ)りを込めて「~な人」
【妨】女3+4=総画数7 U+59A8 [ホウ、ボウ/さまた・げる]
◆行(ゆ)く手を阻(はば)む、遮(さえぎ)る
◆差し支(つ)える、支障や問題になるものがある、「不妨(フホウ、差し支えない、~しても問題ない)」
【彷】彳3+4=総画数7 U+5F77 [ホウ、ボウ/]
◆あてもなく歩き回る、「彷徨(ホウコウ)」「彷徉(ホウヨウ)」
◆「彷彿(ホウフツ)」◇はっきりと見分けがつかないさま、よく似ていて紛(まぎ)らわしいさま◇はっきりと見分けはつかないがよく似ている、「まるで~のよう」「~にそっくり」のような意◇同「方弗」「仿佛」「㧍拂」「眆䀟」「髣髴」「髣𩭬」
【房】戸4+4=総画数8 U+623F [ホウ、ボウ/ふさ]
◆主屋(おもや、中庭を囲むように建てられた住居の北側の建物、正房、家主の住居)の左右(東西)両側に張り出すように建てられた部屋、「耳房(ジボウ)」
◆部屋、室(シツ)、「房間(ボウカン)」「閨房(ケイボウ、寝室)」
◆人の住む家、住まい、住居、「房屋(ボウオク)」「厢房(ショウボウ、中庭の東西側の長男・次男の住居)」、同「坊」
◆二十八宿東方青龍(セイリュウ)の第四宿
◆[日]多くの糸状・紐状のものの端(はし)を垂らしたもの
◆[日]多くの袋状・玉状のものを連ね垂れたもの、或いは固まり垂れるもの
◆[日]袋状のもの、ミカン類の袋や乳房(ちぶさ)など
【放】攴4+4=総画数8 U+653E [ホウ/はな・す、はな・つ、はな・れる、ほう・る]
◆制限(セイゲン)・束縛(ソクバク)・拘束(コウソク)され自由に動けない状態であったものを自由に動ける状態にする、制限・束縛・拘束を解(と)く、「開放(カイホウ、閉じていたものを開け放つ、また広げる)」「放免(ホウメン、罰を解き釈放すること)」
◆制限・束縛・拘束されることなく気儘(きまま)なさま、「放縦(ホウジュウ、気ままなさま)」「放言(ホウゲン、気兼ねすることなく言いたいことを言う)」
◆(制限・束縛・拘束が解かれ)四方に散る、散らす
◆置(お)く、置いておく
【昉】日4+4=総画数8 U+6609 [ホウ/]
◆太陽が昇り始める、光が満ち明るくなる
◆物事の始まり
【肪】月(肉)4+4=総画数8 U+80AA [ホウ、ボウ/]
◆肉の脂(あぶら)
◆「脂肪(シボウ)」、脂の塊、脂身(あぶらみ)
【枋】木4+4=総画数8 U+678B [ホウ、ヘイ、ヒョウ/]
◆断面が方形の木材、角材
◆物を掬(すく)う杓子(シャクシ)や匙(さじ)などの柄、同「柄」
◆「蘇枋(スオウ、スホウ)」、マメ科ジャケツイバラ属の木
【紡】糸6+4=総画数10 U+7D21 [ホウ、ボウ/つむ・ぐ]
◆麻(あさ)や繭(まゆ)などから繊維を取り出し撚(よ)り合わせて糸にする
【舫】舟6+4=総画数10 U+822B [ホウ/もや・う]
◆舟、船
◆方舟(はこぶね)、二艘(ソウ、舟の数の単位)の舟を並べ互いに繋(つな)ぎ合わせた舟(船首が二つあるような形の舟)、同「航」
◆筏(いかだ)、「【爾雅:釋言】舫泭也(《注》水中𥴖筏)」
◆[日]もや・う、舟を杭(くい)などに繋ぐ
【芳】艸3+4=総画数7 U+82B3 [ホウ/かんば・しい、かぐわ・しい、こう・ばしい]
◆草花の良い香り
◆香(こう)ばしい、香(かぐわ)しい、同「香」
◆良い、素晴らしい、美しい、「芳聲(ホウセイ、芳しい評判)」
◆人に対する敬称・美称
【訪】言7+4=総画数11 U+8A2A [ホウ/たず・ねる、おとず・れる]
◆あちこちに出向いて問う、尋(たず)ねる
◆(尋ねるために)出向く
◆[日]やって来る
【防】阜3+4=総画数7 U+9632 [ホウ、ボウ/ふせ・ぐ]
◆堤(つつみ)、水が溢(あふ)れ出てくることがないように或いは流れを変えるために土や石などを高く盛って遮(さえぎ)る、「堤防(テイボウ)」
◆災害や危険などが及ばないように備(そな)える、備え守る
【髣】髟10+4=総画数14 U+9AE3 [ホウ/]
◆「髣髴、髣𩭬(ホウフツ)」◇はっきりと見分けがつかないさま、よく似ていて紛(まぎ)らわしいさま◇はっきりと見分けはつかないがよく似ている、「まるで~のよう」「~にそっくり」のような意◇同「方弗」「仿佛」「彷彿」「㧍拂」「眆䀟」
【魴】魚11+4=総画数15 U+9B74 [ホウ/]
◆トガリヒラウオ、コイ科Megalobrama属の淡水魚、また同属の魚の称、別名「団頭魴(ダントウホウ)」「武昌魚(ブショウギョ)」
◆「ホウボウ(竹麦魚、魴鮄)」、ホウボウ科・キホウボウ科・セミホウボウ科の海水魚、また同科の魚の称
◆「海魴(カイホウ)」、マトウダイ(馬頭鯛)、マトウダイ科の魚、また同科の魚の称
◆「紅魴(コウホウ)」、アカエイ(赤鱏、赤鱝)、アカエイ科の魚、また同科の魚の称
◆「烏魴(オホウ)」、シマガツオ(島鰹、縞鰹)、シマガツオ科の魚、また同科の魚の称
【日】
日4+0=総画数4 U+65E5 [ジツ、ニチ/ひ、か]
◆太陽
◆太陽が出ている間、昼間、夜明けから日没まで
◆一昼夜、朝から次の朝まで、またその繰り返し、またその繰り返しを数える語
◆候(コウ)、時節、頃(ケイ、ころ)
◆十二章紋の一つ
◆ひ、ひへん、にち、にちへん、部首名
【亘】二2+4=総画数6 U+4E98 [セン、コウ/わた・る]
◆廻(めぐ)る、一巡する
◆一方の端(はし)からもう片方の端まで途切れることなく連なる、また繋(つな)がる、こちら側と向こう側の間を繋げる、こちら側と向こう側の間に渡(わた)す、こちら側から向こう側に渡る、同「亙」
【昌】日4+4=総画数8 U+660C [ショウ/]
◆明るい、明るく輝く
◆明るく盛んなさま、栄えるさま
◆「昌言(ショウゲン)」、的(まと)を得た言葉、理(リ)に適(かな)った言葉、立派な言葉
【東】木4+4=総画数8 U+6771 [トウ、ツウ/ひがし、あずま]
◆太陽が昇る方角、沈む方角を「西」
注解:木に昇り始めた太陽(日)が重なるの意、太陽が木の上に昇ることを「杲」、太陽が木の下に沈むことを「杳」、「【說文解字注:木部:東】(日在木中曰東在木上曰杲在木下曰杳)」
【杲】木4+4=総画数8 U+6772 [コウ/]
◆太陽が木よりも高く昇って明るい、木に太陽(「日」)が重なる(昇り始める)ことを「東」、太陽が木の下に沈むことを「杳」、「【說文解字注:木部:東】(日在木中曰東在木上曰杲在木下曰杳)」
◆高い
【杳】木4+4=総画数8 U+6773 [ヨウ/]
◆薄暗い、「太陽が木の下に沈む」の意、太陽(「日」)が木に重なる(昇り始める)ことを「東」、太陽が木の上に昇ることを「杲」、「【說文解字注:木部:東】(日在木中曰東在木上曰杲在木下曰杳)」
◆遥か遠いさま、奥深いさま、「はっきりと見えない」の意
【果】木4+4=総画数8 U+679C [カ/は・たす、は・てる、は・たして]
◆木の実、同「菓」
◆は・たす、最後まで成し遂げる
◆(芽を出し生長し花を咲かせ最終的には実が成ることから)物事の結末、最後まで成し遂げることによって得るもの、「結果(ケッカ)」「成果(セイカ)」
◆は・てる、それ以上は何もなくなる
◆は・たして、当然そう成ることは分かっていたが案の定、(疑問の表現を伴って)一体~だろうか
◆思い切って、「果敢(カカン)」
【汨】水3+4=総画数7 U+6C68 [ベキ、ミャク/]
◆汨水(ベキスイ)、川名、湖南省汨羅ベキラ市で羅水(ラスイ)と合流し汨羅江(ベキラコウ)となる
注解:本字は{⿰氵日}で、{⿰氵曰}の「汩」とは別字
【沓】水4+4=総画数8 U+6C93 [トウ、ドウ/くつ]
◆水が次から次へと湧(わ)き出る、また溢(あふ)れ出る
◆(水が溢れ出るように)次から次へと口から言葉が出てくる
◆(次々に)重なり合う
◆[日]靴(くつ)、履物
【炅】火4+4=総画数8 U+7085 [ケイ、キョウ、ケイ、カイ/]
◆火が赤々と(きらきらと)光り輝くさま
◆熱(ねつ)、熱が出る
【禺】禸5+4=総画数9 U+79BA [グ、グウ/]
◆サル(猿)の名、姿は獼猴(ビコウ、オナガザル科マカク属に属するサル)に似て大きく、目が赤く尾は長いという、「【山海經:南山經】…有獸焉其狀如禺而白耳(禺似猕猴而大赤目長尾…)」
◆区域、区画、「【管子:卷十二:侈靡】…是爲十禺…(禺猶區也禺謂十里之地毎里爲一禺故曰十禺…)」
【者】老4+4=総画数8 U+8005 [シャ/もの]
◆~の人、~する人、「使者(シシャ、使いをする人、運び届けること)」
◆こと(事)、もの(物)、「再者(サイシャ、更に付け加えること、追伸)」「前者(ゼンシャ、前のもの)」「来者(ライシャ、こちらに向かって来ること、また来るもの、将来、訪ねて来る人)」
◆~は~、~とは~、「A者B」という用法で「AはBである」の意
【耆】老6+4=総画数10 U+8006 [キ、ギ、シ、ジ/]
◆六十歳またそれ以上の人、七十歳は「老」、「【禮記注疏(禮記正義):卷一:曲禮上】六十曰耆指使(《注》指事使人也六十不服戎不親學)七十曰老而傳(《注》傳家事任子孫是謂宗子之父)八十九十曰耄(《注》耄惛忘也…)」
◆老いる、老境に入る多くの年を重ねる
◆力に任(まか)せて相手を踏みつけるさま、横暴なさま、「【春秋左傳正義:卷五十:二十三年春王正月壬寅朔二師圍郊】不僭不貪不懦不耆(《疏》正義曰不僭守信也不貪廉正也不懦不受辱也不彊不陵人也皆論守竟之事…)」
◆致(いた)す、務(つと)めを果たす
◆嗜(たしな)む、好(この)む、愛好する、同「嗜」
【者】老4+5=総画数9 U+FA5B [シャ/もの]
◆~の人、~する人、「使者(シシャ、使いをする人、運び届けること)」
◆こと(事)、もの(物)、「再者(サイシャ、更に付け加えること、追伸)」「前者(ゼンシャ、前のもの)」「来者(ライシャ、こちらに向かって来ること、また来るもの、将来、訪ねて来る人)」
◆~は~、~とは~、「A者B」という用法で「AはBである」の意
【衵】衣5+4=総画数9 U+8875 [ジツ、ニチ/あこめ]
◆普段着
◆婦人の上着(うわぎ、表着)の下に着る服、「衵服(ジツフク)」
◆[日]あこめ、上着と下着(したぎ)の間に着る服
【間】門8+4=総画数12 U+9593 [カン、ケン/あいだ、あい、ま]
◆両側からぴったりと閉じられずに開いているところ、(空間・時間・物事・関係などが)連続せずに途切れているところ、開いたり途切れたりして何もないところ、隙(すき)、閑(ひま)
◆(空間・時間・物事・関係などの間を)開ける、隙を作る
◆家の柱と柱の距離、部屋、部屋数を数える語
◆[日]建物などの長さの単位、1間=6尺≒1.8m
注解:「閉じられた門から月や日の光が差し込む、その小さな隙間」の意
【魯】魚11+4=総画数15 U+9B6F [ロ/]
◆言葉や頭の回転が鈍(のろ)いさま、鈍間(のろま)なさま、鈍(にぶ)いさま
◆周代(西周)から戦国時代にかけての古国名、前11世紀~前256年、現山東省南部
【月】
月4+0=総画数4 U+6708 [ゲツ、ゴチ、ガツ/つき]
◆地球の衛星の名、太陰(タイイン)、「日」を「太陽」というのに対して月を「太陰」という
◆一年をほぼ十二等分した期間、新月(月が見えなくなる日)から次の新月までの期間
◆七曜の一つ
◆十二章紋の一つ
◆つきへん、部首名
注解:本来の「月」は二本の横画の右側が離れている字形、現在の字形のように横画が左右の縦画に付いているものは「肉月(にくづき)」と呼び、横棒ではなく「⺀」となる字形は「舟月(ふなづき)」と呼ぶ
【明】日4+4=総画数8 U+660E [メイ、ミョウ、ミン/あか・るい、あ・ける、あか・るむ、あ・かす、あ・かり、あか、あき・らか]
◆(太陽や月の)光が差す、光が当たる、光を当てる
◆光が当たってはっきりと見える(分かる)、誰の目にもはっきりとしている、はっきりとさせる
◆隠されたところ(陰になるところ)がない、濁りや汚(けが)れがない、隠すところ(人の目に触れさせたくないところ)がない
◆新しく(次の)一日・一月・一年が始まる
◆王朝名、1368年~1644年
【朋】月4+4=総画数8 U+670B [ホウ、ボウ/とも]
◆同じ道を志(こころざ)す、同じ師に学ぶ、同じ目的を持って集まる、またそのような人、同門の人、「友」は同じ思いや考えを持つ人、「【論語注疏:卷一】正義曰鄭𤣥注大司徒云同師曰朋同志曰友」
【豚】豕7+4=総画数11 U+8C5A [トン、ドン/ぶた]
◆イノシシ(猪、イノシシ科の哺乳類)を(小形化し)家畜化した動物、同「𧱴」「𧱯」
【木】
木4+0=総画数4 U+6728 [ボク、モク/こ、き]
◆植物の一分類、例外もあるが一般に表皮が硬く寒暖差などによって年輪を生ずるもの、またそれを使ったもの
◆五行(水・火・木・金・土)の一つ
◆自然で飾り気がないさま、同「朴」
◆感覚がないさま、「麻木(マボク、麻痺マヒする)」
◆き、きへん、部首名
【休】人2+4=総画数6 U+4F11 [キュウ、ク/やす・む、やす・み、やす・まる、やす・める]
◆連続した動きや働きの途中で一旦その動きや働きを止(や)める、再開するために息を整えたり力を蓄(たくわ)えることをいう
◆止める、止む、終わる、「【歸去來辭】羨萬物之得時、感吾生之行休」
◆(再び活動するための力を蓄えるために)寛(くつろ)ぐ、睡眠をとる
◆良いこと、めでたいこと、喜(よろこ)ばしいこと、「良き働きに対して報(むく)われるべきもの」の意
注解:「人(亻)が木陰(木)にいるさま」の象形で「木陰で休息する」の意
【凩】几2+4=総画数6 U+51E9 [/こがらし]
◆[日]晩秋から初冬にかけて吹く強く冷たい風
【呆】口3+4=総画数7 U+5446 [ホウ、ホ、ボウ、ガイ/あき・れる]
◆(動きや反応や切れ味が)鈍(にぶ)い、ぼんやりしている、同繁「獃」
◆[日]あき・れる、咄嗟(トッサ)のことでどうしてよいか分からない、あまりのことにどう反応してよいかわからない
【困】囗3+4=総画数7 U+56F0 [コン/こま・る]
◆周りを囲まれていて手足の伸ばしようがない
◆行き詰まる、身動きができない、苦しむ
◆門や入り口の扉がそれ以上外に開かないようにするための杭(くい)、また門や入り口の地上部に渡した敷居(しきい)、同「梱」「閫」
◆繁「睏」
【宋】宀3+4=総画数7 U+5B8B [ソウ/]
◆周(西周)代から戦国時代にかけての古国名、前11世紀~前286年
◆南北朝時代の古王朝名 、別名「劉宋(リュウソウ)」、420年~479年
◆古王朝名、「北宋(960年~1127年)」と後の「南宋(1127年~1279年)」がある
【床】广3+4=総画数7 U+5E8A [ソウ、ジョウ、ショウ/とこ、ゆか、ゆか・しい]
◆寝台や椅子、一段高く平らで横になったり座ったりできるようにしたもの、同「牀」
◆一段高く平らなのところ、またそのような(台状、ベッドbed状)もの、同「牀」
◆[日]とこ、寝るための設(しつら)えをしたところ
◆[日]ゆか、屋内の地面より高くして平らに板を張ったところ
◆[日]ゆか・しい、何となく心が引かれる、上品で落ち着いている
【林】木4+4=総画数8 U+6797 [リン/はやし]
◆木や竹が叢(むら)がって生えているところ
◆同様のものがたくさん集まっているさま
◆郊外(「野」という)の外側の地、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地で都から百里以内の地を「郊」、その外を「野」、その外を「林」、その外を「冂」といった、「【說文解字: 冂部:冂】邑外謂之郊郊外謂之野野外謂之林林外謂之冂」
【沐】水3+4=総画数7 U+6C90 [ボク、モク/]
◆頭から水や湯を被(かぶ)る、上から水や湯を注(そそ)いで髪を洗う、「沐浴(モクヨク、頭から水や湯を流し掛けて髪や体を洗うこと、身体を清めること)」
◆浴(ヨク)する、蒙(こうむ)る、(恩恵などを)受ける
◆「洗沐(センモク)」◇頭から水や湯を被って髪を洗うこと◇「沐浴」するために役人に与えられた休日、古くは五日毎(後に十日毎)に一日与えられた
【采】爪4+4=総画数8 U+91C7 [サイ/]
◆指先で摘(つま)み取る、選び取る、同簡「採」
◆彩(いろど)り、様子、姿、同「彩」
◆重臣や重職に就いている者に与えられる領地、「采地(サイチ)」「采邑(サイユウ)」、同繁「埰」、同「寀」
◆「喝采(カッサイ)」、大きな声を出したり大げさな身振りでやんやと誉(ほ)めそやす、同「喝啋」
【牀】爿4+4=総画数8 U+7240 [ソウ、ジョウ、ショウ/]
◆寝台、座ったり横になったりできる椅子(いす)、同「床」
◆一段高く平らなのところ、またそのような(台状、ベッドbed状)もの、同「床」
【相】目5+4=総画数9 U+76F8 [ショウ、ソウ/あい]
◆(対象となるものを)よく見る
◆互(たが)いに~(しあう)、「互相(ゴソウ、相互ソウゴ)」
◆二つのものの間に起こること、また関係し合うこと、片方から他方へ働き掛ける動作
◆姿形(すがたかたち)や様子・有様(ありさま)、「相貌(ソウボウ)」
◆二つのものの間に立って取り持つ、また助ける、「輔相(ホショウ、補佐すること)」
◆官職の長、「丞相(ジョウショウ、宰相サイショウ、君主を補佐する官吏カンリの最高位)」
【閑】門8+4=総画数12 U+9591 [カン、ゲン/ひま、しず・か]
◆間(あいだ)が空いているさま
◆何もなくゆったりとしているさま
◆(隙間のある)柵(さく)、遮(さえぎ)る
◆境目、境界、区切り、けじめ
◆越えてはならないこと、守るべきこと、決まり、習(なら)わし、しきたり
【集】隹8+4=総画数12 U+96C6 [シュウ、ジュウ/あつ・まる、つど・う、あつ・める]
◆多くのものが同じところに寄り合う、多くの人が同じところに会(カイ)する
◆多くのものが一つになる、また一つにする、また一つになったもの、また一つにしたもの
◆多くのものを一つに纏(まと)める、纏まる
◆(人や物が多く集まることから)定期的に立つ市(いち)
注解:「木に多くの隹(スイ、鳥、尾の短い鳥)が止まっているさま」を意味する会意文字
【欠】
欠4+0=総画数4 U+6B20 [ケツ、ケチ、ケン、コン/あくび、か・ける]
◆あくび、口を大きく開けて息をすること、また息をして体を伸ばす、「欠伸(ケンシン、あくび)」
◆(多く敬意を表す際に)上半身を前に少し傾ける、体を屈(かがめ)める、「欠身(ケンシン)」
◆一部が損(そこ)なわれる、あるべきものの一部がない、同「缺」「𡙇」
◆足(た)りない、満(み)たない、同「缺」
◆あくび、けんづくり、かける、けつ、部首名
【吹】口3+4=総画数7 U+5439 [スイ/ふ・く]
◆息を勢いよく吐き出す、唇を窄めて風を起こすように息を吐く、ゆっくり吹くのは「嘘」
◆管楽器に音を出すために息を勢いよく吐き入れる、同「龡」
◆大気が流れる、風が起きる
◆(息を大きく吐き出すことから)自慢げに話す
【坎】土3+4=総画数7 U+574E [カン、コン/]
◆道や地面の凹(へこ)み、窪(くぼ)み、穴を掘る
◆「坎坷(カンカ)」、同「堿坷」「㙳坷」◇道などが凸凹しているさま、凸凹していてなかなか進めないさま◇思うようにならないさま
◆八卦(ハッカ、「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」)の一つ
【炊】火4+4=総画数8 U+708A [スイ/た・く、かし・ぐ]
◆吹いて火を起こす、火を起こし食べ物に熱を加える、米を水に浸し熱を加えて柔らかくする
◆食事の仕度をする
【芡】艸3+4=総画数7 U+82A1 [ケン、ゲン/]
◆オニバス(鬼蓮)、スイレン科オニバス属の水生植物、また同属の植物の称、別名「雞頭蓮」、同「䓈」「蔿」
◆「芡實、芡実(ケンジツ)」、オニバスの種子、生薬として利用され強壮効果があるという
【軟】車7+4=総画数11 U+8EDF [ゼン、ネン、ナン/やわ・らか、やわ・らかい]
◆柔(やわ)らかい、柔らかく変形し易(やす)い、硬(かた)くない、同「輭」
【飮】食9+4=総画数13 U+98EE [イン、オン/の・む]
◆液状のもの(水・酒・汁など)を口に入れ噛(か)まずに嚥下(エンカ、エンゲ、咽下)する、またそのようにして体に取り入れる水・酒・汁など、同「㱃」、噛(か)んで胃に入れるのは「食」
◆腹にしまう、腹にしまって表に出さない
【飲】食8+4=総画数12 U+98F2 [イン、オン/の・む]
◆液状のもの(水・酒・汁など)を口に入れ噛(か)まずに嚥下(エンカ、エンゲ、咽下)する、またそのようにして体に取り入れる水・酒・汁など、同「㱃」、噛(か)んで胃に入れるのは「食」
◆腹にしまう、腹にしまって表に出さない
【止】
止4+0=総画数4 U+6B62 [シ/とど・まる、とど・める、と・まる、と・める、や・める、や・む、よ・す]
◆ものが動かないように(しっかりと)立つための支えとなる基(もと、土台)
◆体を支える足(あし)
◆同じ所に留(とど)まって動かない (注:「止」は止まったまま動かないことをいい、「停」は動きの途中で一時的に止まることをいう)
◆動いているものを(していることを)押えて動ないようにする、また動かなくなる、動きを(していることを)終わらせる、また終わる、留める、留まる
◆とめる、部首名
【企】人2+4=総画数6 U+4F01 [キ/くわだ・てる、たくら・む]
◆爪先立ちする、「期待していることが実現する時を今か今かと待つ」の意に用いることがある
◆立つ、期待していることを実現しようとして立つ(行動を起こす)
【凪】几2+4=総画数6 U+51EA [/な・ぐ、なぎ]
◆[日]な・ぐ、なぎ、風が止んで波が穏(おだ)やかになる
【址】土3+4=総画数7 U+5740 [シ/あと]
◆建物などの土台
◆曾(かつ)てあった建物などの土台の跡、またその場所、同「趾」
【扯】手3+4=総画数7 U+626F [シャ/]
◆引く、引っ張る、「【陔餘叢考:卷四十三】扯俗云以手牽物曰扯」
◆引き裂(さ)く、引きちぎる、同「撦」
【肯】月(肉)4+4=総画数8 U+80AF [コウ/がえん・ずる]
◆骨に付いている肉、同「𣍟」
◆がえん・ずる、同意する、承認する、承知する、頷(うなず)く、「肯定(コウテイ)」「首肯(シュコウ)」
【沚】水3+4=総画数7 U+6C9A [シ/]
◆小さな中洲(なかす)、「陼」よりも小さく「坻」よりも大きいもの、「【爾雅:釋水】水中可居者曰洲小洲曰陼小渚曰沚小沚曰坻人所爲爲潏」
【祉】示4+4=総画数8 U+7949 [チ、シ/]
◆恵(めぐ)み、幸(さいわ)い、「福祉(フクシ)」「天祉(テンシ、天から授かる豊かな恵み)」
【祉】示5+4=総画数9 U+FA4D [チ、シ/]
◆恵(めぐ)み、幸(さいわ)い、「福祉(フクシ)」「天祉(テンシ、天から授かる豊かな恵み)」
【耻】耳6+4=総画数10 U+803B [チ/はじ、は・じる、は・じらう、は・ずかしい]
◆面目(メンモク)ない、顔向けできない、きまりが悪い、「恥辱(チジョク)」「羞恥(シュウチ)」
【芷】艸3+4=総画数7 U+82B7 [シ/]
◆「白芷(ビャクシ)」、同「白茝」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「苻蘺(フリ)」
【趾】足7+4=総画数11 U+8DBE [シ/あと]
◆足、足の指
◆足の跡が残っている所、痕跡(コンセキ)
◆曾(かつ)てあった建物などの土台の跡、またその場所、同「址」
【阯】阜3+4=総画数7 U+962F [シ/あと]
◆建物などの土台
◆曾(かつ)てあった建物などの土台の跡、またその場所、同「趾」
【歹】
歹4+0=総画数4 U+6B79 [ガツ、ガチ、タイ/]
◆(禽獣などが獲物を食い尽くした後に、或いは肉を削ぎ取った後に、或いは朽ちた後に)残った骨、同「𣦵」「𡰮」「𠔆」、「【說文解字注:歺部:歺】𠛱骨之殘也(刀部曰𠛱分解也殘當作㱚許殘訓賊㱚訓餘…)」
◆悪い、正道(セイドウ、正しい道・行い)に反する、また外れる (注:「𣦶」の俗用)
◆がつ、がつへん、かばね、かばねへん、いちた、いちたへん、部首名
【列】刀2+4=総画数6 U+5217 [レツ、レチ/つら・なる]
◆横方向の並び、横方向に順序に従って(重ならないように)並ぶ、同「排」、縦方向の列を「行」
◆ずらりと人が居並ぶ
◆裂(さ)く、二つに切り割(さ)く、同「裂」「𠜺」
【殳】
殳4+0=総画数4 U+6BB3 [シュ、ズ/]
◆棒の先に被(かぶ)せるように装着する筒状の金属製の武器、またそれを装着した武器、近寄る敵を突いたり叩いたりする
◆るまた、ほこづくり、部首名
【役】彳3+4=総画数7 U+5F79 [エキ、ヤク/]
◆辺境の守備をさせる、人に厳しい労働をさせる
◆労働、戦(いくさ)、またそれらの労務に服する人
◆割り当てられた任務や職務、またそれを務める人
【投】手3+4=総画数7 U+6295 [トウ、ズ/な・げる]
◆持っているものを(目的とするものに向かって)放(ほう)る、「投擲(トウテキ)」
◆放り入れる、他のものの中に入れる、また入る、「投壺(トウコ)」「投宿(トウシュク)」
◆ものを他のところに届ける、また差し出す、「投贈(トウゾウ)」「投降(トウコウ)」
◆放り出す、持っているものを手放す、「投棄(トウキう)」「投身(トウシン)」
【股】月(肉)4+4=総画数8 U+80A1 [コ、ク/また、もも]
◆腰から"Λ"字状に分かれ部分、大腿(ダイタイ、腰の下から膝までの部分)、両大腿に挟まれる部分(内側)を「胯」
◆二つに枝分かれしたもの、"Λ"字状に分かれたもの
◆幾つかに分かれたもの、役割毎に分けた係・担当、幾つかに別れた集団
◆「股肱(ココウ)」、天子や君主の足(股)となり腕(肱)となり尽くしてくれる人
◆直角不等辺三角形の直角を挟む二つの辺の長い方、短い方を「勾(コウ)」、斜辺を「弦(ケン、ゲン)」
◆株(かぶ)、「股市(クゥシ、株式市場)」
【没】水3+4=総画数7 U+6CA1 [ボツ、モツ、モチ、メイ/]
◆水中に沈む、沈んで姿が見えなくなる
◆(高いところにあったものが下に落ちて)ものの陰(かげ)に隠れて見えなくなる
◆なくなる、なくす
◆「没収(ボッシュウ)」、私有財産の所有権をなくし(取り上げ)国の所有物とすること
◆歿(ボッ)する、人が死ぬ、同「歿」
◆~ない(存在しない)、~がない(有していない)、~しない(為さない)、音は méi(メイ)、「没有(メイユウ、有していない、存在しない)」
【疫】疒5+4=総画数9 U+75AB [エキ、ヤク/]
◆流行り病(はやりやまい)、或いは伝染病、人にうつり広がる病気、古く鬼の仕業とされた、「【釋名:卷第一:釋天】疫役也言有鬼行疫也」
【般】舟6+4=総画数10 U+822C [ハン、バン、ヘン/]
◆巡(めぐ)る、一巡りする、一巡りして戻って来る、元に戻る
◆(一巡り見渡した)辺りの様子
◆~のようである、~と同様である
◆運搬(ウンパン)する、物を別の場所へ運ぶ、同「搬」
【芟】艸3+4=総画数7 U+829F [サン、セン/]
◆草を刈(か)る
◆大きな鎌(かま)、草刈り鎌
◆「芟夷(サンイ)」◇草を刈る◇賊(ゾク、侵略・乱暴を働くもの)を一掃(イッソウ)する
【設】言7+4=総画数11 U+8A2D [セツ、セチ/もう・ける、しつら・える]
◆作る、作って据(す)える、拵(こしら)える
◆据え置く、必要なものを揃えて並べ置く
◆もし~、if
【酘】酉7+4=総画数11 U+9158 [トウ、ズ/]
◆既に濾(こ)した酒に他の酒を加えて再び醸(かも)す、またその酒、「【札樸:酘酒】吾鄉造酒者旣漉復投以他酒更釀謂之酘酒字林酘重醞也抱朴子一酘之酒不可以方九醞之醇…」[†日本酒では「蒸米」を発酵させ「麹」を作り、これとは別に「蒸米」に「麹」「酵母」などを加え培養(発酵)した「酒母」を作り、これに「蒸米」「麹」などを加え熟成(発酵)させる、こうした発酵工程を繰り返すことを指すものか†]
◆蒸した米(酒の原料にするもの)を麹(こうじ)に加え発酵させる、「【齊民要術:卷第七:造神麴并酒:祝麴文】若作秫黍米酒一斗麴殺米二石一斗第一酘米三斗停一宿酘米五斗又停再宿酘米一石又停三宿酘米三斗…」[†日本酒でいう「酒母」に当たるものか†]
【骰】骨10+4=総画数14 U+9AB0 [トウ、ズ/]
◆賽子(さいころ)、正六面体(或いは板状・棒状のもの)で各面に数字や記号が記されたもの、賭博やゲームgameなどで投げて出た目で競うための道具、「骰子(トウシ)」
【比】
比4+0=総画数4 U+6BD4 [ヒ、ビ/くら・べる、なら・ぶ、たぐい、ころ]
◆同様・同等のものが並ぶ、並べる、「比肩(ヒケン)」
◆類(たぐい)、性格・性質が共通しているもの、またその集まり
◆(同様・同等のものを)並べて大小・長短・優劣・多少などを較(くら)べる、また違いを調べる、「比較(ヒカク)」
◆集団(同様・同等のものの集まり)の構成要素それぞれの割合(わりあい)、「比率(ヒリツ)」
◆例(たと)える、他の同じようなものを例に挙げて譬(たと)える、「比喩(ヒユ)」
◆頻(しき)り、同じように繰り返すこと、「比比(ヒヒ、頻りに、繰り返し)」「比年(ヒネン、毎年)」
◆この頃、近頃(ちかごろ)
◆くらべる、ならびひ、部首名
【妣】女3+4=総画数7 U+59A3 [ヒ/]
◆母親
◆亡くなった母親に対する呼称、父親は「考」、妻は「嬪」、「【禮記:曲禮下】生曰父曰母曰妻死曰考曰妣曰嬪」
【屁】尸3+4=総画数7 U+5C41 [ヒ/へ]
◆肛門から体外に出る腸内のガスgas、おなら
◆取るに足らないもの、役に立たないもの
◆尻(しり)
【庇】广3+4=総画数7 U+5E87 [ヒ/ひさし、かば・う]
◆ひさし、屋根の建物の外壁から外に張り出した部分、窓や扉の上に設けた雨や日差しを遮(さえぎ)るための小さな屋根
◆かば・う、覆う、覆い被(かぶ)さる、覆い被さるようにして守る
【批】手3+4=総画数7 U+6279 [ヘイ、ハイ、ヒ/]
◆平手で軽く摩(さす)る、(表面を)さぁっと撫(な)でる、同「𢱧」
◆良し悪(あ)しや是非を判定する
◆評価や意見、またその言葉、コメントcomment
【昆】日4+4=総画数8 U+6606 [コン/]
◆兄、「昆弟(コンテイ、兄弟)」、同「晜」
◆同じところに集まる、同「同」
◆「昆虫(コンチュウ)」、節足動物のうち汎甲殻類(ハンコウカクルイ)六脚亜門(ロッキャクアモン、三対六本の脚がある種)昆虫綱に属する虫の総称、よく群れ集まることから
◆「昆吾(コンゴ)」、古地名、山名、現河南省濮陽ボクヨウ市、この山からは火のように赤い銅が産出されるといい、この銅で作った剣(つるぎ)は名刀とされ「錕鋙(コンゴ)の剣」と呼ばれる、「【山海經:中山經】又西二百里曰昆吾之山其上多赤銅(此山出名銅色赤如火以之作刀切玉如割泥也周穆王時西戎獻之尸子所謂昆吾之劍也…)」
【枇】木4+4=総画数8 U+6787 [ヒ、ビ/]
◆鼎(かなえ、煮炊き用の器)から生贄を出すための大きな木製の匙(さじ)、同「朼」
◆歯の目が細かい櫛(くし)、同「篦」、目が粗いものは「梳」、総称して「櫛」、「【說文解字注:木部:櫛】梳比之總名也(比讀若毗疏者為梳密者為比)」
◆「枇杷(ビワ)」、バラ科ビワ属の果樹、実の形が楽器の琵琶(ビワ)に似ていることから「玨」を「木」に変え「枇杷」としたもの
【沘】水3+4=総画数7 U+6C98 [ヒ/]
◆川名、別名「淠水(ヒスイ)」、沘山(ヒサン、現安徽省六安リクアン市霍山カクザン県)を源とし北流して淮ワイ水(淮河ワイガ)に注ぐ、同「淠」、「【水經注釋:卷三十二:沘水】沘水出廬江灊縣西南霍山東北…地理志曰沘水出沘山不言霍山沘字或作淠…」
◆「泗沘(シビ、サビ사비)」、朝鮮百済(クダラ、ベクッチェ백제)の都、現忠清南道チュンチョンナムド충청남도扶餘郡プヨグン부여군
【皆】白5+4=総画数9 U+7686 [カイ、ケ/みな、みんな]
◆揃って、一緒に、共に、同「倶」「偕」
◆[日]みな、全て、全部
◆[日]みんな、全ての人
【砒】石5+4=総画数9 U+7812 [ヘイ、ハイ、ヒ/]
◆ヒ素(砒素、Arsenic、As)の旧名、現「砷」
◆ヒ素化合物
【秕】禾5+4=総画数9 U+79D5 [ヒ/しいな]
◆しいな、殻の中に実がないか十分に大きくなっていない穀物、実の入りが悪い穀物、出来の悪い穀物、米は「粃」
◆形だけで実がない、出来が悪い、「秕政(ヒセイ、形だけで中身のない政治、悪政)」、同「粃」
【粃】米6+4=総画数10 U+7C83 [ヒ/しいな]
◆しいな、殻の中に実がないか十分に大きくなっていない米、実の入りが悪い米、出来の悪い米、同「粊」「𥺟」、穀物は「秕」
◆形だけで実がない、出来が悪い、「粃政(ヒセイ、形だけで中身のない政治、悪政)」、同「秕」
【紕】糸6+4=総画数10 U+7D15 [ヒ、ビ/]
◆白糸(しろいと)使った衣冠や旗などの縁飾り
◆衣服や布の縁(へり)が解(ほつ)れる、綻(ほころ)ぶ、同「𦀘」
◆乱れる、間違える、「紕繆(ヒビュウ)」
◆「氐(テイ)」族が作る獣毛を使った厚手の繊維製品、フェルトfeltの類、「紕𦋺(ヒケイ)」、「【汲冢周書(逸周書):王會解】請令以丹青白旄紕𦋺江歴龍角神龜爲獻」
【豼】豸7+4=総画数11 U+8C7C [ヒ、ビ/]
◆「豼貅(ヒキュウ)」◇伝説上の神獣で姿は鹿または龍に似るという◇キツネ(狐)またヒョウ(豹)に似るという白い獣、戦ができるように調教したとされる◇勇猛な兵士、また軍隊◇「天䴪(テンロク、天からの恵みを齎す神獣とされる)」と「辟邪(ヘキシャ、ヘキジャ、災禍を避ける神獣とされる)」を併せた呼称(別称)とされるが未詳、【維基百科:貔貅】
【毛】
毛4+0=総画数4 U+6BDB [ボウ、モウ、モ/け]
◆生物の表皮に生える細長い糸状のもの
◆細長いものがたくさんあるさま、細く弱々しいさま
◆草木が生え出る
◆草木や穀物が生える、また草木や穀物
◆粗末なさま
◆[日]千分の一、10の-3乗、ミリmilli、中国では「毫(ゴウ)」が用いられる
◆け、部首名
【尾】尸3+4=総画数7 U+5C3E [ビ、ミ/お]
◆動物の尻の辺りから後ろに細く長く突き出ているもの、しっぽ(尻尾)
◆長いもの(長く続いているもの)の後ろ、末端(マッタン)
◆「孳尾(ジビ)」、動物が交わり(交尾コウビして)子を生む
◆二十八宿東方青龍(セイリュウ)の第六宿
◆[日]魚を数える語
【瓱】瓦5+4=総画数9 U+74F1 [/ミリグラム]
◆[日]ミリグラムmilligram(milligramme、mg)、重量の単位、1mg=0.001g、「瓦(グラムgram)」と「毛(千分の一)」を組み合わせた和製の漢字、中国では「毫克」「兞(旧単位)」
【眊】目5+4=総画数9 U+770A [ボウ、モウ/]
◆ぼんやりしている、はっきりと見えない(見分けがつかない)
◆「眊眊(ボウボウ)」◇ぼんやりしている(する)さま◇疎(おろそ)かなさま、なおざりにするさま
◆「眊矂(ボウソウ)」、思い通りにならず苛立(いらだ)つさま、思いが達せられずがっかりするさま、同「毷氉」
◆老(お)いる、同「耄」、「老眊(ロウボウ、老人)」
【竓】立5+4=総画数9 U+7AD3 [/ミリリットル]
◆[日]ミリリットルmL、体積の単位、1mL=1/10cL=1/100dL=1/1000L
【粍】米6+4=総画数10 U+7C8D [/ミリメートル]
◆[日]ミリメートルmillimeter(millimetre, mm)、長さの単位、1mm=0.001m、「米(メートル)」と「毛(千分の一)」を組み合わせた和製の漢字、中国では「毫米」「公釐(台湾)」
【耄】老6+4=総画数10 U+8004 [ボウ、モウ/]
◆老齢(九十歳、或いは八十歳・七十歳)であるさま、年老いた人、同「旄」
◆年老いて動作や判断が鈍(にぶ)いさま、同「旄」
【耗】耒6+4=総画数10 U+8017 [コウ、モウ/]
◆繰返し使うことによって少しずつ小さくなる、また細る、また減る、また弱る、また衰(おとろ)える、同「消」「秏」
◆便(たよ)り、消息(ショウソク)
【髦】髟10+4=総画数14 U+9AE6 [ボウ、モウ/]
◆髪を眉(まゆ)の辺りまで垂らすさま、またそのような子供の髪形、同「𩭾」「髳」
◆馬などの鬣(たてがみ)
◆髪や毛の中で一本だけ長く伸びた毛
◆飛抜(とびぬ)けているさま、傑出(ケッシュツ)しているさま
【魹】魚11+4=総画数15 U+9B79 [未詳/とど]
◆魚名、未詳、「【野記:四卷】嘗得公牒列海味名…魹䱕…」
◆[日]トド(胡獱)、アシカ科トド属の海生哺乳類
◆[日]地名用字、「魹ヶ崎(とどがさき、岩手県宮古市)」
【麾】麻11+4=総画数15 U+9EBE [キ/さしまね・く]
◆戦(いくさ)で指揮する大将(指揮者)の旗印(はたじるし)、同「戯」
◆(旗を振って、手で指し示して)合図する、指図(さしず)する、呼び寄せる
◆「麾下(キカ)」、旗(指揮者)の下にある家来また兵士
【氏】
氏4+0=総画数4 U+6C0F [シ、ジ/うじ]
◆「姓(セイ、祖先の名を受け継ぐ血族・部族)」から分かれて居住地名・職名・身分名などを名乗る集団、同「𠂩」、古く「姓」「氏」は上記のように別義であったが、出自(シュツジ)を表すという点では同じことから、漢代 (前202年~220年)の頃からはほぼ同義に用いられるようになったという、ちなみに人名は「姓氏(セイシ、出自を表す名)」と「名(メイ、な、同姓の人を識別するための名)」から成る、「【康熙字典:辰集下:氏部:氏】…《古今印史》𠂩承旨切族下所分也古者姓統族族統𠂩適出繼位之餘凡側出者皆曰𠂩…」
◆王朝名、国名
◆男性に対する敬称
◆うじ、部首名
【帋】巾3+4=総画数7 U+5E0B [シ/かみ]
◆植物などの繊維を抄(す)き薄く平らにしたもの、paper
【昏】日4+4=総画数8 U+660F [コン/くら・い]
◆太陽が沈んで薄暗くなる、日が暮れる、同「𣄼」「𣇲」
◆辺りが暗くなって見えなくなる、また正しい道が分からない
◆頭がぼんやりして意識がなくなる
◆娶る(めとる、他家の女性を妻として迎える)、嫁ぐ(とつぐ、他家の男性のところに妻として入る)、夫婦になる、同「婚」、「女昏」は黄昏(たそがれ)時に嫁を迎えて婚礼を行ったことから、「【白虎通:卷四上:嫁娶】婚者昏時行禮故日婚」
【祇】示5+4=総画数9 U+7947 [キ、ギ、シ/]
◆地の神
◆心安らかなさま
◆大きい、大きいさま
◆只(ただ)、ただ~だけ、ただひたすらに、同「祗」
注解:別「祗」
【紙】糸6+4=総画数10 U+7D19 [シ/かみ]
◆植物などの繊維を抄(す)き薄く平らにしたもの、paper
【舐】舌6+4=総画数10 U+8210 [シ、ジ/な・める]
◆舌先で撫(な)でるようにする、舌先で掬(すく)い取る
【气】
气4+0=総画数4 U+6C14 [キ、ケ/]
◆空中に立ち籠(こ)める「気」
◆繁「氣」
◆きがまえ、部首名
【汽】水3+4=総画数7 U+6C7D [キ、ケ/]
◆蒸気、液体また固体が気化したもの
【水】
水4+0=総画数4 U+6C34 [スイ/みず、みな、み]
◆器などに入れると水平になる(器に合わせて形を変える)液体、液状のもの、酸素と水素からなる液体 H
2O、(一般には人工的に他のものを加えていない水・澄んでいる水・常温の水を指す)
◆川・沼・湖・海など(水のあるところ)を指す語、特に川・河・江(水の流れ)を指す
◆汁状のもの、汁が多いもの(水っぽいもの)
◆五行(木・火・土・金・水)の一つ
◆[日]七曜(ななよう、中国では「星期セイキ」)の一つで「水曜日(スイヨウビ、中国では「星期三」)」
◆みず、部首名
【冰】冫2+4=総画数6 U+51B0 [ヒョウ/こおり、ひ]
◆凍(こお)る、凍って固まる、同「仌」「冫」
◆水が凍って固体になったもの
◆(氷のように)透き通っているさま、また曇りや汚(けが)れがないさま
【尿】尸3+4=総画数7 U+5C3F [ジョウ、ニョウ/ゆばり]
◆小便、同「㞙」「溺」、「【龍龕手鑑:卷一:尸部第三十四:{⿰尿尾}】古𡱤𡲳𡱴三俗尿今𡲘正奴弔反腹中水也」
【閖】門8+4=総画数12 U+9596 [スイ/ゆり]
◆[日]「閖前(ゆりまえ)」、地名、宮城県石巻市
◆[日]「閖上(ゆりあげ)」、地名、宮城県名取市
【火】
火4+0=総画数4 U+706B [カ/ひ、ほ]
◆ものが燃える時に発生する光や色や炎や熱など
◆ものが赤々と燃える、また焼く
◆(火が勢いよく燃えるように、また顔を紅潮させて)怒る、(火が弾けるように)突然怒り出す
◆(火が激しい勢いで燃え広がるように)差し迫ったさま
◆五行(木・火・土・金・水)の一つ
◆十二章紋の一つ
◆七曜(日月火水木金土)の一つ
◆軍隊で十人の兵で組織された隊、唐代ではで一火(兵十人)ごとに隊長を置き、五火を一団とした
◆ひ、部首名
【炎】火4+4=総画数8 U+708E [エン/ほのお]
◆ものが燃(も)えて明るく赤く立ち昇る部分、「火」は「ものが燃えた時に発生する光や色や炎や熱など」を総じたもの
◆火が激しく燃え上がる、(炎のように)勢いよく盛んなさま
◆熱い、火で焼かれているかのように熱い
◆熱や激しい痛みなどを伴う病気
【狄】犬3+4=総画数7 U+72C4 [テキ、ジャク、チャク/]
◆北方の異民族を指す語、「北狄(ほくてき)」、東は「夷、東夷」、西は「戎、西戎」、南は「蠻、南蠻」
◆遠い、遠く離れているさま、遥か遠いさま、同「逖」
【畑】田5+4=総画数9 U+7551 [/はた、はたけ]
◆[日]焼畑(やきばた)、草などを焼き、その灰を肥料として農作物を栽培する耕作地
◆水を張らずに(但し水やりはする)農作物を栽培する耕作地、同「畠」
◆[日]専門分野
【秋】禾5+4=総画数9 U+79CB [シュウ、シュ/あき、とき]
◆穀物の実が成熟して収穫する季節
◆物事に取り掛かる時、機が熟す重要な時、大切な時期
【耿】耳6+4=総画数10 U+803F [コウ、キョウ/]
◆きらきらと光る
◆気掛かりなこと(心中で小さな光がちかちかと点滅する)があって心穏やかでないさま
◆意思が固いさま、信念を曲げないさま
◆「耿介(コウカイ)」、何にも屈せず信念を貫くさま、「【楚辭:離騷經】彼堯舜之耿介兮(…)既遵道而得路」
【爪】
爪4+0=総画数4 U+722A [ソウ、ショウ/つめ]
◆手足の指先の硬(かた)い部分、鳥獣の手足の先の硬い部分
◆指先で掴(つか)み取る、抓(つま)み取る
◆つめ、つめかんむり、つめがしら、部首名
【妥】女3+4=総画数7 U+59A5 [タ、ダ/]
◆座りがよい、落ち着く、安定している、同「綏」「𢼻」
【孚】子3+4=総画数7 U+5B5A [フ/]
◆育(はぐく)む、大切に育(そだ)てる
◆卵を孵(かえ)す、卵が孵(かえ)る、同「孵」
◆殻(から)に包まれた卵や実や種子、また卵や実や種子を覆う殻
◆誠(まこと)、嘘偽り(うそいつわり)のない心からの気持ちや言行(ゲンコウ)
【抓】手3+4=総画数7 U+6293 [ソウ、ショウ/つま・む、つね・る]
◆つま・む、(指や箸などの長いものを使って)掴(つか)む、また掴み取る、同「摘」「撮」
◆爪を立てて掻(か)く、同「搔」
◆[日]つね・る、指先で掴んで捻(ひね)る
【枛】木4+4=総画数8 U+679B [ソウ、ショウ/]
◆木の棘(とげ)
【笊】竹6+4=総画数10 U+7B0A [ソウ、ショウ/ざる]
◆細く割った竹を編んだ(比較的小さく浅い)籠(かご)、「笊籬(ソウリ)」
注解:別「笟」
【覓】見7+4=総画数11 U+8993 [ベキ、ミャク/もと・める]
◆探(さが)す、探し求める、同「覛」
【父】
父4+0=総画数4 U+7236 [フ、ブ、ホ/ちち]
◆男親(おとこおや)、家長(カチョウ)
◆家族・親族・種族・民族などを率(ひき)いる男性
◆名前の後に付けて用いる男子の美称、同「甫」
◆年長また老年の男性に対する敬称
◆ちち、部首名
【交】亠2+4=総画数6 U+4EA4 [コウ、キョウ/か・わす、まじ・わる、ま・ざる]
◆形や状態などが"+X"字形(交差する)ような形になるさま、違う方向から進んできたものが一点で出会うさま、交叉(コウサ)するさま、同「䢒」
◆互いに行き来し合う、付き合う
◆互いに遣(や)り取りする
【斧】斤4+4=総画数8 U+65A7 [フ/おの]
◆(刃渡りが弓形・半月形をした)ものを切るための刃物、また武器、重みがあり叩(たた)き付けるようにしてものを切る、またそれでものを切る、同「𨨞」「鈇」
【爻】
爻4+0=総画数4 U+723B [コウ、ギョウ/]
◆周易(シュウエキ、周代に成ったとされる占い法)で使われる記号で、陽(⚊、陽爻)と陰(⚋、陰爻)がある、これを三つ組み合わせたものが八卦(ハッカ、ハッケ)
◆「爻辞(コウジ)」、「爻」の意味を説明したもの
◆こう、めめ、部首名
【駁】馬10+4=総画数14 U+99C1 [ハク、ホク、バク/ぶち]
◆毛色が斑(まだら)な馬、何色かの毛色が交った(或いは同色で濃淡がはっきりしている)馬、同「駮」
◆白黒(或いは何色かの色)が入り交じる
◆他の意見に対しその異を説く、反論する、同「駮」
【爿】
爿4+0=総画数4 U+723F [ショウ、ソウ/]
◆寝台、座ったり横になったりできる長椅子、同「牀」
◆しょうへん、部首名
注解:「片」と「爿」についての備考、「【康熙字典:巳集中:爿部:爿】…〇按徐鍇素稱博洽果唐本說文有爿部鍇卽唐宋閒人不應云無且玉篇亦無爿部類篇爿字偏旁歸幷片部篇海止有牀部亦俱無爿部司馬光曰傳寫之譌片或作爿此皆祖述說文若據周鄭二家而廢徐氏之說亦未爲當存以俟考又字彙蒲閑切音瓣爿片未知所據然爿片二字今俗音有之」
【壯】士3+4=総画数7 U+58EF [ソウ、ショウ/さか・ん]
◆体格が大きく立派なさま、気力が充実しているさま、逞(たくま)しいさま、同「奘」
◆大きいさま、立派なさま、大きく力強いさま
◆チワン族、中国南東部広西コウセイ壮チワン族自治区周辺からベトナム北部にかけて居住する民族、「壯族、壮族(ソウゾク)」、古くは「獞族、僮族(トウゾク)」と呼ばれた
注解:別「𡉟」
【妝】女3+4=総画数7 U+599D [ソウ、ショウ/]
◆白粉(おしろい)・頬紅(ほおべに)・黛(まゆずみ)などで装い飾る、同「粧」
◆(衣服を纏ったり化粧をしたりして)身形(みなり)を整える、同「裝」
【狀】犬3+4=総画数7 U+72C0 [ソウ、ジョウ/]
◆形、姿形(すがたかたち)、有様(ありさま)、情況(ジョウキョウ)、様子(ヨウシ、ようす)
◆様子を述べる、言い表す、またその文書や手紙
【片】
片4+0=総画数4 U+7247 [ヘン/かた]
◆切って(切り開いて、切り裂いて)薄く広げたもの、薄く平らなもの
◆大きなものを小さく分けたその一つ、小さいもの
◆少しであるさま、僅(わず)かなさま、「片言(ヘンゲン、簡単・簡潔な言葉)」
◆[日]組み合わさって一つになるものの一方
◆かた、かたへん、部首名
注解:「片」と「爿」についての備考、「【康熙字典:巳集中:爿部:爿】…〇按徐鍇素稱博洽果唐本說文有爿部鍇卽唐宋閒人不應云無且玉篇亦無爿部類篇爿字偏旁歸幷片部篇海止有牀部亦俱無爿部司馬光曰傳寫之譌片或作爿此皆祖述說文若據周鄭二家而廢徐氏之說亦未爲當存以俟考又字彙蒲閑切音瓣爿片未知所據然爿片二字今俗音有之」
【沜】水3+4=総画数7 U+6C9C [ハン/]
◆水(川・海・湖・池など)と地面の境目(さかいめ)、岸辺(きしべ)、水面よりも高くなっているところ(地面が現れているところ)、同「泮」「畔」「溿」
【牙】
牙4+0=総画数4 U+7259 [ガ、ゲ/きば]
◆動物の鋭く尖った大きな歯、前歯(切歯、セッシ)と奥歯(臼歯、キュウシ)の間にある犬歯(ケンシ)
◆(牙のように)尖って突き出た形のもの
◆ゾウ(象、ゾウ科の哺乳類)の長く伸びた門歯(モンシ、切歯)、「象牙(ゾウゲ)」
◆官庁舎・役所の古称、後には「衙」が用いられる、軍の主将の居城を「牙城(ガジョウ)」、そこに掲げられる旗を「牙旗(ガキ)」
◆仲買人(なかがいにん)
【冴】冫2+5=総画数7 U+51B4 [コ、ゴ/さ・える]
◆こお-る(こほル)、氷がかたくいてつく、こごえるように冷たい、【漢字源:冫部:冴】[†用例が見つけられなかった、「𠖱」がほぼ同義†]
◆[日]さ・える、氷のように澄(す)む、遮(さえぎ)るものがなく澄み渡る
【呀】口3+4=総画数7 U+5440 [ガ、ゲ、ヤ/]
◆口を大きく開く、口を大きく開けて声を出す
◆大きく広がっているさま
◆「ああ!」「おう!」などの感嘆の声
◆「ヤァ」などの音を表す音写字、「【東溟奏稿(テキスト版):卷之二:計開】…呀四、嗶得哪、■〈口目〉哪、梨四、𠲖𠯆。」
【穿】穴5+4=総画数9 U+7A7F [セン/うが・つ、は・く、ほじく・る]
◆穴を開ける、孔(あな)が開く
◆反対側まで通(とお)す、貫(つらぬ)く、同「串」
◆(狭いところを)通り抜ける
◆は・く、袴(はかま)やズボンjupon[仏]などを身に着(つ)ける、靴や靴下などを履(は)く、「衣類などに足を通す」の意
【芽】艸3+5=総画数8 U+82BD [ガ、ゲ/め]
◆草木の生え出たばかりのもの
◆生え出て伸びようとしている、或いは咲こうとしている、またそのような状態、またそのような状態のもの
◆物事の始まる兆(きざ)し
【訝】言7+4=総画数11 U+8A1D [ガ、ゲ、ゲン/いぶか・る]
◆客を出迎える、客が来る方に出向いて行って迎える、同「迓」「這」
◆不思議に思う、疑い怪しむ
【谺】谷7+4=総画数11 U+8C3A [カ、ケ/こだま]
◆「谽谺(カンカ)」、(大地を切り裂いたような谷が)深く大きく広がっているさま、同「谽呀(カンガ)」「豁閜(カツカ)」
◆[日]木霊(こだま)、樹木の精霊、山彦(やまびこ)
【邪】邑3+5=総画数8 U+90AA [シャ、ジャ、ヤ/よこしま]
◆ずれる、傾く、逸(そ)れる、片寄る、曲がる、歪(ゆが)む
◆正常でない、本来の姿形や状態と違っている、本来の姿やあり方でない、同「衺」
◆~か、~や、句末に付けて疑問・反語・感嘆の意を表す語、同「耶」
◆「琅邪(ロウヤ)」、現山東省東南部から江蘇省東北部にかけての地にあった古地名、同「琅玡」「琅琊」「瑯琊」
【雅】隹8+5=総画数13 U+96C5 [ガ、ゲ/みやび]
◆正統な、由緒(ユイショ)正しい
◆上品な、上品で優美な
◆もとより、平素から
◆カラス(烏、鴉)、カラス科カラス属の鳥、また同属の鳥の称、同「鴉」「烏」
【鴉】鳥11+4=総画数15 U+9D09 [ア、エ/からす]
◆カラス(烏、鴉)、カラス科カラス属の鳥、また同属の鳥の称、同「烏」「雅」、同「烏鴉(オア、オウ)」「孝鳥(コウチョウ)」
【牛】
牛4+0=総画数4 U+725B [ギュウ、グ、ゴ/うし]
◆ウシ(牛)、ウシ目の哺乳類の総称、特に家畜のウシを指す
◆(牛のように)強情な、傲慢な
◆二十八宿北方玄武(ゲンブ)の第二星
◆「牛蒡(ゴボウ)」、キク科ゴボウ属の草、「牛蒡子(ゴボウシ、ゴボウの種、乾燥させて生薬として利用される)」
◆「紫金牛(シキンギュウ)」、ヤブコウジ(藪柑子)、サクラソウ科ヤブコウジ属の木
◆「天牛(テンギュウ)」、カミキリムシ(髪切虫、天牛)、カミキリムシ科の虫の総称
◆うし、部首名
【件】人2+4=総画数6 U+4EF6 [ケン、ゲン/くだん、くだり]
◆分(わ)ける、区分(くわけ)する、区分けされているものを数える語、物や事(こと)を数える語
◆事、事柄(ことがら)
◆[日]くだん、くだり、前に取り上げた事柄
【吽】口3+4=総画数7 U+543D [ウン、ゴウ、グ、イン、オン/]
◆牛が吼(ほ)える、またその声
◆二頭の犬が争い吠(ほ)え合う、またその声
◆「阿吽(アウン)」、最初(阿ア)と最後(吽ウン)
◆音(オン、おと)や声(こえ)などを表す音写字、「【東溟奏稿(テキスト版):卷之二:計開】…馬吽𡁠…」「【道法會元:卷之九十二:先天六一天喜使者大法:運雷呪】唵吽吽啵吒婆{⿰口伽}嗎{⿰口成}咭唎{⿰口順}…」
【犬】
犬4+0=総画数4 U+72AC [ケン/いぬ]
◆イヌ科の動物の総称、同「狗」、敢えて区分するとすれば大形のものが「犬」、小形のものが「狗」
◆つまらないもの、(自らを卑下して)つまらないもの
◆「犬馬(ケンバ)」◇イヌ(犬)とウマ(馬)◇(謙って自らを指し、犬馬のように労を厭わない)卑しい者
◆いぬ、部首名
【伏】人2+4=総画数6 U+4F0F [フク、ブク/ふ・す、ふ・せる]
◆体を屈(かが)め頭を下げ視線を下に向ける
◆腹這い(はらばい)になる
◆姿勢を低くして(頭を下げて)物の下に隠れる、また隠す
◆(願い事をする・目上の人に申し上げる・頷くなどの場合のように)頭を下げる
◆(頭を下げることから)従う、屈服する
◆「三伏(サンプク)」、夏の暑い時期を三つの旬に分けた初伏(夏至後の三回目の庚の日)・中伏(夏至後の四回目の庚の日)・末伏(立秋後の最初の庚の日)の総称
【吠】口3+4=総画数7 U+5420 [ハイ、バイ/ほ・える]
◆犬が不審なものに対して威嚇(イカク)するように鳴く、また同類に対して合図するように叫ぶ
【戾】戸4+4=総画数8 U+623E [レイ、ライ/]
◆(犬が扉の下から出ようとして体を)捩(よじ)る
◆捩(ね)じ曲げる、捻(ひね)り回す
◆逆方向に向く、逆らう、道義や道理に反する、「あるべき本来の姿ではない或いはそれに反している」の意
◆至る、届く
注解:別「戻」、但し日本では「戻」と「戾」が同義に用いられる
【犾】犬3+4=総画数7 U+72BE [ギン、ゴン/]
◆二頭の犬が互いに噛(か)み付き合う、また吠え合う
【突】穴5+4=総画数9 U+FA55 [トツ、ドチ/つ・く]
◆犬が穴から急に飛び出す、また飛び出てくる
◆急に、不意に
◆つ・く、撞(つ)く、(棒状のものを正面から)まっすぐに当てる
◆そこだけ凸状に飛び出ているさま、またそのような形
【臭】自6+4=総画数10 U+FA5C [シュウ、シュ/にお・い、くさ・い]
◆匂(にお)い、鼻(はな)で感じ取るものの総称
◆物が腐(くさ)ったような臭(にお)い、不快な匂い、嫌(いや)な匂い、同「臰」
【默】黑12+4=総画数16 U+9ED8 [ボク、モク/だま・る]
◆(話を止めて)口を噤(つぐ)む、語(かた)らない、口を利かず静かにする
【黙】黑11+4=総画数15 U+9ED9 [ボク、モク/だま・る]
◆(話を止めて)口を噤(つぐ)む、語(かた)らない、口を利かず静かにする
【王】
玉4+0=総画数4 U+738B [オウ/]
◆天下を統治する者、またその一族、「三つの横棒はそれぞれ天人地を表しそれらを纏め治める者」の意
◆国を治める者、秦代以降は国の統治者を「皇帝」と呼び皇帝によって与えられた領土を治める者を「王」とした
◆一族・一類に君臨する者
【主】丶1+4=総画数5 U+4E3B [シュ、ス/おも・な、おも・に、ぬし、あるじ]
◆蝋燭やランプなどの灯心、同「炷」
◆多くの中で特に重要な、またそのような人
◆中心となるもの、中心にあるもの、またそのような人
◆司(つかさど)る、中心となって統治・統括する、またそのような人
【再】冂2+4=総画数6 U+518D [サイ、サ/ふたた・び]
◆同じことが更にもう一度繰り返される、もう一度、二度、二回、二重
【匡】匚2+4=総画数6 U+5321 [キョウ、コウ/ただ・す]
◆四角い箱状の籠(かご)、同「筐」
◆本来の形に正(ただ)す、誤りを正す
◆救う、助ける
【呈】口3+4=総画数7 U+5448 [テイ、ジョウ/]
◆示(しめ)す、はっきりと分かるように広げて見せる、同「𧵋」
◆まっすぐに差し出す
◆下級の者が上級の者に差し出す文書
注解:本来の字形は{⿱口𡈼}、「𡈼{⿱ノ土}」の音は「テイ、ジョウ」で「呈」の音符
【尫】尢3+4=総画数7 U+5C2B [オウ/]
◆体(背や腰や脚など)が曲がっているさま、またそのような人、同「尣」
◆(病人のように)痩(や)せ細って弱々しいさま
【弄】廾3+4=総画数7 U+5F04 [ロウ、ル/もてあそ・ぶ、いじ・る、いじ・くる]
◆(美しい石を)手に取り飽くことなく触れたり眺めたりする、また愛(め)でる
◆楽器を奏(かな)でる、「音楽を愛でる」の意
◆(相手が嫌がるのも構わずに)むやみに手を加える、意味もなくあれやこれやに手を出す
◆両側に家が建ち並ぶ路地、小路
【抂】手3+4=総画数7 U+6282 [キョウ、ゴウ/]
◆乱れる、曲(ま)がる、歪(ゆが)む、「撟抂(キョウキョウ、乱れ・曲がり・歪みなどを本来の形に直し整えること)」、「【前漢書(漢書):卷十四:諸侯王表第二】宮室百官同制京師可謂撟抂過其正矣(師古曰撟與矯同抂曲也正曲曰矯…)」
【旺】日4+4=総画数8 U+65FA [オウ/]
◆美しい光が四方に輝き広がる、同「𣇭」
◆勢いがあるさま、盛んなさま、活力や気力が満ち溢れるさま
【枉】木4+4=総画数8 U+6789 [オウ/ま・げる]
◆曲(ま)げる、押し曲げる
◆歪(ゆが)める、歪曲(ワイキョク)する、「枉法(オウホウ、法を曲げる)」
◆ま・げて、(法理や考えを曲げてでも)何とかして
【汪】水3+4=総画数7 U+6C6A [オウ/]
◆深々とした水が広がっているさま、同「瀇」
◆水が溜(たま)まったところ、水溜まり
◆涙(なみだ)、涙が溢(あふ)れるさま
【狂】犬3+4=総画数7 U+72C2 [キョウ、ゴウ/くる・う、くる・おしい]
◆常軌(ジョウキ)を逸(イッ)している、正気でない、普通でない、同「𤝵」「𢙌」
◆並外れている、程度が甚(はなは)だしい
◆[日]滑稽(コッケイ)な
【皇】白5+4=総画数9 U+7687 [コウ、オウ/きみ、すめら]
◆君主、偉大な王、天下を治める者
◆大きい、偉大な、神々(こうごう)しい
◆煌々(コウコウ)と光り輝く、輝かしい、明々とした光が四方に広がる、同「煌」
◆祖先に対する敬称
◆[日]天下を治める者を指す語、「天皇」
【閏】門8+4=総画数12 U+958F [ジュン、ニン/うるう]
◆天体の運行を基にした一年(実際の一年)と暦(こよみ)の一年の差を調整するために設ける日、暦を作る際には実際の一年にできるだけ近く且つ超えないように作るため、何年かに一度は暦の一年と実際の一年との間に一日分以上の差ができる、その年は例年よりも一年の日数を一日増やすことで暦を実際に合わせる、この年を「閏年(ジュンネン、うるうどし)」、その月を「閏月(ジュンゲツ、うるうづき)」という
◆副(ふく)、本来のもの(正統なもの)ではないさま、「閏位(ジュンイ、正統ではない者が王位に就くこと、王位に就いた者が正統な者でないこと)」
【頊】頁9+4=総画数13 U+980A [キョク、コク/]
◆「頊頊(キョクキョク)」、茫然自失(ボウゼンジシツ)のさま
◆「顓頊(センギョク)」、伝説上の帝王の名、五帝の一人
注解:別「𩑙」